〜チラシ裏過去ログ〜 -とある神姫の駄文日記-


◇ 最近の過去ログ ◇
† 2018年(最近)〜のチラシの裏日記 † -とある神姫の駄文日記- →2017年(※続・超大和型戦艦紀伊関連)


◇直近過去ログ暫定追加

超大和型考察駄文、WoWS「薩摩」 +艦これ関連※(開閉)

◇46cm三連装砲と51cm連装砲の外観差異について

◇大和型搭載「46cm三連装砲」と超大和型搭載「51cm連装砲」の外観と形状の差異について
 性能面での連装の理由は過去ログ連装と三連装の違いに書きましたが、斉射の投射数より一発でも当てれば轟沈の威力を優先させた結果。
 その他超大和型紀伊に関して古い分は過去ログにリンクまとめ。その後の追記や新検証更新分は最新からログに大量に。
 紀伊の迷彩に関しては否定根拠最新ログの下のほうに。安易な勘違いの連鎖いい加減やめてもらいたいorz

 見た目で誰でも判る特徴は「主砲身が3本→2本」。
 前述のように減って弱くなったのでなく大幅強化されているわけですが、プラモの場合コスト理由からの大和型流用キットの都合と考証不足でせっかく立体化されても残念な場合が多く。

 これに伴い連装の場合中央にスペースができ強引に寄せる必要がないため、天蓋前方の小さな出っ張り「旋回手用照準望遠鏡」(※旋回角度計測)もバランスよく中心線上に。
 各光学観測機器を潜望鏡のような感じに複数人が上下・左右・速度と方向を分担で計測、それぞれの算出諸元で未来位置を予想し砲撃。
 偏りがないため観測精度も僅かに上がりますが射撃距離が距離なので本当に誤差。それより機械的に偏りがなく整備性や内部での操作性が妖精さんの作業的に向上のほうが影響大きく。

 まあ実際の運用では艦橋上の簪みたいな測距儀と水上電探で半機械式で計算して伝達指示通りに射撃ですが、水平線より接近して砲塔から目視可能距離で乱戦になれば「主砲塔、砲撃自由」で目標だけ指定され丸投げの場合砲塔だけで観測して準備でき次第砲撃。
 散布界は弾道射撃時に大きく影響するのであって仰角が低い場合は敵味方双方命中率が跳ね上がり、距離が近ければ威力も激増するので全砲門の準備待って射撃しているくらいなら僅かでも早いサイクルでとにかく撃ちたい状況。
 米艦でさえ46cm砲の時点で主砲天蓋と一部バイタル構造部くらいしか耐えられないので夾叉出た時点でほぼ詰み。零距離(仰角ゼロの水平射撃)まで近寄ってきたら問答無用で貫通ですが…史実では結局そんな距離まで寄ってくる敵戦艦はいなかったという。そりゃ専門家揃いなんだから艦の規模から容易に威力と損害予想できてまずは空襲エンドレスになる…
 紀伊の51cm砲なんて…口径知ったうえで防空戦艦の本領発揮して空襲耐えきったらたぶん全力で撤退されますね。敢えて掛かってくるのは数倍規模の大艦隊かハルゼー提督みたいな指揮官の場合くらい。

 大和では前盾の中央砲身・右砲身の間に掛けられていた梯子も当然置けるなら中央位置に。
 戦闘中は登らないので旋回手用が真正面に来てすぐ整備できるようにするはずと。というか前盾の梯子は大規模入渠整備時の作業員の行き来以外ではそのための用途。
 ただ高額な照準装置の一部なわけで、一般作業員の上り下りで蹴飛ばされたらたまらないので梯子のほうを右に僅かに寄せる可能性も。

 なお基本旧海軍艦艇の艤装識別では「前から優先で中央・右・左と交互にカウント」なので寄せる場合は艦首を向いて右になります。高角砲なども片舷3基の6基搭載の場合なら右舷側1・3・5、左舷側2・4・6番という感じに。
 砲身の呼称は規則では第三・第一・第二となるはずですが…手記や元乗員の方の手書き見ると、どうも紛らわしいので第一砲塔:○番砲身でなく、第一主砲塔:左砲・中砲・右砲で呼んでいたっぽく。まあ一部の艦除いて主砲は連装砲なので戦前からの右砲・左砲の呼称で識別は充分なわけで。

 それは置いておいて、天蓋後方の多少大きめの出っ張りが「砲台長用観測鏡」(※動揺観測)。
 高さに差があるので真正面に旋回手用があっても支障はありませんが設計主任が神経質ならたぶんこっちをひとつ分の幅だけずらすと。こちらも誤差でスケールモデルではほとんど判らない程度。

 あと砲塔側面前方の左右に突き出た凸は初心者がよく軸でも通した端と勘違いしますが「直射手用照準望遠鏡」。
 おもに仰角・俯角の観測用。
 砲塔後部左右の大きな耳状部分は「測距儀袖筒」で中に左右貫通して15m測距儀、つまり最高額の光学部品が詰まってます。
 後部扉の左側位置にも「耳軸傾斜修正手用照準望遠鏡」というものが存在しますが小スケールだと省略されてることもしばしばw 砲耳軸(トラニオン)なんて一般人に無縁の用語ですが、ここの調整怠ると根本的に当たらないので火砲全般ですごく重要。艦艇だとロールやピッチの傾きと同期して射撃タイミングでのすり合わせが必要になってくるわけで。

 大和にある天蓋中央の大きめ凸が「照準演習機起重機」。
 あの形状は保護カバーが被った状態で、中身はクレーン基部とウィンチ。馬の人参みたいな感じでクレーン部分を竿…というか骨組みのやぐらのように展開、砲身の上あたりまで延ばす→先端の仮想標的に照準して一連の照準動作の調整や訓練をするという装置。米軍みたく頻繁に実弾発射訓練する余裕もない・停泊中に撃つわけにもいかないので。撃つにしても標的すらいちいち使い捨てを作るのも惜しいという有様で。
 地味な部分過ぎて大和の展開中は資料残ってませんが体積的にこれ中身はリールと基部で竿部分は別に分解保管してあったパーツを使用時に上まで運んで組み立てっぽく。
 35.6cm砲での使用中写真は残っているのでたぶん構造的にほぼ同じ。→参考、桜と錨(きりしま四代艦長務められた方のブログ)の記事。

 この演習機が紀伊の場合は最初から未搭載。どのようなIfでも開戦後の就役なわけで、動作試験は済んでるんだからどれだけでも湧く敵艦に向かって撃てという状況で。計画続行でも「訓練?建造中に他の大和型で実施してるとき参加してこい」になったと思われ。付けたいなら後付け簡単なので余裕できたら…そんな日は終戦まで来ないんですが。
 何より開戦後に開発や発展した機器も導入されてある程度機力や自動化の向上も含まれているので米艦ほどは無理でも勘と練度でカバーしなくても指示通り入力すればそこに飛びはするので鬼のような猛訓練までは必要なく。
 ちなみに主砲塔一基の運用要員は状況で増減するにしても定員30〜32人が定説っぽく…元々単体が巨大構造物とはいえ既に砲塔だけで建物状態。

 天蓋の三連装機銃座もぶっちゃけ邪魔なだけなので不要(過去ログにまとめてあるように弾幕阻害でなく撃墜ドクトリン主体に更新で防空戦艦化した場合)。
 そのため両舷から天蓋一周している梯子と手すりも平時は不要なくらい。まあ望遠鏡のメンテで登るのであってもいいという感じで。どうせ46cm砲の時点で後方扉横にも梯子があるので。

 51cm砲は砲身長の都合から砲尾あたりも奥行きが増し、増加した反動吸収のため駐退機もさらにノックバックしてくるスペースが必要、その影響で砲塔自体の全幅に対し全長が延長されます。

 そして三連装ほど尾栓回りの横幅は不要、それに伴いバーベットとの回転重量バランス的に避弾経始角を増やし側面装甲はバーベット径に合わせ若干椀状になる場合も(Fトイ製の造形)。
 51cm砲弾自体重量が増え大型、省力化と装填速度向上のため新型機力揚弾/装填機構を新開発して搭載予定だったため比例してバーベット直径も広がり、砲以外の大和型と同じ内部機器はそのままなので砲室スペースも余裕ができ外観も全体に一回り大きめ、側盾に理想的な角度を付ける余裕が。
 フジミ製は46cm形状のまま想像図、艦これもこちら引用した形状。ぶっちゃけCGや立体にするとき46cm砲塔のモデリングから丸ごと流用で手間とコストが浮く大人の事情で(
 ここの角度が増せば主砲塔は戦闘時敵艦のほうを指向しているので上から降ってきても分厚い装甲で滑るのでバーベット至近に落ちて旋回不能になるより軽微、零距離に近い角度なら左右に逸れていって41cm弾頭以下なら角度があればほぼ無効で、ほかに落ちるくらいならここに当たれば弾けて斜め上方に通過するのでお得ゾーンの増加。
 接触起爆したところで元より想定済みで主砲周辺に脆弱な構造物は配置されてない。大和最終の機銃はあれ自棄になりすぎなだけで本来仮設でも置くべきではなく対空しつつの主砲使用半ばあきらめて…
 開発期間に余裕があればFトイ仕様が最善と思われますが、突貫建造や主任が頑固・そこまでこだわる余裕なかった場合はだいたい旧来タイプ派生外観になると。
 米戦艦の主砲その他がやけに角張っているのは局面や傾斜装甲のほうが有効と判っていても生産・整備性を優先した結果で。そもそもなけなしで量より質の帝国海軍と違い数がいるので職人芸で切り詰めなくても控えがいて損傷してもユニット交換式にスペアと載せ換えすれば済むという。帝国海軍?46cm砲の予備砲身数すらカツカツでしたorz
 艦これで「51cm連装砲改二」が紀伊妖精さんで実装されてFトイの最善形状になっていたら文句なしなんですが。
 武蔵改二を見るに資源も時間も余裕があったifで可能なようなので。というか多少外観も変わっていたほうが改善された違いが一目でわかりやすいとも。

 以上から「連装で主砲身が2本」「前盾の梯子・天蓋の観測鏡/望遠鏡がほぼ中心線上」「前後の奥行きが増加」「照準演習機と天蓋機銃座なし」「余裕があれば側盾の傾斜角増加」が51cm連装砲の差異部分。

・最近眺めていたつべ動画:Super Yamato VS Iowa! Battlestations Pacific
 やはり超大和型の兵装は51cm連装砲×3・15.5cm三連装副砲×6・長10cm連装高角砲「砲塔」A型×12が一番落ち着きますね。風評で広まった迷彩はともかく。

 散々書いてますが長10は改大和でもあるまいし間に合わせの砲架にする必要ない、ばらまき弾幕用じゃないんだから大和型準拠集中配備すると逆効果、改善で三式弾併用と小型艦艇処理的に副砲満載は欲しい…を史実準拠で可能圏に収めると本当に帰結するのがこの搭載数。
 A-150初期の長10×12基のみ副砲撤去案だと建造なんとか可能だった突貫建造最低限、三連副砲で対空榴弾ばらまけるならあったほうがいいわけで、近接信管あればなお良しで猛威を振るうと。何せ空母の数的に空襲押し寄せてくるので群れてくるならまとめて堕とせる・そうでなくても散ってくれたほうが一カ所に集中投下されず都合がいい。
 予算的に潤沢な随伴護衛艦できないので改秋月型量産できても対空と対潜に手一杯で随伴高速戦艦や重巡でカバーしきれない数が突っ込んでくるとまあ自力処理しかなく。
 そこで副砲ないと主砲なんてオーバーキルなうえ当たらない、高角砲では穴だらけにしても重巡は止まらない…以前に射程入ってる時点で魚雷撃たれてるわ零距離で中口径砲撃ちまくられて艦上構造物に余計な被害出るわで大惨事。ただでさえ生産力不足で載せ替え兵装ストックも不足がちに入渠の工期長引くというのに。
 やはり対艦戦闘でも三連装を片舷戦で指向4基12門集中斉射(しかも揺れにくい戦艦甲板上なので命中率が湾岸砲準拠かつ高い位置)で発射態勢前に単艦で迅速にフルボッコできるのは大きく。大和型が左右下ろしたのは純粋にコンパクトにまとめすぎて設計に余裕がなく排水量とスペースが…。あと残そうにも旧式砲で微妙でも載せ替えるような両用対応の副砲なかった。改修設計自体は簡単にできるもその時点で既に戦局が…先に米艦鹵獲できていれば全レンジの統合的な防空システムの重要性理解できたはずも遅すぎた。
 配置高度分射程が長く先制でき門数多いので全部微妙にずらせばだいたい初撃で夾叉仰角判明で次から当てられるという優位性が。目視距離になんて入ったら陸上砲の類いは概ね必中、避ける駆逐でも盛大に連射可能な戦艦搭載砲塔ではだいたい当たって中大破。足さえ止まれば随伴艦から合間に魚雷一発で充分。
 問題は同時に数来るとやっかいで…港が近く巡洋艦以下わらわらやPT襲ってくるような海域は専門外なので他の戦艦やそれこそ機動部隊に任せたほうがいいっぽい。敵機動艦隊に殴り込みで枯らしたあと追いすがり逃がさんして敵空母を護衛部隊ごと食い散らかして大量のパイロット損耗と大型主力艦だけは全滅で人員と軍事予算リソース逼迫させるのが使命なので…。もしくは湾岸砲をさらにアウトレンジから安全に破壊。
 まあ随伴防空重巡が1ダースくらいいたら全部対空振りでもいいんですが帝国海軍がどれだけIfで快勝していてもそんな余裕は…あったらまず足りない空母と潜水艦と輸送船と護衛型駆逐と艦載機と陸幕と大型戦車に…全部足りなさすぎる。ある程度自力でなんとかすること前提で機動部隊枯らして殴り込み決戦艦隊で必要最低限揃えばましなほうという感じで。
 というか本当に必要な随伴艦:ばらまいたら待避していいので烈風箱と化した併走できる速度の高速軽空母複数。


・雑談、史実計画艦で大和型以上の戦艦が奇数で不自然という話題を耳にしたので。
 マル5計画の時点で「大和型4隻(大和&武蔵・信濃&駿河)」でペア行動と入渠整備中の交代で4隻→常識的な運用。
 「超大和型2隻(紀伊・尾張)」総力決戦ならペア運用、4隻も造る予算も時間も資源もないので打ち止め→やむなし。

 そもそも大和型では最大規模とはいえ竣工設計が従来型の戦艦なので単艦運用では門数的に迅速な処理ができないため、突入後艦隊別けて挟撃や同射程で片方が命中出して敵艦の足が止まったらフルボッコするフォローのために必要。

 超大和型は運用思想自体が違い、発達した敵機空襲下を生存して押し通り敵艦隊に殴り込み敵護衛戦艦を確殺するのが使命。戦艦さえ処分すれば水上戦闘のみなら巡洋艦以下がかなうはずもなく先に大物だけ一掃しておけば勝ち確定、空母も護衛がいなければただの箱で防空特化した艦隊相手では射程に迫られた時点で詰み。
 なので超弩級防空戦艦としてまぐれ当たりで沈まず防空艦と制空空母引き連れ生き残ることができる総旗艦として必要なため、2隻同艦隊で運用とか意味が薄い…というか太平洋広いので米帝プレイ相手では同時作戦普通にしてくるので否が応でも別けて別艦隊の旗艦にするしかないわけで。

 しかも紀伊型と改秋月型&防空軽空母で「機動部隊への肉迫砲戦での撃破」が主目標と見せかけそれは次点で、本命は「敵機撃墜を最優先して米国の生産力でも補えない人的資源を枯渇させる」を徹底すれば戦略的な脅威度は空母どころではなく。
 旧来弾幕防空の大和ですらあれだけ粘ったものを、延々当たる長10高射&電探連動と濃厚な防空艦隊連携でとにかくツァ!することを徹底して敵空母に追いつけなくても高速艦隊やら潜水艦隊で先回り妨害・とにかく補充前に攻撃機尽きさせたらいかに膨大な搭載数×隻数でも1〜2個艦隊では限度があるわけで。
 史実では航空機の優位性を開幕で見せつけすぎた・大和は秘匿せずに建造競走煽るべきだった&惜しまず使い倒すべきだった。加えて防空火器とシステム最優先で鹵獲と解析に国内技術最優先で開発して「×航空機で戦艦を沈められる」「○航空機は飽和攻撃以外で攻撃射程まで接近すら困難」という戦後の常識を目指すべきだったわけで。

 話戻して問題はマル5計画での残り…「改大和型1隻(近江)」…単艦? と建造面でなく運用での謎が出てくるのはまあ納得w
 空母壊滅したせいで計画凍結されましたが仮に中盤以降勝っていて防空旗艦として超大和型増産するにしても確か+2隻。+4隻はどうあがいてもIfすら無理、そんな時間あると米軍がとんでもない空母マシマシ防空仕様モンタナ級まみれで対抗してくる(
 早期講和しないと無理だというのにそんな余裕あったらこちらも前述のように高速軽空母に艦戦ガン積みと紀伊型旗艦に改秋月型と防空改装した従来艦でとにかく敵機落としまくって「航空主兵では人的損害で干上がる」とあちらの議会に日和らせるしかなく。
 ただでさえ艦上機は陸上機より操縦難易度高いのに(着艦技術と洋上現在地の把握必須)、末期米艦艇並みの対空砲火に突っ込むなんて艦艇や艦載機は無限増殖できても中の人はそうもいかず練度は言わずもがな。
 おまけに張り合って同じ戦法取ろうにも帝国海軍では史実のように消耗戦で真っ先に人材枯渇するので対艦攻撃機諦めて防空特化に切り替えたほうがましなくらいで枯らされる前にとっくに枯れてるのでたいして意味がなく。血迷ってモンタナ級量産してくれたら普通に米帝プレイでも課金枠尽きる代物なわけで。背水の陣で後がない帝国(戦後の経済は考えない)と政治と経済の一環でルが共産スパイに唆されふっかけた米国では覚悟が違う(自棄ともいう)。

 そのために必要なのは大和型発展次級の紀伊型なわけで…すごく中途半端な規模で端数の一隻。
 防空を考えると排水量や構造的に完全な艦隊防空化の厳しい大和型では改良したところで根本的に無理が生じて中途半端なわけで増産する意味もなく。
 …時系列から察するに艦本がマル5戦艦計画の段階で「水上戦特化型戦艦の時代が終わって超大和型完成前に大和型もどれか沈む可能性がある」と判断したのでは。そこまで察してなくても米海軍の物量相手に要入渠の大破や喪失なしに済むわけがないと設計畑の幹部なら気付いているわけで。
 2隻ずらして入渠してもペア出撃中の片方沈んでは整備の繰り上げ出航もできず運用に不安があるので「基本設計弄らず即取りかかれる大和型を可能な限り防空改装した改大和型を代艦として先に建造」という結論に至ったのでは。
 建造ドック自体呉で紀伊(駿河完成で空いたあと)・大神で尾張(新規で工廠完成してから)と、武蔵と同じ長崎造船(同様に艤装だけ呉)で近江の建造始めてとりあえず変更点少なく比較すれば短期で済む代艦優先した結果っぽく。

 沈まなかったにしてもやっつけ改修した大和型では防空火器があり合わせ載せた時点で時代遅れと不安すぎるので時間の猶予あれば大規模改修不可避。
 1隻ずつずらしてもペア欠けるわけで突貫工事で史実でも建造始めていた駿河+近江をとにかく完成させてなんとか防空駆逐増やして凌ぐ、待望の超大和型が完成したら紀伊型旗艦の防空突撃艦隊の後詰めで大和型ペア含む打撃艦隊送り込んで敵艦隊逃走方向の頭抑えて残存艦隊掃討という運用の目論見だったと思われ。

 一言でまとめると「改大和型は予備で代艦」。やや後回しな分防空火器やら主砲長砲身化などいじる程度の余裕は砲熕部署にあるわけで。
 ついでに実戦投入して長10cm砲塔の集中配備による運用や鹵獲技術あれば実戦評価に回せるわけでそんな場合は比叡のように先行試験艦としての役割も。
 近江は完成していたらたぶん即一番防空ヤバい武蔵から大規模改装入りで乗員移して艦隊に代艦で編入。とにかく早急な新設計の実戦評価のために金剛型並みに酷使されてif世界戦ではある意味一番活躍した大和型系になってそうな気が。
 本末転倒で損失恐れて惜しんだ(かといって危険性低い任務で出すような油の余裕はない)結果が史実の大和ホテルで…防空に不安がなければ気軽に艦隊戦へ投入していたろうに。

 大和型四番艦・駿河も多少改良したとはいえ大和型なので大和のほうも同時に入渠して改装、これで建造中含めると乾ドック含めほぼ埋まってしまうので帝国海軍の施設では大神含めても限界。
 元々八八艦隊から継承するはずの艦名を先送りで付けた時点で超大和型まで造る気満々(諦めた時点で最大の艦に紀伊と付ける世界線へ)。
 最初からA-150計画自体はあったため大和・武蔵→三番艦に紀伊と付けず=ペアで欠けるため四番艦も当然それ以外。
 同じく同様に代艦1、本命旧御三家の旧国名から紀伊・尾張で防空が時代先取りできて戦艦の運用継続した場合でも言霊の如く尾張で終わりになったと。
 艦名候補は八八からが定説になってますが、普通に考えて現役戦艦で使ってない令制国名・帝国海軍最後かつ最大の戦艦と確定している・それにふさわしい格と納得できる候補となると消去法でも同じ結果に。
 大和国・武蔵国の名を冠する前級以上にふさわしい国名を選べという次点で候補が激減で。ちなみに水戸藩は常陸国なので他の端数艦に命名で御三家そろえる場合も「水戸」でなく「常磐」。

 なお仮に全艦完成したとしても…さすがに1947以降となると第一世代ジェットとか対艦ミサイルが出現し始めてどれだけ強化しようと戦艦ではコスト・射程・利便性の面で活躍の場は…。第二世代以降が出てくると戦艦という艦種自体がもうどうにもならず。ミサイル撃つだけなら緊急回避可能な紙装甲中型艦で充分なわけで。
 艦これも近代装備が出始めてますが第三世代以降の実装=全艦艇が存在意義を失いサービス終了なわけで。そこまで時計の針を進める前にそれまでの時間軸ifで可能性は充分にあった計画艦だけでもなんとか…

どうでもいい駄文放り込み庫1/13※(開閉)

◇6/12(金)

・つべおすすめ動画:[MMD] 山風 - バタフライ・グラフィティ [UW1080p60fps]
 神動画の山風 -夢への一歩の作者の方の新作山風MMD動画。

・世界の艦船6月号、特集・未成戦艦列伝を拝読しました。以下超大和型記事に関して個人の感想
 改大和型/超大和型の記事担当は堤 明夫氏(きりしま四代艦長/元海将補)。
 内容のほうですが…まあ史実準拠にこだわる紀伊厨してるのうちくらいなのでこれ読まれてますね確実に。読み辛い乱文で申し訳ないですorz
 まず序文の時点で要約すると「未成艦なので考察は自由だが史実ではない」とバッサリされましたがそれ言われたらぐうの音も出ない。
 うちのコンセプトは「超大和型を火葬戦記の建造不可能なトンデモ艦にするのは絶対に許せない」「史実延長準拠ifで世界線によっては実現できたかもしれない計画艦として可能だった理想の姿を追求する」「その前提では明らに採用するはずのない構造や兵装の選択の考証ミスはネチネチ突っ込み入れる」の三点に尽きるんですが…
 この「if」というのが元本職で硬派な軍事評論家のシビアな視点では不可解なものらしく、伝統的な艦艇や戦史マニアの標準「資料を集め可能な限り当時を正確に再現する」に則ってのあくまで「史実で確認された資料」「現実に存在した完成部分とifなしで建造を進めた場合の進捗評価」「大和型の構造欠陥と超大和型で改善されたはずの設計」を端的に述べられてました。

 つまり「もし完成していたら」でなく「史実段階から完成させた場合のほぼ確定事項」のみを列挙して、結局未成艦で設計資料もほとんどなく証言が大半なので、現存する情報だけでは最終的にどうなったか判らないという感じの至極まっとうな意見で締められてました。
 なお「もしも」は「史実で存在しなかった」判定らしく考察図や艦影の例など超大和型だけ一切なし。他国計画艦は担当がいろいろ引用したり好きに設計して一例の図を載せてましたが想像図は許容はしても自分で不確かなものをでっち上げるのはどうかという感じっぽく。
 唯一引用している想像図があの主砲以外は考証ミスと金型流用の塊だったフジミの自称超大和型パケ絵なあたり、それしか現在流通していて引用許可出るのがなかったのか、不確かな情報で創るとこうなるという暗喩だったのかは判りませんが。

 普通の未成艦トンデモ本ムックだと面白おかしくあり得ないスペック列挙して最強!やらかすか、ざっと集めた情報だけででっち上げてコレジャナイになるかが多いんですが、不確定な専門外に手を出すよりは自分の領分と客観的な情報だけをまとめるという人柄の判る記事でした。
 未成艦でも計画艦は元となる情報と研究があって当時の設計方針エミュと可能性のあった戦況の時代背景から逆算考察するもので、好き勝手でも前提から想定して考察した結果と何の根拠もないイメージで創作した名前だけの架空艦は別物で、いっそない方がましだったという残念な例が世に出てしまっているのも事実で…。

 ただ雑誌自体の方向性からも硬派寄りで正しいんですが、期待して今回だけ買った層が読みたかったものとはベクトルがちょっと違う。
 史実の根拠の現存情報(記事が該当)、仮定としても戦況が違った場合の専門家が考察した案の図面や持論が読みたかったわけで。まあ勘違いな人が変な誤情報蒔くよりはよかったんですが読み物でなく論文的というか。
 どうやら大和の構造欠陥がなぜ直せたものをあの有様にしたと許せないらしく、集中防御によるボックス装甲部位とキールの柔軟性の境目が弱点に過ぎたと半ギレしてましたがだいたい頭の硬い平賀さんの強行した負の遺産が多分に…。

 超大和型にするならもっと大型化・防御面総見直しは同感で。46cm三連装運用ですら大和は規模が小さすぎ、艦隊決戦想定でコンパクトにしすぎた弊害で重要部分だけああするしかなかったという妥協もあるので大和では解消しようがなく。
 超大和型ではいっそ大和の256m→280m〜最大320m(ドック拡張の推定限界)にまで艦体を伸張大型化、三重底と新型水密隔壁は当然として、バイタルパートをしっかり艦全体の強度と応力・反動を考えた上で再設計、砲戦は対モンタナ想定維持しつつ喫水下の魚雷対策とダメコン重視。装甲板の接合部分も複合化で一気に破断しないよう対策、後の祭りですが注排水はもっと全体的に向上させるべきで。

 記事で試製甲砲の試射もされてないとなってましたが試射「だけは」したという証言がどこかに…まあ記事内の通り排煙や反動・砲塔での射撃試験してない限りそれではデータ不足すぎて確かにないも同然ですが。
 本当に他社のいい加減なムック記事では51cm砲の威力や反動・必要周辺装置や予備弾薬の搭載重量や配置等をあまりに軽視しているわけで…51cm三連装なんてしたら〜290mの艦体でも無理で300〜400mの理不尽な艦体が必要になるのでは(つまり帝国海軍の船渠や泊地では運用以前に建造が困難。
 51cm砲は以前も書きましたが弾直径46cm+5cm「だけ」という印象がそもそも間違いで、砲弾重量が+500kgは確実、それに装薬まで当然大幅増量されるわけで…単純な落下質量だけでもエネルギー激増するところに徹甲化と炸薬も追加に当然初速上げたら射程は最大では当たらないのでともかく総合的な破壊力は文字通り桁違い。
 笊のような計算しても51cm砲で砲撃するような距離と角度で耐えられる艦艇は史実では存在せず、最大厚の主砲天蓋やバイタルパートすら貫通するため文字通り一撃必殺。そのためだけに当時最大だった46cm砲で飽き足らずさらに上を連装に同時投射数減らしてでも採用したわけで。

 当然単純に大和に換装で載せ…たら重量増えて従来の揚弾機では時間が掛かりすぎる・半人力装填ではさらに手間・予備弾数がろくに積めない・反動が酷すぎ散布界が絞れない・そもそも金属疲労で浸水や転舵中に撃ったら最悪転覆もあり得る域で…
 艦これの武蔵改二は自称のように「改大和型」と遠慮するも、兵装面では長10砲塔と51cm連装砲を搭載と超大和Ver.0.5くらいにかなり無茶しているので妖精さん謎技術ですら無理に積んだ最終兵器の真価を発揮できてない状態と思われ。

 実艦で51cm連装砲を3基搭載で運用となると、それだけでかなりの艦体規模とあらゆる面で再設計が必要、そこに時代的に防空方面での設計も両立させる必要があり、そこまで可能な戦況ならば超大和型の設計思想と旗艦運用ドクトリン的に両用砲化した副砲の搭載(最大6基)が必要となるわけで。これも詳細は過去に語ってますが、随伴艦防空から急行の負担を避けるため巡洋艦以下の突入阻害と高角砲以上の防空ゾーンへの三式弾攻撃で少しでも接近前に敵編隊を乱したりあわよくば減らすために必須。

 今回の記事ではそのような「建造可能後の状態」に関しては全く触れず、建造できたとしたら大和型からの改善点や51cm連装砲運用で不足となる各方面への言及に内容がかなり割かれてました。
 記事としては戦史や硬派な旧軍艦艇マニア(模型反映や論説書くタイプ)向け、あくまで現実での未成艦という括りの観点からの客観的な総評という感じで、計画艦の設計案可能性や逆算した考察などは管轄外というスタンス。
 実際にイージス艦の艦長を務めた方の視点なので、艦のスペック数値ではなく艦そのものの安全性や基礎設計のほうに注視しているようでそういった方面での興味があれば今号は買ってもいい内容と。

 ただ個人的には他の未成艦記事担当が盛大に持論展開で兵装や配置案載せまくりスペック的には最強に迫れたかもしれないが現実は甘くない的な締めが多いあたり、ああこれは真面目な軍人とか学者系と評論趣味が高じたライターですわと落差がw まあ増刊特集号ではないので普段の定期購読者層向けには真面目な方が合ってはいたはずですがこれ印象に残らず同意はされるも読み流されるよね…と思ってしまう、超大和型の記事という一点で釣られた一読者の感想でした。世界の艦船読んだのたぶん二十年ぶりくらい(図書館で航空ファンとか天文ガイドと一緒に読んでた程度)…


 なおうちの記事では各世界線別の可能だった設計案やその根拠まで散々書いてますが、「最も史実に近い」となると同一時間軸からミッドウェー大損害がなく(if)大砲屋がごり押しして強行建造した場合:大和型から20m程度伸張しただけの艦体に51cm連装砲×3基・副砲撤去・長10cm高角砲塔×12基搭載のFトイズA-150計画案仕様。
 本当に突貫作業で要求艤装が全数揃っただけで奇跡の世界というか…歴史の流れは変えられず完成させるも何でそんなもの造ったの…?となる未来しかなく。酷いとフジミの考証ミスのように高角砲が砲塔での配置再設計すら間に合わず性能低下しても仕方なく余っていた砲架据え付けの場合もあるのが末期戦の欠乏で。
 少なくともこの防空になけなしの全振りした仕様は「米艦の対空システムや装備なんて鹵獲解析もコピーも当然できなかった」「艦体改善設計の時間も余裕もなかった」「こんなもの造ってしまい空母や輸送艦隊と潜水艦の資材が激減してよりヤバい」という戦略的には造らないほうがましだったという無念な世界というか本当に現実からボタンが一個ずれただけ程度。
 当然近接信管も防空機関砲もなく艦隊統制防空も何もできないため「史実の大和特攻よりは万全の状態で敵主力艦隊に突入だけはできた」「その後空襲数百機で半日掛けて撃沈された」という未来は避けられないと思われ。
 見合った戦果を出して差し違えられたかは運次第ですが、生き残ったとしてもこの装備では防空火器が既にボロボロで交換予備すらなく…沖縄同様自棄の座礁砲台狙いか敗戦で米軍に持っていかれるのが落ち。
 つまり「一番リアルな可能性ではあっても感情的に納得はできない無念な仕様」。たまたま51cm砲が直撃して戦艦一撃轟沈複数とかやらかしていたら伝説には残りますが一矢報いて戦略的に何かが変わるかと問われたら…

 51cm三連装とか不可能な代物は許せませんが、現実的な範囲の限界「51cm連装砲×3基」「長10cm連装高角砲(砲塔A型)×12基」は超大和型の存在意義なので固定として、「せめて歴史の歯車がずれていた世界戦で現実的な範囲で猶予ができ、当時の最善を尽くした状態で建造できていたら」という逆算考証がうちで推すコンセプト。
 「架空戦記的な現実的にあり得ない未来技術や後出し知識なし」「国力や工廠の規模・当時の技術的に製造不可能な物体は不可」「歴史経過は開戦までは完全同一とし、当時の国家方針で一時的にアジア方面の制海権を確保した状態で建造可能な時間と資源の余裕ができマル5計画を継続したものとする」「大戦中期から後期序盤までに運用された必要な技術を可能性ある範囲で都合よく開発・鹵獲や解析できたものとする」「米防空艦の防空システムの解析と理解ができ最適な配置と運用を盛り込めたとする」「艦政本部の末期設計陣の傾向を反映」という条件で、「艦本が夢見た全力と最善を尽くし運良くすべての要素が出揃った造りうる限界かつ理想の姿」を考察したのが本サイトの結論となっている超大和型紀伊完全体(仮)の設計考察案。
 簡潔にまとめると「チートやトンデモなしで、当時可能だった技術のすべてを注ぎ込んだ史実延長であり得た最高の状態で建造できた紀伊」。ソシャゲで例えるならガチャでSSR引けた分岐世界線。

 なので現実の帝国海軍の戦艦が軒並み妥協やあり合わせの産物になっているように現実はヘルモードであらゆるものがいつでも足りなかったので…せめて現代でのif想定した考察案でくらい悲願だった大艦巨砲主義最後の夢の結晶、帝国海軍最後の戦艦の矜持を体現した姿で…
 それらを反映した理想の姿を前提として、最高の紀伊を反映して艦これで艦娘として実装して欲しいというのが一連の考察を書き出した原点なわけですが!
 そのため「史実資料から忠実に当時を艦艇を再現」の主流派から見たら異端の「計画艦を設計や運用・内部構造等から時代背景を設定した逆算・考察で推定再現する」という超大和型に関してのみ特化したクソコテと化してるわけですが。
 ジャンルを考古学で例えると一括りにされていても専門が土器の年代形式分類(一般人ドン引きな脅威の分類数)と恐竜化石を一部から全身復元くらい違う。そりゃ新事実が出る度に研究や考察でゴジラ体型からT-REXに鳥っぽいモノまで変遷もする。現物が見られないことには完全な真実の姿は確定できないわけで。
 本当にせめて立ち絵だけでも完全な状態の搭載兵装を反映した艤装で過去ログにあるような艦娘案や艤装か配置案も気が向いたら取り入れてもらえたら感無量なんですが。
 艦これ世界なら海軍大国の派遣艦娘そろい踏み&資源も一応潤沢&妖精さん謎技術、加えて時間経過が戦後if時間軸に突入で希望を背負った最後の帝国海軍戦艦としてフルスペックで建造も艦娘紀伊なら可能。

・おまけ「物理的には可能でも個人的に許せないコレジャナイ超大和」シリーズ。
 51cm「三連装」砲:火葬戦記へお帰りください。本当に物理スペース的に「置けるだけ」で撃ったら自滅するか耐えてもまともに運用できず載せる意味すらなくなる本末転倒。

 51cm連装砲×「4」基:どれだけ全長伸ばすのそれ…。さすがに被雷の艦影面積以前に操艦にも支障出そう。拡張してすら入渠…以前に建造できる施設がない。そもそも反動の金属疲労で艦自体の寿命すら短そう。

 主砲天蓋に機銃を載せる:弾幕時代過終わっては意味がない・絵的に美しくないから嫌い(個人の感想) 超大和型は防空しながら敵艦隊突入するのにそんなところにいても邪魔。そもそも両用化したら真上で副砲乱射してるので人員吹き飛ぶ。

 長10cm砲塔を20基40門搭載する:大和でそんな感じの案がありましたが絵的に美しくは(ry 確かに強いんですが!w スペックだけで論者積みされても困る。ついでにバイタル上層穴だらけで被弾がリスキーに過ぎる。

 ボフォース40mm四連装機関砲×約50基:載りはするし防空考えたら完璧なんですが美ry そもそもそんな数乱射したら弾薬の消費量と搭載数が生産もですが帝国海軍では補給面で…

 後部航空戦艦化して艦戦満載:そんなもん随伴高速軽空母に任せてほかに割くべき排水量リソースが…。本当に連絡と緊急偵察用で水偵2機あれば充分なくらいで。最悪後甲板は対空陣地化しても支障ないものの大和型の系譜のイメージという一点で残念な見栄えに。

 対空噴進弾を搭載:だから史実延長準拠Ifといってるのに火葬戦記の産物は許されざる冒涜。RIM-2テリア配備には紀伊万全で完成時期としても8年早すぎる。そこに対艦誘導ミサイルまで登場しだすとそれは戦艦の時代の終焉を意味するので…

 30連装噴進砲弾幕(煙幕):誘爆しそうで不要。安全に連発できるなら役には立つも当時の代物では…この系統を改良する余裕あったらそれこそ陸軍と協力してイ号とかケ号誘導爆弾を艦爆隊に大量配備すべきで。

 5inch連装両用砲を採用:インチは悪い文明。いや優秀なんですが口径分長10より重くて旋回遅い&短射程・広散布界。数の暴力で補える米艦だからこそ単発威力が生きる代物で。米軍機頑丈とはいえ有効射程で当たれば落ちるので連動機器さえあれば長10のほうが使い勝手はよく。何より艦影に合わず美ry

 戦後艦のようなマストや構造物を建てる:保護や肥大化する電子兵装の類いを考えるとそうなりはするんですがry 大和型に戦後艦のような箱状艦橋そびえていたらミスマッチにも程が…

 素材を生かして大和型のデザインラインは継承したうえで改善型としてアレンジされたデザインと兵装は、実際のところ「紀伊型」でも通称「超大和型」として通りが良い艦級なので統一性や機能美から来る統一感は考慮すべきと。
 必然的に変化して許されるのは大型化したために余裕ができた甲板の配置スペース、同じく大型化する艦橋と各電探や測距儀系、大量に追加される射撃レーダーや高射装置・通信系。
 甲板設置の機銃もしくは機関砲は射線で照準邪魔しない程度ならありなんですが弾幕時代のように満載されてもイメージが違う…。現用艦が速射砲と近接だけになったように狙って当てられる時代になるとかえって邪魔に。総力戦当時なら襲来する機数が桁違いなので無駄ではないんですが絵的にあまり積み過ぎるのは…


雑談駄文放り込み庫5/30※(開閉)

・超大和型関連ほか駄文

・以前にも宣言してますが、当サイトの「超大和型戦艦および紀伊に関する配置や設計・考察案等に関してはすべて権利放棄でフリー」にしてます。
 まっとうな考察形状で史実if準拠の紀伊を設計してくれる人が増えたらそれで充分なので、商業での3Dモデルやイラストの参考にするなり模型等立体で配置使うなり、考察文書に確認や表記なしで転用するなりご自由にどうぞ。
 「超大和型に関してのみ」写真も転載フリーですが…素人の残念工作なので本当に配置確認以上の役には立たないと思われますorz
 模型メーカー・個人モデラーの方でも配置丸ごと流用でキットにしていただいても無報酬・連絡と承諾も不要でOK、協力や参考元での記載等の配慮も不要です。

 既に艦本でA-150計画に関わったはずの方も把握している限りでは全員亡くなられていて…無責任な思いつきや知識不足の産物が又聞きで広まりかねない状況なので、後世にまともな姿としての紀伊の設計案を認知されるならそれで充分です。
 そもそも一般知名度低すぎて、根拠なしの架空設定混ぜてくる自称専門家と間違っている点をまず疑問に思わないモデラーが多く…。艦歴や戦史に詳しい研究家や外観を完全再現で立体化できるプロモデラーでも艦本の時系列で設計担当者や主要人物と担当したであろう艦艇の割り出し・傾向から当時の設計を逆算したうえで取捨選択したであろう姿を物理的な設計要素から設計する人がまず少なく。外観で兵装配置しただけでは本当にプラモで架空艦でも外形の時点で運用や艦隊戦に耐えうる構造でない作例がかなり…
 加えて終戦時期後時系列で鹵獲技術を反映する場合、当時の技術と知識で解析と理解できる構造と運用を導入するため米軍艦に関しても計器や兵装・構造や運用システム等まで現物入手で把握できたであろう知識も前提で理解して考察する必要があるわけで。
 それを理解できていないと見た目だけで兵装を盛った実際には運用困難・もしくは設計に欠陥を抱えた物体になってしまうわけで。
 たまに超大和型がムックや雑誌等で取り上げられても記事の依頼受けたライターは適当に調べて書いているだけなのでそこまでこだわる未成艦専門の人材はめったにおらず、考証不足と金型流用優先のキットでもメーカーの公式だから正しいはずという思い込みでそのまま組むプロモデラーも多い状況で。酷いとメーカーの設計担当が兵装の内部構造理解してない例すら。
 未成艦の考察に関して掘り下げて基礎的な部分から総合的な設計考証できるファンが増えることを切に願っております。

 なお艦船模型キットで艦体は予算の都合で大和金型流用して強引に兵装だけ全数搭載する場合、変更点は甲板パーツ・艦橋周辺の高角砲配置基部だけ形状変更(差分別パーツ)、追加搭載数分の砲塔を詰め込んだランナー(総計で副砲×6・長10cm×12)。
 副砲塔・長10cm連装高角砲塔の露出バーベットを皿状の別パーツ接着にして、甲板裏側に設置穴をピンバイスで開ける目印のへこみ追加だけなら大和としての再生産でまた流用可能なのでコスト的には無難と思われます。見解によって配置をある程度自力で変更できるメリットも。
 長10cmを砲塔A型(秋月型搭載形状)、迷彩塗装なし、主砲塔天蓋に機銃座を置かない、だけ留意していただければ。副砲搭載数は6基が理想ですが案によって2〜4基の妥協でも個人の見解の範疇なのでやむなしと…
 細かい部分の考察や見解に関してはもう打ち合わせるまでもなく過去ログに大量に書き殴ってありますので、お手数ですが目を通していただければ主張しているポイントと理由は把握していただけると。


・超大和型紀伊に関して、資源と時間足りた完全体想定での兵装とそれ以外の部分に関して概略総評。

 51cm連装砲×3基:主兵装、超戦艦の存在意義。敵戦艦をバイタル厚に関わらず貫通撃破しうる威力に特化。
 46cm砲ではモンタナ級が対応防御してきた場合手数の差で不利になるため、命中精度と門数減少の散布界を容認してでも「運悪くはじかれた」を無効とし当たれば確実に大破か轟沈の威力に強化、国として関連施設を運用できる限界サイズになんとか収めるための三連装ではなく連装。
 パナMAX制限があるため米艦は51cm対応防御の装甲が困難。したところで外回りで時間大幅ロス・帝国海軍の戦艦以外にはオーバーキルで議会の予算承認がまず厳しいと。何より張り合ってくれたらハイエンドすぎて建造リソース大幅消費を強いることができるので戦略的にはそのほうが空母まみれに絞られるよりまし。
 当然非移動目標に関しては弾着観測で最大射程が可能となるため、通常戦艦では脅威の要塞砲や湾岸砲もアウトレンジで破壊可能。余程の規模でなければ沈黙させられるので対地要塞攻略にも適任。

 長10cm連装高角砲(砲塔A型)×12基:第二の存在意義、対空両用砲による敵艦攻/艦爆撃墜排除。信濃のような代用砲架でなく本来の砲塔として搭載を最初から設計に織り込んだ諸元に制限受けない本来の性能。
 帝国海軍が末期に量産・保守可能だった最高にして最後の艦載高角砲。試験中の大口径は危害半径と射程が伸びようと旋回・追従性や給弾速度・搭載予備弾総数が低下しては本末転倒であれは重量と付随設備の制限がない陸上で大量配備する高射陣地のためのもの。

 当然近接信管は必須…なんで鹵獲以前に国内で基礎完成させてたのに軽視したの当時の上層部。八木アンテナと並ぶ致命的な見落とし。
 全力で生産しないとまず消費以前に初期の安定性確立までの試験ができないわけで、構造自体は単純ですぐコピー可能でも米軍すらそこに至るための資源ごり押しが尋常でない域。
 そして生産数優先したため米軍VT信管の不発率はけっこう高く(鹵獲解析恐れて陸上での使用禁止していた域)、解決法としてVTでも弾幕並みにばらまけばだいたい起爆するという脳筋思考。なおマリアナ海戦以降なら行き渡っていたので適当な両用砲持ち艦を降伏か大破で鹵獲すればもれなくおまけで現物が。
 防空システムの自動化部分は鹵獲となると停泊中を座礁させるか艦橋先に破壊で指示出せないまま生存士官が降伏なら無傷で丸ごと。書類や通信機はともかく先進設備まで根こそぎ破壊はたぶんそこまで徹底できない。なんなら数集めて無事な部分並べれば完品1セットになるくらい同型・同規格艦多いので。
 現在でも自衛隊がピンポイント百発百中にこだわるのに対し米軍はエリアごと粉砕で当時から傾向は変わらず。真似したくても平和ボケ軍事費軽視にどの分野も予算通っても中抜き水増しの越後屋悪代官まみれのせいで予算が…
 これにさすがに発想的に鹵獲の必要がある対空電探連動と自動設定機構・防空指揮システムの丸コピーで充分な当時でもほとんど完成状態だった基礎概念が必要。当時では量産できてもコスト的に主力艦と防空駆逐に配備がぎりぎりと思われ。
 なお超大和型が建造継続Ifの場合どうせ敵は米国で先に作ってる・航空機は墜とすものと戦後ドクトリンに移るのでVT盛大に使って広まろうがたいして影響なし。大陸なんてそれこそ供与メインでろくな新装備無い、ソ連はパイロットすら使い捨て感覚なので使われることは気にせず対空も数打ちゃ当たる(精度無視で密度だけなら米軍並み)してくるので使わないと思われ。負ける前のちょび髭に横流ししてやると8-8に組み込んで連合の対地攻撃阿鼻叫喚w
 近接信管自体は画期的でも信管時限設定の手間と高度読み違え無駄撃ち・至近弾すれ違いセーフが無くなるメリットがメインで総合的な防空ができないとそこまで戦局左右するほどの代物ではなく。手に入るならなんとしてでも欲しい部類ではありますが…

 その他可能なら五式高射機関砲(ボフォース40mmコピー)余裕ある分だけ全部。高角砲ゾーンを数の暴力で抜けられた場合には頼りになる未だに運用されている世紀のベストセラー。海保でも自衛用の単装速射砲として今でも現役採用。
 ないならやむなく対空砲照準の邪魔にならない程度の三連装機銃など。弾幕によるドクトリンは既に時代遅れとなりつつある時期なので目測の針鼠にする必要なく。避けてくれたら腹向けたり横移動になって高角砲の餌食ですがそんな至近距離に寄られないためその重量はもっと優先順位高い設備に回すべきで。25mmの射程て既に魚雷なら投下済み・爆弾も投下目前でその時点で防空が半ば失敗してる…

 15.5cm三連装副砲(改/両用砲化)×6基:米帝プレイできない帝国海軍では旗艦に必須な副砲。
 当然最上搭載型のままでは完全な産廃なので直系で設計流用した改善型で動力強化・旋回速度を維持したまま爆弾や中口径砲には耐えられる程度に装甲厚追加。重量的にそこまで厚くするのは困難ですが旋回に影響出ない範囲なら…
 よく言われるバーベットにホールインワンはほぼあり得ない確率・起こったとしても大和型が設計無理しすぎただけで艦体伸張してバイタル挟めば誘爆したところで主砲弾庫までは影響受けず。
 そもそも爆風弁等で大和の時点から万が一は想定済み、主砲弾がピンポイントで1m強の穴を通過して弁を破壊して誘爆という天文学的な確率起こらない限りは。紀伊なら主砲揚弾機改善の副産物で各部の機力化が進むため揚弾筒構造に細工もできてまぐれ直撃した最悪の場合でも副砲一基使用不能で済む範囲。
 仰角と揚弾速度を改良して三式弾による防空両用砲化した場合、とにかく同時での散布界が重要になるため連装より三連装での遅延斉射が必要。各所に増設配置するため弾薬庫も独立で最重要フレーム外に爆風逃がす方式の二重防御に。
 そもそも指摘してる研究家も結構いますがバーベット直下-バイタル開口部-副砲弾庫と直に直線でつなげているのが設計上問題なわけで、ずらして防護装甲のある一時スペース経由してからバーベット下部に供給すれば爆弾直撃による爆風爆炎が穴を抜けてくる心配は解消。
 そもそも給弾追いつかなくなるペースで副砲射撃とか大和型はあり得ないのに何であんな…あー…設計時は航空機の脅威知らなかったうえ半人力依存してたからその一手間が面倒だったっぽい…。少なくとも超大和型でそんな構造にするはずもなく当事者ですら採用しちゃんと開口部ずらした夕張の主砲給弾方式で。機力化進んだ時点なら普通に何の不都合もなく。
 当然長10の給弾経路もどうせエレベータ揚弾とベルトコンベア横移動するんだから同様にずらせば誘爆の危険性も最小限。こちらは弾頭も軽いので普通に即改善設計可能。さすがに長10に耐爆防御施すのは重量的に無理ですが艦直上に爆撃機の侵入許すようでは存在意義果たしてないので…

 とにかく物量攻撃で飽和されるため追い散らす機銃では高速機を追尾できず、高角砲でも同時処理数に限界、少しでも圧を減らすためには編隊のまままとめて突入は阻止するための範囲制圧射可能な三式弾は必要。散会されたら効果が薄いとはいえ近接信管なら少なくとも目標機とその組んでいた機体はまとめて複数撃墜できるわけで。直接の排除能力に加え集中突入をためらわせるためだけでも有意義。

 そして副砲は大和は重量とスペースに余裕なくやむなしで撤去、両用化もしてなかったので対艦目的だけでは確かに不要。職人芸的に46cm砲を運用する最小サイズの艦体に詰め込んだせいで拡張性がなさ過ぎた。
 その大和ですら46cmの三連装では無理をしていて当時の最善を尽くしても反動の影響が解消しきれず命中率に影響が。最初からドックを拡張してどうせ航空時代になるならもう少し大型化していてもデメリット少なかったんですが設計時点では想定外で、戦艦と水雷艦艇メインによる水上艦隊決戦に特化してしまったせいで…
 これが末期になると防空特化→完全防備態勢では航空攻撃で大型艦撃沈が困難になり(末期の米最新鋭艦がこれ)、水雷で突っ込みまず対空火器や艦上機器を潰しに来る・ついで巡洋艦以下が並行突入で砲撃しつつ魚雷ばらまいてくると思われるので数の暴力で輪形陣を抜けられた場合副砲なしでは自力排除が困難。
 主砲は当たりようもないうえ無駄すぎるので零距離で重巡以下なら護衛に頼らず防空に専念させたまま排除できる副砲の満載は重要。瞬殺できなくても重巡の主砲を黙らせたり魚雷発射不能の損害を与えるだけでも随伴が駆けつける貴重な時間を稼げるので。

 通常の旧来艦隊戦なら戦艦は艦橋と主砲が生きていれば問題なしでも、末期の場合は防空火器を壊される=攻撃機突入されるリスクが増加と直結しているため可能な限り艦上構造物への損害も抑えないとまずいわけで。
 ×航空主兵に副砲は不要 ○両用砲化で搭載が必要だった 大和の時は再設計の余裕どころか、艦本「長10砲塔積みたい」工廠「ストックないし間に合う生産も無理」、仕方なく無いよりマシで余っていた12.7cm高角砲(旧式で旋回と発射間隔遅すぎる)をありったけ…それすら武蔵の分が不足して三連装機銃で誤魔化す始末。全部予算と時間がなかったのが…

 兵装としては上記三種セットが超大和型の象徴。
 そして戦艦は砲だけ載めばいいというわけでなく、その巨体からの排水量を生かした装甲区画による指揮中枢(初期のCIC)の保護。復元力があるためそびえ立つ艦橋上の大型電探、発電力を生かした高度な通信設備・指揮機能。
 各種計測機器と余裕のある人員による情報収集と効率的な指示で索敵警戒・測距・戦闘時の対空・対水上・対潜各単位での艦隊指揮采配など旗艦としての役割が個艦戦闘の性能を満たしたうえで最重要。
 そのために高出力の通信予備系統や複数の各種電探、大量の高射装置と艦隊内の通信系統などを充実が重要。
 大和は防空改装したのが遅い…というより進化が早すぎて針鼠にすればかろうじて防げた期間が即時代遅れになり追い払うのがせいぜいになってしまった悲劇。
 おまけに艦隊決戦運用も時代遅れになってしまい敵機の高速化から自動化・通信連携した艦隊防空システムが必須の時代に入って指揮能力すら水上殴り合い特化していたため不足。僚艦はそもそも防空火器や対空砲すら不足で射撃用レーダーなんて高望み以前に高射装置がろくに行き渡らないという惨状ではどうにもならず。

 紀伊は「超弩級防空戦艦による敵機動・戦艦混成主力への殴り込み艦隊の総旗艦」、砲火力と艦体規模は世界最大・最強ではあっても本来は単艦で評価する兵器でなく随伴護衛の改秋月型防空駆逐隊が揃ってこそ真価を発揮。
 紀伊実装の暁にはせめて改秋月型1番艦の山月と2番艦の浦月だけでも後に実装されたら御の字ですが…普通の秋月型ですらまだ未実装が多数いるので贅沢は言えず。14.東風(こち)と16.南風(はえ)でお供も紀伊とおそろい二文字艦とか夢が広がr…可能性あったとしても何年後だか。

 ここからが書き忘れていたような気がする点。
 紀伊本体が秋月型3隻分の長10砲塔と副砲三式弾、抜けてもボ機関砲による近接防空、場合によっては超遠距離に固まっていたら初手が主砲三式弾なんて異常な空域範囲の攻撃すら可能…とはいえ、これらは個艦防空の延長。
 随伴の改秋月型は長10こそ秋月型の4基のままだった場合でもレーダー連動射撃が可能に最低でも前後に高射装置、近接信管と同型だけで輪形陣を組めば万全に。
 普通はそれで完璧と思いますが、米末期艦隊が異様な対空能力を誇ったのは過積載の連動防空火器に潤沢な補給という理不尽な濃厚弾幕もありますが、「艦隊全体での有機的な空域把握と分配による効率的な対空射撃統制指揮システム」こそがその正体。
 いくら紀伊と改秋月型が高性能でも方位だけ分担決めて各自現場判断で頑張れ、では機銃でなく高角砲を積んでいる射程の無駄遣いというか…相互にフォローしつつ全体を俯瞰しての臨機応変な動員や穴埋めが重要なわけで。
 ぶっちゃけ超高性能な防空戦艦を1隻作るよりその資材と予算で防空駆逐を量産したほうが防空性能「だけ」なら上。鈍重な戦艦と違い回避運動が可能で、最新の防空仕様ならそうそう爆弾や魚雷にも当たらないわけで損失を最低に抑えつつ敵機の損耗を強いることが可能。今でいうイージスシステムの黎明期。
 問題はスペース・重量と電装系の差で駆逐というより巡洋艦規模とはいえ秋月型系では同等の艦隊指揮できる設備は載せられず、旗艦が判明したらその艦だけ損害度外視の集中攻撃されたら対処できず司令部壊滅になるわけで。
 そのため「防空艦隊旗艦」としての旗艦を冠する通りの総合指揮、改秋月型多数を艦隊で統合指揮が可能なシステムの搭載と運用、自身も容易には沈まず重要な設備もフォローがあれば被害も抑えられる自衛能力が必要。
 その結果が超大和型の搭載兵装であり、単艦性能は旗艦として沈まず任務を遂行するために必要なもの。決して超戦艦で単艦突撃して無双なんて代物ではなく。
 改秋月型だけでは航空攻撃捨ててガチの水上部隊送り込まれたら詰むというじゃんけん状態になるため、旗艦の紀伊とその他大型・中型艦の随伴も当然必要、末期の情勢では単級で組まず随伴防空護衛に徹するのが最適という至極当然な運用に。

 末期の戦艦は各国ほぼすべて艦隊決戦での砲戦以外に性能を割り振る必要があったため、「最強の戦艦はどれか?」という厨二設問には「先に手数当てるか大ダメージを与えられたほうが勝つ(運次第)」以外の結論はなく。
 スペック上では完成の可能性あった未成艦込みなら紀伊が世界最強の戦艦ですが(最大サイズで火力特化・対応防御しているため)、何も好き好んでタイマン張る必要もなく。
 モンタナと遭遇したら正面から主砲砲撃戦も望むところですができればもう一隻同型の尾張と組んで散布界重なる状態で同航戦、逃げ回られると面倒くさいので他の戦艦も随伴で回り込んで足止めとリアルタイム勢い込みの詰め将棋が艦隊戦というもので。
 なお戦艦は足が止まったら詰むので仮にタイマン状況になったとしたら尻を攻撃されないよう双方ひたすらぐるぐるしつつ命中精度下がった状態で延々撃ち合うという不毛な展開。先に弾が切れる…となって両者接近からの副砲含め全門乱射となれば先に沈黙させたほうが勝ち。
 ただ恐ろしいのは零距離なら光学測距でも有効なので紀伊の場合艦橋大破して指揮系統喪失しても相手単艦なら動力喪失しない限り主砲単独で継続して運良く当たればたった一発で逆転轟沈させるわけでw
 主砲黙らせようにも通常距離では抜けないたちの悪い装甲厚というある意味その点でも最強。モンタナが先に艦上耕しても黙るまで撃ち続けないと逆転負けの可能性が。逆の場合は統制乱れたり足の止まったモンタナなんて離れてアウトレンジできるのでどうとでも。しかも当たれば主砲塔でも吹き飛び急激に戦力低下。
 まあ艦隊戦となると基本編成の時点から数の暴力で米帝プレイには正攻法で勝てないわけで。戦闘では勝てても戦略的に降伏させるのは無理ゲー。
 戦術単位までなら理不尽な全装甲無効の威力で絶望させる・とにかく先に当てれば沈むので比較的短時間で処理でき、何なら距離詰めて命中上がる零距離砲撃すれば相手が艦上耕してくる前に射程差で真っ二つにへし折れるという大艦巨砲主義の本懐。
 加えて国力に余裕があれば空母も増産できたわけで、とにかく量産が容易な高速軽空母を複数やや後方で同行、艦隊防空と敵航空機の漸減に特化した艦戦ガン積みでとにかく艦隊の被害を防ぎ、あわよくば敵パイロットに損耗を強いて人材枯れるまで減らし厭戦世論を引き出せたら僥倖。
 おまけに戦艦は米国といえど後世のイメージほど簡単には造れず、航空機の優位性に気付かず戦艦量産していたら国力でなく財政面で議会紛糾して大統領罷免の可能性が大。加えて紀伊艦隊で沈めまくったら戦艦や空母の乗員数は桁が違い、しかも替えの効かないエリートばかり。沈んでも急造空母はともかく戦艦は簡単に補充できず、自動化でまだ補えない教育に膨大な時間とコストの掛かる人員が大量に必要。
 Ifで開戦からの流れが違い航空主兵をハワイで見せつけずちゃんと原油タンクも処理、それこそ大和をアピールでまだ戦艦の時代と見せつけた上で紀伊も大々的に計画発表してイキったら当時ならまだ誤認して軍拡再開で南方資源の確保の猶予も稼げ艦隊揃えられた可能性はそれなりに(戦艦完成まで手控えられるだけでも充分時間が稼げる)。序盤の致命的失敗の一つはわざわざ航空戦力は想定以上に対艦攻撃に有効という手の内晒しすぎた。

 ただ問題は上層部が終戦の道筋作らないまま始めた、関東軍大暴走、財閥いけいけに国民マスコミに踊らされる、一部脳筋軍人は出世の手柄のために戦争したい、陸軍と海軍相争いしすぎ、リソース無駄に消費するわ情報軽視、官民一体や有効活用できず工場は手工業に時代遅れのマザーマシンすら不足と…耐えても史実終戦+5〜10年が限界で和平しないとどのみち詰む。
 それ以前にちょび髭負けるとソ連が全振りで人海戦術(比喩でなく)してきて…対米講和で防共しないと世界が終わる。
 やり過ぎて太平洋艦隊中型以下だけ・まともな指揮官も時間とコスト掛けて教育していた人材も海の底・加えて感情的に笑顔で握手できるようになるまで半世紀は必要となったら…畑で採れる赤い使い捨て兵士VSこの戦争なんのためだったんだの士気最低な徴兵若手メインの米艦隊&耐えきりはするもすり減ってこちらも人材激減に練度最低まで落ちた帝国海軍に南方で甚大な損耗したうえ戦車更新滞ってヤバい陸軍とか…洒落になってない。
 共産主義勢力のせいで火葬戦記のように帝国海軍無双!大勝利!完!とはいかないので本当にまず戦争回避が最善手、さっさと矛先そらすか大陸利権くれてやって和平と同盟が次点(某大統領下ろすためにソ連スパイまみれ暴露を米国民に知らしめる情報戦が必要)、最悪でも極東艦隊封じ込めてシベリア一帯米空母で焼き払えーで進駐できるくらいの余力は残して和平しないとまずいという。下手に時間だけ長引いてルが発作起こさないと状況無視して核で一発逆転狙ってくる…しかも絶対ソ連に流出させて一足先に冷戦(熱い)勃発というやばさ。
 正史の現在は敗戦で外国勢力入り込みすぎに利権で腐った体質も残り大惨事で本当にもう少しやりようが…となるのが仮想戦記がもてはやされる理由で。せめて敗戦でなく講和だったら散ったはずの優秀な人材ももう少し残り敵国の手先も即しょっ引けたので確実にましにはなっていたはずで…過去は変えられないのでIfなんですがorz
 本当に何も考えずおバカ作品のように秘密兵器の超戦艦大活躍で済む話なら単純明快で悩みもなく。エンタメとしてはその方向で正しいんですが史実準拠ifとなるとどうあがいても世知辛すぎる…


◇3/22(日)

・WoWSの架空艦敷島に関して以下所見と駄文※(開閉)


・艦艇の迷彩に関して再まとめ・超大和型が緑色迷彩は誤解の根拠その他駄文

 概略は過去ログほかにまとめ済みの通りですが、話をややこしくしているのは「開戦期から一貫した概念があったのではない」という点。
 最初期はWW1時代の合成すらしない望遠鏡時代の欧州で使われた遺物(既にお守り程度)→開戦前後あたりに潜水艦からの光学照準しにくくさせるための幾何学迷彩(ダズル等、すぐに照準器が進化してほぼ無意味)→航空偵察が主流になったので空母を上空から見た視認性低下(自分の艦載機が迷子になる)・武蔵ほかで試した夜間迷彩など→どうにも見つかるので艦種偽装・進行方向や速度欺瞞の幾何学模様・船腹に商船描いて誤魔化す(大戦後期)→艦載機も燃料もなくなり停泊増えたため接舷している陸地に紛れるためのダメ元迷彩(最末期)という変遷。

 そのため艦艇は元々晴天〜曇天時に水上から見て空間に紛れる明灰色〜灰色(軍艦色)がほぼ各国基本色。
 前大戦中は迷彩あれこれ米国含め試すもレーダー実用化してからは迷彩なぞ何の意味もない、という結論となりコスト削減と慣例・目視で目立ちまくるよりはマシという妥協から現用艦艇でもグレーの低視認迷彩(ロービジ)のみに。

 欧州は元から近海ばかり・軍港なぞ全部知られてる・航路もだいたい予想つく・主要艦艇も全部把握されてるという状態で低空偵察までされるので欺瞞の意味では既に無価値、なんとか光学測距を誤魔化して砲撃回避率あげられないか試行錯誤した結果が珍妙なアート群。実際後期はほとんど意味もなく。
 連合側は群狼戦術に悩まされたため対潜水艦光学合成逃れ、独逸は艦のシルエット誤魔化して爆撃逸れないか程度の大雑把な色分け。むしろ誤爆が洒落にならないので識別悪目立ち上等。
 米海軍はそれらを把握したうえでとりあえず流行だけ分析して試すも…「艤装待ちの艦多いから時間つぶしと錆止めついで」という身も蓋もない理由から適当にないよりましで。各種試してみたせいで艦によりパターンばらばら。
 そもそも後半は日本の空母ほぼ壊滅したうえもう夜戦で突っ込むしかない状態で当然結果的に意味はなかったという。末期は砲戦すらまともに…
 米軍もおそらく「欧州戦線でどこも塗ってた」「帝国海軍が迷彩しまくってるが効果あるのか?」という理由だけで半信半疑のままとりあえずたいしてコスト掛からないので試してみたという感じと。
 なので後期のパターンは偽装や光学合成の阻害でなく「目視した艦影の把握妨害」というコンセプトで何かを模したのでなくシルエットの視認識別を僅かな時間でも戸惑わせるパターンでいろいろ。「連中夜になると艦隊ごとカミカゼしてくる…」という感じでたいたい黒とグレー主体に塗られてるのが事実とはいえ酷いw 結局どれが有効だったか・実際効果があったのかは終戦後もさっぱりわからん…というレポートで締められてますが。

 そもそも欺瞞迷彩は負けが込んでなければ概ね不要、帝国海軍も序盤は皆無→数の暴力でじり貧・米航空機進化してヤバくなった→なんとか甲板に爆弾落とされたらアウトの空母を欺瞞できないか試す→戦略的に詰んで係留標的にされるくらいなら陸地の振りして…→終戦。

 緑色の迷彩自体、中期は輸送船が南方から資源持ち帰るために往復→潜水艦に食われまくる→航路的に浅めの海域通るため海の色がエメラルドブルーに近い→緑色で濃淡付けて斜めなら紛れる・霧が出ればなお良し、船腹は小型船の艦影や艦首艦尾短く見せて魚雷設定を見誤るのを祈るのが標準に。

 これが中期まではそこそこ効果あったため(元より武装はあって機銃数丁で祈るほかない)、同じく南方行動する空母も一航戦の空母壊滅してもう頭数減らすわけにいかないので「ダメ元で緑色にすればいいんじゃないか?」という安直な理由で空母への迷彩実施が発令。
 そして輸送船のような模様を斜めに描いて艦種欺瞞と進路速度サイズを誤魔化そうと目論んだのが瑞鳳や瑞鶴の有名な写真の状態。
 なお戦況さらに悪化でなけなしの戦力を守るためおとり艦隊として出撃したため開き直ってより目立つ発艦用の白ラインや識別などを上から描いてちぐはぐになったのが航空写真で残されているエンガノ岬沖海戦時の瑞鳳最期の姿。
 なお後期は米軍の欠陥魚雷が改善・潜水艦の索敵能力と潜望鏡も改良されて小細工したところで本当にミスでしか見逃されることもなく、護衛ろくに付けられないわ無線暗号ダダ漏れだわも合わさり絶望的な帰還率に。

 大鳳は定説では普通の木甲板、爆撃には耐える(はず)で練度もあり変に迷彩すると新米着艦に困る・でかすぎるので仮設の湾内停泊もやっかいで迷彩で紛れる陸地横投錨なぞできない・奇襲のために深海航路通るので緑迷彩も意味もなく…何よりマリアナ海戦当時は最新鋭空母で艦隊行動なら大丈夫(慢心)と迷彩なしだった模様。

 その後末期に駆け込み建造した信濃・雲龍型はもう藁にもすがりたい戦況、出撃より港で停泊していることのほうが多い…となったため、同じ緑色迷彩でも「南洋」でなく「陸地の丘陵や畑の緑」。
 停泊時に爆撃されまくるので甲板の迷彩も艦種艤装でなく茶色を使って畑や小屋っぽいシルエット描いたり、末期は塗装どころか上に実際木を生やしてみたり掘っ立て小屋置いたり本物の土やシート盛ったりともうやけくそ。結果も嘗めプで「艦の植木が枯れています」ビラまかれる始末で(利根)。平面の空母はともかく重巡ですら艦橋はだいたいの場所が判っていたらどれだけ盛ろうが隠しきれないという実例で。
 当然出撃時はモロバレ状態でも末期なんて目視欺瞞が通用する時代は終わりつつありどちらにせよ意味は薄く。何より仮に輸送船と思われても普通に逃さず沈めに掛かってくるだけという。

 そんな経緯をたどったため迷彩も時系列により想定した目的が違い、一貫して相手のヒューマンエラーを期待するお祈り程度の代物。相手が新兵だったり赤疲労なら運が良ければ雷撃ミスったり輸送船と間違えるという事例もないことはない、といった程度。

 つまり緑色迷彩は「敗戦濃厚・神頼みしたい戦況」になって出現する代物で、少なくとも制海権・制空権が取れ優勢な情勢では無用のため施されることはない代物。
 ifで終戦後装備開発できる余裕ある状態なら当然そこまで切羽詰まってないわけで、艦これで最近のコンバート改二空母が片方は正規塗装なのはその点も一応考えてはいそうな。
 まあ純粋に艦娘としては緑迷彩の服や甲板付けた状態は紅白と比較して人気がなかった、という身も蓋もない理由も大きな理由ではありそうですが。

 そして迷彩の前提として「自衛能力ろくにない輸送船だからダメ元」「1発でも甲板に穴開けられたら機能的に被害甚大な空母」だからこそ施したわけで。
 巡洋艦や補助艦艇は「速度を誤認させる」「北方でほとんど未整備な泊地に係留」を前提とした別の目的の迷彩。
 前者の代表が秋津洲、後者が多摩や妙高など。
 これらは中型艦艇がなんとか被弾・被雷率を下げようと試みたもので戦闘で瞬間的な判断をミスらせるためのもの。当然海が荒れてない・艦隊組んでウェーキ引きまくっている状況で上空偵察ありでは意味がなく、あくまで荒れた海や単独行動多い場合の対水雷・潜水艦からの欺瞞。

 以上から、空母でもなく防空自衛能力もあり隠れられるはずもない戦艦への迷彩偽装となると…
 榛名のダズルは初期の光学測距欺瞞のテストのため(微妙だった)、伊勢型は甲板もあって訳のわからない輸送したり停泊長かったりしたため半ば空母扱いでダメ元。
 武蔵も夜間に海峡通って殴り込みでうっかり監視塔から発見されたら水の泡という限定された状況用の一時的なもの。
 米戦艦ですら効果はよくわかってない・他国もしてるから試してみるもよくわからなかったという状況。戦争終わってみたらどこも意味あったんだろうか…と首をひねるだけだったという現実。結果終戦後は十年と経たず迷彩塗装艦は全面廃止。

 そのため「超大和型戦艦」が建造可能な情勢で迷彩を施すはずもなく、何より大和型以上の巨体とそびえる艦橋で隠れられるとでも…。旗艦に迷彩は士気が下がるという精神的なものもあり大和は最後まで当然迷彩なし。
 加えて緑色は南方か陸地偽装で…トラック泊地に並んでホテル増築しろとでも? そもそも建造目的からして航行時は大艦隊に輪形陣・改秋月型多数で大和型系列以外の何と間違えるとw
 あらゆる意味で緑迷彩は不要、必要とされた時点で神頼み要るくらいの敗戦寸前戦況のみ。

 停泊時にしても超大和型に空襲掛けるなんてむしろウェルカム。移動なしでボックス防空できて弾もすぐ基地から補充できる状況なんて砲身いかれるまで撃ち放題で貴重なパイロットを人的資源損耗のチャンス。
 元から空襲を機動回避できるほど機敏には動けず、雷撃機ならほぼ撃墜可能。最悪湾内の喫水なら輸送船でも盾に配置すれば置きっぱなし脱出でも充分なくらいで(トラックなら真珠湾のように塞がれない・他の泊地はそもそもでかすぎ停泊不可能)。
 どうせトラックなら位置も規模も割れてるんだから大物食いで突っ込んできてくれたら艦隊防空しやすく基地の損害抑えて撃墜戦果稼げるまであるので目立ったほうがいいくらいで。
 陸上基地の高射砲には惜しい超高額照準レーダーの管制で割り振ったら全体の防空も効率的に行えるわけで。敵機落としたいだけなら改秋月型量産で済む話で、超大和型はまずワンパン主砲が存在目的・それで射程に迫る浮沈性と防空能力・何より艦隊旗艦として全体の指揮と防空を割り振る機能が求められているわけで。

 そんな超大和型を完全体の紀伊型として建造できた世界線の場合「迷彩は完全に不要」。
 そこを理解せず計画艦だというのに末期は戦艦造らず空母ばかりで全部ダメ元迷彩しだしたものだから「終戦時期の艦なら迷彩」と思考停止する人が出てくるわけで。

 なお超大和型を緑迷彩にした初出は2005年発売の連斬模型A-150計画艦解説書で解説:井出倫・イラスト:ワタ艦の人コンビです。

 引用『計画のみの未成艦のため、塗装は想像するしかない。当時の標準的な軍艦色で完成したと思われるが、戦局の進展によっては、一部空母で見られたようなグリーン系の迷彩塗装が行われたかもしれない。このイラストは想像図である。』(原文ママ)

 つまり理解した上でifの一例として小さなイラストで示していたわけで、当時この製品までまともな立体物すらほぼなく、その後のプラモやゲームが少ない資料と日本語不自由な海外・それを見た計画艦に詳しくないスタッフが解説も読まず安易に「本体金型流用すると差異が少ないから色変えられたらリペに使える」という発想からやらかして広まってしまった誤情報がこの「超大和型を緑色にする」という暴挙。
 誤解が増殖しそれをパクるの負の連鎖と「リデコにちょうどいい」「大和流用だけど違うと色で主張できて便利」という商売上の気軽な選択であり得る可能性のほうが低い迷彩が出回るという惨状に。

 なおBS:Pが2009年、Fトイズの戦艦大和の生涯が2014年、フジミ旧1/500が2011年・旧1/700が2013年・艦NEXTが2019年。
 だいたい初の市販立体化だった連斬の解説が発端となってこのような状態に。フジミは長10関連考証ミスまみれでも迷彩だけはかろうじてしなかったと思ったらちび丸でやらかした。

 仮に一時デマが広まっていた「大和の艦底色は緑色だった」が宇宙戦艦発表前のマイナー時期に一般層に広まって、ゲームやキットの作例全部緑色に塗られてさも事実のように思われ「実際は赤だよ!常識的に考えろ!」が自分含め少数派の世界線にいたとしたらどう思いますか? そんな心境。

 例外として認められるのが「建造は強行するも戦況悪化で不完全状態・結局敗戦は避けられずダメ元で塗ってみた鎮守府のホテル状態」。
 動く燃料さえあれば移動できる洋上防空要塞を遊ばせておく余裕のほうがなく(大和は防時代遅れで上層部的に撃沈リスクのほうが上回った)、どう考えても無理がある迷彩を総旗艦に施すなんてほんとに最末期。

 以上の理由から「超大和型が緑色系迷彩は完成するような世界ではあり得ない矛盾」という結論。
 より簡潔にまとめると、
 1.精神論の帝国海軍が総旗艦に「隠れるしかないです」の迷彩塗るとでも?
 2.大和型+20%の巨体とそびえる艦橋・随伴多数の大艦隊をどう見間違えろと。
 3.最終兵器建造継続できる世界線で迷彩自体負けが込んでダメ元なんだからギャグか。
 極論するとこんな理由。
 大和でも当時ダメ元で迷彩したらどうか?は精神的に参っていた幹部から当然提起されたはずですが、高確率で精神論で却下されそのままだったと思われ。
 どのみち意味がない・もう出番を逸し晴れ舞台片道覚悟ともなれば余計に…

 なのでifで帝国海軍・大艦巨砲主義最後の戦艦、防空面さえあと一歩先取りできていれば戦艦も活躍は…という夢の集大成なのでそんなダメ元チキンな迷彩しない堂々としたい軍艦色にしてもらいたいのが心情で。
 実際戦後は「たかが一門の砲でry」という時代が現実となって、航空機万能のドクトリンに変遷する前に叩き落としまくって人的損耗が割に合わない・やはり戦艦は航空機で沈めるのは困難、となれば戦艦が時代に取り残されるのも終戦まで先延ばしはできた可能性も充分に。

 まあ終戦から三十年経過するとミサイルやべぇ全盛期に突入、アイオワなんて湾岸戦争に引っ張り出されたものの危うく撃ち込まれそうになって生き恥さらす前に帰投して再びモスボールされてましたが。
 あれ舐めプで陸に接近しすぎた・ミサイルの進歩が先行して迎撃システムが近年ほど充実していなかったのもありますが。
 ゲリラなぞ艦砲で耕せば低コストという発想だったのでまさか対艦ミサイル持ってるとは想定してなかったようで。何より運用コストが弾薬以上に掛かるうえ汎用性なさ過ぎ「これミサイルガン積みできれば駆逐でいいんじゃ?」という至極当然な流れで。

 if戦史で米国相手にする前に序盤でソ連真っ先にちょび髭と挟撃で潰しておけばかなり猶予はできたはずで…大陸と半島も米国に権益売り払っておけば厄介払いと機嫌も直って丸く収まったろうに…というのは後世の後出しで、当時の常識や情報では国内世論が抑えられない・大国全部ろくでもない・世界の常識が現在とは違う、と逆行者が多少の技術持ち込んだところでどうあがいても甲難度ミッション。
 正面から対米戦になった時点で詰むのでどこかで優位のまま講和の落としどころ見つけるしかなく、戦前から米国の国力ヤバい・共産主義は悪・大陸は広すぎて手に負えないというのを一般に啓蒙しないとどうにもならず。
 あと陸海軍もう上層部は統合しろとw せめて規格や採用機種・生産設備くらい統一したうえでマザーマシン大量輸入で機械化進めないと何をやろうとじり貧。
 火葬戦記でもリアルに考えると無理がありすぎてしょぼい展開になってしまうわけで。実現不可能なおバカ火葬戦記が何も考えず楽しめるので人気な理由ですが、本当に無敵の超兵器作って無双!大勝利!完!できたらどれだけ楽でスカッとすることかw
 超大和型(完全体)も早めに不自由なく完成させられたら艦隊戦では無双できます。三年くらいは。
 米国側がパニックになるパイロット損耗と艦艇喪失でどれだけ議会を講和に傾けさせられるかが肝で、それを過ぎて大統領がアレだったらモンタナ級量産・週刊月刊大型艦大盤振る舞いですり潰される未来は変わらず。
 ただ米空母が空襲無双は厳しくなるので軍事費は激増・人材損耗も激増で戦後勝ったところで不況を乗り越えられず落ちぶれる可能性すら。最後に笑ったのは商人と赤い国だけで大国は軒並み失ったもののほうが多かった(しかも取り返しがつかない)という前大戦。粘ったところで先に共産圏潰しておかないと戦後世界情勢が酷くなるだけという落ちが…

 そんな小難しい政治や戦史関係なしに、とにかくゲームの中だけでも帝国海軍最後の戦艦を完成させてほしい、ifなら想定された最高の姿で、というのが紀伊ファンとしての心情で。
 ifは可能性であって0%のトンデモ艦は許されない架空艦なので、綿密に考証した当時の技術や多少の歴史の流れ変動による先取りなどで可能性はあり得た姿で計画艦として最高のものを…!

 それが再三述べているとおり「迷彩ではない」「51cm連装砲×3基」「長10cm連装高角砲(砲塔A型)×12基」「15.5cm三連装副砲(改/両用砲化)×6基」という艤装条件。
 加えて「長10を片舷に上段3基・甲板3基の配置」「副砲は前後各1基・甲板中央後方に片舷2基」というのが理想的な条件で。
 これだけ満たしていれば独自解釈による細部の形状や追加兵装は完全な再現でなく考証案なので目をつぶってもいい範囲で。

 過去に散々書いてますが、艦これの艦娘紀伊も立ち絵は「扶桑姉様以上の超巨大艤装」「巨大感出すためロリ艦娘戦艦で」「長10は砲塔で(武蔵改二でちゃんと考察していて安心した)」「後ろ側見えない状態込みでも副砲と長10を何とか定数全部搭載で」「そろそろ超弩級戦艦なのに舵ハイヒールやめて(できればショート丈でかブーツ)」「欲言えば着物系振り袖でなく大きめ姫袖(山風みたいな)」このあたり盛り込まれていたら感無量で…(個人の感想です)

 正直長身美人系は需要が限られるので、スペック低くても人気のコロちゃんのように本人駆逐並み体型で戦力も最強クラスだったら絵師の選択ミスしない限り7周年の看板新艦として人気出るはずなんですが。

 理想はフミカネ氏、重用絵師的に実現性高い範囲でしずま氏で。他の絵師の方だとコレジャナイでせっかくの目玉が残念な結果になる確率が激増orz
 少なくともしばふ艦は大型艦に求められておらず、おしゃれ系絵柄も運営は推しても人気の主流ではなく。そもそも立体化に不向きすぎる難点が。
 航空戦艦が可動フィギュア化されないのも艤装ボリュームが最大要因で。長身艦娘にすると対比的にコストが立体化不可能になるので、本人小柄にしてその対比で盛ればなんとか可能圏に。
 AGPのようにはったり効かせないfigmaでは元絵に忠実すぎる艤装サイズが迫力ないという難点がありますが、艦娘の場合本人が小柄なら同スケール1/12前後でも実質艤装サイズを一回り小さくできる(その状態ですらコスト的限界サイズのボリューム)という抜け道が。

 あと武蔵さんゲーム内性能や性格的には問題ないというのに外見で属性盛りすぎて…改二で一部残念だった点まで改善されたというのに圧倒的人気でなかったのはやはり需要の総数が。山ちゃんとの格差がほんとに酷いw
 せっかく改二で本来は載らない最強主砲の51cm連装砲塔に長10砲塔と理想装備まで積んできて限界まで強化、かっこいい服装に衣替えまでしたというのに…。不満の意見はほとんどなかったものの「うん、いいね」程度で熱烈なファン層増えなかったのがなんとも。やはり元デザインが多数派向けでないと…

 他の改二艦も高校デビュー失敗厨二化したり成長やイケメンになりすぎて逆に人気が落ちた艦娘もけっこういるのでイメチェン自体が人気艦にとっては悪手ですが。そもそも艦の近代化は成長でなく時代に取り残されないようバージョンアップのアンチエイジングだというのに(
 沖波改二は大きな変更なく安定して好評でしたが個人的にはニーソにしなくてそのままだったほうが( キャラや服装変えてコレジャナイとファン離れ起こすよりはこんな正統派のほうが本当にマシだと。
 ぶっちゃけ数年経った上達した絵柄で描き直してもらって偽装の兵装やメカ部分だけ強化してもらえば制服やアクセの細かい部分すら変えずそのままでも充分なくらいで。特に元から固定ファンが多く人気の艦娘は。
 細かい装飾増やすとグッズ出す展開の時立体物で困るという面もあるわけですが。その点瑞穂とかあの絵師の方デフォルメ以外のフィギュア化が行程コスト面で絶望的。

 人気的に失敗するともったいなさ過ぎる艦はもう媚びようがあざとかろうが等身駆逐くらいで…。扶桑山城や翔鶴姉も季節絵で若返ってる立ち絵が好評だったように一部しか凜々しさは望んでおらず、容姿年齢下がったほうが好評で人気出るという皮肉が。
 そう考えると艦娘としてはUGUME氏がギャル絵的に絵柄の可愛さという一点では突き抜けてるんですが大型艤装担当してないのが不安すぎて…。イチソ氏も完成度は高いんですがハンコ顔気にしてたのかやめたら絵柄不安定で当たり外れがあって艤装も実用的な可動はあまり考えてないので初挑戦で本命戦艦は…。コニシ氏は艤装面ではともかく本人が年齢上げすぎというかとがってる感が…今回は避けてもらいたいところ。結果しずま氏が無難という消去法に。

 紀伊国一の宮の日前宮もまとまった休みあったら今年も「まともな艦娘と艤装で超大和型の紀伊実装させてください!」と懇切丁寧にゲームの仕様や概念から奏上して祈願にいくところでしたが…コロナ外出自粛で…
 こちらの主神のお方、ご神体がプロトタイプ八咫鏡(本物)というすさまじい格で伊達に紀伊国は由緒正しい令制国じゃないという。下手に政争に巻き込まれてないせいで神代の神器としては一番完品の依代なのでは…
 戦艦紀伊が建造されていたら社格と由来的に艦内神社への勧請間違いなくこちらからになっていたわけで。ifの話とはいえ国名冠する世界最大の戦艦が完成できなかったのは惜しかった…とちょっとは同情してもらえるかも。

 あーもう見た目駆逐くらいロリ化した大和のツインテ版で制服大和準拠露出開口部減らし・タイツかスパッツで実装してくれませんかね(個人の感想)。
 そういえば艦娘はスタンダードな妹系ツインテキャラがいない…? 長めツインテは五十鈴とか村雨とか年齢高め変則的なタイプが若干くらい。

 艤装も既出ですが木馬型というかHシルエットにでかい艦体左右に延ばして金剛型のように基部あり・砲熕ガン積みで。榛名のようなアームドバルジとか後部左右艦尾に甲板付けて瑞雲満載とか、載せきれなかったら随伴長10連装砲ちゃんとかもう集大成見栄えのする要素寄せ集めでも。
 属性盛るのが大和型の系譜の定めならせめて受ける方向で…

◇2/12(水)

・毎度の超大和型戦艦紀伊に関しての長い駄文

 つべ動画紹介、Super Yamato VS Iowa! Battlestations Pacific。※英語のゲーム実況動画

 やはりBS:Pの超大和型はif不足しなかった史実延長世界線という艤装で素晴らしい…迷彩塗装だけやめてほしかった(
 末期戦空母でもないのに勝手に思いつきでこれ広めた某氏地味に戦犯…。総旗艦にダメ元迷彩必要という時点で負けが込んでif建造可能情勢と矛盾してるうえ空母でも容易に見破られるのに艦橋そびえて陰影多い大型戦艦に南方迷彩したところで…。
 そもそも甲板に大穴空いたらアウトの空母と違って戦艦は被弾前提・発艦のために本隊分離することもなく航行中は常時随伴引き連れて隠れようもない輪形陣。所在割れてる停泊時なんて雷撃機の高度では無意味で最初から対空迎撃したほうが安全という。榛名のテストしたダズル迷彩も対空でなく潜水艦の光学測距阻害で(然程効果なかった模様)。
 どうせ索敵機が通ったら見つかる前提対空迎撃上等なので根本的に現用艦艇でも変わらず使われる洋上空間ロービジ迷彩の軍艦色のままのほうが余程効果があるのでは…。
 効果あるのは速力のある軽空母まで(潜水艦の魚雷の目測運がよければミスる)・あとは対空針鼠にできず被弾が嫌なのでないよりマシで祈って頻繁に母港にまで来る空襲で地上構造物と誤認させたい末期戦最中の空母で…
 なお海外戦艦の迷彩はやってみたけど効果薄かった・もしくは多少でも効果あれば儲けもの程度の惰性、どこの国も多少なりと効果があったのは速力のある中型以下艦艇の速力や全長ごまかすタイプの迷彩。
 だいたい迷彩自体レーダーと光学測距刷新されて以降はほぼ意味なし、艦載機が高速化・航続距離伸びた後期なんてもはや対空の上面欺瞞迷彩なんて意味をなさず。呉空襲も甲板の木が枯れてますよとおちょくられたわけで…

 超大和型に関しては過去ログここ数年分で散々書き済みですが、資源・時間があって防空システム類が1年分だけでも先行開発できていたら…前大戦末期はリアル一年戦争状態で新技術と新型機開発しすぎ!
 なんとか最新の戦訓と鹵獲や解析・開発の先進技術フィードバックしたとして超大和型を建造できた場合の代表的な構成要素を見ていくと、

 帝国海軍戦艦主砲最終装備の「51cm連装砲」は46cm三連装から一門減らしてでもワンランク上の破壊力を求めた結果のワンパン撃沈のみが存在意義。
 決して本数減って貧相になったのではなく、46cm砲でも抜けず「せっかく命中出たのに運悪く厚い所に当たって中破で耐えた」をあらゆる戦艦のバイタルパート無効で貫通の威力にまで高め「どこに当たろうが致命傷で沈没する」に特化した恐ろしさ。一見たった口径+5cmでも大口径弾は総質量の増加とそれに伴う破壊力の上昇は桁違いで。
 なお架空装備でなく史実で砲身と新型揚弾・機力機構の一部は完成して砲身試射済みの未成ではあっても実在火砲です。

 艦これで例えるなら「敵艦の装甲一律10で計算して最終ダメージに+30%される主砲」。ゲームバランスの都合で実際は他の装備同様大幅弱体化されてますが現実にはそれくらい理不尽な代物で。
 鋼材の物理的な断面積強度の時点で当時どころか現代に至るまで耐えられる艦艇は存在せず。どれだけダメコン発展しても艦底まで貫通する大穴開けられては…。阻止できる装甲厚のバイタルや天蓋となると史実案のモンタナですら心許ないくらいで。絶対に破損してはならないと設計されている最新原子力空母のA1B炉心外壁ですら耐えられるかは怪しい域。
 わざわざ総重量の何割かを割いて装甲施してるのに防ぎきれないというのは知ったら必ず絶望する。対策しようにも近寄らないか張り合って超超弩級戦艦を建造するしかないという。

 ならば順当に航空機の時代だ!しようとした相手が種別分類的には「超弩級防空戦艦」という悪夢。
 情報と技術と時間さえそろい浮沈艦の概念リファインしたら必要要素は、量より質で対抗のワンパン主砲・空襲でも沈まない防空全振り・魚雷飽和されない対駆逐/巡洋艦自力排除能力。
 ほかは通常の戦艦要素と米艦の防空システム把握転用すれば機能面で行き着く姿も収束するわけで。
 なお対空はともかく実用的な対艦ミサイルはベストセラーのハープーン(1979年〜)まで現れず。その時期まで空対艦も目視距離誘導なのでどれだけif延長戦でも終戦までに出現することはないはずで。無線や赤外線方式でも母機がまず射程に入るか弾体が大型過ぎた時代なら直掩機の餌食。
 航空機全盛になった理由に真珠湾で半ば手の内広めて自滅した「戦艦でも航空機の数次第で沈められる」という認識があるので一足先に防空システムが終戦時前後まで進化できていたら「どれだけいてもやっぱり沈められない」に変わっていれば廃れる前に戦艦の復権もあり得た話で。
 ジパング的に未来兵器持ち込むならミサイルよりも「確実に鉄器を追尾撃墜できる砲照準システム」「高性能レーダーと敵味方の位置を把握し確実な連携できる指揮システム」が余程重要なわけで。
 大幅劣化していようとCIWSのスタンドアロンぽん付け対空照準システムだけでもあれ長10と連動できたらとんでもない艦の守護神に…。当時の技術だけでも米軍後期の丸パクリ同時期に積めるだけでも撃墜数が普通に一桁上がる域。そもそも人員損耗で練度が落ちているのに自動化に人力で張り合ってる時点でおかしいという話で…

 たぶん米海軍が同様にifモンタナに全国力投入魔改造したらパナマックス無視の400m級洋上移動要塞で数十隻随伴前提・戦列艦のようなみっしり両用砲とボフォース針鼠で絵的に美しくない過積載鋼鉄の城ができあがると。
 あの国の当時傾向から決戦兵器でなく砲撃プラットフォーム兼移動司令部という感じで。後期の米中小艦なんて対空火器盛りすぎて吹雪型以上のトップヘビー。基本合理的で生産性最優先なんですがでかい物も好きでたまに変なことやらかすのも前例多数。原子力万能時代の珍兵器の数々見ていれば超大和ショック受けたらOK!機動要塞造ればいいんだな!になるわけで。
 空母のでかさと戦後の空母打撃群の陣容見たら見たら当然巨大戦艦が必要と判断した日には…沈まなければいい(物理)に行き着く可能性は濃厚。しかも量産しそうで結局国家的には勝ちようがなく。同じ土俵に上がられたら結局は戦術レベルでは如何ともしがたい国力の勝負になってしまうわけで。艦隊戦無双で大勝利している間に同時侵攻で他の拠点複数陥落されていてはどうにもならず。しかもこっちは代艦建造もままならないのにぽこじゃか大型艦すら量産してくるという。

 そして魔改造投入前までの史実編成では質でだめなら量と取り巻き多数盛り警戒の敵艦隊に吶喊する艦隊決戦というか殴り込み。
 当然かなりの敵水雷が雷撃距離まで抜けてきかねないわけで、魚雷撃たれると面倒なので自力で発射前の中小艦艇を排除可能な火力は必須。
 そのための揺動少ない戦艦の甲板からとにかく残弾気にせず投射量をばらまける三連装副砲。改善型で三式弾の速射砲的な用途にも使えればさらに防空向上。
 当然前後二基では焼け石に水で、両舷の分担と内部構造を考えると+甲板四基の六基搭載が限界かつ理想。これ以上積むと他の重量との兼ね合いもあり排水量が激増する羽目に…
 駆逐艦は装甲ないも同然とはいえ意外としぶとく中小口径の砲ではフルボッコしないと穴だらけでも進んでくるわけで(乗員壊滅状態でも機関が停まらず魚雷と発射担当要員さえ生き残っていれば刺し違え覚悟で撃てる)。
 なので副砲が片舷指向二基程度では心許なく、艦橋吹き飛ばす→艦首潰す→浸水でようやく突撃阻止という感じに。発射態勢で横っ腹向けてくれたら満遍なく貫通できるので瞬殺ですがその段階では既に発射直前という。副砲六基+手の空いた長10集中砲火なら手数で順次排除もなんとか。単艦なら問題外でも同時に多数迫られて早急にすべて行動不能にしなければならないという条件だと満載ですら厳しく。手に負えない数は抜けられないようにもっと随伴艦がんばれとしか。

 超戦艦といえど単艦運用するものではなく、旗艦紀伊の場合は総力戦なら+同型艦の尾張、大和型等従来型戦艦複数・直掩機特化高速軽空母複数・対空重視の重巡と防空特化した改秋月型多数からなる対機動部隊殲滅の決戦艦隊を編成運用。
 まずは敵空襲を削りきりパイロット損耗で長期的な人的損害を与える(これが防空戦艦の本命)、大物食い思考やめさせてまず随伴艦を徹底して剥がす→超大和型と防空艦は残る敵機掃討しつつ一直線→迎撃部隊は随伴戦艦と重巡が担当→敵戦艦を51cm砲アウトレンジなんてどうせ当たらないので殴り合い上等で過剰装甲で弾けることに賭けて先に命中出して撃沈。戦艦さえ沈めて敵機削れば残存随伴処理する作業→発艦できず護衛のいない空母なんてただの箱でそれこそ潜水艦隊伏せておいて悠々雷撃でも充分なくらい。
 残存巡洋艦以下も超大和型は沈めようがないので(的がでかい分何なら主砲の直射で粉砕できる)掃討可能、艦隊は補充できても人員はそう簡単に練度上げられないわけで物量戦でなく人的被害の多さで音を上げさせ講和に持ち込むしかなく。一番期間とコストが掛かるのがパイロット、水兵なら徴兵間に合わせできても学徒動員のようにパイロットは促成では練度以前の問題で余計損害増えるばかり。
 戦争なんて政治と経済の延長・外交失敗の結果なので損得で戦争ふっかけてきた国なら当然デメリットが上回れば講話に応じるわけで(大統領がおかしいうえに取り巻きがソ連のスパイと兵器産業の手先ばかりの場合は除く)。さっさと心労で倒れて次のトルーマンなら損害酷すぎたら講話の目が充分に。彼でもアレだったので跳ばしてifアイゼンハワー前倒しなら穏便に…。共産主義の恐怖が露見するのが遅すぎた。アレはやばすぎるともう少し早く予見で切れいれば対ソで休戦共闘で痛み分けもできたろうに…

 そして超大和型といったらもう一つの外観的特徴が長10cm連装高角砲「砲塔(秋月型形状のA型)」ガン積み。
 だから各メーカー計画艦の知識不足から来る間に合わせぽん付けの砲架はやめろとorz 大和は要望したのに調達できなかったので改装当時でも世代が古くなりかけていた12.7cm連装高角砲、それすら武蔵の分が不足した始末。
 そこにプラモ金型流用の事情という世知辛い理不尽な都合でフジミのような主砲無理に換装しただけの改大和型程度(艦体流用で大和と同一なので全体に無理がある)で考証失敗作なんて羽目に。外観創作捏造してまで高角砲架積むなとorz 新造の予算なく大和再生産にまた使いたいから甲板の金型いじりたくないというのは理解はできますが許されざる… ヒットしなかった理由は知名度不足よりやっつけ仕事過ぎて文字通り主砲門数が減った大和にしか見えなかったというのが…

 本来の超大和型としてキット変更するとなると艦体・基本艦上構造物はやむなく流用にしても、甲板の砲配置部分変更、上段高角砲群の基部・艦橋基部一部変更・三連装副砲と長10のみの新造ランナー追加必要と…予算不足と面倒だった模様。
 それが手抜きで主砲を51連装に載せ替えて、ちょっと見た目違う高角砲架でっち上げて大和そのまま配置の既存基部に収まるようにすればなんと大和のキットから金型全くいじらず新規ランナー数枚付けて箱絵変えたら新製品完成という…超大和と呼べるかあんなもん( 改大和ver1.5の近江(仮)改がせいぜいな代物。
 市場のパイは小さいため知名度の割に小規模メーカーだからとはいえ誤解の形状を計画艦考証が専門でない作る専門モデラー間にばらまいたのは本当に許されざる…

 根本的に大和型の改良型な改大和でなく、超大和型というのは拡大発展型の計画時仮称であって本来は基本設計転用した別艦級の「紀伊型戦艦」。全長も全幅も伸びてそれに対応した配置になるはずが予算の事情で大和そのままの艦体と大半の部分流用したらおかしくもなる。
 大和型のままで収まる代物なら大神工廠新設なんてしなくともそのまま呉ドック拡張もせず建造できる範囲なわけで。大和自体46cm砲ですら限界サイズのコンパクトさで詰め込まれているのに連装にしたところで51cm砲の反動と射撃後動揺は命中率低下が著しく、何より人力では困難になった弾頭用の新型機力揚弾装置が収まらないので強引に積んだところで発射間隔も酷いことに。物理的に載ればいいというものではなく…

 急遽改装でなく最初から運用設計なら当然追従性・給弾/運搬・調達的に優れた砲塔にすべきで。
 当然前後副砲は残すべきでそれ以外の部位。高射装置贅沢に使えば三基を統制で倍数なので艦政本部的にほぼ決定であろう数が十二基搭載。
 なおBS:Pでも一部妥協状態、ガチで当時の傾向からifで後期防空システム採用できていた場合はこの紀伊の艤装案という結論に。
 上がFトイのキット(史実準拠if1943・艦体再設計の余裕はなく長10だけ規定数確保して中小艦対策諦め防空全振り仕様)そのまま、下が完全体仕様(艦政本部の傾向と戦訓からの諸元逆算・不足なく理想通りに完成できた1945版)。

 なお艦これが開戦〜と同等のリアル時間経過とすると現在1948(終戦+3)年ifに突入中。
 S-51Jも元ネタ初飛行1943・生産1944〜なので時系列的にはおかしくもなく。そして史実最強量産戦闘機F8Fベアキャットが運用開始1945と実装されてもおかしくない時期。F9Fパンサー(初の艦載ジェット)は1951なので実装するにしてもまさか2023年…? なおF-86セイバーが1949運用なので来年にも…て今でも五航戦が慶雲改と橘花改普通に飛ばしてた( 実装されても強い(小並感)で済む程度に。それより史実再現でB-29量産絨毯爆撃でイベが銀だこまみれになるほうが困る。

 そんな初期ヘリ実装するくらいなので技術的にも時間的にも超大和型戦艦を一隻だけなら充分建造可能。量産はさすがに尾張で打ち止めにしないと国力が保たない。
 史実マル5計画でも改大和型「近江」・超大和型「紀伊」「尾張」。計画続行となれば艦名は八八計画から継承で決戦兵器用に御三家紀伊尾張温存→逆算で改大和が近江で残る大和型四番艦(111号艦)が「駿河」となるはずで。駿河は計画艦でなく一応未成艦。キール段階で中止されましたが…
 なお尾張は縁起が悪いと言われても旧国名の元は大和朝廷領の終わる最辺境=世界の果て、物事の終わりではなく。まあ尾張まで完成した場合でもそれ以上戦艦は作らないと思われるので最後の戦艦と同義でもいいとは思いますが(背水の陣的な意味でも)。
 艦これサービス終了時のトリを務めるのも尾張が順当。なので不幸だわを自嘲で鼻で笑うくらいな信濃も温存やめて年内に実装してあげても…

 話戻し対空電探と統制射撃・連動追尾に近接信管がない場合勘と経験で高射装置から同方向に全高角砲を向けて弾幕を張るしかないので一斉に同じ向きに動きますが、戦後速射砲のように狙って落とせる水準に達したら当然個別に「たかが一門の砲でry」劣化版とはいえ追い回して落とせるため空襲中は高角砲もこのような全周囲警戒位置で待機することに。
 主砲塔の重量増加が激しくバイタルパートもモンタナ級想定、主砲弾も大型化した分容積と重量必要と前部主砲塔の周辺は高角砲なぞ載せる余裕がなく。
 かといって砲架式ではそもそも主砲の衝撃波で壊れる。機銃なんて本当にないよりまし程度で砲撃時の人員待避や視界の妨害考えるとむしろ邪魔。ボフォース鹵獲コピーできれば積む程度で。あれこそ必要ならどうとでもぽん付けできるので。あと大和主砲天蓋の機銃座は末期戦やけっぱちの産物であれデメリットしかなく完全に不要。そんな人力で上まで運ぶ程度の弾薬で空襲中にどうしろと…特に紀伊だと直上の副砲ががんがん三式弾ばらまくというのにw
 その結果主砲衝撃波のコーン圏外・内部がバイタル構造材のさらに外層にバーベット以下埋め込む余裕がある・弾薬を弾薬庫→一時集積→各高角砲へ揚弾したり搬送する経路を考えるとこの配置。
 大和同様中央構造さえ生きていれば継戦可能なので直ちに影響ない艦首と艦尾は余裕があれば程度、とにかく狙って当たる雷撃機と機能削ぎにくる爆撃機を空域ボックス分担して片っ端から撃墜。
 同目標を狙う場合当然複数が離れているほど角度的に十字砲火に近い回避阻害が期待できるわけで、どうせ水平射なんてしないので引っかかりそうな密度で配置・連動迎撃する場合上3下2×両舷が最大効率に。

 何より片舷で最大副砲四基十二門が斉射可能、しかも巡洋艦と違いほぼ揺れない甲板から測距と修正可能。加えて空襲が同時でないなら長10も片舷六基十二門が同じく対水雷艦艇排除に投入可能。
 ガン積みしてますが正面向いたまま迎撃に向かう随伴艦の砲撃で換算すると重巡2・駆逐駆逐3の完全に連携した集中砲火と同じ火力が一隻から放たれるわけで。
 数がいてあまりにウザかったら処理時間優先で主砲の三式弾を直射でぶっ放すという荒技もあり。紙装甲の巡洋艦相手なら炎上どころかまとめて中大破も期待できる域。徹甲弾撃ったらさすがに駆逐は狙って当たらないとはいえ当たれば消滅、至近弾で転覆。旧式戦艦相手ですらオーバーキル過ぎますが。
 空気抵抗の影響受けにくく散布界自体は狭いので避けきれない相手が有視界になんていたら大艦巨砲主義の体現を目撃する羽目に。大和も主砲用榴弾でも積んで出し惜しみせず前線で主力戦艦出てくるまで旧式戦艦と重巡を狩り尽くすべきだったのでは…

 ともあれこの兵装と配置なら空襲をしのいで敵艦隊へ吶喊、阻止にくる巡洋艦も凌いで本隊を射程に、相手にしてみたらまぐれ一発で轟沈不可避のモンスターが数の暴力耐えきって直接戦闘という嫌すぎる状況へ。
 艦これの戦後時間軸以降で満を期してのif完全体で実装の暁には…まあバランスの都合上大幅弱体は避けられないとはいえせめて立ち絵艤装は砲熕を全基搭載してもらいたいところ。本当にクリックで艤装オン/オフ必要な背後見えないくらいの扶桑さん以上なボリュームで。
 過去ログで要望書いたように駆逐〜軽巡くらい等身のロリ戦艦で巨大な艤装というギャップにしてくれるのが理想なんですが!ゴリラ等身美女にされるとそもそもコスト的に立体化が不可能な域に。
 最近戦力にはならない新艦と特に思い入れもない海外感続きでしたが本当にそろそろてこ入れでifといったら大本命の紀伊を心底実装してもらいたいと。
 田中Pの今後,「紀伊」クラスで投入する予定ですが発言から温存され続けてもう今夏で七年が経過するんですが本当にそろそろ…
 4/23で7周年なので記念に戦力としても話題性としてもふさわしいif時間軸で目玉と呼べる未実装艦と言えば…!

雑談詰め、大鯨(とG.T)関連ほか(開閉)3/15

◇1/14(火)

ロボ魂ザメル着ほか雑談詰め(開閉)

◇7/29(月)

◇今figuma化希望マイブーム第一位、大鯨さんの魅力!
 ・かわいい ・定番人気のイチソ艦 ・声がトップクラスにあざとい ・ナイスタイツ ・エプロン ・胸がTAIGEI
 最盛期実装の特殊艦種で当時プレイしていた提督なら(苦労して捕鯨して)ほぼ母港にいた認知度と知名度。
 史実ネタモチーフで大鯨×時雨ならアニメ二期ヒロイン枠で抜擢特需の可能性あり。

 figma化立体的にも、
 ・標準程度で可動阻害しない制服 ・リア艤装が煙突程度でかさばらず可動部もほぼない
 ・手持ちオプションが魚雷入りバッグと野菜鍋だけでメカ部分設計ほぼ要らない
 ・基本構造が標準的なセーラー系と時津風系の袖処理程度でデザイン方向性が難解でなく新設計細部と軟質エプロン程度
 ・イチソ艦は顔の完成度高いfigma化してるので同じ原型師なら期待できる、ベースの流用造形も楽
 ・そこまで高頭身でないので体型バランス配分は夕立時雨の流用でもいけるくらい(下駄の上げ底分身長高くなる程度)。
 ・好評だったらあとから上半身新規と前髪部分髪飾り変更で龍鳳・龍鳳改のリデコにベース部分転用で金型含めコスト削減できる。
 なのでそれの量産効果見越してフェイスパーツ数は+1〜2種類増やすのを検討して欲しい。

 ・FREEingからアイアンフォスル発売済みなため、ダライアスで一番人気かつバースト枠のG.T(グレートシング)が今後発売される可能性がある。
 同じ鯨モチーフの艦艇、かつ近似カラー。ラスボスで原作ファン&強キャラ好きに加え、同時期に予約を取れば艦これファン層にも一緒に並べたり絡ませる要員で高額帯でも追加需要がかなり見込める。
 下手すると組むのが大変な史実艦艇プラモより半アルペジオ式にお供需要で一緒に飾りたい人口多い。

 要望点
 ・大鯨さんに限らず「手首武装はリング式はめ込みで」。一体成形や接着にされても破損しそうで困る。
 ・同じく艤装の腰固定アーム板が邪魔なので簡易の張力固定でいいので別パーツで。非武装で板だけ残る違和感…
 根本的に艦娘のアクションフィギュアを常時武装状態で飾りっぱなしの人少数派で…その用途なら1/7以上の固定でいいとも。それを証明するように高額帯だった事もあり売れず終了した同サイズ固定展示用の中破FigFIXシリーズ。
 ・近年高額化が激しいので下手にケチらず「武装部分の四肢は該当箇所だけでも非武装差し替えパーツ付属で」。
 具体的には大鯨さんの場合「マスト設置基部が残る左上腕」「装甲板のある右腿」だけ関節ジョイントなしでいいので差し替えパーツを何とか同梱で…
 ・めっさ横目で見る癖があるのでデフォ右目線顔ともれなく入れてくる中破顔はともかく「正面普通顔」とカレンダー時のような「正面笑顔」が欲しい。可動物ジャンル自体が正面顔なしは予約数2割は変わってくる重要事項。
 予算削るより下げられないなら加算してでもフェイスパーツはある程度数があったほうが販促のメリットのほうが大きく。最近は削るところ間違えは余りに少なすぎ使いづらい表情ばかりで買い控える悪循環すら。
 ・全周イメージや全体バランスなどは艦これアーケード版のほう参考で。3Dモデルや仕草のモーションが秀逸。
 ・バッグと鍋の中身はコストカットの一体固定でいい。ぶっちゃけ小型魚雷は流用で装備させるにも使い道がなく、野菜もリーメント等でいくらでも出来のいい小物があるので定価が上昇するコスト掛けてまで別パーツする意義もなく。
 ・アホ毛はソフビほどの柔軟性は要らないのでPVCパーツで。触らなければ無事でも引っかけ事故や地震で落下すると頭から当たった場合高確率で破損するので長期的にも経年劣化より折れるリスクのほうが高く。
 ・エプロンは一体接着でいい。ただのセーラー服ならすげ替えればよし、チャームポイントなので普通外さず隙間ができる難点や隠れる部分作る必要があるコスト上昇するくらいなら着脱考慮しない一体構造で。
 ・贅沢を言えば青い襟や袖の内側はつや消しで最初からコートして置いてほしい。特に色移りしやすい色なので時津風なんて接触面すべて青くなってる…襟は入り組んでるので自力でコートするのも一苦労。
 ダライアスバーストのfigmaグレートシングも要望しておくと大鯨といろいろお揃い並べ需要でなお良し。SUGOKU DEKAIのでまさに大鯨。しかも天然ほげーと最強ボス艦というギャップ萌え。アイアンフォスル発売済みなので本命こちら待ち中。

 だいたい以上! グッスマ新製品化要望フォームで要望出して数集まればfigma大鯨実現の可能性は上昇。
 あちらもまず生の意見が耳に入らない事には間接的な判断材料しかなく勘違いした理由でチョイスして優先順位が大多数が望んでいたキャラを尽く外しまくり誰得ラインナップ…という結果になる事も多く。

以下雑記や雑談放り込み8/29(開閉)


◇2/8(金)

・今後のイベ坊ノ岬ですが…史実再現面子で出撃する場合唯一欠けているのが冬月。
 運営は秋月型を特別扱いしているため今となっては姉妹艦多数でそこまで性能的な希少性ないとはいえ前段で配ってから即決戦とは考えにくく、以降の大規模イベで西村の時のように前後編に別ける可能性が高く。
 そしてイベ開始メンテでサプライズ大和改二実装してきそう。
 その場合沖縄特攻は根本的に空母なし防空もVTすらない弾幕のみのほぼノーガードだったのがたどり着くことすらできなかった一因で、if名誉坊ノ岬で随伴させる新空母かつ相応となると…前半報酬で信濃が来そう。
 そうなると必然的に前半は敵機動部隊振り切って沖縄到達まで。銀河まで配ったあたり壮絶なボーキ大量消費の航空消耗戦が…
 米艦ドロップは大型空母温存してネタ艦級詐欺のアラスカとか来そう(ヒラヌマ&カデクル被害者その1)。陸奥以上にあらあら言うキャラで(

 深海相手に座礁砲台化しても意味がないので後半では本来想定していた敵主力戦艦部隊にガチの殴り込み(同じコース逆走で今度は空母直掩あり・マップ開発担当に優しいw)。
 片道掃除済み&深海はいきなり涌くので今度は逆走で呉襲撃の報にUターンコース。どうせイベ毎に泊地を深海が占拠して激戦地になってる鯖もあるので今更急襲されたところでいつもの事。
 その末期戦再現の状況下なら水鬼様恒例の余計なこと思いついた突発進攻の興味引くようなものといえば武蔵改二(超大和型ver0.7くらい)以上の代物で…本来の超大和型戦艦紀伊しかなく。つまり夏までお預けっぽい…
 なお最近の新艦が深海から浄化の流れだと…水子的な未成艦の無念集合体。ただの駆逐や軽巡ですらアレだけヤバいのに元が最終決戦兵器の深海仕様てどれだけ凶悪になるか…!w
 あー…そのための坊ノ岬組で超装甲ぶち抜く必然になってる(山ちゃんの火力・瑞雲載る矢矧・秋月型CI・特効駆逐・切り札ゆきかじぇ魚雷CI)。
 倒して解放→障害なくなり建造完了→ヤマト1話的に発進なら演出的にも無理がなく。二期html5になったのでそろそろイベ攻略後に一枚絵くらい出しても。

 なお新艦候補としてはイラストちら見せの玉波が近々のイベ内定。あとはログ未実装艦の残り姉妹艦。
 以前可能性は臭わせていた伊吹も未成ついでに出そう。空母いぶき実写化ついでに。
 あとは目玉になりそうな艦は温存として、任務娘艦隊増えすぎ手が足りなそうなので応援で仁淀(SSでは登場頻度高いw)・未成でない練巡香椎(コンビニ担当)・大鷹リデコその3で海鷹あたりは来てもおかしくなく。あとは択捉型あと9隻。潜水艦枠はもうお盆時期にミミちゃんでも(

 まあいい意味で予想外して春に史実時期合わせ坊ノ岬(大規模E-8)完結でも。
 どうせ改二でない大和型では現状それほど同時出撃するような出番ないので前段潜水地獄突破で信濃、冬月せめて丙5%ドロップ枠で投入、最深部で紀伊なら豪華な詰め合わせ激戦イベにできなくも。
 その場合夏はもう散々欧州はいったのでハワイの中枢今度こそ解放か401の待ち望んだウンガー→大西洋ルート開拓。
 海域解放して太平洋航路復活すれば今後米艦まみれになっても名目はできる&最後の懸念の大和型系発展の2隻さえ出してくれたらもう世界の戦艦コレクション路線いっても文句はなく。

・いつもの長文、実装予定の記事から焦らし期間が長すぎ紀伊欠乏症再発…
 とりあえず順次坊ノ岬組の改二や改三実装、出揃ったその次にメインモチーフで本命のif坊ノ岬(たぶん冬に冬月きて来春アニメ合わせ)と。
 米軍側編成にアイオワ級のミズーリにニュージャージーほか戦艦いたのでまあそちらを最深部報酬に回すとして、もう単独マップシナリオで何の因縁もなく固定海戦もない紀伊と信濃を本当にそろそろ…
 なお信濃はコンバート=改持参装備なしなのでもう溶鉱炉追加でもいいくらいで。性能的にも高角砲とダメコンを多少改善した程度の大和型or鈍足で耐久上昇した大鳳程度(搭載数と運/回避はさらに低い)なので。噴進やら5スロの改二実装(当然稀少品複数消費)なんて先の長い梃入れ来るまでは入手できたところで戦力そこまで強化されず。

 紀伊は実際に開発着手した計画艦としては史上最大・帝国海軍最後の超々弩級防空戦艦なので艦これ世界なら可能なフルスペックにしてもらえたら。どれだけ盛ってもどうせ深海側にはそれ以上に理不尽なチート架空艦多数なので。
 単純な門数でも長10砲塔を秋月型3隻分の12基・51cm連装砲3基。三連装副砲2〜4基、欠乏なかった完全版の紀伊改なら副砲6基。

 艦これ的には正式51cm砲妖精がなぜか武蔵なので揚弾装填高速化完了の「51cm連装砲改/改二」で紀伊妖精。さらに長砲身化しなくても発射間隔が短くなるというだけで脅威。なお三連装は搭載不可能な火葬戦記の産物なので絶許。

 連動統制で三式弾対空制圧全振り両用砲化した「15.5cm三連装副砲改二」は…まあ多数搭載してるというだけで装備として持ってこられてもスロットに載せる余裕がなく。実艦では空爆混じり随伴艦も余裕のない乱戦での要ですが、システム的に5スロでも戦艦必要=敵が危険物で低威力CIが邪魔な副砲なんて積む余裕は…

 「10cm連装高角砲 集中配備(12基)」…他艦は大和型改二(過積載)しか積めんわそんなもん!w 重量や内部構造・弾薬庫搬入経路配置ができない以前に物理的に砲塔A型をそんなに載せるスペースがない。だから信濃は大和型高角砲の配置で性能落ちても軽いシールド砲架なわけで(在庫に余裕がなかったとも)…

 紀伊型のアイデンティティー的な装備はこの三つ。戦艦という艦種自体の存在意義が主砲を戦場に運んで殴り合える防御力(それ以外の航行に影響ない人的・設備の損害は考慮しない)。
 それに末期の戦訓でいかに空襲に耐えるかが加わるわけですが、ぶっちゃけ防空火器増し増し高速中型空母複数随伴で艦攻ガン積み艦隊防空/要撃直掩機したほうが早いよねという。それが諸般の事情でそろえられない故の戦略級な空襲ある程度無効化できる超戦艦で殴り込み艦隊なわけですが。

 そもそも超大和型の最終的な運用が、
 1.空襲で沈まない長10砲塔満載での防空火器電探連動統制射撃
 2.敵艦隊吶喊で乱戦でも随伴に依らない副砲群での中小艦艇自力排除と機銃レンジ外での範囲弾幕
 3.主砲で全艦種のバイタルをも貫く一撃確殺と射程で逃げる空母や阻止する戦艦をワンパンしまくる。

 →相手は資源はあっても予算と人材が爆発して継戦メリットより損害リスクが上回り講和狙い。なお無双し過ぎると某大統領発狂でモンタナ級の群れが量産される模様(

 元々アウトレンジはできるというだけで外した砲弾コストと巨大すぎる砲弾の積載量的に不毛なため寄ると怖い要塞砲や対地で相手にする場合のみ。一発でも当たれば沈むと知ったら敵艦が全力で逃げていって嫌でも徐々に長射程とも。
 基本敵泊地周辺や全力航行してない敵主力艦隊を殲滅(空母群は夜襲か発艦中に空襲突っ切って吶喊)して量より質で多大な被害を与え厭戦世論で対等に近い講和を引き出させるのが最終的な目的。
 戦艦の建造運用コストもですが両用砲+近接信管+電探連動コンボをパクれたらいくら米帝プレイでも人的に米議会が日和る域の損害。あちらは総玉砕の覚悟でなく上はビジネスだったので。日本の末期対艦損害と同等以上の比率で航空機落とされたら市民からの突き上げが盛大に。
 もう少し建造早かったら完成していたもののアルキメデスのようながっつりハワイくらいしか用途もなく結局ホテル、史実米国がチートで航空技術の進化と増産ペースが早すぎた…。一航戦と二航戦生き残り予定通り着工しても今度は末期戦であらゆる物が足りない…となって結局詰んでいたという不遇さ。せめて艦これでくらい最終設計で更新されたであろう状態の不足なく完成できた姿を…

 自重なしならツァ!が温情の域の対空CI(虫歯姫並み)・何も積まなくても自衛火器満載補正の対PT特効、特殊攻撃?知らんがなの昼3巡とか単艦で先制超長距離砲撃、そして本人にクリック収納判定いる域で母港背景埋め尽くす巨大艤装してくれてもw その代償なら出撃すら躊躇う燃費や修理コストでも納得の最終決戦兵器(未成)。
 コストすべて山ちゃんの3倍でも見合ったif理想の条件が整った完成時の戦力さえ再現されていれば…。何なら改装で甲勲章数個消費しても許せるくらいで。何しろ紀伊以上の戦艦は存在しない決戦兵器なので(※なお燃費)

 別方向でアイオワ改二といい勝負なリアル超兵器なので何にせよ大規模イベ最深部報酬・ドロップ数年なし枠になるはずですが、日本周辺か大和型絡んでいれば何の海戦モチーフでも支障なく。
 一番史実に近いのは何度か書いてますが呉空襲ifで空母全滅せずマル5計画続行だったら…の最終艤装中ドックからヤマト的緊急発進シナリオの場合。イベは基本こちらから攻め込んでますが帝国海軍最後の遺産的な超戦艦建造中なんて水鬼様が嗅ぎつけたらそりゃ喜々として全力空襲→ガチ水上姫や鬼編成で殴り込み掛けてくる(
 史実の制約弾切れで最近はif架空改装や未成艦実装も増えてますがそろそろ梃入れで大本命を…!

 なお再三書いてますが
「架空艦=存在しない妄想ファンタジー艦」
「未成艦=実際建造途中で完成まで行けなかった艦」
「計画艦=設計と建造予定は立てていたものの起工前に中止や終戦した艦」
「ペーパープラン=図面や発表はしたものの端から建造不可能・練り込む前に没になった案」
「オリ艦=艦形は既存や未成計画艦で名称未定に勝手に付けて魔改造等オリジナル艦(仮想戦記用)」
「架空改装艦=元ネタや艦名は史実でトンデモ魔改造した仮想戦記艦(いわゆるif改装)」
「番外、ファンタジー・SF艦=名前もしくは外観だけでモデルにした別物」
 など実際当時活躍できなかった艦でも進展やら創作物登場では段階的にいろいろ。

 有名な例を挙げると架空艦:日本武尊・轟天号・播磨・越後 未成艦:土佐・天城(戦艦)・伊吹 計画艦:紀伊・尾張・駿河 ペーパー:五十万トン戦艦 オリ艦:晴風・白龍 架空改装:大半の戦記系創作物全部 SF:ヤマト・アルペジオ系等多数

 おもに架空戦記やら仮想戦記で無念を晴らすかのように大暴れのトンデモ艦というイメージがつきまとってますが、妄想でなく時局の変化さえなければ実現もあり得た未成艦&計画艦とその他は一緒にしてほしくない域で…
 それはそうと史実艦では最大かつ旗艦だっただけに山ちゃんの魔改造作品が多すぎる。原子炉やら空母化はざら、ロケット推進したりイージス積んだり挙げ句は飛んだりオカルト化したり宇宙行ったりもうやりたい放題w
 wikiなんてこれでも代表的な数点に絞っていて全体では数千冊あるんですよね…仮想戦記第一次・第二次ブームに意味不明な勢いで珠玉混交に濫造発刊されたので。

 少なくとも実際に建造可能範囲に収まっていない類は全部自称していても架空艦枠。
 自称超大和型でも全長350m超してたり51cm砲が三連装だったりの施設規模的に不可能な案含めて。技術的には可能でも関連含め戦争中だというのに多数の生産施設占有・鋼鉄とニッケル使い尽くしたうえ多大なリソースと建造維持含め年間国家予算1隻で食いつぶす代物は無理。咆哮じゃないんだから単純に全幅2倍なんてしたらどれだけコスト激増するかを…
 艤装が史実計画の延長線上準拠の紀伊さえ実装してくれたらあとは…未成計画艦マニアなのでそれ以上の贅沢は言えず。ほか定説の艦名すらないのが大半。
 当時大和型ですら火力と装甲で並ぶ艦隊決戦型戦艦は結局存在しなかったというのに(たいてい装甲と火力を妥協して速度重視の巡洋戦艦による強襲と不利になったら即離脱)、実際建造しようとしたのが日本だけだったというだけで設計だけ検討してみた(却下)ペーパープランのトンデモ艦は世界に多数。
 過去ログ17年8/23開閉分にまとめてありますが当時の常識は大艦巨砲主義だったので(終戦の数年前までは)。
 ただ例えると「HP1000の戦艦は攻撃力200の主砲(命中2%)で殴らなくても10ダメ(命中20%)×100発当たるまで袋叩きにすれば削りきれる」という高速かつ大型の爆弾や魚雷も積める航空機が開発されて航空時代へ。
 航空主兵とはいっても正規空母なんて実際運用できた国は数えるほど、戦闘中に増援が出せる距離に基地も友軍もないだだっ広い太平洋で殴り合うのでなければそれこそ単発火力より足の早い巡洋戦艦で充分だった時代(欧州なんて陸上機が充分届く)で…。
 今でこそイージス艦の射程内で航空攻撃なんて自殺行為ですが、前大戦末期にもう少し防空火器の進化が航空機より先行していたifなら航空機で戦艦を沈められるはずだった→毎回未帰還機多数でしかもしぶとく耐えきられる→パイロットがいくら補充しても足りない・しかも割りに合わない勢いで人材が漸減されるとなれば一周回って再び耐えられる装甲で耐え殴り合うしかなく戦艦が再び主役に。まあミサイル登場までですがね!

・ヒで見かけたどこぞのソシャゲの超大和型…確かにスペック的には最強でも美しくない(
 根本的に誤考証が多い迷彩は紀伊型建造できる戦況なら不要。他でも根拠なしにパクって緑色にしてる例が後発多数ですがそもそも大和型以上の鈍足巨体に意味があるとでも(
 それ以前に甲板に被害が致命的になる空母が末期戦でダメ元の商船迷彩真似て塗っただけで構造物が多く装甲重量で転舵も鈍い戦艦に施す意味がなく。
 それを置いておいても主砲51cm連装砲として対比概算で全長350m程度、主砲塔5基も積んだら縦横比1:5で煙突増えるくらい旗艦積んでもこれ純粋にロ号缶数増やしただけと思われるので直線速度は出ても戦速航行してたらまともに回避行動取れないと思われ。終戦時期経過でif新型缶可能だった場合は煙突肥大しても1基で収まる範囲で。

 加えて確かに副砲ガン積みは超大和型(防空+障害も自力排除しつつ艦隊決戦吶喊)には必要派ですが、それも限度というものが。現実に可能だったはずの大和型+2割伸長程度なら3連装副砲は運用設計上6基が無理なく理想効率。片舷9基+前後各1はいくら仮想艦でも積み過ぎw 対空砲は片舷4基になってますが普通はそちらにもっと重量割くべきで。

 なお終戦時間軸+7年以上経過世界観らしく防空が単装速射砲、ターターっぽい噴進誘導にアスロックっぽいものと初期近代装備付き。何でその状態で後部甲板潰してるのに水偵積んでるのw
 まあ厨二止まりのソシャゲにツッコミ入れる事自体が野暮なんですがせめて征都くらいは最低限の整合性取れと。肝心な近代レーダーとアンテナ等情報系増設されてない。
 副砲も減らして防空火器や電装系+搭載弾薬に重量回したほうが明らかに… アイオワ(史実)のようにかさばるトマホーク多数ならともかくターター程度なら随伴艦に乗せれば充分で。電探照準できる世代なら主砲塔も3基で充分、むしろ副砲を三連装のまま速射化して砲身加熱遅らせ安定したVT砲弾乱射したほうがましなわけで。あと速射砲これだけ積むとマルチロックに電算室かなり肥大化するので艦橋基部もっと肥大化かつ最重要なので重装甲になる。
 長波の空中線邪魔になると考えたのか左右に分けてるあたり無線よく判ってない。そもそもどうせ線一本に当たらん・切れても帰投してから張り直すと大和なんて艦首に線張ってたくらいで(長波の都合で長さが要る)。そもそも余程の緊急事態でないとフィクションでよくある真正面や背後に主砲斉射なんて戦艦はしない(反動ダメージがロールで逃がせない)。副砲は三式弾対空するなら正面撃ちまくるのでまぐれ断線しそうですが。
 あとターター爆風で誘爆するか故障するよねこれ。カタパルトと倒せないクレーンもろとも。まあいちいち設計考えてるゲームなんてWoWSくらいなもので低予算ソシャゲではそんな事してたら時間と予算が足りないので適当なものでっち上げて課金回収したらある程度の年数で店じまいサービス終了が多いわけで。
 以上特に益のない突っ込みでした。モデラーもですが見た目と単体スペックばかりで運用名や各機能よく調べてない人や会社が最近多すぎる。下請けで仕事選べないならまだしもモデラーはせめて缶の兵装や艤装の運用や内部構造など最低限の知識を得る資料は読んでもらいたいところ。

 なお突っ込みポイント:
 超大和型に南洋/南方泊地停泊迷彩→ほぼ意味がない&総旗艦にそんなチキンしたら士気低下する。そもそもウェーキ引きすぎて欺瞞しようもない。
 高角砲がフジミ誤考証の砲架A型改三丸パクリ。大和型流用の都合で載せられない信濃じゃないんだから運用面から砲塔A型(秋月砲)にしろと…。
 あと甲板はバイタル外層で影響しないので空いてる部位に長10砲塔置くべきで。せっかくの左右射界開け分散配置も出来る甲板スペースのロス。
 三連装機銃大和最終並み満載→邪魔。末期は防空ドクトリンが既に違うので測距と照準連動が更新できていれば弾幕妨害は過去の遺物なわけで。長10満載で落としきり全振りで抜けた分の自衛程度が正解。主砲天蓋の機銃も完全に不要。対編隊に新三式弾的な主砲使うならいちいち要員出入りのデメリットしかない。
 51cm三連装砲→論外。史実で完全に不可能な架空艦なので計画艦名乗るなと。火葬戦記化する世界線以外では国力・物理的・予算的に運用不可能。少なくとも出したら作品自体が史実準拠は絶対に名乗れなくなる代物。全長が最低でも300m〜350mクラス必要。

◇12/7(金)

どうでもいい雑談ほか放り込み場所(開閉):最終1/12

◇7/24(火)

・艦これ:8月下旬以降に晩夏イベ予定(少し大きめな中規模)。以下所感ほか(開閉)

◇4/13(金)

・デアゴスティーニ「栄光の日本海軍パーフェクトファイル」の第4号で超大和型戦艦(A-150)記事。以下感想(開閉)

◇3/27(火)

・今月のプレバン受注生産AGP照月・FAZZ発送。以下ざっとレビュー(開閉)
◇3/11(日)

figma艦これ:夕立改二 発売。
 製品仕様はだいたいスレで紹介されているので以下いつものネタと補足。(開閉)

◇2/17(土)

・艦これメンテ:2/16(金)AM11時〜PM11時予定→延長3:30完了
 ※武蔵改二はイベ同時実装。弾9900/鉄9600[改装設計図×3 砲熕資材x3 戦闘詳報x1]消費
 初期装備:試製51cm連装砲 15m二重測距儀+21号改二 10cm連装高角砲改+増設機銃 新型高温高圧缶
  5スロ、低速、カ号/ソナー搭載可。搭載スロ5/5/5/8/5。(後ろのスロにまとめてほしかった!w)

 武蔵改二の立ち絵で主砲が信濃妖精の試製…ではなく、制式なほうの51cm連装砲なんですが! いや良いんですが実艦だったら艦体伸長1.2〜1.4倍と全幅追加とか新造のほうが楽なくらい無茶な魔改造してる…

 しずま氏しっかり調べてから描いてもらえたようで動揺観測と旋回手用の潜望鏡もしっかり連装構造配置で天蓋中心線上、中央塞ぎでない制式製造の51cm連装用砲室と前盾、米後期相当の防空運用では不要の天蓋機銃座もちゃんと撤去と文句なし。艦舷機銃座も今度は足りないといわれないくらい絵面で許される限り満載といい仕事。

 おまけに高角砲が思いっきり長10cm連装高角砲塔(秋月砲)…改大和型でなく超大和型化してるよこれ!!w
 フジミの独自創作形状砲架にされなくてよかったと心底安堵。理由は過去ログにもう散々何度も。
 まさかの帝国海軍最終型の戦艦化とはいい意味で想定外な。

 これで気になるのは51cm砲の妖精さんでデフォルメ紀伊が先行バレ…と思ったらたけぞう妖精がガイナ立ちしてるorz 従姉妹の存在意義の兵装なのに気にすらしないまさに武蔵(
 武蔵がここまで盛られたので、本家紀伊のほうは追加で15.5cm三連装副砲×6基満載仕様にしてもらえたら。大和型から改造ではさすがに排水量的に無理があるので今回はなくても納得ですが。
 武蔵は改装という点で基礎構造引き継いだのかボリュームアップしたものの詰め込み方はコンパクト(高角砲群も分散でなく旧大和型配置のまま)、艦娘的にも金剛型改二のようなはったりの利く外部バルジなし。
 最初から新造の超大和型なら魔改造でないのでもっと自重しない巨大艤装盛りで。

 持ってきた装備が試製だったのはゲームバランスの都合で立ち絵は制式なほう。つまり今度のイベどこかの甲報酬か膨大なネジ使って試製と46cm消費して更新しろと…
 紀伊実装時に見た目同じで内部機構改良ifの「51cm連装砲改」(妖精さんは紀伊モデル)という可能性もあるんですが、天蓋に機銃載せたり火葬三連装にしたら絶許(
 ともあれこれで魔改造の末とはいえ艦級的には超大和型に並んだため本来のネームシップ紀伊も普通に登場可能フラグ確定。あとは次イベで最深部報酬に来てくれたら…!

 そして新艦すべて判明、この後に及んで信濃が来ないという…
 次回坊ノ岬だけではボリューム不足なのでやはり信濃回航と呉空襲と紀伊でもまとめて入れてくる気配が。
 大和型改二を2隻とも実装後なら信濃は改大和準拠にしても改二が超大和化したのでやや下位互換・5スロ装母にコンバートが持ち味(1隻で大和改と五航戦改二を切り替えられる状態)。
 本命の紀伊も主砲自体は大和型改二と同じなので火力増も安定性+副砲満載分程度、そして長10cm砲塔分散配置と統制射撃・新技術導入による鬼のような対空性能がもうひとつの特徴で対空番長の超弩級防空戦艦。
 秋月が4基→12基搭載で統制射撃という単純計算だけでも3倍の門数+過去ログに書いているように完全版なら15.5cm三連装副砲(改)×6基ガン積み。
 今年中になんとか紀伊を出してもらいたいものですが…。

駄文、新艦予想や信濃関連等(※結果:冬イベ来ず出待ち延期)(開閉)

◇2/11(日)

コンプネタバレに雑感少々(改大和型実装の一報&いつもの紀伊絡み)(開閉)


◇2/5(月)

・ヒでBS:Pの超大和型の大きめSS載せてた方を発見(三年ほど前の投稿)。→拡大
 連斬の影響から理由深く考えず大和型系の戦艦にまで迷彩だけ残念(他社も同類のミス誘発)。
 長10cm高角砲塔の上片舷4基だけ重量と給弾経路不安なので左右各1を第一副砲塔横の甲板に降ろしたいところですが、それ以外はほぼ万全で竣工できた状態としてベスト。

◇1/25(木)

・武蔵改二の影響かヒで間違えてるかた散見しますが、
 ×超大和「級」 ○超大和「型」。国産艦の艦級呼称は○○型表記。

 「紀伊型」は計画艦でも先代八八艦隊型(WoWSのあれ)と二代目超大和型(51cm砲搭載)があるので混同しないよう注意。

 主砲は「改大和型:50口径46cm三連装砲」「超大和型:51cm連装砲」「信濃:試製51cm連装砲(※艦これ独自)」
 紀伊は試製でない正式版の51cm砲。→1/5ログ)。
 @好みの問題ですが、主砲身の本数と外観の印象に関しては連装と三連装の違いを一読して頂けたら。

1/23(火)

・武蔵改二の持ってくる主砲の略称
 武蔵改二で追加されるであろう主砲の予想は1/5の折り畳みに長々書いてますが、どれが来るにせよ改修/更新にアイオワ砲並みのネジ要求は確実。

 愛称というか俗称は今までの主要艦&最近は激似妖精さんから、46cm三連装砲=大和砲、試製51cm連装砲=信濃砲、51cm連装砲=紀伊砲…というパターン。
 秋月砲、夕立砲(ぽいぽい砲)、浦風砲、夕張砲、アイオワ砲(16冬イベ以降ずっと入手不能)などイラストに描かれている妖精さんがその艦娘モチーフ・最初に持参してきた・ドロップで度々持ってくる、あたりから自然と呼ばれるように。
 最近は装備が一気に種類増加と派生や改良で紛らわしい物も増えて、変換も面倒臭いのか数字+砲で特に別名付いてないパターンも多く。

 なお試製51砲はテキストが「開発されている」で進行形のため、強引に大和型(wiki)から改装の改二はともかく紀伊では完成した制式のほう。
 大和型系艦娘が3/4人眼鏡なんてさすがにしないはずなので、この初期案通り茶髪三つ編み&眼鏡妖精さんは信濃モデル濃厚。
 武蔵改二も改大和型ver1.25くらいの背伸びした主砲積むならたぶんこれを持参。
 場合によっては試製51cm砲→正式な51cm砲に更新も同時実装で妖精さんから艦娘紀伊のデフォルメがネタバレ開示される可能性もあるわけですが。
 冬イベはレイテのみのようですが、冬月実装され出揃うと盛り上げるはずの春イベは以前予想した坊ノ岬&呉空襲と目されているわけで。イベ終了〜二期で春イベまでに主役扱いの大和改二のほうも実装される可能性濃厚。

 @正式な51cm連装砲は「46cm砲室の穴塞ぎ砲身換装でなく一回り大きい新造砲室、前盾も最初から連装構造と正面中央に梯子、退縮と新型揚弾機の都合で奥行きがある、天蓋の望遠鏡や起重機が連装なので中央」。
 本来運用できない砲室に強引に発射だけできればいいと詰めたのと、安定性と発射間隔考慮した正式運用設計では性能面でかなりの差があるのでグラで相違点を間違えないでもらえたら…

 面倒なのは「50口径長砲身46cm三連装砲」が実装された場合。
 武蔵改二が史実案通りの改大和型準拠で持ってきたら呼び分け的に武蔵砲になりそうな感じに。
 さすがに本来の持ち主の改大和型近江(仮)は実装の望みは薄く、来るとしても早くて来年以降の知名度高い候補名ある未成/計画艦が粗方出てから。それまでに持ってきた人で定着しそうな…
 うっかり超大和砲なんて呼んでしまうとスーパーな大和さん用なのか超大和型の51連装だか混乱するので。もしくはこれを持ってくる=超大和でなく改大和仕様なので普通に大和砲改。結局「46改」でいいやとなりそうな気も…
 →追記、1/27に「46cm三連装砲改」がランカー装備として実装。おそらくこれが長砲身のほうと思われますが、違った場合他の改修案は史実で計画すら存在しないので完全架空装備ということに。

 「51cm連装砲」が帝国海軍戦艦主砲の最終進化形。
 それ以上は計画も実現性もないためifでなく架空装備(51cm三連装砲とか61cm砲の類)に突入。それを出してしまうと鋼鉄の咆哮に片足踏み込んでいて仮想戦記とコラボも可能という状況。400〜500m級の戦艦がうろうろするような世界はさすがに世界線ずれて…

 あと史実未実装艦は未成・計画艦と細かいの含めればまだ充分残弾はあるんですが、二期はどうやらif国産艦充実させるようなので有名所出し終えた来年はまた海外艦祭りになりそうな。
 とりあえずようやく信濃当確、伊吹・紀伊が内定。もう紀伊さえでればあきらめも付く範囲ですが既に姉妹艦実装済みの未成姉妹は今後確率高いと。

 問題は設計煮詰める前に計画段階で中止になった、艦名に有力案すらなく原案こそあってもオリジナル名称になってしまうシリーズで…WoWSでの蔵王・妙義・出雲・白龍などがこれに該当。
 大まかなスペックだけで史実でも細部決まっていなかったので考証以前に推測するしかなく計画艦と架空艦のぎりぎりゾーンになってしまう艦もけっこう。
 その点超大和型はやや大型化した程度で艦体は大和型ベース、搭載砲と配置のチョイスも当時の最善の選択と制限から逆算するとまずそうなったであろう姿が割り出せるだけまし。
 主砲身×2本と砲塔設備の一部開発途中だったのでぎりぎり未成艦と呼べなくも…起工まではいけずだいたい計画艦分類ですが。

 WoWSだと白龍が改大鳳型(G15型)とG14型の間くらい、ここのスタッフ徹底的に運用や設計思想から考察するのでたぶんあれが最適解。先代紀伊(八八艦隊)も枯れた世代の旧式艦なので順当な設計。
 どちらも完成して1943以降まで近代化しつつ生存設定なので防空用としては当時最善の長10cm砲塔ガン積みしてますが。
 計画艦は国内界隈のほうが理解薄い場合もあって本当にフジミも新金型節約よりしっかり考証をorz もう散々書いているので今更繰り返しませんが尾張名義で修正版出し直してもらいたい域。
 専門スタッフとは行かないまでもせめて専門家複数に意見訊くか最低限の考証を…。あと金型コストの事情で外観で特徴的な重要ポイントを無視は酷すぎる。

・「紀伊」の艦名は可能な限り最大の戦艦へ付けようとして戦況悪化で次々中止になり候補艦繰り下げ。
 開戦前歴史改変ifなら八八の紀伊型(島風のように生存中に艦名継承例あり)→本来の超大和型紀伊(二番艦が尾張)凍結→改大和型「近江」も凍結→大和型四番艦「駿河」解体→敗戦
 なので超大和型が登場する場合は「紀伊」。それ以外に付いている場合は中止でやむなく。

 仮想戦記で超大和型がいるのなら紀伊、出ない設定で前級に名前が付いている場合は改大和型まで・もしくは四番艦を作るのが末期戦で資源的に限界だった世界線。
 トンデモ火葬戦記の場合はもう好き放題やってますが史実if準拠の真っ当なシミュレーション小説の場合は紀伊は繰り下がり方式で名付けられると。

 大和型は史実でもifでも最大4隻(大和・武蔵・信濃・駿河)。
 おもに防空面で基礎設計が旧式化してしまったためそのまま量産する利点がなく。高確率で完成済みの武蔵以降の信濃→駿河→近江まで順次改善設計を加え広義の「改」大和型(完全同型なし仕様)。
 その場合改装案の一つとしてなら艦これ信濃の試製51搭載verも、直近三番艦で強引に積んで実際大和型の艦体で実用可能か試してみた可能性は。たぶん反動揺動からの低命中率と散布界の広さ・再装填の遅さでだめだこれ…と砲塔46cmに戻し駿河から即艦体伸長と大型化したと思われますが。

 超大和型は建造可能なら余裕があるということで紀伊・尾張は完成した最大案。
 その後の白紙に近かった全6隻計画なんて続行建造した場合、3〜6番艦に仮想戦記でよく見かける「播磨・甲斐・越後・備前・周防・薩摩」あたりから名付けられたと。残り令制国名のうち字面・歴史と語呂的に。
 そもそも高い城の男状態の大勝しつつある世界情勢・簡易イージス状態で航空機は全滅するまで先取りした場合で、多少優勢程度ではやはり超大和型は2隻が限度、限界まで無理しても4隻。
 版図広がったらそんな艦隊決戦最終兵器量産より余裕を高速戦艦の金剛代艦型や空母と護衛・通商破壊型潜水艦のほうに回すべきでさすがに脳筋過ぎ。
 相手を大艦巨砲主義の土俵に引きずり戻す・航空機で戦艦を沈められないという認識を維持させるための戦略兵器として必要なだけ。一度そうなったら巡洋艦でも防空できるシステム確立している技術段階で空襲対処できるなら超大和型が後方にいようとワンパン轟沈の恐怖を警戒させつつ高速艦隊突撃させ主力戦艦以外先に排除と追い込みするほうが合理的なわけで。
 艦隊に存在するだけで空襲では沈められない巨大な旗艦、51cm砲の超射程と大威力で命中率低いとはいえ鈍重で脆い空母なんて射程内まで上がって来らない(戦域外の空母ではラグがありすぎる)、戦艦が有効射程に迫ろうとしたら致命的威力が安定命中レンジで降ってくる、随伴艦で突撃しようにも副砲満載で回避しているうちに護衛が駆け付ける、と対空撃墜できるようになるだけで超戦艦クラスは非常にたちの悪い戦前の戦略価値に返り咲き。

 当然対抗するには同規模の戦艦群を量産して張り合うしかなく、米帝プレイでも生産には大量の資源と時間を浪費するわけで不毛な軍拡に逆行しているうちになんとか大陸方面と対ソが片付けば充分対等以上の講和に持ち込めたと。
 大東亜共栄圏実現して資材と予算・建造設備潤沢、ちょび髭が大暴れして大西洋側から殴り込んだ場合のみ勝てますがそれには明治くらいから介入で意識・生産技術改革と陸海統合や内患の一掃、まず国民基礎教育水準から向上が必要になるわけで開戦まで歴史同一の世界戦だと無条件講和休戦が精一杯、完全に火葬戦記な世界でないと無理筋過ぎて…

 大和型5隻以上になる場合は開戦前の歴史から改変架空戦記、既に作ってしまった後開戦で防空の重要性に気付くという状況。バイタルの構造上かなり大規模に解体と上部基礎構造交換しないと長10cmを砲塔体勢での安定給弾に換装できないので、近代化も砲架で妥協か砲塔にした場合各所に多数の小分けした弾薬庫構造のためバルジ盛大に盛って低速化してでも安定図る状態になったと。建造時で最善のコンパクトに詰めすぎた設計が徒となって…

 正史では大型空母が想定外の壊滅したせいで拡大発展型中止、信濃代用で空母化。起工していた四番艦(111号艦)も本来は駿河(仮)→それ以降が中止になったので仕方なく紀伊繰り下げ検討→正式候補名すら決める前に解体。
 前提で大和型の時点で既にA-150計画立案されていたので大和型は新旧帝都の令制国から→最終的な発展次級2隻は紀伊・尾張で内定。大和型4番艦・改善型は八八から駿河・近江のどちらか。先に信濃が来たのはたぶんマル5で次級から付けていったので端数1余って甲斐or信濃あたりで二択したんだと。

 戦艦は本来交代入渠前提で2隻ペア単位建造のため大和型2-2、改大和型は単艦予定。
 当初これは新機構や改良に不具合ないか試験艦として詰め込んで実戦検証と洗い出し→酷使している旧式戦艦が喪失したら代艦として編入予定の構想だったと。
 場合によっては装甲41cm対応に削り缶更新、艦体大和型準拠で全長伸長して高速化していた可能性すら。

 順調だったら艦体の防御力向上と装甲削減は信濃で試してから着工、砲配置や防空運用は変更と生産間に合わず信濃・駿河あり合わせ予定、近江で新設計テスト→そのためにまず51cm連装砲塔を完成させる必要があり開発開始…と進めていた結果がおそらく史実の流れ。
 結果として51cm砲身2本と砲塔の新機構の一部は終戦時点で製造済み中断されていたあたり、上は空母大量喪失さえなければ3隻+2番艦凍結してでも紀伊だけ投入して一矢報いようという狂気に走った可能性はかなり。
 実際艦戦満載の空母随伴していれば敵艦隊主力に殴り込むこと自体は理屈では可能。仮に全滅させたところで何度でもお代わりくるのにこちらは底をついていて戦略的に無意味なんですがorz

 計画艦と一括りに呼んでも50万トン戦艦のように思いついただけで実現困難なペーパープラン、普通に建造可能な範囲で設計は進めたものの世界情勢で不要になり中止、実際建造する予定だったのに戦況悪化で凍結(信濃以降)と現実味には差が。
 未成艦でもグラーフのような完成目前で放置プレイから、強引に竣工するも実状未完成だった信濃、着工するも竜骨と周辺程度で解体の駿河(仮)までピンキリ。
 艦これはif改装といいつつ改二で改鈴谷型・改金剛型・改長門型などのその艦でなく次世代別艦の要素を盛り込んでいるのでもう今年は前世で間に合わなかった艦も盛大に実装してもらえたら。

 なお「架空艦」は予定すらなかった著者完全オリジナル設計艦、史実で建造されなかった追加姉妹艦、広義では史実計画艦に独自の艦名付け予想図で完成させた場合がこれの範疇。
 線引き曖昧ですが艦本の予定になかったオリジナル艦は架空艦、○○型と元ネタあるならぎりぎりラインは「計画艦」(独自艦名)、竣工間に合わなかった〜一部でも手を付けていたらぎりぎりセーフ扱いなら「未成艦」。

 艦これ「if改装」は架空改装艦、プランだけあった場合や発展型の計画を参考にオリジナル改装を施した状態。
 厳密には架空艦と計画艦の間くらいで、史実で存在しなかった戦後の艦娘強化案だから好きに現在のノウハウで概念的に許される限界まで魔改造を施したといった感じに。
 実艦だったら新造したほうが高性能かつ耐久度的に安全で工期短い場合も多々ありますが、MSのリファインでよくある中身だけ最新鋭にしてガワは名前冠する旧式機に似せてデータは全面移植したという感じに。
 艦娘もアニメのようにポ○モン進化か生々しく考えるなら強化手術、もしくは新造義体に全面移植。半分霊的な存在なのでクローン問題もなく量子的に連続した同一存在という感じで。
 過去ログ16/1-3で散々語ってますがその理屈なら「妖精さんがなんとかしてくれる」で元となる概念さえあれば未成・計画艦でも…
 もう覚えてないくらい書きすぎて重複しまくってますが過去ログ順に遡っていくと超大和型に関しての考察は把握して頂けると。


・大和型/超大和型の構造と兵装配置根拠の概略解説

・戦艦の重量配分・内部構造と兵装配置

 設計の常識的に前後に傾いては構造強度で不具合がでるため重量バランスは中央を境に集中はさせず均衡。
 ただし艦首・艦尾に大重量を配置すると梃子の原理で真ん中から応力集中でポッキリ逝きかねず、普段から波浪の繰り返し疲労が中央に集中し危険なため前後各1/4〜多くても1/5くらいはほぼ中空の兵員室・気密区画・倉庫など。
 ここは特に重要物もなく、喫水下は破口からの浸水がまずいので通常の対魚雷防御。水上はバイタルパートほど厚くはない程度の通常装甲。
 最悪喫水上の二層と甲板が被弾で吹き飛んでも喫水下さえ無事でなら航行に支障は無いので。

 そのため弾薬庫を配置すると誘爆する・厚い装甲では覆えないため、前後にずらしてスペース作ったところで重量的に主砲塔配置不可能。副砲でもそれなりに重く弾薬量も多いため誘爆被害が危険。
 副砲弾薬では爆沈こそしなくても細くなる艦首付近ではそこから先がもげて速力激減か航行不能で、ただの浮力を稼ぐ容積スペースにするのが妥当で変にいじっても逆効果なだけ。おまけに艦首が重いと舵の効きが悪化するので。

 「砲塔」は下部に揚弾塔と弾薬庫がセットなため副砲で張り出し含め艦体高さ幅の1/2くらいまでキノコのように埋まった状態。主砲に至っては火薬庫含め艦底部まで達するほぼ区画占有&軽め駆逐くらいの重量。
 例外で古式の衝角戦挑むタイプとか砕氷船は当然最前部装甲が分厚くなってますが普通はそんなもの積まず(当然強度の都合で全長が短く丸っこい・速度も出ない)。
 大和型の場合第一主砲より先は錨鎖室やビルジポンプ、水中聴音器質(バルバスバウの所)くらいで残りは全部兵員室・倉庫・隔壁区画と戦闘時無人でほぼ水密隔壁空間。
 以上の理由で、第一主砲塔・または第三主砲塔より先に主砲・副砲は置けません。高角砲も砲塔はかなり厳しく砲架ではあまり意味が無いのでせいぜい機銃座を配置する程度。
 その場合先端に誘爆しても支障ない程度の機銃弾薬集積庫を配置して(そこだけ薄めでも装甲)、甲板を各銃座まで空襲の最中に決死のバケツリレーするはめになりますが。

 このように重量物可能領域は前後で2/3埋まり、中央部は艦橋と煙突直下が缶室、高性能より枯れた技術の安定性を重視したクソ重いボイラー(ロ号艦本式缶)がスクリュー軸1本あたり3基×横4列の12個を隔壁で個別に全滅防ぎつつみっしり。
 その後部、後楼と後部副砲下あたり付近まで機関室。ここに蒸気を送って艦本式タービン×8基を回転、ギアの塊な減速機で適切な回転数に変換してシャフトへ伝達。そこから長く伸びたシャフトが第三砲塔下を抜けて斜めに艦底にでたスクリューへ。低重心設計と万が一の魚雷直撃でも全滅しないよう前後にずれた配置、機関室から距離が開いているのは推進安定性&浸水の被害が及ばないよう隔壁室も兼ねているため。トップヘビーを緩和するよう基本的に重い代物は砲塔以外すべて最下層。
 資料によって大和のタービン数が4基と8基の資料混在してるんですが…機械室一つに高圧・低圧をセットで運用していたのでまとめて1軸用のタービン機構1基分カウントしてるかの違いのようで。
 厳密には艦本式オール・インパルス・タービンで高圧2(艦尾側/大)・低圧2(中央側/中)を一対ずつ2基併結されているので機関単位で細かく見ると1軸4基の16基になってしまうんですが、機械室で数えると4、高低圧別けると8、たぶん参考元が資料の集まらなかった時代の著書で理解度の違い。実際の関係者著書だと「主機8基」で数えていたようです。接続され一塊になっているのでまあ機関部ブロックとみれば4基と呼べなくも。どんな分類しようと同じ物を指しているのでマニア以外どうでもいい些細なこととも…

 煙突も当然のように煙路をずらし集中しているため上部構造の装甲貫いて最下層まで到達しても9・10番缶室全損程度、元々解放部なので爆風も大半抜けて缶はしっかり隔壁で区切られている金属の塊なので前方の残る缶と機械室は生き残る構造。あからさまな弱点は当然のように対策が採られてます。その分時代的に他国も多少ましな程度で個々の人員の安全は本当に軽視されてますが…

 バイタルパート(重要部装甲・砲塔周辺部300mm・水平部200mm)は前後の主砲塔の間の区画メインで艦基本構造全体均等でなく最重要部分のみを堅牢に厚くした集中防御。
 漏れるとどこが薄く弱点なのか判ってしまうため砲口径・速度・航続距離と同様当時は特に最重要機密。明らかに重要部分は厚いのが当然でも、場所によってまさかそう何発も当たらないと薄くなっているところに高速戦艦突撃→中口径主砲の乱射で集中攻撃されてはたまらないので…
 大和でいうとよく言われる副砲の揚弾筒開口部は小さすぎ狙っても当たらず本当にホールインワン確率程度。

 主砲火薬の誘爆だけは何としてでも避けるため内部の揚弾塔そのものが防弾の筒型装甲(50mmリングバルクヘッド※隔壁区画)+上甲板露出付近はさらに重装甲の筒(560mmバーベット)で堅牢、浸水で水蒸気爆発起こす缶と機関部だけ残れば航行は可能という本当に最低限のライン。

 なお人員は含まれないため上面装甲区画は最上部でなく3/4くらいの位置から、それより上の兵員室などは中空装甲というか…爆風を上に逃してその区画の戦力に影響しない被害は考慮外。艦舷だけは水平射撃で抜けられるとまずいので最外層に堅牢な装甲板・注水区画挟みさらに多少薄めで装甲。
 武蔵のドキュメンタリーで指摘されていたのはこの装甲板が継ぎ目から雷撃で剥がれそこから隔壁で閉じられない区画跨ぐ剥がれから大規模浸水による速力激減といわれてましたが、当時の技術と重量配分の都合でどうしても喫水下は弱く境目が…。この症状は国を問わず当時の戦艦すべてが抱えていたと。というか普通の戦艦なら片舷に魚雷数本受けたら普通に浮力維持できず転覆沈没するので大和型が袋叩きにもかかわらず異常に頑丈だったとも。
 これも超大和型のように浮力に余裕あれば喫水下も信濃以降の三重底と船殻内部に簡易装甲追加すればある程度緩和できたはずなんですが、大和型自体が建造に時間が掛かりすぎ兵器の進歩に時代遅れになりかけており…本来水雷艦艇なんて寄せ付けず充分だったはずが雷撃機で高威力の魚雷を飽和投下されるのは想定外。

 艦上構造も艦橋前部の「司令塔のみ」多少の装甲が施されてますが(前方からの被弾時貫通しないためと最低限の指揮能力は温存するため)、41cm以上の主砲弾が直撃したら基本的にアウトで運任せ。そこまで装甲すると重量が嵩み安全対策のチキンより戦闘能力という思想で。
 トップヘビーを防ぐためどこの艦艇も上部構造はなんとか軽くしようと試行、米軍は当然のように艦橋にダメ元でコンクリ壁避難区画作ったり多少の装甲は施してましたが帝国海軍は基本普通の鋼板、航空機の20mm至近弾〜30mm機関砲なんて積んでたら艦橋上部は確実に貫通。
 当時は電話不完全(酷い音割れ・同時に連絡できない等)に伝声管まだ使っていたくらいで、米軍は末期になり安全な内部にCICと情報はそこで処理するため艦橋へのラッキーヒットで司令部全滅なんて事態は多少確率低下。新しい物を信用できず目で見たほうが早いと普通に艦長や司令が艦橋詰めも多かったようですが。
 このため艦上構造物は主砲にとってハリボテ、どこに当たってもその周辺は全損します。装甲は艦の航行と存在意義である主砲を守っているだけで。
 問題は電探や観測機器の発達で目視人力砲撃なんて時代は既に終わっており、艦橋吹っ飛ばされるとメイン測距儀と水上・対空電探までごっそりまとめて喪失して命中精度激減することですが。
 指揮自体は艦橋将官全滅→その下司令室に詰めていた作戦部の上級士官が継続→そこも全滅していた場合後楼の第二艦橋に詰めていた予備司令要員が艦全体の指揮を引き継ぎ。そこも全滅したら…各部署で可能な限り連携取りつつ個別応戦でもはやまともな戦闘行動は困難。機関部は勝手にランダム回避・主砲は目に付いた艦を砲撃・防空火器もとにかく射界に入った敵機から高射統制もなしに個別観測で撃つという状態で…

 主砲・副砲ともに独自の光学測距儀を内蔵しており、それが砲室の左右後方に突き出た耳っぽい部分。
 ここで双眼鏡のように別角度から観測した視界を合成、距離を割り出し砲撃。スコープや双眼鏡を使った経験ある人は判ると思いますが視界が狭く目標捉えるのも一苦労なので、大まかな方位や結果観測のために天蓋後部の出っ張りが砲台長用動揺観測望遠鏡(自艦の揺れ幅等)・最前部の小さな出っ張りが旋回手用潜望式照準鏡(旋回角度)・左右側面前方の出っ張りは支え棒の端ではなく直射手用潜望鏡式照準鏡(俯角と仰角)。
 それらをリアル妖精さん達が駆使して観測結果を組み合わせ砲撃しないと長距離かつ動いている敵艦をまず散布界に捉えるのも困難。当然観測射撃不能な場合は光学観測距離が限界のため射程は激減。
 それでも敵艦が目視距離にいるなら夾叉に捉えてしまうのが熟練妖精さんでけっこう司令部全滅しても反撃していた艦が。米艦は逆にレーダー連動と自動化していたため計算は速いんですが頼りすぎて人力は非常手段程度、アナログ計算機と勘ピューターでそれに張り合えた帝国海軍熟練妖精さんのすさまじさw
 以上で艦体そのものの構造と主砲は艦種的に最適解が出てしまっているので配置はいじりようがなく。

 その他余剰空間に配置する防空火器と副兵装ですが、大和型は46cm砲運用から逆算で最低限のコンパクトなサイズにすべてを詰め込んだためこのクラスとしては完成形。
 ただ航空機の発達速度と運用の変化が設計当時の想定外で、完成した頃には既に時代遅れ。こんなことになるなら回避と被弾面積削減で収めるより艦体もう少し大型化しておけばと艦本も思ったはずで…
 重量に余裕がないため両用砲の開発まだできてなかった副砲は2基撤去、浮いた重量と面積にとにかくあり合わせの高角砲と機銃をみっしりあるだけ・積めるだけ。
 それすら在庫足りなかったので武蔵の高角砲は上部だけで下部が代用の機銃座になってます。
 海軍の要求も長10cm砲塔でしたが足りない・工事の期間と予算が足りない→砲架…にする砲すら足りない→一世代前でもなんとか実用の範囲だから12.7cmで妥協するしかない、という状態。
 長10は砲塔にしないと給弾間隔や追従性の都合で真価を発揮できないんですが、搭載するには甲板に穴を空けて下部構造と弾薬集積庫からの伝達経路を張り巡らせる必要があるためそんな余裕もなくポン付けできる砲架で代用。

 そして当時はまだ高速化した敵機を狙って狙撃できるほどの精度は困難だったため、とにかく数を撃ち面制圧で攻撃態勢の敵機を阻害・運が良ければ落とす程度の運用。
 そのためとにかく密度が重要、全体を万遍なく守る余裕がなく通信手段的にも指示を出す艦橋に近く他の重要度は低いためあの六角形の機銃座過密集中配備。
 どうせ甲板に爆弾落とされても戦艦のバイタルは貫通しない、主砲天蓋なんて無傷、そうなると爆弾投下されてまずいのは煙突と観測・指揮機能の要艦橋なわけで。
 遠方の雷撃体勢は高角砲でなんとしてでも集中射撃フルボッコで墜とすか緊急回避で見当違いの投下させる、爆撃機は機銃で網の目のように弾幕張ってシューティングゲー状態の急回避を強いて重い爆弾諦め投棄させる、投下ポジションに着かせないのが運用目的。
 当てて墜とせたら理想なんですが敵機が高速になりすぎ雷撃機はともかく爆撃機は高空旋回しつつ死角からダイブで落とそうとしてくるので旋回と照準が追いつかず、撃っても相対速度ミスすると時限信管なので無駄撃ち。
 結果端から判っていたことなのでとにかく門数を集めて避けても当たる間隔で撃ち込むしかない、という結論があの大和型改装後の防空兵装配置。
 妨害したり追い払い自艦の安全を確保するのが目的のため、本来は随伴空母や航空隊の直掩・艦隊防空で敵機を撃墜前提なわけで…当然のように坊ノ岬のような悪条件重なった状況ではまぐれ当たりくらいしか墜とせないのであのような撃墜総数に。
 練度が低く当てられなかったのでなく、元より期待してない運用思想と時代遅れ(米軍が急進化しすぎた)の時限信管・人力照準システムだったため健闘したものの必然の結果だったというだけで。
 晴天で支援が来ていたらもう少し進めたかも知れませんが、それでも根本的に数百機で押し寄せる敵機(しかも波状攻撃)に対処できる兵装はなく、追い払うだけではどれかが残って投下してくるため無意味で…
 残念ながら改装してなお大和型は時代に追い付けず戦艦としては理想型でも防空面では既に旧式で対応困難だったのが実状。
 当時の最終時兵装で運用するなら艦戦数十機の防空しつつ進軍が前提だったわけで、蜂の群れに突っ込んで落とせず追い払うだけでは時間の差こそあれ最終的に無理ゲー。
 下手な小細工せず進んでいれば米軍戦艦派が大艦巨砲主義に最後の花を持たせてやろうと(数倍の戦力で)待ち構えていたわけですが、不意を突こうと夜通し進んだ結果自分からガチ機動部隊に突っ込んでしまったわけで…
 その結果が史実の戦争は数だよを体現した米帝プレイ空襲フルボッコ。仮に同条件でアイオワ級を攻撃したら盛大に撃墜されながらも数には抗えず30分保たず轟沈したと思われます。
 艦艇としては世界最高の頑丈さだった、ただし一桁カスダメ×数百回に耐えられる艦なんて存在しなかったという感じで弱かったのでなく手数で削り倒され。
 大和の防空面はほんの数年前なら妥協装備でも有効だったはずが、その数年の進歩が劇的すぎて…

 これが超大和型になると、大和型と同一構造と配置では同様に袋叩きで沈むだけ。
 艦隊決戦なら最強でも航空全盛時代では基礎設計から見直す必要があるわけで。三番艦の信濃も航空雷撃がまずいと悟り、元より水防区画と重油タンクを外壁周辺位置していたところを三重底構造化、一層目破られても2・3層目までは浸水許さずその間の隔壁で食い止めるという安全策。
 なお重油は魚雷の爆発では引火せず(爆発でなくその水中衝撃波で外板を破壊、浸水で沈めるため)、重油タンクに直撃しても流出するだけ(逆に緩衝材代わりの効果すら)。被雷した艦の写真や沈没後にオイルが盛大に浮いているのはこれが破口から流出している状態。
 隔壁も細分化し浸水した場合も最小限で食い止める…はずでしたが、信濃は突貫工事しながらでケーブルまだ通っていて扉閉められなかったり工員ばかりで専門の要員不在、しかも誤報で総員上甲板なんて出された日には…あの結果に。
 どんな艦もダメコンで隔壁の閉鎖できないと繋がっているすべての領域に浸水するため傾斜復元の限界を即超えてアウト。現在のタンカーなんて巨体過ぎ沈みようがない域の浮力の塊ですが、区分けした独立タンクでない場合(さすがに常識的に現代では存在しないはず)旧式魚雷一発で沈没します。

 大和を教訓に改善する場合、そのように三重底とそれに伴う浮力の向上=排水量のため機敏性は犠牲にさらに艦体の大型化が必要。51cm連装砲の運用と合わせ最低2割増しないと予備浮力が不安。

 艦上構造も過去に挙げたように米軍後期艦艇の鹵獲か解析でCIC・電探連動・近接信管採用として近代防空システム化。
 そうなると「概ね狙って当てられる」ため、10cm連装高角砲は砲塔A型かつ甲板に米戦艦の両用砲のような配置が最適解。
 同じ満載でも戦闘ドクトリンが違い米艦はレーダー連動に統制射撃&半自動化とVT・個艦防空に加え艦隊防空、僚艦と連携して穴を埋めるように射撃するため個別の練度で射撃しているのと効率が桁違い。
 帝国艦艇がとにかく密度で追い払うのとは違い、詰め将棋のように回避前提に近接砲弾をばらまいて墜とす、接近された場合も機銃は牽制や威嚇でなく十字砲火に近い立体射撃でとにかく追い込んで墜とすと、直掩機に頼らずとも撃墜を可能とした次世代運用。これと同等でなければ既に末期では防空がないよりまし程度にまで相対価値が低下。

 ハード的に当たれば墜ちるのにその当てるのが低速直進の雷撃機でなければ一苦労で本当に運任せ。それが時限信管では初期の敵機なら当たっても倍近く高速化した機体ばかりになっては僅かな読みのずれで危害半径外で破裂するので甚だ効率が悪く。
 当然の結論で紀伊を建造可能だった場合、ある程度建造期間が延びるのもやむなしで兵装面は再設計。
 艦本体は拡大するだけなので信濃と同等で大きな変更もなく、強度と重量再計算程度。
 主バイタルパートより上の防空兵装に限っては一部外部簡易装甲で各所分散で高角砲弾薬庫追加と輸送経路、長10cm砲塔を砲架では効率悪すぎるため甲板貫いて設置。
 どのみち主砲弾には耐えられないので中口径主砲に耐えられたら充分、高角砲塔自体は重いと旋回鈍くなるため高角砲・両用砲以上の直撃は運が悪かったと諦めるのが全艦艇の基本。元よりいわゆる秋月砲含め高角砲と軽巡以下主砲のシールドは排煙・波浪を防ぐためだけの全周鋼板で防弾性能は本当にないよりまし、破片や機銃弾が当たり所よければ防げるといった程度。
 駆逐艦なんて全体がそんな感じなので長10cmでも即艦体貫通で穴だらけにされるので重巡の15.5cm〜20cm砲でも脅威。

 甲板が高いため上から打ち下ろしと射程加算、大和型の場合駆逐どころか軽巡・駆逐でも一方的に手数で雷撃距離前に排除できる門数を備えてます。

 大型軽巡・重巡の場合やや頑丈なので副砲の出番、こちらは安全圏での確実な排除が可能、おまけに波による動揺少ないので高命中率と、主砲と同時射撃なんて余程の乱戦でしかしないので艦橋の測距系設備を使えば正確で高速な計算と観測補正、直射距離ならまず接近前に排除が可能。
 そのため超大和型をプラモのように金型の都合でなく設計する場合は艦体の大型化に伴う余剰で副砲を大和型の前後各1基に加え、BS:P案やこの紀伊最終案(下が紀伊改二的な完全版、上は大和型準拠に副砲減らしてでも長10を12基積んだ案)のように、左右各甲板に2基ずつ艦これでいう15.5cm三連装副砲「改」のように仰角と装填速度改善で両用砲化した副砲を搭載すると近接信管の三式弾による面制圧効果に加え、水雷艦艇が遭遇戦や乱戦時の突撃で肉薄してきた場合に自力で排除が容易に。

 片舷で4基12門の15.5cm砲なんて普通に巡洋艦以上の火力、それを統制射撃と艦橋からの測距で地上火砲のような安定した艦上から叩き込まれるうえ長10cmも普通に有効射撃可能で航空機に集られてなければ艦上穴だらけに浸水強いられると余程の数任せか偶発でなければ攻撃不能。
 つまり輪形陣になっている随伴駆逐艦、この段階なら量産された改秋月型も慌てて陣形崩してガードしなくても定位置から攻撃→抜かれても超大和型なら大和竣工時ですら比較にならない対中小艦艇火力で自衛できるわけで。
 大人げない主砲を水平零距離直射で叩き込んだら最大射程と違い直線運動なため格段の高命中、重巡なら一瞬で爆沈します。避けたところで至近弾でも転覆しかねない質量、足が乱れたら副砲が必中。オーバーキル過ぎてもったいないので普通しませんが。駆逐はさすがに小回り効き過ぎて主砲ではまず当たらないんですが、その気になれば広範囲の三式弾を撃ち込んで炎上させるというえげつない戦法も。よほど逃がしたくない重要人物乗った艦が逃走中でもなければこちらも無駄すぎますが。

 そんな理由から完全な設計での建造が可能だったのなら超大和型の副砲は6基12門が理想。
 末期戦強行で資材と時間が欠乏した場合は副砲が6基→4基→2基→なしと減少。
 戦力もどんどん低下して米側が決死の巡洋艦隊突入してきたら対処が飽和して雷撃距離までたどり着いてしまうため輪形陣盛大に崩して僚艦が駆け付けるはめになります。
 どれだけ減らしても2基はないとさすがに対空砲弾メインでストックした10cm砲多数のみは対空以外切り捨てると中距離水上火力が不安すぎて…。
 大和改装時も副砲降ろすか艦本も悩んだようですが結局残した状態。まあ普通に艦隊決戦・乱戦前提で殴り込み想定していれば張り付かれるのも覚悟なので。

 高角砲は製造と備蓄が間に合うのなら散々書いているように「九八式65口径長砲身10センチ連装高角砲・砲塔A型(いわゆる秋月砲の外観と機能)」の一択。
 派生はどれも砲架で、砲塔で積めない場合の軽量化・ポン付け想定タイプの下位互換。
 揚弾塔埋め込むスペースと改装の手間や浮力の余裕ない場合は砲架で、信濃(戦艦)は設計変更する余裕もなくもう大和型のまま12.7cmの代わりに10cm砲をありあわせの砲架で据え付けようとした案。
 フジミが自称紀伊で出している艦NEXTがオリジナルデザインのシールドですが、実質この戦艦信濃を主砲塔だけ51cm連装砲に換装した姿。あれは超大和型でなく改大和型の主砲強化仕様、拡大発展させた場合は当然砲塔で搭載になります。

 搭載配置も大和型の高角砲位置のままでは被弾時まとめて薙ぎ払われる、密集しすぎ前世代の追い払う運用前提のため効率が悪く、艦橋構造での死角が増大するというデメリットに。
 副砲位置に置くと一見全周視界で効率よさそうですが専用に高射装置をさらに追加する必要もあり統制射撃には過剰ロス、現用速射砲ほどの命中率には届いていないので頼り切るには心許なく。
 艦橋上部構造に揚弾塔を円筒装甲だけで露出してでも3基×左右の6基配置、これは高射統制的に装置1基で砲座3基を担当するので基本。密集はしていても艦上構造的にやむなく。

 甲板には残る6基を左右各3基設置で、総計12基24門。甲板にも大和の高角砲位置で積んでしまうと全滅の恐れと多角度的に集中射撃できず、射界も広く取れるため離したほうが有利。
 前述の構造的に砲塔を配置できないエリアに挟まれているため、最善の位置を模索すると、副砲弾薬庫のバイタルすぐ外で誘爆しても影響でないぎりぎり範囲でやや中心寄りに1基ずつ第1・2番。
 主砲塔2基が51cm連装では本体重量と付随弾頭・火薬庫と給弾/揚弾/半自動装填機構が重すぎ重量片寄っているため、主砲1基しかない後方にやや寄せた位置に副砲を並べて左右に各2基ずつ配置するしかなく。
 その前方に3・4番10cm砲塔、上が5〜10番。後方の主砲と副砲バイタルの隙間に11・12番で全12基。これ以上は一見甲板があいていても内部の防御的にやや厳しく。

 さらに末端部だと主砲バイタルがぎりぎりまで詰まっていて揚弾筒を置けず、第1・2番主砲塔の間に置いたらそこが直撃で吹っ飛んだときバイタル露出で舷側装甲と何もない中空装甲区画になっていたほうが安全。
 後部格納庫エリアにもいくつか置けないこともないんですが…やはりやや重めなのと艦尾の誘爆損傷は軽度でも影響でるとまずいのでやはり載せても機銃座ガン積み程度で。
 高射装置は3基毎に1基の全4基が最低限。これを散らすのでなく墜とすなら増設しボックス指定の防空割り当て空域管理に対応、1/3・2/4・5/7/9 6/8/10・11/12番で5基。可能ならすべて2基ごと割り当てで装置6基が理想。コストはともかくスペース的に厳しいので最高の各1配備は無理。あれ有人で左右に高速で旋回して敵機を追尾測距するので…
 さらに技術が進化してレーダー連動でCICから個別指示できるようになれば初期速射砲並みの「たかが一門の砲でry(ニコ)」に近い無双できるんですが、あくまで史実延長準拠だと1944〜1946年完成想定ではそこまでの採用は厳しく。

 なお高角砲なし機銃のみガン積みしても高空から様子伺う爆撃機と投下コース取り前射程の雷撃機に届かないので機銃の門数だけあっても防空火力激減。
 同じ防空でも対応射程そのものが違うため主・副の三式弾は最長距離でのだめもと編隊乱しの威嚇と大型攻撃機対処、高角砲は長射程からの脅威目標である雷撃機・攻撃機を狙い撃ちと中射程での引き続き撃墜、機銃は中近射程で連携による直接射撃で追尾排除。
 大雑把な範囲攻撃→巻き込める程度の狙撃→とにかく数撃って追い回し当てるという感覚。一気に数百機来た場合は数の暴力に対処しきれず接近されるわけで、さすがに機銃も満載しないと厳しく最終的に機銃を盛る必要はあるんですが、最初から完成形で竣工した場合は副砲6長10砲塔12。紀伊改や改二の場合機銃マシマシ。欲を言えば性能面なら五式(ボフォース40mmコピー)が本当に優秀すぎて欲しいんですが量産成功するかは世界線の設定次第。

 写真の状態が当時の呉造船船渠を拡張して建造できる限界の艦体(270〜290m)に、可能な限りの技術と最新戦略を盛り込んで満載した結果。
 一部は運良く情報を入手できた前提と突貫工事せずにすむ生産と時間の余裕があった最善の場合ですが、少なくとも制限なしに限界まで突き詰めたらこの姿になると思われます。逆にこれ以上は史実の延長では不可能、歴史を開戦前まで遡って改変しないことには前提の建造設備とこれ以上の装備を開発する時間・予算的猶予がありません。
 過去ログまとめのように、艦これの戦後世界観で計画艦をif建造で完成させるなら資材と時間・技術の縛りもないためこの完成形での建造が可能。
 当然迷彩塗装する意味もなくそんな末期戦も経験していないので改や改二でも兵装盛ったり強化だけで緑色にするのは辞めてもらいたいところ。遊び心から広まった誤認なので迷彩にする予定も戦艦にこの色で施す意味もほとんどなく。
 ほかは散々過去に語ってますが、再度配置の意味と構造からの逆算をまとめると以上のようになります。
 未成計画艦なので好きに想像するのは自由ですが、少なくとも大和型そのまま〜ここに至るまでの過渡期的な兵装は仮想戦記仕様で資材と時間の不足からの応急的に突貫竣工させた姿で、本来想定していた仕様からはほど遠く。
 現実的にそこまで敗戦せず持ち堪えるのは戦略的な転機がなければ困難でしたが、せめて艦これでくらい本来の姿で完成させてもらえたら…

◇1/22(月)

提督の決断Wに登場する超大和型の考察(開閉)

◇1/20(土)

・雑談駄文、博物館船・展示兵器関連少々(開閉)

1/5(金)

・大和型改二が来た場合のタイプと立ち絵/持参or任務の主砲予想

 昔の紀伊実装に触れたPインタビュー時構想のままなら大和型改二は5スロ化。
 所持主砲は「改大和型」準拠になるなら史実予定の「50口径46cm三連装砲」、ゲーム内表記としては「46cm/50 三連装砲」もしくは「46cm三連装砲改」。
 これなら小改造で済むため充分あり得た範囲(資源と時間の猶予があれば)、完成していたら間に合えば大和型四番艦の駿河(仮)、初期マル5案では改大和型の近江(仮)で採用。
 駿河は起工こそしたものの解体、近江は空母沈みすぎて計画中止。紀伊のように拡大発展でなく艦体も大和型のまま改善設計、艦名候補すら絞られてないのでこの二隻の実装は望み薄。

 さらに上で超大和型目指すも現実的に載せるの無理と妥協するなら実装済み「試製51cm連装砲」(※艦これオリジナル)。
 あとwiki長10cm砲の数が駆逐艦の秋月型ですら4基なのにあいかわらず5or6で修正されないまま放置。どの資料見ても当然10〜12基予想になってるのに何故…

 妖精さんモデルが艦娘信濃と推測されているのでたぶん信濃改(戦艦)コンバート時の立ち絵装備主砲はこれ。
 艦娘艤装としてなら可(大半が弾薬庫/揚弾塔すら存在せず)でも、実際の艦をif史実延長とするなら容積的に置くことはできても反動が46cm想定を超え散布界劣悪・斉射不能、バーベット径不足・弾薬経路全交換で改装に一年超えで現実的でなく、新型機力揚弾/装填の容量ないため発射間隔激遅…と載りはしてもまともな運用できない惨状に。

 妖精さんが砲室だけ置ける場所あるならイケルイケル!とやらかした結果の産物、大和どころか長門型にすらゲーム中では載せているある意味オーパーツ。実艦長門型では全門斉射の反動気にする以前に海が荒れていただけでトップヘビー転覆を…
 ゲームの試製51cm砲はフィットがなく命中+1しかないのはむしろ妖精さんよく抑えたという状態。体勢崩すのか回避-1されてますが忠実に反映したら大和型艦体では命中-4とか傾斜復元中で回避-3とかされてもおかしくない反動なので。これきっと工廠妖精さんが内部にこっそり戦後知識機構の導入テストしてる(
 モチーフが史実の艦艇でもゲーム内の性能はバランスや諸事情の調整で別物なので、立ち絵グラの艤装が考証ミスしていたらともかくステまで細かいことは…
 立ち絵で大和型改二はともかく超大和型にこの試製とか10cm連装高角砲をフジミの砲架外見で載せたらさすがにキレますが。

 帝国海軍最強の戦艦は史実計画艦含めると超大和型の紀伊ですが、本格的な超大和化の魔改造(実艦だと艤装しか流用できず丸ごと新造)するなら試製でない「51cm連装砲」。
 46cm三連装の砲室から魔改造の間に合わせif試製でなく制式採用版。
 艦NEXT紀伊キットはこの51cm連装砲のデザインだけは完璧。長10cmが砲塔でなく砲架なうえ独自創作カバー(下)・大和型そのまま高角砲群配置で考証間違ってますが。
 というか超大和型と名乗るのが不自然でも大和改二(改大和型ver1.5、主砲を51cm連装砲先取り・高角砲を10cm連装砲架に換装)キットというならある意味完全再現。このふたつ載せ替えただけでほか変更点もない大和なので…

 「51cm連装砲」と「46cm三連装砲塔」との外観差は、「当然連装は砲身2本・46cm砲より若干長い、最初から前盾も連装形状で前面積減少と通例で正面中央に梯子、天蓋の旋回照準用望遠鏡と演習用起動機も砲身配置から中央線上、砲全長の都合で砲室自体が縦にやや長く(46cm砲室サイズでは駐退複座機の後退スペース増加分が納まらない)伸長した砲室外観」というのがほぼ確定案。
 これは艦体規模や兵装配置と違い当時の設計思想と最適解からほとんどいじる余地がなく。

 紀伊建造するくらいなら当然猶予があった場合なので九八式10センチ連装高角砲は秋月砲(砲塔A型)で満載(10〜12基)、三連装副砲は想定状況によって(0〜6基)、大和型をベースに魔改造なら副砲取っ払っているので大和型改二では長10だけ満載案と。

 艦これの場合ifオリジナル装備の15.5cm三連装副砲改が妖精山ちゃんなので副砲を改善型で再搭載+防空最適解の秋月砲満載もあり得ますが。
 これガワそのまま三式弾乱射仕様で仰角と旋回/発射速度改善した装備っぽく。実際紀伊が建造されたら副砲も当然以前のままでは使い物にならないのでこんな感じで外観はほぼ同じ・内部機構は別物の新設計に。
 @副砲天蓋のアンテナ支柱は艦首からの長波用空中線の後端を留めていたので張り線してない艦娘の艤装にはまったく不要なパーツ。絵面で省略でなく機能的に要らない部分。
 資材欠乏戦時下なら改大和型以前は妥協の10cm高角砲・砲架A型改3案ですが、if改装で廉価版にする必要もなく。
 WoWSなんて先代紀伊ですら考証の結果1944仕様で秋月砲ガン積み魔改造させたくらい。元が大正時代発案の旧式艦なのでゲーム内では対空だけ鬼になった紙装甲巡洋戦艦という評判ですが。

 これが紀伊なら最大火力こそ強引な大和型改造と同等でも艦体規模に余裕があるため長10cm砲塔は12基デフォ。副砲も2〜6基欲しいところですが、元からコンパクトに詰め込みすぎ拡張性皆の低い大和型を改造なら妥協もやむなく。
 詳細は過去ログにもう本読まない人は閉じるレベルの文字数で書いてますが本当に紀伊実装されて紀伊改二になったら完全体の1946年仕様(緑迷彩なし)で…!
 if大和型さらに近代化準拠で長10を砲塔で確保できないなら砲架の弾幕するしかないので主砲天蓋に大和最終のように機銃座。総合的な防空性能はざっと3〜5割くらい減少しますが。
 紀伊の場合は砲塔と電探連動系間に合えば米艦と同じ防空運用できるためかえって邪魔で主砲天蓋に機銃なし。これはフジミですらそのまま流用せず機銃なしで採用したくらいで基本。大和最終の場合無い無い尽くしで妥協した結果苦肉の策。

 大和の史実搭載検討案から準拠の武蔵も水上機に水爆可で機数増加、紀伊は超弩級防空戦艦なので対空だけ大幅盛りで差異は図れると。大和は連合艦隊旗艦として司令部でも内蔵なら妥当。
 しずま氏は戦艦の防空戦闘を大和実装当時よく理解してなかったらしく大和改で高角砲半数の6/12基。三連装機銃4/52基という簡略で描いているため弾幕すら不可能。
 絵面で無理な機銃はしょうがないにしても改二はせめて高角砲くらい史実の搭載数にしてもらいたいところですが…。さすがに当時から数年経過してるので兵装の運用を調べて描き込んでいる絵師増えたように理解はされてると。

 …そして長々書いてから思ったんですが、最近新装備の妖精さんを持参する代表的な艦娘に似せるのが運営ブーム。
 つまり「試製51cm連装砲:信濃」で実装済み。「51cm連装砲:紀伊」も史実if準拠で専用装備。
 発展型ではない大和型の場合三連装→連装になると「大和」の一般イメージと変わることもあり、専用新装備として実装するなら消去法で最近運営推しなネーミング「46cm三連装砲改」(兵装イラストの妖精さん大和型姉妹似のペア)がもっとも可能性高く。

 普通に性能重視で51cm連装砲&紀伊を事前に臭わせた妖精さんで実装も可能性はあるんですが。ゲーム内ではどうせ装備は海域に応じて載せ替えするので紀伊が実装されても基本ステ盛りなら大きなスペック差異はなく。
 もしくは入手自体は両方で改二改装時に46cm砲改(立ち絵艤装こっち、46cm砲☆MAXから更新も同時実装)、ワンス任務で51cm砲を一個だけ入手という可能性も充分に。

 あり得るパターンがここで入手機会がないと新規に嘆かれていた試製51cm砲もワンス入手+改修更新実装、アイオワ砲GFCS並みのエンドコンテンツ追加(※最近ネジ消費多すぎなので開発資材のほう大量消費で代用だと嬉しい)。
 よく考えたら最上位装備なんて改装時に持たせたら一部のガチ廃は特殊消費込みでも養殖するので…
 それでもようやく4年塩漬けにされていた紀伊実装が現実味を帯びた、それだけで満足です。あとは冬後半or春イベで坊ノ岬→呉空襲阻止の最深部報酬で紀伊さえきたら…

 @大和型改二ということでにわかに超大和が注目されて(いるような気がし)ますが、ログ1の頭で書いているように超大和「型」であって、超大和「級」ではないので注意。
 元々帝国海軍艦艇の艦級識別として「級」は使わないうえ意味合いが変わってきます。
 翻訳の違いで海外は混同されてますが「国内での用法に限っては」、とりあえず海外艦なら基本的に○○級。
 国産艦の場合○○トン級とか軽巡洋艦級のようにざっくり目安となるサイズや排水量で分類するとき「級」、陽炎型や白露型のように固有の艦形が概ね一致する姉妹艦を呼び分けるときは○○型と思っておけばだいたい合ってると。

超大和型に不向きな長12.7cm連装高角砲、あと個人的な大和型艤装要望

 wikiの超大和型戦艦で出所不明なのに要出展すら付けずさらっと混ぜ放置されている五式十二糎七高角砲ですが、そんな史実搭載予定はまったくなく、可能性すらほぼ皆無。
 あまりに珍説すぎて敢えてスルーしてましたが、まったく知らない人がwiki丸呑みで誤解されると困るのでorz

 通常の12.7cm高角砲(八九式)を50口径に長砲身化テストしたのが長12.7cm高角砲(試製一式)。
 艦載用(大淀など大型特務艦の主砲換装を想定)に連装で試作したら重すぎたため陸上対空砲用として単装のほうを制式採用、採用年は4年経過していたため昭和20年=皇紀2605年で「50口径五年式12.7cm単装高角砲」が最終的な呼称。
 ただでさえ12.7cm連装高角砲は重量重い・旋回遅い・追従性鈍い・給弾間隔遅いと、大和改装時にそれしかなかったので仕方なく載せただけで、海軍省へ正式に長10cm要求したのにストック不足と大規模改装の余裕なかったので普通の40口径12.7cm連装になったという経緯が。
 元より設計時の想定が長め射程での対雷撃機と初期の低速機排除だったため、急激に進化した航空機の高速化と大規模集中運用攻撃に対応しておらず(※想定目標相手だけなら通用する)。
 採用当時の要求諸元は満たした優良砲ではあったんですが、末期は戦術と技術についていけずデメリット抱えた過去の産物に…
 それをさらに重量と反動増える長砲身化したら試作するまでもなく群がる中期以降の敵機相手では使い物にならないのは判りきっていたことで。旋回動力だけは電動強化するも艦載には重すぎた(普通の12.7連装砲架の2倍重量)のが最大要因。
 12.7cm連装砲架も大和まではその時点の現行型A3(15kw)、電動機改善で(比較して)倍以上旋回速度向上したB1型も開発されましたが松型など後期小型駆逐用。ただし「砲架」なうえ重量の都合で最低限のシールドしか付いてないため大型艦には…
 なお長10cm連装高角「砲塔A型」(20kw・16度/秒)の場合も戦艦用なら余裕があるので、生産/整備性重視で砲室部分そのままでも旋回用動力だけはさらに向上していたと思われます(戦艦信濃は計画でも動力強化予定)。
 米アイオワ搭載のMk.28 5inch連装両用砲が25度/秒なんてキモいくらいの並外れた機敏さ。改大和型以降も対抗するには当然同等の性能でないと張り合えないわけで、駆逐と違い増加重量も誤差なので動力モータは高出力か大型化で対応したと。

 というか五式は既に高角砲というより対艦に比重も割いた両用砲であって、戦艦に積むにも副砲的な用途になってしまうので仮に載せるとしても戦艦の対空特化で採用するより防空重視の軽巡主砲あたり向け。

 実際作ってみないことには使えないと断定できない→やっぱり駄目だったよ…という流れ。高威力と射程で敵機をドーン…と担当者のしたかったことは判るんですが、これ単品の発射間隔で試験しても時限信管で後期の航空標的に当たるはずもなく。
 いくら砲口径と初速増えた分長10より弾頭の危害半径増えて射程延びたところで、対水雷艦艇排除での水上射撃は副次目的で敵航空機への防空射撃が主目的。それ以前に必要とされたのはまず手数と機敏さ、威力はある程度の範囲で墜とせるなら充分。
 それを比較すると追尾性悪いうえ発射間隔遅く給弾に手間取る、近接信管もないなんて狙って当たるのは初期想定通り真っ直ぐ突っ込んでくる雷撃機だけで…目視水平射撃の距離なら長10でも大差なく。
 そんなもの使っても史実大和のように弾幕を張り投下体勢阻止の方針で対抗するしかなく、求められるのは追従性と速射性で普通に実績もあり防空目的なら上位互換の長10使えば済む話で。史実も当然お蔵入り、それを引っ張り出す意味はなく。
 主砲と違いラッキーヒットの一発撃破狙う代物でなく、墜ちなくてもいいので損傷やコース維持不能で無駄投下させたりとにかく対艦攻撃出来なくすれば事足りるので。問題は押し寄せてくる数への対処。
 大和型以上の戦艦で大型爆撃機への対処なら、どのみち重量嵩むならもっと威力と有効射程を稼げる副砲を長砲身両用改修したほうがましで。
 艦艇に無理に積む場合は本土近海で上空到達前にB-29を撃墜するという目的に特化した対空砲艦用途、対主力艦戦闘も発生しないのに戦艦へ搭載する意味はなく。
 それより駆逐軽巡の12.7砲架をすべて後期型B1(艦これでいう浦風砲)の高射装置付きに改修したほうが余程効果があったと。順次進めてはいましたが末期は時間と生産が不足して…

 当初の予定通り五式は陸上設置の基地防空砲台専用として、射程を伸ばしてB-29に届く高度を確保する・追従性は二の次でとにかく観測で一定高度設定して門数揃え再装填でき次第乱射、という目的なら届く高度かつ当たって墜ちる威力ないことには話にならず長12.7cm単装砲は適材適所で正解。
 進行方向判っていれば急な回避もしないので追従性はたいして影響せず、給弾も陸地に据え付けなら周囲から多人数でバケツリレー待機で効率も上昇(爆弾直撃時の人的被害は考慮しない)。
 艦艇搭載の場合は空襲対象面積が艦体のみでピンポイントに集られるためとにかく機敏に狙い数撃って当てるor散らす手数が必要で根本的に不向き。
 陸への空襲の場合はざっと決めたエリアに高空から絨毯爆撃+攻撃機が適当に低空でついでの単発爆弾落としたり護衛機が銃撃舐めプしてくるので、一番被害がヤバい戦略爆撃機を最優先。ほかは局地戦闘機や戦闘機で要撃・通常の対空砲台や機銃に任すしかない(全部に回す門数なんてない)という。
 そもそも陸軍はわざわざ別設計と調達して三式12cm高射砲→五式15cm高射砲(間に合わず少数)を導入していたので海軍基地に限る話。
 本当に装備や調達の統合せず「陸海軍あい争い、余力を以って米英と戦う」なんて根本的に問題ありすぎどう考えても無理ゲーorz

 個艦/艦隊防空もif戦況優勢かつ鹵獲解析で近接信管と初期CIC射撃統制・電探連動実現できたとして、当時のVT信管は仮想戦記では過大評価されてますが米軍ですら品質で不発が多く、付近を通過すれば起爆するのにそれを確実に巻き込めるよう潤沢な補給で弾幕のように乱射で…結果ボフォース40mmやエリコン20mm機銃含めた多重防空システムで鬼のような防空に。
 兵装個々のスペックよりそれを総合指揮して効果的に運用するシステム構築のほうが重要だったわけですが。
 超大和型でも当然対象の敵機が墜ちるまでは連射するわけで、とにかく対空砲の門数を増やし死角をカバー、途切れることなく攻撃し続け当たるようなら落とすという状況で…いくら起爆時に巻き込む範囲が広くても投射量が減っては本末転倒。

 それを当時近接信管がなく時限信管に測距儀観測から入力(導入時は画期的な自動調定装置)で不規則な敵機進路を予想して撃っていたわけで…外したら次、と連射の間隔が遅くては結局近付かれ、近すぎると旋回と指向が追従できず当たらない・25mm機銃では遠すぎて威力が出ないという空白レンジを埋めるためにも機敏で速射性の高い長10が要望されるのも当然。
 本当に必要だったものは五式40mm高射機関砲(ボフォースのコピー版)、これがあれば防空の穴がかなりふさげたはずなので最初から陸海合同で最優先量産しておけば…。ハード的には戦後も世界各国で使われ続けたベストセラー機関砲。
 紀伊建造くらいのifなら積めるくらい生産もできる時期ではあるんですが、性能なら一択でもこう…何というか見た目の絵面が帝国海軍艦艇には似合わないw そんなどこぞの上層部みたいなこと言える余裕皆無なんですが。機能美は必要とされた結果の洗練された美しさであって見た目で性能犠牲にしては本末転倒。

 大和改装時点でも判っていても生産数不足で埋められなかった防空レンジの穴で、仕方なく置ける場所すべてにありったけ機銃を応急的に増設して追い払うしか選択肢もなく。坊ノ岬では曇天で発見遅れ不運にもそのレンジ内に侵入されたあとで直掩機もなしでは…
 当然のように信濃(戦艦)用に長10cm砲架のA型改3(計画のみ試作もされず)を検討したものの、これも大和型の設計そのままでは構造的に砲塔で載せるスペースがなく応急案。変更の時間的余裕があれば砲塔にしたはずですが。
いくら旋回動力の馬力増やしたところで性能自体は変わらず、揚弾塔設置できる設計の余裕あるなら砲塔A型(秋月砲)でそのまま載せたほうが防空性能は全面的に上位で、わざわざ12.7cmにする意味もなく。

 同じ砲身の高角砲でも「砲架」はポン付けに近く掘り炬燵のような感じで増設は楽、その分拳銃でいったらリボルバーを手動リロードしているようなもので、直給弾出来ないため弾薬庫からローラー敷設で通路必死に→高角砲揚弾筒(非直通)で上げる→隣接の砲座内まで運ぶ(人力)→装填装置までわんこそばの如くバケツリレー。
 「砲塔」の場合は主砲と同様に弾薬集積庫から通路を運び下層の揚弾機で砲座へ直。まだフルオートまでの自動装填はできなかったもののセミオートでも労力や装填時の間隔は歴然の差で。

 できるものなら海軍も駆逐軽巡含め全部これにしたかったようですが、最優先で載せたいはずの艦にまで行き渡らないくらい生産が追いつかず。生産性が極端に悪かったのではなく手工芸的に作っていたせいでライン数と期間あたりの完成数が需要を大幅に下回っていてどれだけ必死に作っても足りないという状況で、しかたなく生産済みや別ラインで作れる12.7cm(予備弾薬も大量に生産済みだった)で間に合わせた艦が実用配備後も多数という結果に…
 砲身命数が短いというのも元々帝国海軍は安全重視で規定に余裕を持たせていたためで実状はおそらくもっと多かったといわれており、米軍が長めなのは使える寿命ぎりぎりまで撃って両用砲程度なら暴発で吹っ飛んだら新品と交換すればいい・定期ドッグ入りしたら両用砲は砲塔なのでクレーンで引っこ抜いてターレット丸ごと入れ換えゆっくり整備すればいい思考で…。リスクよりメリットが上回るなら躊躇なく採用というパターンが多数。帝国海軍は人命や乗員環境軽視してる割りに変なところで慎重だったりもったいない精神でもう訳が…

 考証する以前の問題で超大和型に長12.7cmが採用された可能性は限りなく低く、あったとすれば敗戦目前でも自棄になって突貫完成させた結果長10cmの在庫がなく放置されていた試作品をあり合わせで積んだ場合のみ、当然そんな不完全な仕様ではまともに実力発揮できず大和のようにサンドバッグにされただけとorz
 本来想定した防空性能を発揮するには論外、長10cmでも砲架では本末転倒、生産性や実戦証明済みで予備を作っておいても新造や改装で駆逐や軽巡が普通に消費していく「砲塔」で採用するのが性能や保守的にも合理的な判断で。

 それも電探連動や近接信管なしに高射の測距儀と勘で乱射ならともかく、ある程度狙えるだけの装備が充実しているなら米海軍後期戦艦の両用砲ように配置できるだけ甲板に砲塔で設置という結論に集約するわけで。
 大和最終時の高角砲を密集配置するとトップヘビー問題に目をつぶっても弾幕でなく防空には一発の主砲直撃でごっそり周辺高角砲ごと持っていかれる可能性がある、俯角の都合から甲板のほうが雷撃機に対して水平射撃しやすい、集中射撃時に測量的な長辺距離があるので命中期待値が優位、給弾の事情でバイタルパートのさらに上に高角砲弾運搬通路を巡らすと一極集中より分散していたほうが管理の手間は増すものの経路で詰まったり不足を起こしにくい等メリットが。

 大規模な変更が必要になるため大和型ではそんな手間と時間掛ける余裕と載せる砲が間に合ってなかっただけで、超大和型なら最初から設計に織り込み済みなので、再三述べているように長10cm連装高角砲・砲塔A型で甲板4・上部2×左右の12基が最適解だったと。

 そして長12.7cm砲を載せるくらいなら、どのみち遅い15.5cm三連装副砲を50口径に伸長と同様に旋回動力強化・仰角改善・半自動装填可能に新設計して2〜6基(副砲位置2+甲板やや後方左右各2)積みすればそのほうが投射量的にも上回るという話に。
 前後に副砲1基だけでは微妙でも、横一列に片舷最大4基12門同時斉射可能で中口径三式弾の燃焼カーテン乱舞とか意外と馬鹿にならない威圧効果発揮すると。
 主砲で三式弾は余程高空に大型機が固まっているボックス隊形でなければだめ元程度として、長射程から副砲弾幕で突入の勢いを削ぐ→長10cm砲塔全12基24門でひたすら脅威度高い敵機から叩き落とす→抜けたり体勢乱れた機に機銃を集中射撃して無力化する、という流れなら防空面でも副砲が役に。
 噴進砲は連射できないうえポン付けなので使いたければどうとでもあと載せ可能。艦これでなら謎空間リロードで再使用できるので有用なんですが現実では一回撃つと発熱に敵機接近後では直撃誘爆の危険で実質開幕一発芸。

 総合的な完成度順でいうと、大和型そのまま51cm連装砲と長10砲架だけ載せたやっつけ(フジミ艦NEXT)→大和型のまま重いので副砲降ろして一応甲板にも砲架置いた(フジミ旧)→長10砲塔採用して甲板に並べた・副砲撤去(連斬模型)→甲板&副砲位置も込みで長10砲塔だけ12基ガン積みした(F-toys艦船キット)→大和型よりやや大型化して長10砲塔満載+副砲も6基に増設して自衛も維持と三式弾多用してみた(BS:P)。
 さらに防空重視するなら副砲6に加え長10cm砲塔を上段3・甲板中央部前2・後1で×左右の全12基。→ログ
 末期欠乏時の建造強行→資材欠乏と時間不足がなく完全に仕上げた場合ほど後者。世界線や時間軸の情勢想定により変わってきますが、艦これのような鎮守府に資材潤沢と海外艦が妖精さん込みで存在、初建造が現在で知識やノウハウも充分ともなれば副砲まで全盛りした完全な仕様も普通に可能。というか耐貧仕様にする意味もなく。

艦娘化デザイン要望関連
 武蔵改二どころか大和改二の立ち絵までおそらく既に納品済みですが、根本的に超大和型と大和型は姉妹艦でなく従姉妹程度の別艦型なので紀伊実装時は是非フミカネ氏のほうで…。これも過去に語り済みですが。
 しずま氏キャラ本人にさほど不満はないんですが、駆逐はともかく頑なに超重量級でも舵ヒールで反重力で重量負荷ゼロでもなければ耐久性ヤバそうで不安(絵師的な好みの場合はどうにもならず)。
 メカ素人だったため艤装の可動が「格好いい」という理由だけで位置移動してもほとんど意味が無いギミックに艦としての戦闘や兵装の存在意義理解しないままファッションとしての記号止まりで。実用的な設定はあまり考慮しない二次元一枚絵のビジュアル優先系。
 正月絵の大和さん主砲撃ったら帯ちぎって吹っ飛んでいくという突っ込みはまあ季節グラはああいったネタと判っているので野暮な話で。それ言いだしたら戦闘というより番組収録な光景が度々。

 重箱の隅を突くようですが門数が足りず弾幕が張れない機銃とか(絵面の都合で絵師共通)、下面が死角で撃てない天蓋機銃座、史実の半数しかない高角砲、全門斉射が構造的に不自然な角度に限られる第三主砲塔など。
 艦砲は同時射撃してこその物なので高角砲くらいまでの口径はなるべく実際の艦に近づけた門数あったほうが。

 しずま戦艦の艤装バランスがなぜか前方に寄りすぎて後方の容積無駄にしてるというか、上から見てコでH型のホワイトベースとかアーガマの後部推進器に当たる後ろ張り出しエリアがないので造形的に立体バランス悪く。
 上下も中央のみで半背負いものシルエットになっているので金剛型改二のアーム型バルジのようにアクセントになる部分はあると見た目の派手さも向上。
 長門改二はけっこう大型化したうえ艦首部分も追加されてかなり向上してましたが、大和型はもう少し前方伸ばしてそれにバランス取った後方ボリュームもあれば色々盛る基部スペースも。

 二次元の嘘なんてイラスト描きにはよく見る症状で、3Dモデルに関わったことないとメカが不自然な構造や三面図考えても用途や戦闘まで想像して描き込むプロのほうが少ないくらいで。
 フミカネ氏はミリ寄りマニアかつ立体化慣れしたプロなので主砲の射撃範囲や射界を考慮した可動、機銃高角砲も狙える配置を想定デザイン。
 艦娘大和自体が優等生的イメージなので史実通りコンパクトに詰め込みでも合ってはいたんですが、超大和型に求められるのは一昔前のバイクで例えるとホンダやヤマハ的な小綺麗さでなくカワサキとかスズキのような自重しないタイプで。
 本当に艦娘本人小柄・艤装は扶桑さん以上で執務室の背景見えないくらい自重なしがある種理想なんですが。
 もしくはクリックで開閉窓も実装されたので艤装部分だけ本人の特殊判定箇所以外クリックで展開オン/オフとか。

 単純に長身で巨大艤装となると印象がゴリラ感だけ目立ち露骨に不人気フラグでやはりギャップ狙ったほうが…。
 ロリ戦艦まだいないので駆逐くらいの艦娘なら対比的に艤装のスケール感も上昇(もしくは最末期新鋭艦・単艦級ということで大鳳くらいのキャラデザ)。あと純粋にデカ女+大和の体積2倍艤装とかすると立体メーカーがコスト的に出せない状態に…。
 元より浪漫の塊なのでデザインが良く知名度さえ上がれば普通にギミック盛り大ボリュームの高額帯でもいけると。

 長10cm砲塔と副砲塔の数も省略なしで基部艦体上下二段やらネェルアーガマ状態に左右前後とも艦体と甲板張り出して全数載せて自重しない感じで。
 立ち絵だと当然見切れたり上方からの構造よく解らない状態でもフミカネ氏は立体としてデザインするので、AGP化したりACで3D再現されたときに改めて真価がわかるタイプ。
 一目で判るガン積みの存在感は出してもらえると嬉しく。実艦テネシー(改装後)の両用砲みっしりとかリシュリュー級の尻の密度感はスペック以上に強そうで。
 これで全盛りで出してきたら見誤っていたと謝罪しますが、大和の架空改装なので艤装デザインを改ベースのまま差し替えや描き込み若干増えた程度では…。金剛型改二くらい弾けたほうがインパクトはあると。
 コニシ氏は艤装に関してはかなり調べたらしく大雑把だったノーマルからかなりメカ的にも考えたデザイン、それをAGPがアレンジした結果メカ少女ものとしては申し分ない密度とギミックに。
 満開とかデンドロ状態の半乗り物はやり過ぎですが、上から見て前後長め立方体の中央に埋まっているくらいの密度はいいと。
 背面リフトアップかオーバーハングで斉射出来る角度程度の第三砲塔、第一と第二は大和型ベースにしてももう少し張り出すか艦体上下にしてビス子のような上方に、下メイン艦体に副砲と長10砲塔の甲板。いっそ左右分割でなく艦首完全×左右で一部艦娘のように双胴艦っぽくしても。
 艦首部分も寸詰まりなのでもっと長めで長10と段差で副砲それぞれ、艦腹設置も継いで追加分は水平置きで下段張り出し甲板や主砲基部マウント部の上あたりに、後部も左右に伸ばしたブロックに後甲板副砲×左右各1や飛行甲板、空いたスペースに長10残り満載なら最終決戦兵器に相応しく。
 あとギミック的に艦艇部開いてスキッド状態で設置する展開パーツありなら立体的にも安定。元より艦娘は物理的な質量は妖精さんパワーで無視しているので今更ですが物理的な立体フィギュアにすると補助支柱スタンドなしでは支えきれない重量で…。実際の艦娘でも大和・扶桑クラスになると被弾でふらついたとき質量に引っ張られて転覆(コケる)しかねない容積比重量だと。少なくともスケート靴はいた二宮金次郎状態は不思議パワーが無いとヤバく(おもに足首の強度が)
 ファンタジーだからといってしまえばそれまでですが、艦艇モチーフだけにせめて艦としての運用面は今後の戦艦改二だけでも考慮してもらえたら。
 戦艦そのものが駆逐のような搭載兵装的にも歩兵的運用ではないので、場合によっては空襲を防空火器乱射で凌ぎつつ抜けてきた小型艦に副砲で牽制、その合間に体制を整え敵戦艦に向かって主砲発砲という歩く海上要塞的な運用となるので(実艦だと機銃の妖精さん大惨事でも艦娘なら物理的には無人)。
 もう大和型改二は手直しの段階過ぎているのであとは祈るばかりで…

◇1/1(月)

・wikipedia:大日本帝国海軍艦艇一覧は艦名のあとに何代目か[T]とか[U]と付いてるんですが継承艦けっこう多い。
 そして系譜は護衛艦巡視船艇へ。

・前も紹介した動画BS:Pハワイ侵攻(つべ)。たまに見たくなるこの長10砲塔&副砲ガン積み超大和型はやはりセンス秀逸。
 ただこのゲームのグラ完全に末期戦想定で戦艦にまで手当たり次第迷彩をw 艦これの紀伊は別に追い込まれてないので紀伊改でも迷彩なんてせず普通に軍艦色で兵装を全盛りしてもらいたいところですが。

◇12/29(金)

・本家武装神姫公式再始動で更新(6年ぶり) →ヒ公式垢 →mayログ 以下感想(開閉)

・久々にコトブキヤ プラモデル商品 アンケート(製品化要望)1/4終日まで(※終了)
 「メカ・ロボット(3枠)」「ヘキサギア」「MSG」「キャラクター系」 以下個人の感想(開閉)

・特に関係ない駄文、艦内神社と所縁の神社に関して雑談(開閉)

◇12/25(月)

・毎年恒例クリスマス(ユール)用定番動画:サンタ菩薩供養なにそれ美味しいの?旧支配者たちのキャロル

◇12/15(金)

・艦名プレート「尾張」に関していつもの駄文
 フジミが艦NEXT用艦名プレート「尾張」出したんですが…
 「改造製作用に」というならせめて大和竣工時から改造できる艦橋上部高角砲基部周り基部(3基×左右)と長10cm砲塔×12個セットをorz

 もう過去ログ1で語り尽くしてますが艦NEXT紀伊のキットは「主砲以外大和からの変更点全部考証ミス」という惨状なので尾張名義でちゃんと考証した仕様で修正版キットだしてもらえたら…。

 ラインナップ見返したら定番の大和竣工時が存在しないので、どうも甲板と艦橋周辺新造が面倒臭いらしく。
 フジミの紀伊は「主砲と高角砲以外は完全に大和最終時そのまま」のキット。
 艦これで艦娘「紀伊」出ても長10が砲塔でなく独自砲架カバーのため形状が全然違い「別考証」でコラボキット主張できず。例えるならアルペジオのコラボ名乗ってハイフリコラボのキットを出すようなものなので。
 同じ「武蔵」だからと「煙突に紋章と赤ラインのモールド入った武蔵」を「推進器の形状すら変えずキットそのまま紋様パターンのデカールだけ付属してアルペジオのムサシ」として発売しているような状態といえば計画艦に興味薄くても察してもらえるとorz

 逆にプラモ見てあの高角砲架形状で艤装描いてしまうとフジミの架空創作物なので意匠権アウト。
 一般的な艦プラマニア向きで極端に例えれば「大和のキットの主砲を16inch砲塔・艦橋とマストだけアメ艦にしてアイオワとして売る」というくらいコレジャナイで…決定稿がないからセーフとやりたい放題。よく理解してない代物を風聞だけで一部差し替えでリデコ展開できると勘違いした結果があのキットでorz
 さらにガンプラに例えるなら「ジムのキットそのまま頭とビームライフルだけRX-78に差し替えてアムロのガンダム再現したキット」と名乗っている的な。

 フットワーク軽いアオシマも大和出してるので、艦これとのコラボとして発売するならそちらからのほうがまともな考証仕様のキットは期待できそうで。パケ替えも多いんですが譲れないポイントの差し替えとおまけ要素は妥協しないので。
 アルペジオコラボやPSOコラボの大和出しているので、コスト理由に大幅差し替えを躊躇するようなチキンではなくある意味信頼できるスタッフ。他社がやらかしてるならむしろどや顔でこれが本当の○○だ!をしてくるタイプで。
 過度なパーツ分割減らして金型数抑える傾向のキット多いんですが余程細部まで作り込む上級者でなければむしろ作りやすく。
 あと伊達に模型界の狂犬なんて呼ばれているわけではなく色々フリーダム、付けて欲しいおまけパーツを誰がそこまでしろと!wという域で付けてきたり、箱絵がフリーダムはもう持ち芸、ラインナップも他社が躊躇するようなコラボに食いついてきたり、細かいことより最速で出すのに意義がある的なことやらかしてきたりとある意味ブキヤに通じる変態企業(褒め言葉)の一角。

 ただ艦NEXTに関しては作りやすさと細かい部品の強度に関してはフジミに軍配が上がり全面的に一強と呼べるメーカーが存在しないのが何とも。色分けとスナップフィットにパーツ自体の作り込みは評価できるんですが…こだわり捨ててコスト抑制に走った姿勢だけは余りにorz パーツ分割点数増やし再現度を上げる→コスト掛かったのでバリエ展開で変更点省略では本末転倒。
 品質やパーツ単位の形状では落ち度ないのに「予算の都合で省略・計画艦の正確な考証にこだわる人材がいなかった」というのが唯一にして致命的な失敗だったわけでorz

・一方、WoWs登場の初代改天城型Kiiは1944仕様あの長10砲塔ガン積みと徹底的に検証した設計仕様のため、超大和型のkiiUもしくはKii(SYC/Super Yamato Class)は模型金型の制約もなく完全なif1945〜1946最終時考証モデルにしてくると思われます。
 なおWoWsは夢の共演なため沈没艦と未成艦混在、大正まで歴史遡って改変しないと不可な先代と、開戦後もマル5計画継続ifの超大和型が同時に存在していても特に問題ない世界観。
 艦これは先代まで出すと別の歴史を辿ったパラレル世界艦になってしまうのでさすがに無理筋。
 海戦ゲームという仕様上バランス取りで性能抑えたり下駄履かせたりで不満も上がってますがまあ各兵器の性能を忠実に反映したら対戦ゲームにならないので…

 東欧系の硬派マニアは考証妥協しないので白龍(G15型/改大鳳型)なんて「未成艦を完成させられる資材と時間がある戦況優勢の状況ならこうしたはず」という自重しないフル装備、たぶんスタッフ各方面ソース付きで数十時間は討論してこうなったであろうと察せられる域の完成度。
 逆に敗戦迫っているのに建造強行して再設計の余裕と兵装在庫もなく改大和型程度で濁したらフジミの状態。大和型四番艦の駿河か改大和型の近江ならこんな形状で、本気で改大和型「近江」(※後期主砲換装)と名乗って発売していたら誰も文句言わなかったと。

11/25(土)

試製51cm連装砲のゲーム内装備説明、
 >「大和」型、そしてその拡大発展級である超「大和」型の主兵装として開発されている新型戦艦用大口径主砲です。
 いつになったら試製でない51cm連装砲と載せる本体完成するんですかね…。
 以下いつもの紀伊を冬イベ後編ついでに実装希望。

 もしイベ最深部で超大和型の紀伊を報酬にする場合、モチーフとしては呉軍港空襲(wiki)
 ※呉工廠は地図左側の湾入り口に突き出た部分から湾右岸全部。→戦災の写真載せている方のページに当時の米軍空撮写真。
 岸上半分造船部の一番上端・目立つ掘り下げられた長方形の大型ドックが第4船渠(大和型など修理用、駆逐複数入渠中)、普通の戦艦ドック(第3船渠/同駆逐)挟んでその下が造船船渠(大和型建造用)。
 右に縦置き長方形と隣接細長い長方形の家屋までが作業関連エリア、ドックはそのすぐ上の横置き家屋(大和建造時の目隠し用大屋根)あたりから海側のゴミゴミしてる部分(111号艦解体したあと大型建造なし)。
 この時期は小分けして曳航式油槽船(急場凌ぎすら不足して必死に量産中)とか例の海龍の群れ(もう自棄になった本土近海決戦用)ここで作ってたっぽい。
 @第4の上建物が集中している区画が呉鎮守府、そのすぐ上広い敷地が練兵場。

 呉の海軍拠点をダイレクトアタックされた空襲(末期の艦艇的にも大惨事)をifで耐える場合、航空隊&防空満載に機動部隊を迎撃。
 艦これで例えると敵空襲が航空隊基地へ攻撃でなく、執務室のある母港そのものがある鎮守府を付随施設込み丸ごと絨毯爆撃してきたような惨状(アニメ版で椅子だけになってたあの状態)。
 今まで深海側が本拠地はスルーしてきたように、目的は史実米軍のように降伏させるでなく過去の怨念の鬱憤晴らしか当時の戦闘再現が主目的。律儀に同時波状攻撃で蹂躙できる数いる米帝プレイもこっちに合わせて小出しとか撤退は見逃すとかある意味優しい。

 敢えて拠点攻撃目的挙げるなら、幻の旧帝国海軍最終兵器を建造計画でも(またどこかのスパイから)嗅ぎつけて、歴史再現のラストイベントついでに竣工前に潰してみようと水鬼様が余計なこと閃いて(たぶん宇宙戦艦のほうの山ちゃん発進とか不思議な海の万能発掘戦艦的なノリ期待して)。
 総旗艦クラス戦艦相手なら上等で喜々として水鬼様と戦艦部隊突っ込んできて最期の本懐戦艦部隊同士の正面対決(当然無粋な空母や駆逐出撃禁止で戦艦のみ×7、向こうも本気の戦艦水「姫」・夏ダイソン・戦艦仏・ダイソン×4)。前段に坊ノ岬なら生還した大和型も参加ルート固定で思う存分大暴れ(と大食い消費)
 ギミックやら道中嫌がらせの小細工なしに正面から掛かってきてもそんなシチュしてきたら普通にヤバい(おもに修理と燃費が)、大艦巨砲主義夢の対決。

 史実延長ifで赤城・加賀・蒼龍・飛龍・瑞鶴・翔鶴が沈んでおらず戦艦建造計画続行なら、リアルの場合呉造船船渠の武蔵用でも充分な111号艦(駿河)は三菱造船に回航で空けて、船渠急遽掘り増ししてから超大和型一番艦の紀伊建造開始。新設の大神工廠は二番艦の尾張。信濃でていった横須賀6号船渠で改大和型の近江。

 史実では主砲運搬船の樫野を沈められて困ってましたが生存if、戦艦まみれするならついでにもう一隻作ったと思われ。大和型の存在バレて過剰に機密保持する段階過ぎれば余計な予算も掛からず一年あれば同型艦作れる程度の規模。
 @余剰積載量は三連装用でなく普通に大和型計画時の設計なので後々の余裕持たせた、51cm連装砲の砲本体+予備砲身1本分だと(呉→大神工廠に尾張用輸送)。3基運べばストック3本+追加(後々余裕できてから製造)で3本運べば輸送4回で全門の6本交換予備揃うので。どのみち主砲用旋盤なんて建造時必要数作ったら暇ができるので…
 そもそも大和型以降の主砲は規定の命数発射し摩耗したら内筒交換できる設計、予備砲身が必要なのは発射不能な砲身破損した場合で大規模整備時に交換ローテ(大和は最初の命数すら撃ち尽くす前に…)。

 つまりミッドウェーやマリアナの悪夢がなく空母足りていて、戦艦が自衛可能な対空兵装の刷新できればマル5計画続行。
 実際建造する気満々で砲身は仮称試製甲砲として試射済み、造船船渠空くの待ちつつ最重要の砲塔の新型揚弾機構から開発していたわけで。情勢と資源と時間が許すなら確実に作っていたと。そのどれもが間に合わない…どころか主戦力以前に補給線維持にすら事欠く有様の末期戦でしたがorz

 きっかけはまとめて空母喪失でしたが本当に真珠湾で航空機の有効性なんて見せ付ける前にもう1〜2年外交でのらくら耐えつつ戦力もう少し揃えるか、満州以外の大陸と半島利権なぞ業腹でも差し出して代価の交渉(禁輸解除)でもしていればもう少しまともな状態で…。
 そもそも対米戦自体が割に合うはずがなく開戦派を米国に視察行かせていたらそんな気が起こるはずもない生産力格差。問題は内憂まみれのこちらに加えあちらも某大統領が端から開戦させる気満々だったわけで。
 後出しで短期決戦講和なら空母には空母、戦艦は戦艦でボコって航空機はおもに敵機と基地露払いで湾内の戦艦や湾岸砲も大和堂々とアピールして46cm砲で叩き潰すなんてできればまあ戦艦ヤバイの時代暫く続行で時間稼ぎはできて。
 大和を秘匿せず開戦後はアピールしていればそれだけで余計なリソースそれなりに使わせられたとも。
 戦艦は米帝プレイでも掛かる時間とコスト負担甚大なので(そのせいで航空全盛以降の末期モンタナ級は凍結された)。
 そんな簡単にいくものではないんですが本当に介入できる立場の逆行やらトリップ物で艦載機を「追い払う」でなく「撃墜する」米海軍式対空/艦隊防空システムを丸パクに帝国海軍戦艦の積載量と頑丈さで初期の対艦航空攻撃を根刮ぎ叩き落として「戦艦は戦艦でしか沈められない」という当時の常識を変えず殴り合い仕様ならあるいは(長引くとアイオワ級史実4隻+2隻とモンタナ級5隻が太平洋に…)

 艦これで例えると秋月型(長10cm砲塔×4基搭載)擬人化ですらあのCIなのに、紀伊(同12基搭載で単純計算でも×3倍)の統制射撃+機銃も追加におまけの副砲三式弾&ダメ元主砲三式弾という総合対空性能でCIなんて愉快な事した日には…ヌ級はもちろんヲ級×2でもまず枯れて困惑する理想的な防空戦艦の本領発揮が。
 リアルも空襲かけても防空駆逐の輪形陣と旗艦まで針鼠に相互防空しつつ護衛戦闘機ガン積み付きで突っ込んできたら機動部隊だけでは逃げるしかなく立場が逆転(現代の艦隊防空がこれ)。どれだけ大型の空母でも攻撃機の割合には限度があり落とされやすいので最優先で撃墜続ければ戦闘機だけ残っても対艦戦闘では棒立ち同然で…
 実際当時に資材は涌いても貴重なパイロットは有限なので末期日本軍のような状況になったら遺族の国民から突き上げくらって政治的理由であの大統領クビで講和の目も。
 その点間に合っていれば「殴り合いなら一撃確殺できる主砲を備え、航空機攻撃も耐え凌げる超々弩級の防空戦艦」というコンセプトは間違ってなかったと。色々間に合って足りていたならorz

・既にイベントの舞台も大規模海戦は残りレイテ後半と坊ノ岬のみ、戦後のビキニと北方領土防衛に欧州遠征も済ませている段階であとは本格的なif作戦へ突入。

 艦娘的にもとっくに戦後賠償の別府改装あり、当時敵側だった連合艦まで仲間に合流。前大戦末期の量産できなかった兵器や未成兵装・if改良装備も実装済み多数。
 if史実延長モチーフで終戦時期を乗り越えるとなれば、数年前Pのインタビューで実装予定といっていた超大和型紀伊を登場させるのに絶好の機会。

 レイテ前半イベ(報酬駆逐1海防2潜水1)の続編で、実質分割超大規模の最終報酬ともなれば見合ってはいると。
 史上最大の海戦「レイテ沖海戦」を前編の続きならスタートならシブヤン〜栗田ターンせずに突入if作戦(前段E-1〜E-3でたぶんかたが付く、史実も短期間)。
 今回も報酬艦はモチーフの海戦と何も関係なかったので、予告のあった英ソナー積み英駆逐艦を報酬1・ドロップ姉妹艦1は内定。

 予想するなら今回やけに対潜装備や仕様推ししてるだけに幕間E-4で全潜水マップ地獄の後段クリア報酬で信濃
 大和型/硬くて遅い大鳳のような物で弱くはないんですが…色々地味かつ不幸。史実で残念属性満載ではどうしようもなく。ネタキャラ艦娘としてならある意味おいしいといえなくも…
 最後の帝国海軍大型空母なのにリニューアルしてから出していると今さら感が余計際立つはめになるというのも。
 なお艦載機はワンス任務でおそらく烈風601空、専用で改修(対空+13相当)さえ実装されたらある意味大人気。後発プレイヤーしか改修済み持ってなく、改修なしでは52型熟練☆MAX(対空+11)が索敵+1の上位互換なため現在めったに使われない倉庫の置物という不憫な装備で…。烈風(対空+10)自体改修来ない現状ガチ勢で積んでいる人少なそうですが。

 後段E-5〜E-7で帝国海軍最後の艦隊出撃・坊ノ岬海戦→別に対米戦ではないので沖縄乗り上げせず侵攻部隊を撃退して凱旋。
 報酬は涼月も出て坊ノ岬組最後に残った面子は冬月のみ。
 ※実装済み坊ノ岬組(9/10隻):大和 矢矧 涼月 磯風 浜風 雪風 朝霜 初霜 霞

 「冬」に冬月残したあたり次で来るのではないかと予想はされて。前段報酬なら後段で全員そろって出撃可能に。
 何より運営は坊ノ岬組推しなので節目に持ってこないというのも考えにくく。
 面子揃ってないなら一応準備しておくと的中した場合の保険には(ただし初霜と霞以外総レア艦)。出撃の自由枠はともかく全員揃える編成任務は来そうな予感が…
 秋月型は実装済み3姉妹それまでに沈没、5〜7番艦も同様で8番艦が冬月、ほか末っ子13番艦の花月だけ途中まで護衛で参加くらい。
 大和が主力で矢矧も活躍した最期の見せ場(史実は散った)となると坊ノ岬くらい。生存艦も冬月と涼月、安定の無傷だった雪風と初霜だけというまさに末期戦の悲惨な結果。元々作戦自体がorz

 拡張作戦Final Stage・最深部E-8でifその後に続く切り札投入で二期へのフラグ、呉空襲阻止と新型戦艦完成。
 報酬で超大和型戦艦一番艦紀伊(過去ログまとめ)。
 ひたすら深海爆撃機の空襲を無傷複数ポイントでギミック→空襲元の空母別動隊を撃破でルート解放→真正面から戦艦部隊とガチバトル。
 演出凝るなら最終形態になると出した支援以外に見慣れない単艦バナーが流れて颯爽と「弾着観測射撃! 51cm連装砲/51cm連装砲/一式徹甲弾」カットインで支援砲撃あると燃える展開になるんですが!

 ※たぶん51cm砲の持参はあって1個だけ(+任務で1個)で、ほか初期持参で積んでいそうとなると15.5cm三連装副砲改くらい。運が良ければ改で51cm砲もうひとつ・「10cm連装高角砲 集中配備」くらい(※紀伊の存在意義の半分)。
 後々改修実装されたら46cm砲を最初から3消費・ネジ12とか普通にあり得る、実現可能だった世界最大の戦艦主砲でエンドコンテンツ確実(なお火力キャップで無常に切り捨てられるオーバーキル)。

 ちなみに超大和型を建造可能かどうかなら過去ログでもう長々と語ってますが、「艦これ世界でなら」充分以上に可能圏、しかも各国技術や知識にノウハウあるので正式な51cm連装砲×3・長10cm連装高角砲塔×12・15.5cm三連装副砲改(両用化)×6の完全体も夢ではなく。
 何しろ今のゲーム仕様でも山ちゃんが試製51cm砲積んだり長門型・扶桑型が46cm砲やらアイオワ砲・金剛型が41cm砲積みまくってるくらいなので。それ以前に性能優先でかき集めて載せると既に装備が多国籍。

 帝国海軍最後の戦艦かつ設計段階からの超弩級防空戦艦なので、立ち絵も艤装ボリューム自重なし(対比的に駆逐〜大鳳くらい頭身なら完璧)・高角砲や副砲の個数もなるべく省略せず満載してもらえたら理想。大和改の高角砲あれ史実の半数しか載ってないので…
 最後までケチってまた微妙な報酬艦だったらもう幻滅で二期になっても期待できそうにない、とそれを機に引退の比率も増加しそうな。
 信濃だけですらインパクト薄く、海外大型艦を近海イベで出されても…
 本当に一期を現在までついてきて最深部到達するような層に最期くらいは待ち望まれていた本命の計画艦を切望してるんですが!
 紀伊さえ実装されたら二期は未成艦・計画艦続々登場でもそういう流れと納得はされるわけで。
 実装済みでもグラーフやアクィラは完成間際放置の未成艦ですが、計画倒れでなく実際開発に着手していた計画艦や時間的に建造間に合わなかった未成艦もOKなら世界各国の海軍でも主力艦クラスが多数追加(特に仮想戦記では紀伊と並んで名物のモンタナとソビエツキー含む)。
 帝国海軍の艦艇から始めたなら締めの転換期も帝国海軍最後の計画戦艦から…

・つべ動画紹介:Silent Hunter4に登場する超大和型
 無難な大和型発展設計。兵装は51cm連装砲×3、長10cm連装高角砲塔×12、15.5cm三連装副砲×2、機銃大和最終時程度に満載。
 案としては突貫急造仕様(副砲がない・高角砲が間に合わせシールド砲架)よりは余裕があり、防空システム系の新設計までは間に合わず艦橋集中配備の半弾幕対応。
 長10cmは製造間に合った砲塔を甲板でなく上部砲座に配置。機材増設でもしたのか艦橋大型化。
 たまにある長10cmを砲架のまま載せるよりは防空面で向上。改良設計の時間が足りず大和型配置踏襲で米戦艦並みに甲板配置するほど効率化は進んでいないというあたり。
 甲板に6基配置して両用化した副砲4基追加すると史実延長としての運用上限設計に。三連装等それ以上艦体肥大化する兵装だと建造は元より補修可能な設備もなく。

◇11/22(水)

あみ新着FA:G赤イノとアーテル再販、再販版も偏光メッキ仕様。

・プレバンAGP初月のアンケートにAGP化希望艦娘欄(購入者限定)
 記入ページはこちら(※専売品なので回答は購入者限定、ログイン必須)
 全員把握していて詐称水増しもなく、ちゃんと買ったユーザーのみで直販定価でもついてくる層の需要集計も正確そうな。

 商品化希望艦娘(3隻まで)は個人的にこの辺り(ログ)
 艦娘ではないんですが毎回最優先希望は「駆逐棲姫」。
 造形優先や価格的にfigmaで出してほしい(ねんどろ出ていて可能性はある)のが大半で、AGP向けとなると悪雨と古鷹改二しか。
 残り1枠とりあえずダメ元うーちゃん(ランナー状態でもいいので駆逐用手持ち兵装パーツ各種付き、艤装のアレンジ拡張ジョイントやアームを共通軸で)。昔ISの非武装制服もAGPで出ていたのでそこに感想メインでの拡張性ありなら…

 悪雨ちゃんは希望名書いた自由記入欄に「艤装を1.5〜2倍サイズに大型化アレンジ」「肌まっ白は人を選ぶので色白程度に」「腿軸か腰パーツごと交換可で普通の足も」「姫級なのでお供に小型のイ級を2匹程度」「追加表情にギャップのある笑顔や照れ顔」を、と長々と。
 これもログ(クリック開閉部分内)で語ってますが、購入の判断を大きく左右するこれだけ満たしていればAGPのスタッフなら普通に売り上げ満たす完成度で作ってくれると。

 あとマックスのほうは専用フォームがないだけでメールでfigma化要望出せば受け付けてもらえます(※参考にするだけで要望多かったら出すとはいってない)。
 figma化してもらいたい艦娘はそちらで出せば人気ある可能圏なら…。個人的に充分ファン需要数のある大鳳・瑞鳳・山風・大鯨だけはなんとか優先で出してもらえたらorz
 新艦青田買いしても最近は引退も増えて馴染みない層も増えているので、最盛期の人気艦のほうが普通に売れると。ゲームは辞めても艦娘のファンは続けてフィギュア買う層は大量にいるので。

◇11/17(金)

ざっとAGP初月 レビューとネタ写真(開閉)

個人的にfigmaかAGP化してもらいたい艦娘ランキング(※現時点、マイブームで変動)

 大/中型艦:「大鯨」「大鳳」「瑞鳳」「サラトガ改(Mk.Uでない)」「天城改」「翔鶴(改二でない)」

 巡洋艦:「古鷹改二」「球磨」「鳥海改二」「大井改(アニメver)」「夕張」「アトランタ」「摩耶改二」

 その他艦種:「駆逐棲姫」「石垣」「択捉」「伊13」「秋津洲(&大艇ちゃんロボ)」

 駆逐艦TOP5:「山風」「卯月」「満潮改二」「朝潮改二丁」「Jervis」
   〜TOP10:「叢雲(改二でない)」「霰改二」「春風」「陽炎改二」「弥生」

 駆逐次点:「皐月(改二でない)」「春雨」「海風(改二でない)」「暁(改二でない)」「初風」「神風」「萩風」「霞改二」「五月雨」「水無月」「曙」「電」

・祝 figma化!:「figma夕立改二」「figma時雨改二」
・祝 AGP化!:「AGP初月」「AGP照月」

・番外・戦艦少女R:「アバークロンビー」「マハン」「サウスダコタ」「赤城改」「サフォーク」「島風


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