〜超大和型戦艦紀伊関連の過去ログ〜 -とある神姫の駄文日記-


◇ 2016年の過去ログ(おもに超大和型関連) ◇
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紀伊関連の過去ログ直ジャンプ

 紀伊の考証ミス注意要素 艦船キット第798号艦レビュー 艦これ紀伊艤装デザイン案1 艦娘紀伊デザイン案1

 BSP版超大和型(副砲ガン積みへの誘い) 紀伊改二(※最終時完全体) 大和型発展型兵装区別(概略)

 連装と三連装の違い 艦艇迷彩概略 

・過去掲載した超大和型戦艦「紀伊」画像まとめ
 :艦船キット紀伊(下)と大和(上)上面比較同AGP大和と大きさ対比

 連斬模型A-150案キット 連斬A-150取説図解(※独自if迷彩想像図の初出)

 BSP超大和兵装配置上面拡大艦首方向 紀伊改二単体前俯瞰後俯瞰上方

 連斬で紀伊改(ニコイチで副砲仮載せ)

 各ページに散っていたものを大雑把にまとめ。写真だけでは意味不明な仕様が多々あるので詳細は記事のほうで。

◇2/23(木)

・告知:[当サイトの「超大和型戦艦紀伊」に関する内容は、兵装配置・艦上構造・外観など艦の形状案、艦娘化に関しての艤装案やキャラ案など全部、各考察考証等すべて引用・アイデア使用フリーにします]
 艦これ運営関係者の方の目に止まったら、権利放棄しますので自由に使って存分に艦これの紀伊に生かして頂けたらそれで満足です。断り入れたり引用元表記なども不要です(個人の趣味を僅かでも理解して採用してもらえたらちょっと嬉しい)

 商用模型や同人キットなど立体、ゲームCG・3Dモデルなどデータ・小説・創作物・イラストでも、メーカー・個人問わず当サイトの兵装配置案や考察内容は断りなしに自由に使って頂いて結構です。
 正しい姿に近い史実延長準拠での紀伊が広く知られファンが増えてくれたらそれで本望です。
 個人で些細な報酬や権利求めるよりも、誤解や無知からくる間違ったイメージが後世に伝わるよりは手遅れになる瀬戸際の現在、まともに内容を考察した立体として残してもらえることのほうが余程価値があるので。

 記載に関して本ページ先頭のリンクまとめから、過去分も2015後半〜最近までの一年ほどはクリックで開閉折り畳み部分含め大量に書き殴ってあるので、検証がどういった理由でどう結論づけたか把握して必要部分だけ拾って頂ければ。

 なお超大和型のキット写真に関しては、タカラ(※合併前)「MICRO WORLD 連斬模型シリーズ(2005)・A-150計画」、エフトイズ・コンフェクト「艦船キットコレクション番外編 -戦艦大和の生涯-(2014) 超大和型戦艦 第七九八号艦」、引用ゲーム画像にEidos Ltd.(現SQUARE ENIX LTD.が買収統合)「Battlestations: Pacific(2009)・Super Yamato-class」のSS抜粋を使用しております(敬称略)
 元キット造形物自体の肖像権に関しては各メーカーにありますのでご注意ください。独自でない旧海軍兵装と大和型の基本形状に関しては意匠権含め存在せず、細部の独自考察造形部分が各社に帰属します。
 当サイトでの写真著作権は「紀伊に関する写真のみ」引用のための転載フリーとしますが、未成艦自体/紀伊型が気に入らない等叩き目的前提でのスレ貼り付けはご容赦ください。

 また高角砲を考証ミスで砲架と独自造形しているフジミ艦NEXTは商品名日本海軍戦艦 紀伊(超大和型戦艦)です。過去キットも1/700[超「大和」型戦艦 幻の改造計画 ](※艦NEXTと同形状)と、1/500[日本海軍 幻の戦艦 超大和型戦艦](※長10を副砲位置と甲板4基配置、シールドが自作形状、NEXTで手抜きに逆戻り)で発売。
 どのメーカーからも「超大和型戦艦 紀伊」では発売されていません。計画艦苦手なフジミが二番艦で修正して作り直すか、他のメーカーが考証した艦形で出しても支障なく。
 そもそも書籍含め既に多数存在する一般名称のため「超大和型戦艦」そのもの、並びに艦名「紀伊」は商標登録対象外。シリーズ自体込みでなら登録できますが、どこも大和型の金型流用で独自性あるのが主砲と高角砲だけ。狭い業界なので模型ではどこもシリーズ名を関するだけでそのまま○○型○○艦名で出してますが。
 存在する市販立体物はコストの事情で大和型の金型流用率100%で、拡大発展された本来の艦体サイズと正確な兵装配置で再現されたキットは存在しません。配置的には現状エフトイズ製が最も順当。

 紀伊は計画艦だったため唯一の正答はなく、条件や検証者の知識・傾向によって差異が出ますが、1.史実での歴史を建造計画開始まで同一とする、2.末期資源欠乏までに建造の猶予があったと仮定する、3.当時の技術と設備で建造可能、4.情勢による不足がなく設計時の要求を達成できたものとする、という条件なら「51cm連装砲×3基・長10cm連装高角砲塔×12基(うち甲板6基)」の姿に集約すると考えています。

 加えて当時の米海軍装備を搭載艦ごとある程度鹵獲解析、ドイツから加工設備のマザーマシンを輸入、先見性のある技官がおり米艦隊の艦隊防空システムを理解し反映、防空(投下阻止)から対空(撃墜)へ対空火器の主目的を移行、両用砲に改善した三連装副砲増設による遠距離防空投射と乱戦時の中距離中小艦艇排除火力の向上、兵装面で「15.5cm三連装副砲×2〜最大6基、ボフォース40mmコピー(五式40mm高射機関砲)×多数」追加まで盛り込んだ設計が最大の案と想定。

 51cm「三連装」砲の搭載・その運用が可能な300mを超す艦体規模は史実からではどう勝利しても予算と工期から不可能、つまり開戦前から歴史が分岐したパラレル的時空の存在。もしくは戦争中の完成は困難とし「初期提案の構想止まりにはあった案のひとつ」、歴史の延長で完成させた場合には不適格な間違った案と判断しています。
 WW1から開戦までの歴史が違ったり、仮想戦記のように都合良く膨大な資源と予算をつぎ込めるならばifとしてはあり得たとしても、それは空想艦であって計画艦を完成させられた場合の姿とはほど遠く。
 フィクションの影響からそちらが艦名として最有力であった紀伊の名とセットで広まってしまったのが一因で多くの興味が薄い層が誤解したまま記憶してしまっているので妥当な考証でどうなるかを知ってもらえたら。
 確かに「帝国海軍最後・最大の艦体と火力を備え防空も充実した超弩級戦艦」となっていたのは違いないんですが、戦記作品ほど理不尽な怪物艦ではなく。
 当時の艦本はペーパープランで終わらせるつもりはなく本気で建造する予定であり、主砲や関連設備の研究開発も始めていたものを戦況の悪化から断念した、という点で当時可能と判断していた範囲に収まる設計を多方向から考証したうえで推測し、完成したであろう姿を再現して頂けたら。

 戦艦紀伊に関しての記述文章量世界一を達成したうえ独走しておりますが…度々思いの丈を綴っているため重複点やぶれも多く、またこれ以上でも同様となると思われるので、考察に関しては過去ログから一連の現在までの記述で一区切りとさせて頂きます。

◇2/21(火)

・いつもの既出含んだ艦これ紀伊実装希望&と脱線しまくった駄文総まとめ

 過去ログここ一年くらい掛けて紀伊関連の長文垂れ流してましたが、トンデモ仮想でない史実準拠のほうの紀伊が悲願なのでなんとかして今年中に実装を…
 計画艦マニアが少数派のせいで日本語wiki間違いだらけに未完なのがすごく不安なんですが、51cm「連装」砲と、長10cm連装高角砲を「砲塔で」12基という最低条件だけ理解したうえで艤装描いてもらえれば…。→関連過去駄文
 絵面の都合で減らすにしてもせめて見た目だけは秋月砲(自律マスコットでなく普通の小型砲塔を多数)で。

 大和型系七姉妹全部出してとはいわないので、せめて本気でそろそろ紀伊だけでも実装をorz
 ちなみに勢揃いすると大和型「大和・武蔵・信濃・駿河」改大和型「近江」超大和型「紀伊・尾張」という面子。
 (仮)も多いんですが、先代未成の旧紀伊型戦艦がこの艦名のため順当なら継承濃厚。
 さすがに超大和型建造できても三番艦以降はコストで絶望的なので、上層部が当時ですら二十年越しで出し惜しみ先送りだった本命の「紀伊」を最大になる予定のネームシップに温存、旧三・四番艦名を先に回すと。
 旧国名の権威的には御三家が水戸は国名でなく常陸国、残る紀州が紀伊、尾張藩=尾張そのまま。江戸が武蔵(の一部)、奈良が大和で格が並ぶのはこのあたりだけ(ほか戦艦で粗方使用済み)。
 ペアで付けるとなれば三番艦を信濃(大和の艦名選定時二択の選ばれなかったほう)にしてしまい大和型の残り一隻除外(=四番艦はその隣の国で一応徳川家繋がりペアだと駿河)

 検証兼ねて過渡期的に建造する改大和型は単艦、となれば建造まで持っていけるなら超大和型で一番艦紀伊、トリは名前通り最終までいけたら尾張。
 なお尾張国の「おわり」由来は物事の最後ではなく大和朝廷の勢力圏東端・領土の終わる地、ニュアンス的には世界の果て的な語源なので縁起悪くはなく。
 仮に完成して米パクリ対空システム完備していれば、どんな戦艦でも主砲が当たりさえすれば終わる、敵航空戦力(の人的資源)を漸減であちらの世論が音を上げるまですり減らして戦争を終わらせた艦、と称される世界線もあるいは…。R-TYPEで例えるとラストダンサーが同じ意味合いの命名。防空関連間に合わなかったら大和同様まあそうなるな…の不名誉な方の最後の戦艦ですが。

 戦況の悪化で深刻な空母と駆逐艦・潜水艦不足にならなければ本気で完走狙っていたわけですが…優先度と戦術の推移からそれどころではなくなりしわ寄せが。

 もう末期戦や戦後モチーフ海域でイベントしてたり未成艦のグラーフやアクィラ投入したくらいなので未成計画艦も自然な頃合いと。

 @なんでwikipedia超大和型戦艦の記事は史実の秋月型でも長10×4基搭載なのに6基なんてありえない数を。
 おまけに愉快犯に悪戯されてまた主砲が仮想戦記の三連装にされてるんですが運営が鵜呑みにしたらどうすんのこれ…。
 諸元や考察理由に関しては過去ログでラノベ数冊分以上愚痴っているので、お暇な方はせめてどんな理由で各紀伊案がそ(ここ一年くらいに渡って)んな配置と兵装選択になっているかだけは理解して頂けたら…

 艦これでは戦艦水鬼の主砲が「20inch連装砲」=51cm連装砲、深海側最大の戦艦ですら自重して連装。
 兵装的にはモンタナ級(未成計画艦)ですら280m前後の艦体に16inch三連装砲、異常なタフさからベースがモンタナ+兵装概念紀伊の未成最大規模戦艦の怨念的な集合体と思われます。

 なお南方棲戦姫が大和デザイン踏襲(雑誌に公式発言)なので艦娘とは外見無関係。最近の姫級は艦娘成分多めですが重巡以上は未だに表裏一体のデザインは存在せず。
 つまりスーパーダイソン以上の戦艦は完全に火葬戦記突入で元ネタ計画すら史実の日米に存在しない艦、それ以上のトンデモを味方側で採用はさすがに…しないはずですが。
 ただ紀伊改とか改二相当で戦艦水鬼がエリートとかフラグシップ化(つまり総旗艦)はあり得る範囲。ベースデザインそのままオーラが黄ばんだり青くなったりとか。

 太平洋戦争モチーフ終わって独逸くんだりまで進出→H45とか造る当てもなかった物体モチーフの姫級出たらもう勝手にしてレベルで知りませんが。
 アレまでいくともう原作が史実→鋼鉄の咆哮に。独逸ももう新艦作れないと判っていた末期に作る艦はなくても技術維持で自棄になって設計していただけなので…全長600m・80cm四連装砲×4基とかもう完全に超兵器の類。

 ただ南方=南方棲戦姫、北方=北方棲姫、未登場の東西はつまり東=米国=東方棲戦姫(モンタナ単体ドロップ時対応)、西=西方棲姫(H45モチーフ、ほとんど移動要塞)なんて可能性は充分に。
 PSPで微妙な弱さだったラスボス中枢棲姫は米軍ハワイ司令部モデルと考えればまあ…固定砲台群が脅威なだけで基地自体は要塞化もしてなかったのであんなもの。
 西は悪のラスボス担当に定評のあるナチ陣営の科学力と妄執が詰まった最終兵器の要塞ともなれば理不尽すぎても連中ならやりかねないで済むのであり得る範囲。
 そもそも潜水艦遠征で技術やりとりしてるので艦これ世界の現ドイツ健在。最近日本近海に艦娘モチーフ=旧海軍相当出たということは、ドイツも元自国深海化のUボートまみれ(潜水棲姫×3・ヨ級f×3とか)で大惨事ということに…。最初からそんな連中相手にしてる英国とかその他の国もう制海権諦めてそうな。
 それを言ったら連合国側と敵対していたロシアとか大陸とか…元になる艦艇自体まともに持ってなかったので内陸に引きこもってそうな。日露戦争レベルの骨董品と他国払い下げ水準の旧式水雷や潜水艦で今のインフレ化してる太平洋側深海勢相手にするのはもう詰んでるとしか。
 アイオワ登場イベで北米本土の人類側戦力一応健在が確認され、つまりハワイさえ落とせば環太平洋で包囲網、その辺り一帯は発生源さえ特定できれば片が付くということに。
 ただ前のイベントで追い払った程度で中枢落とせてないように、米国にとっては単体戦力だったら優っていた旧海軍最盛期の亡霊(無限涌き)が必殺の夜戦肉薄雷撃(全艦即CI発動)とか艦攻艦爆が撃墜後に集団特攻してくるとか…米艦娘PTSDになるレベル。
 おまけに資源と補充人材の心配が無い旧海軍とか敵にとっては悪夢。そりゃ損耗して米帝プレイの資源に支えられてすらハワイ独力奪還する余力が残ってないという。
 こちらの時系列的にきっと米鎮守府側は菊水作戦モチーフ深海上乗せifで一航戦・二航戦護衛付き大和型2隻健在相当の姫級艦隊殴り込みとか恐ろしいイベントしてたとw そりゃ備蓄も尽きて大規模反攻なんて気力も…。こっちも現イベント(本土近海まで乱入され中)消耗が笑えない状態でしたがorz

 そもそもシステム上火力キャップあるのでどのみち当たればワンパンで超兵器クラスが乱入しても戦艦おばさんと大差ないという悲しい現実が。大破する前に戦艦は取り巻き削って生き残った第二艦隊の夜戦に賭ける…いつも通りだこれ。
 紀伊実装されても今の試製51cm砲MAX×2積んだ山ちゃんT不利でもキャップと火力的には大差ないという切なさ。つまり紀伊実装されても帝国海軍最終兵器といえどバランスブレイカーになる心配はまったくないわけで…
 ただ開幕爆撃のように1隻の攻撃で複数対象はシステム上可能、後々「散布界でばらけた超大口径主砲の流れ弾(致命傷)」という理由でランダムに攻撃対象艦以外にランダムで被弾判定なんて実装する可能性も。

 ともあれ公式が設定や世界観解説せずイベントの文章やマップから推測するしかないわけですが、時系列はもう最末期に突入、敵も一部はフライングで劣化徹甲弾(湾岸戦争時のアレ)持ってたりCDC完備、戦後ビキニ実験で沈んだサラさん化けて出てたりともう一部は終戦後モチーフ。
 一部の海外未成艦登場、味方も計画艦相当のif改装増加、これは未成計画戦艦出てきても唐突ではない頃合いと。

 味方の戦力据え置きなのでそろそろ目玉になる国産大型艦かつ、インパクトのあるネームバリューと戦力が向上するスペックとなると超大和型の紀伊しか残ってないわけで。
 さすがに第111号艦(大和型四番艦)は当時の仮称すらなく、改大和型も計画進んでから八八からスライドか予定で無名、計画通りだったら最終兵器になるであろう超大和型に大和・武蔵の時ですら我慢した先送り没案の紀伊・尾張を付けるのは順当なわけで。トリの尾張は当然ラストで未成大和発展型の中では紀伊が一番知名度あるという。
 大和ですら秘匿扱いで当時の知名度は長門>>>噂じゃ海軍がこっそり巨大戦艦造ったっぽいという程度。開戦後で盛大にはったり込みでアピールするなら主力一番艦に付けるべきと温存しすぎて塩漬けになっていた名前を冠すると。
 大和の建造時は既に超大和型が予定されていて(後に空母4隻一挙喪失さえしなければ継続)、そのため「まだ先にさらに強力な戦艦の建造が控えている」という理由からも紀伊と尾張は付けられなかったようで。
 そして永遠の戦艦未成名となってしまったわけで…「戦後初めて一般層に広く旧海軍艦艇の名前と艦の概要を多数知らしめたゲーム」として艦これで登場するなら、付けられるはずだった名前と存在が知れるならある意味本望と。
 ゲームバランス的な問題はともかく、艦これがなかったら少なくとも軍事に興味なかった百万人以上が当時の艦艇のことを知るきっかけすらなく、興味を持って戦史を調べたり所縁の地を聖地訪問、そこまでしなくとも多くの人が興味を持って艦艇関連の番組見たりニュースで気分を高揚させることすらなかったと考えれば偉業でした。

 紀伊はそんな艦艇マニアの間でも固定された史実の姿がないため忠実に再現派モデラーが興味を持ちにくく、ネット普及するまで存在すら知らない人が大半、知ったら知ったで火葬戦記最盛期あたりの超兵器で有名になってしまい兵装や艦そのものを架空艦仕様と誤解しているという不遇さで…史実の計画から実際建造していたらどのような姿になっていたかを多方面から検証する人なんて数えるほどしか。
 厨二病的に最強にしたい気持ちも解りますがそれはもう「計画艦」でなく独逸トンデモ艦のような妄想の産物で別物「架空艦」。

 当時の艦政本部の設計思想・運用からの教訓・可能な生産設備や技術力、そこから歴史がどんな経緯で開戦遅延か猶予が出来たか想定するかで細部は変わってくるんですが、

 [主砲塔は「51cm連装砲」を×3基6門]
 [高角砲は「10cm連装高角砲」を「砲架でなく砲塔」で搭載し×12基24門]
 [全長270m〜最大でも300m以内]

 これが史実準拠A-150計画の超大和型戦艦と呼べる最低条件。三連装とか300m〜/10万トンオーバーはどう戦況大勝利で南方資源総取りできても生産面での国力配分的に不可能。
 くれぐれもフジミ模型のオリジナル「砲架」形状で描いてしまったり、大和型の高角砲位置にそのままだけはやめてもらいたいとorz
 防空面での即応維持に優れた長10「砲塔」(※秋月型に搭載のほう)、なら半手動でなく下部構造から給弾しているため艦橋構造横の甲板に6基くらいは設置、残りは副砲位置に×2と、上段高角砲位置に4〜6基で合計は12基(=3基ごとに管制する高射装置4基搭載)が理想。

 主砲は試製51cm連装砲でなく正式な「51cm連装砲」に。
 最近実装装備では艦娘の妖精デフォルメパターンが増えたため、三つ編み茶髪+眼鏡掛けてることからこの妖精さんが信濃と思われます。まだ開発中のため白衣。
 つまり信濃が実装されたらコンバートで戦艦になったら普通の大和型→改で呼称通り改大和型にするつもりと。ただ史実での改大和型設計では「長砲身46cm砲」なので51cm載せるのは試製でもif改装。
 戦後の艦これ世界なら今更でもっといい装備があって積めるならまあ積んでも。実際ゲーム中で運用している戦艦の外面なんて多国籍に実際の艦では積めない過積載がデフォになって。支援艦隊なんてイベで姫級の装甲抜きたいときは金剛型が46cm三連装砲×3に32号電探積みなんて日常。
 なおwikiにあるようにゲーム内装備図鑑解説には「改「大和」型、そしてその拡大発展級である超「大和」型の主兵装として開発されている新型戦艦用大口径主砲です。」と記載。
 改は違うというのはスルーとして、試作中だった主砲身を無理矢理46cm砲室詰め(※史実艦では物理的に奥行きと新型揚弾機の体積で不可能)とは言え実用装備として実装済み。以前のインタビュー以外に超大和型計画の存在を運営がしっかり明記しているため「開発完了すれば紀伊実装」ということに。
 試製実装からリアルで二年経過したのでそろそろ完成させてくれても…

 15.5cm三連装副砲は妥協して無難に設計するなら撤去して長10に、対中小艦火力残すなら2基そのまま。
 史実制限での限界まで積んだ完成形なら副砲位置2・甲板に2基×両舷で合計6基(到達点のため紀伊改・もしくは紀伊改二相当)
 当時複合システムで防空特化に行き着いた米海軍の戦艦群が軒並み最適解として連装両用砲を両舷にガン積み設計して近似の姿になっていたのは皮肉な話で…。

 大和型の艦橋集中防護方式は「ろくに当たらないので密度を上げて投下コースを妨害する/追い払う目的優先」というそもそも思想が違う配置。狙いはするものの当たれば僥倖、爆撃機の急降下開始後に回避で投下コース逸れて爆弾投棄しろと祈る感じで(投棄しないと引き起こせず海に突っ込むので以降脅威にならず)。雷撃機は避けて速度落ちたところを狙えば高角砲も当たるかも知れないという感じで。
 艦隊上空の制空確保前提で排除を直掩機に依存しているので随伴空母なしで敵機動部隊に突っ込んだら当然…
 集中配備は弾薬庫自体を減らせる利点がある反面、当たり所が悪いと一気に薙ぎ払われるという。防盾は標準鋼板で3mm程度しかないので砲本体は無事だったとしても貫通した破片で内部の妖精さん(各4〜6人くらい)が…
 それも改装時に長10要求しても余剰ストックがなかったという妥協が史実大和の姿(武蔵はそのあり合わせ高角砲すら不足)。
 大和自体も完璧でなく、設計開始当時の運用思想から可能な限界まで切り詰めて盛り込んだ姿、それが急にドクトリンが航空主体になったため個艦防空が成熟する前に経験則から配置するしかなく、製造できる理想の装備すら足りなかったという。
 もし一時休戦などで時間と製造に余裕があれば大和も長10搭載、主砲もそこまで大工事ではないので長砲身化、運良くドイツ製のマザーマシン運べていたらあるいは精度向上でボフォース40mmのコピーも量産できていた可能性は。
 電探はたぶん上層部の技術者軽視でそこまで向上しませんが…。猛訓練で差を埋めるのでなく新兵でも促成で扱え戦力になる自動化(米軍)が正解だったんですがお国柄で…
 艦影を見てどこの国産か推測できるように、各国の運用思想や方針・求める性能に特化した結果がシルエットの差異に。
 現用艦はどこもレーダー反射面積を減らすという最適解のせいで似たような艦形、兵装の選択やマストで個性が出ている程度ですが、当時はそう簡単に他国の情報や最新運用理論も集まらなかったのでそれぞれ頭を抱えつつ最高と思える設計をした結果があのお国柄が凝縮された艦艇群。

 過去ログ12/9にガチで最も最善の情勢と展開になった世界線で当時準拠に紀伊を建造した場合を想定して設計案考察してますが、これが史実で最も問題発生せず建造できた場合〜火葬戦記にならない限界まで(後出し知識有りで)改善して当時の技術と戦況によっては可能な範囲で建造した姿。

 艦これ世界の場合、資源→鎮守府の備蓄空にする勢いで大型回す覚悟なら充分以上、生産力と工作精度→妖精さんがなんとかしてくれる、ドック占有して数年はかかる建造期間→大型ですら10個のバーナー100個くらい放り込めば、スペックに足りない技術→アイオワとかサラトガの妖精さんに協力してもらう(ある意味この二艦実装が超大和型の防空面完成フラグ)、計画艦→開発資材3000個全投入する覚悟と、あとは各地の紀伊を夢見た人々の思いと提督の執念で(震電改とか烈風改つくれるくらいなので)…

 史実大戦中ならともかく、それをなぞって深海棲艦と戦いつつ歴史の修正力で沈まず耐え抜いて終戦間際時系列展開まで艦娘達を生存させた鎮守府ならさらに歴史の先で建造されたはずの計画艦にも思いは届くと。
 史実では戦力が足りず、数の暴力で櫛の歯が欠けるかの如く沈んでいった艦艇も健在、かつて敵対していた国の艦娘も派遣され技術協力と参戦。
 それでもまだ届かないなら、大艦巨砲主義を信じた多くの人々が思い描いた到達点、連合艦隊が夢見て時代の変化に断念せざるをえなかった最後の超弩級戦艦を切り札として迎えるのは必定の流れと。
 これだけ仲間が揃っていても敵が届かないほど強大なら、その一点・敵首魁の装甲を貫く火力と、押し寄せる敵機の群れをかいくぐる防空性能を備えた切り札さえあれば、という願いに応えられるのが超弩級防空戦艦とも呼ぶべき紀伊。

 正史に準じた系譜を継いで設計され、その不遇へのやるせなさと完成していたらという期待、その在り方に魅せられた人々の思い、それらを集めて当時そこに機材と設備があればありえたはずの兵装、鋼材と時間さえあれば作れたはずの艦体、歴史の流れが僅かに変わっていれば未成でなく確固として存在していたはずの艦。
 それらを正確に再現して受け継いだ構造と設計思想、物好きにもかつて沈んだ艦達を人の身にしてまで力を貸してくれる妖精さん達の協力があれば計画艦は建造可能。

 本当にもう建造のための手段と資材は揃っている、あとはきっかけだけという状況で…
 1.海外艦の協力とこれまでの経験蓄積、大和型運用のノウハウと、妖精さんの不思議な力で計画艦を建造できる極めて特殊な設計図がついに開発された→大型建造へ投入
 2.本土まで再び侵攻された情勢に危機感を覚えた大本営が、長らく躊躇(あまりの消費資材に)し封印していた帝国海軍が最後に建造しようとしていた幻の戦艦の解禁を決意する→察知した深海の呉造船所総攻撃を凌ぎ建造成功させるイベントへ
 3.なんの脈絡もなく妖精さん(・ワ・)が気分と思いつきで一晩でやってくれました→前触れやシチュ説明もなく大型建造へ(感動が台無しだこれ)

 まあ現実は実装されても安易に最強はしそうにないので…大和の倍以上の燃費に気軽にレベリングすらきつい、ワンパンされると鉄3k/油2kとか一発で飛ぶ、耐久無印で200近くあって逆に割合ダメで削られ修理費パナイ。待望の5スロ(ただし制式51cm砲*2/零観/徹甲弾/缶/(穴タービン))で埋まって不足はなくとも余裕もない。改装レベルがLv99。初期ステが入手時全部1→カンスト近くまで改修餌を食べまくる上限。装甲はダイソン並みでも回避低すぎてカッコカリ必須…くらいのデメリットは想像できるのがまた。

 キャラ付けに関しては紀伊艦娘設定案で長々書いているように、未成艦でもセリフ埋めるくらいのキャラ付けは既存艦と比べても遜色なく可能。
 性能は大和ホテル越す温存されっぷりの紀伊ホテル(五つ星)状態で留守番要員になっても、本当に紀伊だけはなんとか早期の実装を…それだけがかねてからまともな姿でのメジャーデビューを夢想していた古参紀伊ファンとして唯一の願いです。

 本気で存在すら忘れられ掛けて間違ったデマやら仮想戦記のスペック信じられてしまうような存在を、正しい姿で多くの人に知られるきっかけを作ってもらえたら本懐。
 艦これ登場が本当に歴史上で最初で最後の機会なので…orz それこそ艦隊戦アニメで史実準拠の紀伊が主役艦で無双するような謎アニメでもできない限りこの機会を逃したら本当に知る人ぞ知るというマイナーな存在のまま消えていきそうで…

 あとアルペジオも超戦艦キイ出してもらえたらワンチャンあるんですが、造形見てるとどうもプラモを資料にしてるのでフジミ模型の考証間違えた艦NEXT紀伊を参考に高角砲架で描いてしまいそうでそれだけが怖くorz
 金型コストの事情はわからなくもないんですが、二番艦「尾張」でいいので超大和型を正確な考証で長10砲塔を甲板配置して出し直してもらいたいんですが…
 あのキットは本当に「主砲塔だけ51cm砲に載せ替えた改大和型」賭しての完全再現になっていて、本来の超大和型ではないという。
そもそも予算の都合で艦体新造なんて出来ず大和そのままキットで主砲と高角砲差し替えのみという仕様に無理が…。それでも砲架カバーでっちあげるくらいなら素直に秋月型の砲塔A型でも載せてもらいたかったんですがたぶん大和の金型そのままでは配置スペースの都合で旋回引っ掛かって…。本来の2割程度は艦体伸長した超大和型なら取れるはずの空間が詰まっていじれなかった感じも。

 その点計画艦とか改装プランをしっかり考察・検証する海外専門家のほうが理にかなった想像図に仕上げた海戦ゲームや書籍が多いのは皮肉な話で…。敗戦時の流出+そんな余裕なく生活に必死だった当時の海外軍部や好事家が資料を集めた結果も一部には。
 実際国内のマニアはまったく知らなかった一次資料や写真が海外では知れていたり、何かの機会で国内に紹介されて衝撃が走るのは多々あることで。こだわるモデラーは現地語書籍輸入したり海外のマニアとガチ交流討論してますが予算や敷居の高さから少数派。
 国内の模型メーカーも資料残っている艦はたいてい可能な範囲で努力はしてるんですが、未成艦は海外製造そのまま輸入とか自作でもこだわりない部分は適当とやる気というか基礎設計からの考証は専門外で勝手がわからない感じに。

 プロのモデラーでも兵装のスペック数値だけでなく運用法や構造、設置部周辺の付随設備、艦体強度や装甲板、防空射界や死角・当時の命令伝達経路からの配置や管制運用、強風/反動傾斜時に必要な手すりや露天での爆風の被害範囲など、そこにその機材はなぜ必要か、内部がどうなっているかまで考える人少なく。
 そんな人が気分転換に魔改造すると造形や塗装の仕上がりは完璧なのに強度上射撃時に破損する部位に置いたり、揚弾筒が下部に収まらない位置に副砲や砲塔の高角砲を設置、兵員室でなく水密区画や被弾時浮力維持のため必要な部分を埋めてしまったりと普段から図面見て造るこだわり派でないと想定外、そもそも史実の姿を忠実に再現するだけならそこまで必要の無い知識で。
 頭より手を動かすほうが楽という層にとっては面倒、となってしまうわけで。モデラーも研究したいのではなく趣味で作り込むのが楽しいだけという人も多く。見方が艦そのもののファングッズでなく、パズル挑戦的に腕を磨いて達成感と完成度を競う腕試しアイテム的な。
 艦娘としてなら艤装アレンジは絵師の手腕次第なので、せめて計画艦の場合は基本的な知識や配置の意味だけは把握したうえで盛り込んでくれることを祈るばかりです。
 せっかく実装されても三連装51cm砲の仮想戦記(不沈戦艦紀伊)仕様だったり、長10cm連装高角砲が秋月砲でなくフジミのオリジナル砲架A型改3防盾形状だったら本気で絶望して泣くのでorz

◇1/22(日)

WoWs白龍(G15型/改大鳳型空母)について駄文
 wikiのように紀伊と同じく未成計画艦。史実での名称案なしなので妙義や蔵王のようにスタッフが勝手に名前をつけた艦。
 G14型と一部混同と言われてますがどちらにせよ計画艦、現状ツリー終着点のTier10だけに大鳳よりワンランク上のスペックとして全盛りした模様。
 特徴的なのが4亀記事に拡大SS画像ありますが、大鳳は史実通りの長10cm連装高角砲「砲架A型改2」でしっかり形状再現して搭載。
 白龍ではそれを使い回しでなく、秋月砲こと長10cm連装高角砲「砲塔」で搭載。しかも連装×12基という超大和型と同数をw
 つまり開発スタッフはしっかり砲塔と砲架の違いわかったうえで上位互換と把握・考察して乗せているという。

 ※備考、長10cm連装高角砲(九八式十糎高角砲)の見分け方:
[砲塔A型]秋月型等主砲用、全周囲防盾で奥行きあり、下部にバーベット/揚弾塔が存在。秋月型と同じ見た目
[砲架A型]初期型、大鳳(改2が不足した分)・陸上砲台用、真横から正方形に近い前と横だけ最小限の防盾
[砲架A型改1]大淀用、砲塔外装の後ろ半分斜めに切断した外見(尾栓側カバーなし露出)
[砲架A型改2]後期型、大鳳・陸上砲台用、防盾が左右のピアノ立てたような滑り台状だけでスリットカバーなし
[砲架A型改3]戦艦用(戦艦信濃〜改大和型用)、予定のみで未製造のため存在せず、フジミは想像で自作。

 陸上高射砲台は艦から降ろしたりなけなしの余剰から組み上げ、現地改修まであるので使えればいいという感じで現存写真も12.7cmの照準周り付いてたり一部ガワ使い回してたりかなりカオス。
 長10に限らず中期以降は慢性的に生産追いつかず補充部品も不足で継ぎ接ぎやら鹵獲も入り混じって陸配備はガンダム名物現地改修機状態。当時の内部でも兵器類は重要部分同じなら呼称自体厳密に呼び分けしてなかったほどで。
 艦載兵装では形式違い混載するとばらつき出て保守整備や指揮に支障出るのでさすが応急修理以外ではめったにしてませんが。供給不足と生産済みストックの事情で防盾ありなし混載はデフォ、本来なら機銃にもすべて防盾付けるべきと判ってはいて搭載重量に余裕あっても鉄の不足と当時の生産優先順位で…

 3Dモデルなので某模型のように金型流用の都合で砲架(独自でっち上げ形状)にしなくてもコストの問題ないというのもありますが未成艦でも手を抜かない姿勢はさすが。一部悪乗りで独自路線突っ走ってますが何も考えてないよりはましで。
 未成艦多数やらソ連艦すペック優遇してるように基本ifのフルスペック(理想)、さらに対戦ゲーというジャンルの性質上どうにもならない艦種差はともかくゲームバランス取るために下駄履かせたり弱体化と、各艦本来の性能は反映されてませんが外見に関しては考証して再現した模様。

 ただこの白龍の対空兵装、旋回/追従速度や給弾間隔などを総合的に考慮すると砲架と歴然の差が出る砲塔で搭載は防空火器としては最善の選択…なんですが、史実では大和型で生産追いつかないのと設置部大改造の手間・やや重めなため改装時も泣く泣く妥協で12.7cmの砲架を積んだままにしていたわけで、艦体大型化して余剰浮力を空母なのに防空火器に大幅に回すという潔さ。
 確かに装甲化しても穴だらけにされては意味が無いので搭載機を減らすという本末転倒してでも対空強化するのは理にかなってはいるんですが…戦況やや優勢以上のif世界線でないとそんな余裕は厳しく改大鳳型(同系艦発展拡張型)として末期耐貧縛りのなかった理想の姿。
 ちゃんと前後で分けて3基ごと高射装置の統制配置にしてたり下部に砲塔の証バーベット下部揚弾塔本体が剥き出しで見えていたりと中途半端な設計を機材は正確に造形再現してるのがまたリアル。

 どのみち高角砲は装甲と呼ぶには心許ない防盾鋼板で爆弾直撃したら吹っ飛ぶので露出でも大差なし。バーベットと揚弾筒自体は外装分厚いので機銃掃射なら耐え、砲塔唯一の難点だった小規模誘爆の可能性も当たったらこれ基部ごともげて吹っ飛ぶので影響ないという何この防御捨ててダメコンに振った合理的な。空母だけに継戦能力よりその場を乗り切ること優先で補充や修理考えず甲板保全。

 その他対空機銃もスペック表見たら「ボフォース40mm連装機銃×22基」という最善の装備、五式四十粍(コピー品)大量配備できるとかうらやましい世界線。本家はレーダー連動とCIC統制射撃が肝とはいえ25mm機銃から載せ替え出来るだけでもかなりの防空火力強化とレンジ万全に。

 総評としてこの白龍「当時の技術縛り・資材と予算無制限で最強の装甲空母を造る」としての理想的な完成形ならほぼ完璧。史実の資源枯渇に生産追いつかない末期では厳しすぎるというだけで。決戦兵器のはずだった大和の高角砲ですら長10足りないので据え置きで…世知辛すぎた当時の実状がorz

 WoWsも登場国全部ツリー埋まったらTier11「SuperYamato Class Battle ship "Kii"」として実装される可能性も。
 その場合運営遊び心ありすぎとは言えまさか火葬戦記仕様の三連装で出すはずもないので(ゲームバランス崩壊)、主砲は制式51cm連装砲×3基、長10cm連装高角砲も白龍同様「砲塔」で、空母より防空薄くする意味もないので×12基搭載の完全版はまず保証されてほぼ正確な考証で出してもらえると。
 まあ出るにしてもバランス取りに苦慮して頻繁に変更してるくらいなので当分先そうですが…
 これで同じ東欧系の資料ソース考証で副砲×6載せてBSP案準拠紀伊改二(完全体)にしてきたらよくやってくれたと大笑いするんですがw まあ長10砲塔の数と主砲を連装で史実延長にしてくれたら贅沢は言いませんが。間違えてフジミの独自高角砲形状にしない限りは。
 その他傾向としてボフォースまでガン済みも普通にしてくれそうで今後の展開にかなり期待。

 少なくともTier10実装済みで計画艦のモンタナとグローサー・クルフュルスト(※ケーニヒ級でなく「H42」に独自命名艦)がもういるので、東側陣営的に開発本命であろうソビエツキー出したら一国だけ史実が大艦巨砲主義充実しすぎていたせいで埋まっている帝国海軍も最終決戦兵器の紀伊は充分可能性が。
 逆に史実でソ連海軍はWW2洋上戦力貧弱すぎたせいで実装済みソ連戦艦はニコライ1世だけという。たぶん旧東側のスタッフ悔しいので一通り出したらガンガン計画艦で埋めてくるとw
 そもそもTier各1隻なんて制限はなく2隻の場合もあるので普通に10で紀伊追加する場合も。ただ史実で最強の戦艦だけに課金と制限つけてもバランスブレイカーになるので…。張り合うとしたら独逸のもう1ランク上実現性なかったトンデモ戦艦とか計画艦超した偉い人の空想(夢想)艦引っ張り出さないと無理なレベルというのが。
 それを素で実際に建造計画進めていた旧帝国海軍やっぱりどこかおかしいとw 防空火器とシステムがもう少し足りていれば戦艦も航空戦時代に移ってもまだ活躍できていたはずなものを資材と生産が不足で最新でなく不十分な代物を数でカバーで間に合わせていた惨状では…。せめてif計画艦どんどん出すゲームでくらい、末期戦最中の妥協でなく本来の計画された姿で出してもらえたら。

 なお過去ログ一年以上にわたって超大和型戦艦紀伊に関しての考察や愚痴長々と垂れ流してるのでお暇な方は。
 本当にフジミ模型が金型コストの都合ででっちあげしたせいで多方面に考証気にせずキットのまま造ってしまうモデラーまで現れて誤解が世界にorz
 製作技術はプロでも資料通り再現専門で機能や構造・運用/設計思想などの考察必要な計画艦は門外漢という人がかなり…。未成艦や計画艦にこだわっているマニアが少ないだけともorz 某プロもどや顔で艦NEXT紀伊をディテールアップまでしておいて艤装はキットのまま組んで迷彩塗装してましたが末期戦のダメ元で無い限り戦艦に迷彩は要らないと…。おまけに紀伊が竣工する頃なんて当然レーダー射撃普及しだす時期で視覚欺瞞効果薄く。
 過去ログで迷彩に関して大雑把にまとめてますが、後方に艦隊から分離したり艦上構造少なく誤魔化せるかも知れない空母はともかく、戦艦なんて緑色の空母迷彩しても無理があるうえ甲板塗らないと上方偵察意味なし・船腹に対潜望鏡欺瞞しても誤魔化しようなくそびえる艦橋ほかが…。
 実用性無視でモデラー的に大和型と違うアピールする目的のみ。末期に完成させたものの燃料なく浮き砲台という無念シチュならともかく、まだ運用できる戦況では旗艦にまでダメ元迷彩施すほど負けが込んでるのかと士気低下の影響のほうが…
 どこにも迷彩予定だったという記録はなく具体的な記述と想像図の初出は2005年のタカラ連斬シクレのA-150計画取説『当時の標準的な軍艦色で完成したと思われるが、戦況の進展によっては、一部空母などで見られたようなグリーン系の迷彩塗装が行われたかもしれない。(原文ママ、解説・編集:井出倫)』です。
 艦船キットの第798号艦はフルハルとWLの選択だったため割高感の緩和と差異を出すため商品バリエとしてこれを採用でWLのほうのみ迷彩塗装ver。迷彩に関しては解説文でまったく触れてません。
 少なくとも史実では大戦末期で浮き砲台状態の戦艦にダメ元で欺瞞ネットや植林したり迷彩塗装していただけで(しかももろバレであまり意味なかった)、作戦運用中の戦艦に緑系の迷彩施した例は一つもなく。
 榛名のダズル迷彩は発見されるの前提で潜水艦の潜望双眼鏡や艦艇の測距儀が光学的に左右の合成視界が見づらく照準しにくくなる効果を狙ったもので索敵見落としや誤認を期待する迷彩とは別物。そちらもいまいちだったようで他艦に採用されることもなく。

 フジミ模型は本気で艦名「尾張」でいいので長10cm砲を独自造形砲架でなく正式な砲塔、かつ甲板設置で艦NEXT紀伊を作り直してもらいたいんですが。改大和型までは砲架A3でよくても超大和型にはちゃんと砲塔で…
 大和の金型では12.7cm高角砲設置スペースからはみ出る・艦橋周辺のパーツ金型作り直す予算節約・甲板金型に手を入れると大和型再生産できないので甲板手つかず、結果として差分パーツ(主砲と高角砲のみ)を追加しただけでキットは艦NEXT大和型そのまま完全同一というのはあんまりなorz
 あのキット主砲と高角砲を外して大和型の物に載せ替えるだけで完全に差異なし大和に戻せるという。逆に言えば追加砲セットさえあれば既存大和の完成キットでも引っこ抜いて載せ替えるだけで超大和になると主張しても同然で…金型コストの事情とはいえ手を抜きすぎとしか。

 とりあえず妥協案として「長10cm連装高角砲塔×6・15.5cm三連装副砲×2」くらいぶら下がったランナー×2枚入りの兵装セットを出してもらえたら自力改造もなんとか出来るんですが(艦橋周りの機銃座は大工事)、数揃えるのが面倒なパーツに限って社内独自形状の砲架なんて仕込んでくれてorz
 艦船装備セットでは大量に余る不要パーツ、秋月型(4基搭載)は主砲持っていかれたらアイデンティティ奪われ対空射撃できない駆逐砲を間に合わせで積まれた見るに堪えない姿が大量に…

 いっそエフトイズとアオシマあたり協力して艦船キット版の形状で1/700紀伊出してもらえると理想的。
 あとはアルペジオの作者が超戦艦キイを作中に登場させたとき正確な考証で長10砲塔を甲板込みガン積みしてもらえたらそのままヤマトとムサシ出すアオシマがリデコで即出せるんですが…
 シナノ登場したくらいなのでアニメ同様ラスボス担当がムサシでなければ、元艦的に大和型でも脅威のボス枠は紀伊型だけ。モンタナは大和型でも総合で不利なものの単発火力で張り合えはする範囲、独逸変態計画艦勢も可能性はあるんですがH44以降はもう普通に史実で不可能な鋼鉄の咆哮並み超兵器の類なので。
 まあ実際登場しても作者の傾向的に巨大戦略兵器倒してエンドはしないので、(負けたらギャグ要員に追加して)その後真ボス的な相手と性能差でなくテクニック差一騎打ちのラストバトルしそうですが。そもそもあれだけ続いてまだ前章、数年程度では完結しそうになく。

 話戻して「白龍」は艦これで登場無理。艦名が被るのは旧国名なら仕方ないにしても、海自のそうりゅう型はくりゅうが旧軍空母に使われてないので採用という選択は被ると言うよりパクリに入るので。
 WoWsは他ゲームとのコラボはしない主義のようですが、コラボでなく元ネタとしての採用なら許可くらい卸してくれそうなものの運営Pがプライドと承諾料渋るのが予想できるので。
 加えて戦艦に限れば帝国海軍が最高峰とはいえ、空母も開戦時はともかく米軍が文字通りの米帝プレイ生産始めてからはもうリアルチートで無理に名称不定計画艦出すまでもなく米空母が1ダースどころか10ダース単位で待機中。

 つまり空母は頭数だけなら海外勢で足りる(代表的な奴だけでも全部出すの不可能)状態、そうなるとスペック面なので「大鳳改二」で改大鳳型準拠の改装でも充分と。
 大鳳はキャラデザ的に完成度高すぎて手を加えても崩れる域なため、改二でノーマルの紅白ベース標準カラーの服に戻す・艤装のみリア含め大型化と拡張で長10砲塔とそれこそ国産ボフォース40mmガン積み「兵装面で」大幅強化してもらえたら充分と。
 ほかは翔鶴瑞鶴が完全ifの装甲空母化するくらいなので手持ちはボウガンをゴージャスにする程度、甲板大型化とバランスをとって反対側(現状艦橋部分のみ)も同サイズ艦体でそちらに対空兵装ガン積みとか。
 個人的には改二で外見年齢の成長は不要派なので、RJのようにキャラそのまま正統進化してくれるとありがたく。もとより艦艇は大きく造るだけなら楽で、それを苦労してコンパクトに詰め込むせいで吹雪のようなトップヘビーや大和のような拡張性ほとんどないぎりぎり詰め込みになったわけで。

 駆逐艦も改二で成長せず絵柄だけ向上した画力で制服も無理に統一させようとせず順当に飾り多少増やす程度で、艤装の砲や対空火器を盛って戦力向上の差別化を図ってもらえたほうが…。
 イメチェンどころか別人化してる艦娘もいますが成功して好評な艦娘もいればコレジャナイで元からのファンが複雑な気分だったりせっかくの改二でもその後存在感薄いままだったりと…。特にチャームポイントや特徴だった意匠やパーツなくすのは確実に判断ミスと。
 叢雲さんも絵師自体の好みがむっちりに転向してしまったせいで趣味が合った層には好評でも元絵デザインのファンとしては…。いっそ叢雲改二甲or乙でもコンバート追加して戦力下げる代わり大発積み+全体に盛った部分戻してノーマルの衣装と体型バランスをベースにした仕様も追加してくれたら…
 逆に川内型とか古鷹改二のように文句のないイメチェンもあるんですが画力や絵柄の変遷以前に、最初に夕立改二がギャップで受けたからと無理に他の艦娘まで軒並みイメチェンばかりする必要はないと。
 あと一番の不安は山風改二までラインが青→赤ベースに変更されてしまう可能性で。元から五月雨・涼風と合わせてデザイン寄せたのに無理矢理前半白露型に合わせなくても、赤毛の江風はまあそのままでいいとして、あそこまでテンション高くなく好戦的でもない山風と海風は青系カラーのままで…

 ついでに穴の追加スロ化実装で大和改二・超大和型紀伊(ともに5スロ予定)が現実味を帯びてきましたが、艦娘紀伊に関しては過去ログで長々語っているとおり。
 大和さんも改大和型にするなら46cm砲のまま長砲身化と長10載せ替え砲架でシールド…なんですが、順当に強化といえビジュアル的に微妙な差分状態なため、一気に紀伊実装→技術フィードバックという裏設定で大和改二も超大和型準拠に魔改造という可能性も充分に。
 大和が最強でないと文句出る層も並んでトップならそこまで抗議はないと。それこそ改大和の長46cm三連装砲(高速・搭載機数追加)と超大和試製51cm連装砲(低速・対空撃墜特化)でコンバートでもあれば済む話で。
 制式51cm連装砲は大和型に載せるのは無理があるので信濃改?と同じく試製(妖精さんが信濃)、ifで新造に近い大改修なら制式砲積んで超大和化。長10は艦娘なら装備作り放題に時間もバーナーでどうにか出来るので大改造して砲塔で満載。
 元々大和さんは防空火器が実艦の数割程度しか描かれてないので、ifで盛るなら左右の艦体パーツ真超大型化とリアに艦尾か甲板も追加に第三砲塔もう少しアーム可動域増やして各所に長10砲塔は追加してもらいたいところ。ボフォース使わない派なら仕方なく25mm三連装とないよりまし噴進砲少々程度でまあこちらは絵的に煩くなるので大幅省略でも。
 あと基本堕とせない前提で投下コース妨害の機銃弾幕ならともかく、撃墜狙いの長10載せるなら主砲塔の上の機銃座は不要。というかそんな弾運びや退避に時間の掛かる位置に妖精さんいたら邪魔。機銃盛るなら舷側に張り出し設置で充分。
 そもそも艦娘の場合はあんな縦横回転する主砲を乱戦で零距離砲撃してるのに合間に対空射撃とか退避必要ない艦これ妖精さんでもアクロバティックすぎる難易度。実艦は敵艦見えない位置で空襲ばかりなのであれでよかったんですが艦娘の場合三式弾多用するくらい近距離使用するのでもっと安定した位置に…。どのみちifなら戦時急造の改修を再現する必要もなく。
 もう春か夏にしてもデザイン稿上がってそうな時期ですが、大和(改含む)での艦体部寸詰まり過ぎて防空火器少なすぎだけ解消されていれば改二は基本踏襲のままでも。紀伊のほうはどこのラスボスという状態で盛って欲しいところですが。
 これ以上の兵装の艦は実装できる範囲にいないので本当に扶桑さん並みに画面占拠して目を離すとマップの現在位置わからなくなったり司令室の家具見えない・押せないでも逸れもデメリットとして込みで許せるレベル

◇12/12(月)

・ダイソーの「セレクションケース(大)※ケースプラ91」「薬ケース※ケースG39」「7daysピルケース※ケースプラ917」が数年ぶりに揃って再生産。以下折り畳み(開閉)

◇12/9(金)

・超大和型戦艦紀伊(艦これ世界)を現在時間軸で建造した場合の考察(約1万字)

・まず前提として、ゲーム準拠から「現時点では」開発可能な兵器・艦艇は「開戦以降〜現用兵器の登場直前まで(1941〜1950まで)に実在・計画が存在していた」という制限。

 大目に見てぎりぎりセーフか微妙ラインが初期型トマホーク(アイオワ最終時)、対空ミサイルでテリア、艦載機はジェット第一世代(セイバー、カットラス)あたりまで。それより進化したら次元が違いすぎ開幕全艦ワンパン大破レベル。
 対艦ミサイル搭載の第二世代以降が相手では実艦でも戦艦なら浮いてはいるかもしれませんが、まだ大雑把とはいえ誘導できるせいで初期の精度でも艦橋付近に直撃沈黙→煙突にトップアタック数発で機関部爆発して本当に浮いてるだけに。
 動けない艦は砲が個別に生きていても離れたら無視できる漂流物で…回避しないなら魚雷もほぼ必中でなぶり殺しになるだけ、そのためバイタルで最重要視されるのは機関部・誘爆したら轟沈する主砲と弾薬庫。

 トマホークは史実でアイオワ改二の純正装備ですが…WW2後も現役長く追加兵装は電子機器の塊。深海も使ってくるとヤバいどころではないので封印相当、深海側と暗黙の了解で禁止っぽく。
 双方撃ち合ったら艦隊戦でなく現用戦闘機同様ミサイルキャリア物量合戦。ミサイル使いだしたら空母・防空/対潜フリゲート・潜水艦以外不要という現代戦になってしまいどちらも存在意義すら…

 電子機器も「現時点では」WW2縛りレギュレーション?的に終戦直後あたりまでが限度。
 トランジスタ(1948年発明)がぎりぎり。IC・LSIなど集積回路を使う装備は進化しすぎでアウト。ただし謎の妖精技術で現代以上な自律AI相当の物体(連装砲ちゃんなど)は可能。しかも連装砲ちゃん口から弾薬摂取を…艦娘以上に何あの技術w
 コンピュータ制御も当然アウトなのでCIWS・誘導兵器・イージスシステム・原子炉など火葬戦記レベルの近代兵器も搭載不可。
 168とか8スマホ持ってるんですが航路マップや弾道計算ソフト、GPS使ったり通信衛星でメール連絡なんて裏技は…してそうですが手持ち家電はセーフというか深海側が艤装でないので無線のようなものとしか気付いてない疑惑。

・実装済み装備から「原型があった・当時計画されていた艦や装備は開発可能」
 代表的なものが震電改、一機しかなかった試作機で高高度迎撃用の局地戦闘機を艦上戦闘機として普通に量産配備。烈風改に加え、「普通の」烈風なんて贅沢にも各鎮守府で余るくらい量産されて標準装備化(※史実では試作のみで全8機)。ついでに村田殿なんて妖精なのでセーフとばかりに分裂。
 扶桑・山城改二などif改装も実際は不採用だった計画案だけ。グラーフやアクィラも完成させられなかった未成艦。

 そのため実際に計画され試製甲砲として51cm砲までは製作していた超大和型は、当時実際に空母4隻沈没の報で急遽中断されるまでは建造予定で進行していたため艦艇としての概念は存在し建造が可能。

 ブラゲ艦これ世界は現代時間軸準拠(スマホ、コンビニがあり護衛艦も存在)なので、艦娘としてなら「元となる艦の完全な設計図と詳細諸元を完成させていればそれを元に妖精さんがなんとかして艦娘化する」という感じに。
 当時の艦艇の場合は艦そのものの分霊的な史実制約から「装備は当時搭載していたもの(建造時は初期・改装で後期)」ほか、使用される素材や技術も当時準拠。人間サイズなら全溶接も可能なのにリベット痕あるくらいで。

 ただ「兵装の形式名と形状が同じならセーフ」というルールの穴があるらしく、秋月型はドラムマガジンやベルト給弾で長10を速射砲化するという裏技を採用済み。
 砲本体が当時のガワなので中身は魔改造されていても近代電子装備でなければ、物理的な機構は実際の艦になかった構造でもセーフという扱いのようで。
 時雨キャノン改二もあれ書類上は12.7cm連装砲、実際は20.3cm単装砲×2を「繋げて連装砲の形になってるからセーフ」してる気が。同じ威力だったら腰だめで反動抑えつつ撃つ必要も無く、大きくなる分取り回しと重量のデメリットしかかないので普通に姉妹艦と同じに手持ち用に持ち換えると。

・超大和型戦艦紀伊の場合は「大和型準拠の発展次級(2割程度大型化想定)」「主砲として51cm連装砲を3基搭載」「長10cm連装高角砲塔を10〜12基搭載」「15.5cm三連装副砲は案によって+2〜6基」という点が条件。

 完成しなかっただけに建造時再現縛りが薄く、鋼材を現用の超高張力鋼に・鋼材どれだけ消費してもいいので変換して潤沢にチタンやらタングステン使用・艦内構造も「当時で可能な範囲で」神の視点的後出しの最適な設計を採用の気密隔壁・複合装甲採用でダメコンと船体強度を大幅に強化。
 資材・設備・機材・予算・時間が足りないという大戦末期ではないため代用や妥協なし艦本設計通りのフルスペック、砲塔の全機力・電動化に注排水や隔壁確認なども制御系に集積回路使わないならセーフ。電探の素子やセンサー類も「製造機器は」最新鋭で現代準拠の素材と設計に。

 本気で予算無制限なら構造材から装甲材まで全部チタン合金製に置換すると、ざっと耐弾性が2倍なのに軽量・磁気反応極めて低い・塩や錆の腐食にも強く強靱性も上で配合変えれば剛性も工具鋼並み。おそらく戦艦棲姫をガチで超す耐久性に。
 ふと思ったんですが姫級艤装の黒さがナマモノでなく海底抽出のチタン製だったらサイズや艦級無視の異常な高HPにも納得できて笑r…笑えない。そこまでしないと同等にならないとかある意味技術格差。
 さすがに加工難易度とコストが尋常ではなく実艦建造では妖精さんパワーないとほぼ不可能、たぶん国家予算数年分を余裕で食いつぶす額に(現実に旧ソ連の末期潜水艦が船殻フルチタンだったり資源のある軍事国家がその気になればいける)。艦娘としてなら鋼材15万くらい変換して妖精さんでも建造時間一週間かければなんとかという域。
 いっそゲーム内でも鎮守府の総力結集でそんな投入量で固定建造(ワンス任務扱い)・バーナー使用不可とかでどうせ紀伊より上の戦艦は存在しないので廃スペックでも許されるとは思いますが、まあ高望みなのでそこまで究極体でなくてもゲームバランス内の範囲で妥協でも実装さえしてくれるなら…

 主砲も装填・揚弾系を今の工業知識でリファイン、長10cm砲塔も外見そのまま制御系を秋月型(艦娘)艤装のような速射砲仕様(あそこまでの自我や顔はいらないので小型・半自律射撃)に。
 完成された電気溶接や近代加工によるリベット難点も解消。溶接できない厚みの装甲はリベットと最外部区画はモジュール構造+パネル固定。船殻も三重に複合材・充填剤、レアメタルふんだんに使って潜水艦並み強靱性と破口対策。ほぼ無人化なので乗員室はなくし隔壁区画、すべて衝撃吸収とダメコンエリアに。
 構造的には可能なのでバウスラスター追加、フィン・スタビライザー、スターン・フラップ採用で安定性と旋回機動性大幅改善。スクリューと舵形状も先進工学デザインで効率上昇。対ソナー/聴音のマスカーも当然搭載。

 缶や機関部もガスタービン…は1970年代から主流になるためディーゼルエンジンと兵装用に発電機で。理想はディーゼル・エレクトリック方式なんですが大戦時制限では若干厳しく。制御部を妖精さん職人芸ならぎりぎり。
 当時は技術不足で不具合出て(大鯨とか)、大和型も蒸気タービンでしたが戦後の技術水準なら重量比出力なら当時と比較にならないレベル。ガスよりディーゼルのほうが低燃費。
 あと主機落ちたときの予備発電機も重要なので当然重量増してでも搭載。ケーブル類も当然コスト度外視で正副予備の三系統に迂回路と予備制御室あり、兵装も全断線時は直接備え付けセンサー類からマニュアル入力も可に。
 トップヘビー対策に艦体のバイタルパートは軽量化考えずガチの高強度構造(超大和型なら主砲と高角砲塔で増加分含めても排水量に余裕あるため)。竜骨やフレームも近代魚雷対策に直下起爆の真空ブリッジでも耐える頑丈さに。

 CIC(戦闘指揮所)も終戦前後の米軍くらいの技術ならセーフ(防空棲姫が「4inch連装両用砲+CIC」を搭載済み)。アイオワも着任して対深海棲艦で団結に敵国扱いでないなら技術協力も(対空システム周りの仕組みやスペックはどのみち歴史で周知の事実)。
 当然VT信管も採用、実際は精度いまいちだったので当時可能な技術に落としてぎりぎりセーフの電子部品採用。
 ※艦娘サイズ艤装版なら主砲弾自体も戦車砲弾応用で超大型HEATやAPFSDSの鬼畜仕様(えげつなさすぎるので深海側に抗議されて禁止される可能性大)。
 あちらは実装済みで劣化(ウラン弾芯)徹甲弾を使っていたので(港湾棲姫や泊地棲姫)、弾頭なら湾岸戦争世代までセーフな模様。素材が変わっているだけで電子制御はまあしてないので…。被帽付や徹甲榴弾はたぶんセーフ。

 終戦時米海軍艦艇くらいのレーダー連動高角砲・機銃の統制射撃での防空が可能になりようやく敵機を「散らす」から「墜とす」戦術をとれ単艦で空襲凌ぐことも可能に。主砲も当然米艦レーダー射撃仕様で超大口径で連装になった投射量と命中試行数低下を補うことが可能。
 元より超大和型は長10砲塔を甲板に満載で米戦艦や重巡の両用砲塔ガン積み思想と近いため運用の親和性も高く。
 …よく考えたら艦体と基本コンセプトは「大和建造2016(現用兵装抜き)」だこれ…。知識と設備あれば当時でも模倣再現できる範囲に絞っても、実際は前提技術・効率的運用/戦術・最善な設計の正解を知っている神の視点でないとできない代物という。
 当時まだいなかったからこそ、縛られることなく今が初建造で自由に盛り込めるまさに未成計画艦の強み。

・以上を採用して、計画艦を当時の装備制限内で現在の技術と潤沢な機材と設備を結集し建造した場合、最終的に外見は紀伊改二(仮)の兵装配置に集約すると思われます。

 当初は対空特化で副砲なしか2基、対水雷を考えると艦これや対戦TPSゲーのような高速艦に囲まれまくる場合は「紀伊改」で設計最大数の副砲×6基が理想配置(前後副砲位置1基ずつ+両舷甲板やや後方に各2基)。→
 艦娘化した場合に副砲ガン積みは頻発する巡洋艦以下の肉薄から自衛や排除に非常に有効。編成6or12隻制限で空母すら撃たれる距離での乱戦するため陣形は頻繁に抜かれて旗艦まで小型艦艇が。
 ゲームでは仕様上大和さんほか戦艦が駆逐まっしぐらで主砲撃ち込んでますが、そんなオーバーキルどころか至近弾で転覆しそうな代物を近距離の高速目標に撃ち込む意味はまったくなく。
 どの方向からでも副砲3基以上向けられるなら重巡以下は護衛に頼らず一掃できるわけで。随伴艦も陣形崩さず艦隊防衛や魚雷吶喊に専念できて合理的。

 実艦なら片舷集中なら4基12門の15.5cm砲を動揺しない戦艦の甲板から統制射撃で撃ち込めるわけで、魚雷抱えてカチコミに来たら発射位置前に返り討ち(射程27.4km、その距離から発射しても回避せず直進中でもなければまず当たらない・しかも腹を見せる)。

 ついでに副砲用の対空榴弾(VT三式弾)も開発すれば別に噴進弾のカーテンしなくても充分侵入方向の空域を阻害できる有用な防空火器にも。
 史実の最上砲は仰角も取れるというだけでまともな対空戦闘はできないためガワだけで中身両用砲に改造する必要がありますが。艦娘的には対空不可の駆逐主砲で敵機に榴弾どころか直撃で墜としてるくらいなので今さら。
 中口径対空榴弾を叩き込めるなら大和型の防空で弱点だった高角砲-機銃の対空レンジの穴も直接狙うのでなく進路に子弾ばらまくという方法でカバーできて米軍末期最新鋭相当の防空システムが完成。
 近レンジを横切られると相対速度速すぎ機銃座の旋回と照準が間に合わず当たらないのであって、急回避で速度落としたり体勢崩せば榴弾で落ちなくても高角砲旋回が追いつく・機銃の命中弾増え射線だれる距離でも当たると対処できるように。
 大和も坊ノ岬沖で高角砲射程割れすると12.7cmでは旋回鈍すぎ追えない、機銃がしょんべん弾でまともに当たらない・当たっても致命傷になりにくい・こっちも旋回追いつかない隙間レンジに曇天に紛れ初っ端から入り込まれたのが余計苦戦した要因で…
 可能なら25mm機銃減らしてボフォース40mmが欲しいところですが、艦これ秋月砲準拠の謎スペックなら長10cm砲塔だけでも充分至近レンジに対処可能。

 初心者はかなりの割合で大戦末期の噴進砲をビジュアルからソ連の対地カチューシャや空対空ロケット弾のような面制圧兵器と誤解してますが、敵機を直接撃墜するものではなく防空用の焼霰弾散布装置。
 短時間滞空する子弾をばらまき音と炎で猫騙し的に威嚇しつつ付着引火や吸い込みの危険で空域を回避させ攻撃コースに突入を阻止するのが主目的。
 ガン積みしても煙とゆっくり落ちる花火のようなカーテンに包まれ敵編隊はどん引きで確かに近寄れはしないんですが戦闘中に再装填困難なので誘爆の危険やコスト、発射可能回数的にそこまで重要では…。使い捨てと割り切ればないよりはあったほうがいい、無理をしてまで積む必要はないといった位置の装備。
 接敵時に即ぶっ放せば投弾ミスってくれるかもしれない程度、爆撃されたらどのみち浮かぶ箱になる空母に時間稼ぎで積むのは有効(直掩機がいるなら慌てて避けているうちに立て直す貴重な時間を稼げる)。
 戦艦に載せるなら伊勢のように後部甲板ぎりぎり端の燃えても延焼や煙が邪魔にならないところに積むしか。そんな余裕あったら防盾なしでも30mm以上の機銃を追加で載せたほうが有効かもしれませんが。
 米艦準拠で相対距離・高度が算出できるなら副砲でも最適な進路上にピンポイント三式弾(VT信管付き)をぶち込めるようなものなので進路妨害(あわよくば撃墜)はそちらで事足りると。
 ただ「艦娘としてなら」魚雷ですら次発装填装置が物理的に存在しないのにリロードするくらいなので、搭載弾薬の消費を気にしないなら気軽に噴式弾幕→妖精さんパワーで原理謎のリロード→再発射が出来るため、発射管発熱的に文字通りのクールタイムは要るにしても史実よりは安全に何度も使用可能な有効装備に。実体化して再装填直後に被弾すると誘爆はしますが。

 秋月型(艦娘)のように速射両用砲と化している長10cm砲塔満載も、長10cm砲ちゃん2体だけで対空カットインが猛威を振るうものを12基24門も積んでいたら単純な数で6倍。史実設計ですら秋月型(4基)×3隻分積んでいたので普通にツァ!どころか防空棲姫レベルの対空能力。
 しかも駆逐艦娘のように本来対空射撃できない主砲を強引に腕で向けているわけではないので、敵機直上急降下→最大24門が真上に集中放火してきて投弾前には堕とせるという。横移動でなければ止まっているようなものなので。
 同様に雷撃機も避けようがないためほぼ村田殿がまたry状態に。ネームドですらないなら接近までにごっそりと。

 さらに主砲は試製51cm連装砲の制式完成版「51cm連装砲」。45口径か可能なら長砲身の50口径。
 レーダー連動周り強化すればアイオワ砲GFCS並みの命中精度で試製と同等の破壊力、そして連射性能や発射間隔も46cm砲並みに効率化、へたすると機力化した分短縮。
 ガンダムで言うRF(リファイン)○○とかジョニ子ヘビガンのようなガワは当時品や準拠デザイン、中身(チート過ぎない程度で)近代化魔改造という代物が計画艦なら史実制限の拒絶反応なしに出来るわけで、最終決戦兵器を現代に蘇らせるために持てる全技術とリソースを投入したら文字通り切札となる存在が完成に。たぶん戦艦水鬼と張り合えるレベル(そんな代物が深海側はイベントの度にダイソン引き連れ出現中)。
 ついでに紀伊実装→その建造時の技術成果をフィードバックで大和改二を改大和型や超大和型相当に魔改造進化なら設定に矛盾や違和感もなく実装可能。

 艦載機は…当時の戦艦搭載水上機で「瑞雲12型」。これも普通にゲーム内運用されてますが発動機を金星62型に交換した試作機で実戦配備はされておらず、634空ともに未成・計画のif装備。
 搭載数は大和で6+1機、甲板繋留でみっしり16機(物理的には)積めるという説も。修正後の大和さんがその説取って水戦に限り7機×4スロという謎の配分。史実で彗星ガン積み(帰投は他の空母か基地へ)も検討されたことがあったので一応可能。
 紀伊では微妙に広くなる程度なのでせいぜい〜8+2機(ガン積み19)程度。今なら強度のある非常用ゴムボートあるので常備カッターは少数で艦載機スペースに割ける分は増加(+2〜5機)。
 現用なら整備は帰投時か他艦任せで護衛艦の定番なSH-60Kが欲しいところですが…現時点のレギュレーションでは不可。現在の艦隊運用知ってたら艦娘がこぞって積みたいとだだこねる代表装備。
 カ号ならガン積み運用はできるんですが、燃費異常の超大和型で日向師匠のようなことをする意味はなく。というか後部主砲撃ったら全損するので会敵時に緊急発艦させても時間のロスと邪魔なだけに…

 妄想戦記的な当時存在しない兵装は使わず、チート先進現用装備も抜き、加工技術や知識は戦後水準をふんだんに使用、対米戦争してないので米軍技術思いっきり借用、コストや工程数・建造期間は考えない…という理想の条件ならこんな感じに仕上がります。

 深海棲艦襲来で無力だった艦これ世界造船関連の人々が直接媒体となる図面設計に関われるので「先人達が残した遺産に頼るだけの不甲斐なき日々は今日をもって最後とする。今この時代を生きる我々の持てる力を出し切り、数多の艨艟達を生み出してきた呉海軍工廠の系譜は健在なりと示す好機である!」と全身全霊で総力を挙げると。
 しかも予算と資源無制限、条件以内ならぎりぎりをせめても許されるならもう…一世一代の大仕事と全技師や職人が張り切り時代の流れに消えた大艦巨砲主義の権化を再臨させてくれるに違いなく。
 そして出来上がるプロジェクト某的な「こんな事もあろうかと」と「日本人のできませんは信じてはいけない」を体現する変態的なやり過ぎた職人芸の何かw
 たぶん輸送船以外の艦艇新規設計止まってる世界で疎開して手持ちぶさたな全国の専門家全員が、利害や利権捨てて浪漫と最強のために結集したら揉めに揉めた結果の産物は胸を張って大和型を超える戦艦を名乗れる艦に。

 実際のゲーム的にはシステム上火力キャップで試製51cm×2載せ大和さんも反航や不利でもキャップ満たせるというだけ、大和型Lv155でも割合ダメで削られまくりや盛大に大破するわけですが。
 紀伊が実装されても火力は上限なだけで今の大和さんと同じ状態、装甲硬く回避も高めなら…カッコカリ大和さんが少し頑丈になった程度。
 しかも割合ダメージやル級・姫級のワンパンで修理費がすごい、燃費と弾消費は大和型の最低1.5〜2倍は当然な艦体規模なのでまさに決戦兵器で普段の海域はコスト的に出番なさそうな。アイオワ級以上のモンタナの類想定した切札なので合ってますが。
 大和型の強化発展型(※大和型の同級改善型は改大和型の近江)なので砲撃戦での運用もだいたい同じ、正面から突入してガチンコ艦隊決戦。あと敵要塞をさらに射程外から穴だらけに。

 ただ最初から対空戦闘を前提で再設計された超弩級防空戦艦という後発のメリットで、大和型は46cm砲を「運用できる最小限」の詰め込みコンパクト設計であのサイズ、紀伊は重量とスペースの都合で砲架だった高角砲も全部砲塔で載せられる余裕もあるため拡張性や防空性能は桁違い。
 それもハードは優秀でも管制が残念でしたがレーダー連動さえあれば本来の真価を発揮、だいたい秋月型(艦娘)は光学照準CIWSを積んでいるようなものなので「秋月型三姉妹がそろって対空CIと同等」というすさまじい撃墜数に。深海空母は1スロの搭載機数が異常なのでシステム上1機でも残っていれば普通に空爆してきますが…
 秋イベントで全艦防空兵装満載の効果も判ったので(単艦だけ対空数値突出しても万遍なく積まないと大破艦出る)、極端にバランスへの影響もなく。演習相手にいたら熟練度とボーキ大惨事で空母が出せないだけで。

・艦娘化の艤装配置やキャラに関しては以前のログで一通り列挙してますが、強いて問題を挙げればやはり計画艦というのが影響して。
 大鳳も当時の最新鋭装甲空母で訓練期間不足(ついでに不器用)のため弓でなくボウガンで発艦という設定ですが、紀伊も未成艦のため熟練乗員や艦長が不在。
 人材心許ない代わりに「初代艦長はプレイヤー(提督)であるあなたです」という燃えるあざとい設定も出来るわけですが。
 歴代艦長の蓄積経験がない代わりまっさらなので、ゲーム上はともかく設定上は鎮守府によって成長後の性格や傾向が育成ゲーのように変わりそうな。二次創作系では現在でも各鎮守府所属で個性出てますが「うちではこんな成長したから」という理由なら突っ込まれないという。

 装備妖精は開発した装備に憑いてくるため、最悪でも長10+高射装置くらいのデフォ妖精さんは秋月型と同じ程度の練度を最初から。震電改の妖精や、試製51cm砲に信濃妖精がいるあたり計画装備でも妖精さんはいますが…白衣着てるようにあれ研究畑の妖精さん(
 紀伊の各部運用や兵装の制御も妖精さんの員数自体は足りるはずですが…一部通常練度除いて軒並み新兵というデメリットが。着任時Lv1では初期ステ駆逐並み低スペック→レベルアップ時のステ上昇幅が尋常でないとか、改修餌がどれだけいても終わらない最終的には廃スペックになる上限値とか。
 代わりに全員そろって現代兵器の扱いや知識持ちでゲームでない実際の運用には支障なく、末期の米軍のように練度不足を補って余りある先進電波艤装や連動兵装、運用システムで一般のたたき上げと遜色ない働きは出来ると。特に対空面と砲撃精度だけなら熟練にも匹敵。

 問題はネームド指揮官不在と古参兵抜きなので…回避運動や艦そのものの実際運用、艦隊行動や連携、実戦での度胸や故障や損傷を人力で補う状況になるとひ弱な現代っ子の問題が露呈して…。普段は高練度以上の命中率叩き出してもレーダー抜き目視と暗算なんて悲惨なくらい当たらないと。
 少なくとも建造時の概念に元護衛官乗りとか艦長の妖精さんフィードバックか、余所の妖精さんに一部出向で新兵妖精さん教育してもらわないことにはカタログスペック最強・中の人ど素人状態なんてはめに…
 まあクルーさえ揃っていれば艦娘は艦長役を艦娘本人が行っているので、建造後にひたすら学習と訓練すれば補いは出来るんですが。連日起床→朝練→朝ご飯→勉強→訓練→昼ご飯→演習→勉強→夕ご飯→自習→爆睡エンドレス。
 元より艦娘本人が新兵どころか生まれたてなので建造してからはもう…歴代ストウィ主人公の如く才能はあるずぶの素人を叩き上げる物語が鎮守府で(ただし未成艦で小柄なのに大和とか赤城以上に大食い)。

 艦娘個人の人脈も知人なし・姉妹艦なし・出身地は呉(ただし70年の年齢差)・憧れは従姉妹に当たる大和と武蔵、趣味合いそうなのはカルチャー汚染された現代っ子勢と長10cm繋がりの秋月型くらいと交友関係かなり狭く。
 ログのように虚勢とトラウマポイントも満載、しかも艦魂的な何かを喚び出す触媒となる思いの源が…遺族や子孫でなく未成の超戦艦マニアしかいやしないとだいたい一見明るい見た目山風のような感じになりそうな。それはそれでいいんですが史実エピソードない代わりに蘊蓄やイベントには事欠かない生い立ちや装備絡みに、生まれたて天然と人生の浅さから来るトラブルメーカーしかねないキャラの濃さは。

 時期的に2月中旬に予定されている2017冬イベで登場するなら既にデザイン依頼は行っているはずですが…おそらく一度はデザインアップと場合によっては収録までいっていた信濃が音沙汰ないあたりまた先送り。
 海外艦は独・伊に米・英・仏と海軍大国これで出揃い済み。
 ほかにも戦艦持ちの国はありますが、WW2でガチ殴り合い出来るレベルの超弩級戦艦含む外洋艦隊保持していた国はなく。そもそも欧州戦線は陸戦主体だったので外洋に出てくるのは当時植民地まで遙々艦隊送ってきた国程度。ネタ的な有名艦持ちの国はありますが、さすがにこれで一端打ち止めと。帝国海軍艦艇が売りだったのに海外艦しか主力艦がこないなんて状況に陥っていたので。
 イベントの舞台がクロスロードの時代まで行ってしまったので、あとは以前からのユーザーが海外艦続きに失望して離れすぎないうちに本命の紀伊だけでも実装してもらえたら…。
 AGP艦これが休眠に入る前に看板商品になる紀伊を出してもらわないと、ほかに艤装大型化した完全版のフル可動で立体化可能なメーカーがなく。
 figmaも艤装が命の超大和型だけは地雷。艦娘本人の完成度はともかく、艤装の可動不足と立ち絵忠実に再現した艤装ボリュームになるので戦艦だと残念な完成度に。こればかりはfigmaで出てもダブってでもAGP化希望殺到すると思われるので。まあ予算的にプラ大手ではないマックスでは絶望的な定価になって見送ると思われますが。コストを削減しようとするほど客がコレジャナイと逃げるので(可動部がモールドだけだったり艤装接続部が素体に一体成形とか前例多数)専売高額帯得意なバンダイでないと厳しく。

 とりあえずウォースパイトのような古めの艦も出すなら未実装艦はまだまだ帝国海軍の大型艦艇はいるので米艦祭りや海外戦艦また姉妹艦出すならその前に何とか紀伊だけでも本気で。
 その気なら大和型七姉妹(従姉妹含む)そろい踏み「大和・武蔵・信濃・駿河・近江・紀伊・尾張」という手段も残って。
 超大和型紀伊級は八八艦隊の旧紀伊型未成名を引き継いでるので、まだ海外ゲー計画艦のように蔵王とか大八洲なんて付けたり国内火葬戦記のようなトンデモ名付けるよりは史実準拠なだけまとも。
 令制国名で艦名に使ってなく語呂のいい国名かつ格式あるとなると本当に少なく。
 あと海外にも当然未成計画艦(日本よりは実現性低い)はごろごろいるので行き詰まったらそちら方面とか、弱体化しても深海棲艦鹵獲(外見そのまま浄化)でアイドル状態の姫級とかでも。性能抜きでも悪雨ちゃんとか軽トラ君いいキャラしてるので。

◇12/2(金)

・超大和型戦艦紀伊に関して再まとめ(また脱線やら重複)
 海外艦のグラーフとアクィラは未成艦、扶桑・山城など計画案のみの実際は行われなかった架空改装も多数。それを言ったら装備類なんて艦載型の震電改など架空装備やら試製砲など架空改造品は山ほど。

 そもそもアイオワ出してしまったので史実そのまま再現しても改二がヤバい域(CIWS・トマホーク・ハープーン設置)。
 ifでなく使いはしなかったものの実際に搭載していたW23核砲弾まで。今イベの長門ほか謎パワーまさかとは思いますがあんな感じの威力に。
 さすがにトンデモ仮想戦記とコラボして欲しいなんていいませんが、せめて完成目前だった信濃と、正規空母壊滅しなければ建造する予定だった紀伊(主砲の一部は実在)だけは…

 紀伊は現在までに発売された立体のうち最新の考証・史実準拠でほぼ正確に考証した配置がFトイズの超大和型798号艦(紀伊、799号艦が尾張予定)キット。
 それですら金型コストの事情で艦体は大和そのまま流用、甲板が少々手狭はすべてのキットで共通orz
 同型艦の尾張しか流用できないうえ最大の大型金型、ニッチな需要と狭い模型界隈ではペイできず赤字フラグ。基本模型メーカーは零細で駆逐はともかく重巡ですら完全新規は躊躇う規模なのに、未成艦マニアでないと存在自体知らないことすらある戦艦なんて史実再現至上主義の多い艦艇模型需要は…

 これでアルペジオで超戦艦キイが登場したとしても(アオシマが版権取って超戦艦ヤマトとムサシ予約中)、やはり金型の都合で作中は2割増しで再現されていてもキットはヤマト艦体流用になると思われます。2割増しサイズの艦体新造は無茶振りなので1/700でちゃんと長10cm「砲塔」を甲板と上部に各3配置してくれたら充分ですが。
 アルペ本編が〜そして数年後〜状態になってますがシナノが声だけ登場済みなので作中に存在確定、霧の連中はモチーフにしてるだけなのでアドryの趣味次第では普通に超戦艦キイ出てもおかしくないと。
 アメ戦艦登場済みなので劇場版のように武蔵がラスボス枠担当しない限り総旗艦クラスが手こずるのは同クラス以上だけで同級シナノでは普通に殴り合い。作者コンビが熱い展開と特撮漫画のお約束大好きチーム、トンデモ兵器(特にマニアックな渋い物体や魔改造イロモノ浪漫兵器)は大好物。

 ウィッチーズ零でも紀伊登場してますが同名の先代紀伊級(未成)で八八艦隊(大正8年〜)の旧型ほう。改天城型巡洋戦艦のようなもので…手直しした長門型程度です。昭和時代末あたりからは紀伊といえばまず超大和型のほう。大戦前戦史よりフィクションから存在知る世代のほうが多くなったので。

 なお八八計画で廃案になった「紀伊・尾張・駿河・近江」の艦名は信濃以降で採用予定だったとか。
 条約のせいで見送りになった無念の意地と(当時まだ八八計画に関わった幹部存命)、旧政令国名で語呂が良く権威もある土地名がほかにあまり残ってなかったとも。
 超大和型A-150計画始動で念願の紀伊と尾張→ミッドウェーで一気に空母4隻(赤城・加賀・蒼龍・飛龍)沈んでそんな余裕なくなったので中止→仕方ないから作りかけの四番艦(第111号艦)に泣く泣く紀伊の名前スライドで…→もったいないから計画再開できないか渋って様子見しているうちに全艦計画凍結、111号艦は結局予定名の内定すらなく名無しのまま解体…という何かと先延ばしにされる名前。

 今年で戦後71年。長らく未成のまま極一部にしか知られていなかった紀伊もついに一般に知られる日の目が…!と思ったら2013年9月の発表から3年が経過…ひたすら待たされる定めのようです。
 昭和末期以降もトンデモ仮想戦記での出番は数あれど、どれも300mオーバーに51cm「三連装砲」の魔改造仕様ばかり、史実延長で考証した本来の姿で登場する作品は数えるほど。たいていイージスとか近代防空火器に誘導噴進弾も積んでるんですが…かなりの確率で原子炉も、酷いとレーザーとかレールガン(WW2中に)。
 個人的に三連装は絶許、対空砲も連装砲塔ガン積みスタイルだけは貫いていないと架空艦でない本来の計画艦のほうと認めるのは…。終戦10年以内の技術でCICやレーダー連動までなら許せますが、艦体のトンデモ巨艦化三連装と主砲以外撤去してVLSガン積みスタイルだけはどうにも趣味が合わず。ミサイル満載したいなら高速アーセナル艦でも作れば済む話で。というか旧ソ連の戦後艦艇がだいたい対艦ミサイル飽和攻撃思想。

 過去ログ(7〜9月〜ここ一年くらいに渡って紀伊の配置から兵装まで長々駄文書いてますが、そもそも「超大和型」と聞いても普通の模型ファンですら「艦名(暫定)紀伊」「51cm砲搭載」「でかい大和?」までしか知らないと。
 計画の細部考証とか艦政本部案から考察なんてしてる人はめったにいなかったりトンデモに走ったりで…。酷いと「不沈戦艦紀伊」のあれを思い浮かべるという。

 wikipedia:超大和型戦艦も想像の又聞き書籍引用程度で論議できないため放置されてますが、建造された場合「当時の国力と技術」「存在した兵装と生産力」「艦政本部の案と傾向」から「本来計画されたはずの理論上正答案」の姿を逆算はまだ容易なわけで。
 ただ実際には戦況の逼迫・生産数・資材・予算の不足、工期短縮の突貫から理想とはかけ離れた妥協案の姿になった例は多々あるわけで。それも過去ログで語ってますがせめて戦後建造の艦娘だったら間に合わせでない本来の姿を元にしてもらいたいと。
 とりあえずwiki武装のところが相変わらず[要出展]のまま放置されてますが、そんなに書籍に限るなら未完成艦隊1917〜1950記載の長10cm連装高角砲塔×14基でも出展付けて載せてやればいいと。
 定説的には砲塔で甲板と上部構造・副砲位置で12基搭載。上記のように完全長10特化ガン積みや、別考察で副砲2基残したまま長10×12基案もあるくらいで。

 秋月型ですら長10cm連装高角砲塔×4基搭載、大和型の高射指揮が高角砲3基×4管制の12基。
 資材さえ足りていれば当然発展型も12基搭載、わざわざ秋月搭載の砲塔より軽くて手軽なだけが売りの下位互換な砲架で積むはずもなく(フジミのキットは信濃用(余裕のない大和型に強引に載せるため砲架)のまま金型転用で超大和型に使う考証ミス)。
 給弾設備や保守整備から艦体拡張で余裕あれば当然高角砲も全門砲塔なわけで。詳しくは過去ログで延々愚痴ってますが。とりあえずwikiの長10を6基だけというのはどんな案としても艦体規模的にあり得ない数字でまさに要出展。

 艦娘で実装するなら帝国海軍最後の戦艦になるので自重なしのこんな感じでなるべくガン積みしてもらいたいと。一部絵師除いて高角砲どころか主砲数すら史実搭載数の数分の一に簡略化されてますが、ワンパンの51cm連装砲運用と空襲を凌げる超弩級防空戦艦に特化が運用コンセプト。
 困窮中に急造しなければ建造時が計画スペックなので…贅沢言うなら過去にBSP準拠の紀伊改二載せてますが、いっそ「紀伊改」でガチ艦政本部の理想を体現でも。どのみち戦艦全員すらまだなのに改二はあと5年くらい経たないとこない可能性高いので絶望的(大和改二が超大和型準拠になるはずなので実装されても当面はおそらく改二保留)。
 戦後艦これ世界で艦娘としてが初建造なら基本骨子を史実案の正確な状態から、配置は元々フリーダムな艤装も多いので高角砲塔や副砲を分散して艦娘VS深海棲艦での一対多戦闘を考慮した配置でも。
 大和さんは主砲三基全門斉射が出来ない・対空火器が八割方省略されてる・防空の死角が多数という状態なので大和改二で改善されるにしても左右の艦体自体が前後に短すぎるので発展型の超大和型なら自重なしでスペース確保とガン積みを…

 個人の意見としてはしずま氏でなくフミカネ氏にボリューム自重なしで・艦齢低いので大鳳くらいの容姿年齢で、と依頼すれば他の作品のようなラスボス感溢れる完璧な仕事を。
 フミカネ氏は元々メカ少女畑、しずま氏はキャラをメインに考えているので大和ですら大型ではあるものの実際の兵装運用面まで考慮してないので…。そもそも大和改二が改大和型or超大和型準拠なので(改が既に天一号で史実の最終時なため)、しずま氏の持ち味は大和改二のほうで発揮してもらえたら。
 あと普通のレディ(本来の意味で)で大和以上の艤装だととんでもないレベルになるので、本人小柄な駆逐くらいな感じで対比も込みにしないと立体化が困難な域になるとも。その状態で扶桑さん並みに立ち絵で画面占拠してもいいくらい。
 ビス子でも他の絵師フォーマットに合わせ自重と史実の戦力考慮してあれなので、「帝国海軍最大最強(予定)の最終決戦兵器(未成)感満載で」とオーダーしたらしっかり調べ喜々として全盛りしてもらえると。モデラー畑でもあるので現実の兵器に即したリアリティを落とし込んでメカ部分作り、なおかつ可動範囲どころかギミックや強度・パーツのトイとして妥協ライン想定で最初から盛り込んでくれるメーカー開発部に優しい優秀なデザイナー。AGP化も打ち合わせも現場が判っているのでやたらスムーズに進んだと。
 元から艦これではフミカネ氏はドイツ艦全般と大鳳(大型建造枠)を担当。超大和型は名前こそ冠しているものの「大和型を凌駕する次級戦艦(仮)」という意味合いなだけ、発展型とはいえ信濃や近江のような改大和の改善型とは別物の艦級(完成していたら当然[超大和型こと紀伊型戦艦一番艦紀伊]という名乗り)なのでフミカネ氏がベストと。人気的にも手慣れていて外さないので起死回生のキャラで滑る心配もなく。
 しずま氏自体に不満はないんですが(個人的に立体前提では最近尖りすぎな顎と立体で接地悪く倒れる舵ヒール以外は)、もう引き出し出尽くしかけてテンプレ化してるのとコラボ絵や季節グラで忙しそうなので実装済み人気艦娘に注力してもらい、紀伊はフミカネ氏に依頼してじっくり最善のデザインで…。

 ただフジミの艦NEXT紀伊(10cm連装高角砲A型改3は実在しない計画案で架空デザイン)を立体参考にするのだけはやめて欲しいとorz 超大和型用なら砲架でなく砲塔で…
 ここだけ紀伊マニアにとって譲れない暴動もののミス。有名艦艇の模型に例えると金剛型に大和の艦橋が付いてるとか、水偵用カタパルトに烈風が置いてあるレベル。
 51cm連装砲塔の造形だけは素晴らしいんですが、ほかは高角砲差し替えた以外大和そのまま。配置や兵装に関しては立体物で最も正確に最新の情報で考証されているのはスケール小さくてもFトイズ「戦艦大和の生涯 超大和型 第七九八号艦」キット。

 搭載兵装自体は紀伊の存在意義の51cm連装砲×3、長10cm連装高角砲(砲塔A型=秋月砲の形状)×12は既存兵装なのであとは搭載門数と配置パターンが問題なだけ、副砲積むなら外見は改良しても大差ないであろう15.5cm三連砲×2/改で4、外見はそれぞれ史実のままで問題なく。
 最近イベントで大型艦が海外艦ばかり(未成艦含む)なので、なんとか冬イベには紀伊と信濃はきてもらいたいところ。スケジュール敵にもう間に合わなくても春か最大の山場になるであろう夏イベには…

 @艦これ実装済みの試製51cm連装砲は46cm三連装砲塔の中央塞いだ急造試作の架空装備(実際は収まらないので無理)、上に信濃っぽい妖精さんがいるようにifで信濃(大和型)→信濃改二(改大和型)になったときに魔改造で大和型の艦体に試作段階の51cm砲を積んだ想定の物体です。
 大和型では機力揚弾/装填機構を既存艦内スペースでは収めきれず、バーベット径まで違うので実質困難。艦これ式の建造ならなんとかなりますが実艦では新造したほうが早そうな域に。
 そのため紀伊完成までに大和型を標準として同時艦隊運用できる数をそろえるための信濃と駿河・近江(改大和)、紀伊の設計終わるまで51cm連装砲を採用せず長砲身化で威力をなんとか上げようとしていたわけですが…。実際作っていたら載せ替え想定して近江はやけにバーベット径の大きな46cm砲塔になっていたと思われます。間に合っていたら当然46cmの長砲身でなく51cmに計画変更。
 正式な51cm連装砲は中央も一枚の前盾になり、隙間空けず長門砲のような外見バランス。砲塔前方の角も46cmは三連装だったため角張っている物も連装なら避弾の傾斜面増加。
 46cmでも最低限のコンパクトさでまとめてあるので同サイズの砲室に収まりようもなく、前後が延びて全体も大きくなる完全新造です。その点フジミ製も51cm連装砲そのものは本当に文句なしなんですが(横のオリデザしてしまった砲架が問題)。
 艦娘紀伊のデザイン時はしっかり情報集めて吟味してから兵装の選択と配置をしてもらえると嬉しいんですが…

◇11/3(木)

・運営が存在忘れているっぽい「新型艦」・大型艦建造の投入可能性と計画艦等の脱線(開閉)


◇10/13(木)

・ソシャゲ戦艦帝国超大和型を登場させたわけですが…以下適当すぎる考察に愚痴(開閉)


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