〜チラシ裏過去ログ〜2016年1〜3月(※おもに超大和型戦艦紀伊関連) -とある神姫の駄文日記-


◇ 2016年1〜3月の過去ログ ◇
 -とある神姫の駄文日記- † 2016年 1月〜3月分 チラシの裏日記 † ←16年4〜6月  →2015後半

◇3/31(木)

・今年は脱線の随時削除多少減らして折り畳み多用するようになったら長すぎたため1〜3月分で分離。
 神姫関連ブキヤプラモが出るまで動きもなくいつも通り神姫ライフ楽しんでいるだけなので特筆することもなく大半が艦これ関連の設定考察、うち7割くらい紀伊絡みという。超大和型名乗るならちゃんと長10cm連装高角砲を砲塔A型のキットで出してもらえたらこう延々愚痴ることもなかったんですが計画艦でも考証くらいまともにしてもらいたいとorz

 いっそアオシマがキット開発中の超戦艦ヤマト(発売時期未定)流用して正確な長10配置した超戦艦キイ(描き下ろしキャラ)でも出してくれませんかね本気で。
 コミック本編は米艦登場にトンデモ兵装合戦になってますがアニメと同じくボス扱いムサシでなければ登場する可能性は残って。まあアルペの場合は前大戦の艦艇をガワだけ模倣なのでせいぜい所属不明のシナノ乱入程度になりそうですが。というか超戦艦準拠のデルタコア海域強襲制圧艦とか嫌すぎるw

・ガチで超大和型紀伊を忠実に考証してキット造形した場合の難点
 三連装こそ諦めたものの51cm連装砲は46cm砲塔を手直ししてどうこうできる代物ではなく、艦これの試製51cm連装砲イラストは厳密には間違い。中央塞ぎは三連装砲を重量制限のあるプラットフォームに強引に積むとき連装軽量化する応急手段(ドイツのラーテ案など)。
 あくまで発射試験用一品物「試製甲砲」最初の試作としてなら既存の予備部品やら発注で寄せ集め強引に詰め込み前盾の中央砲身穴を塞いだあんな状態になった可能性はありますが。@天蓋前方の照準用望遠鏡は内部スペース的に連装砲では寄せずに中央。
 増大した砲身重量以前に揚弾も人力困難と判断され機械式の開発していたくらいで46cm砲の揚弾筒では…戦闘できるような発射間隔は不可能で試作続行していても艦に搭載せず地上で組み上げ発射と装填機構の試験だけで終わったと思われます(試験後ばらして再利用)。

 正式な51cm連装砲の場合、増加した砲身重量と反動を支えるため砲室内の砲鞍全体が大型化。横幅と奥行きがさらに必要になるため砲塔全体も一回り以上大きく、スペースの都合で若干縦長の形状になると思われます。
 下部の塔部分(バーベット)も弾薬自体が大型化するため当然揚弾筒の直径と関連重量も増大、さらにそれを弾薬庫からの移動・砲室内での装填も自動式を新開発予定だったためその重量とスペース。

 結果としてプラモで造形した場合も気付くレベルで砲塔は大型化。コストと金型流用の都合で現在までに出た超大和型のモデルは100%大和型の流用キットのため、これに載せると微妙に無理のあるスケール感が発生。
 本来は1割以上全長と全幅を増加させた大和型準拠になったため、1/700で全長は大和の37.5cm→41cm前後に。当然マニアックな紀伊のためだけに一番でかい艦体金型新規作成していたら赤字でどこもやらず、艦これで登場して人気便乗でアオシマあたりが吹っ切れたならあるいは…程度。
 実際51cm砲を搭載していたら反動が色々限界を突破するため正面方向への2基同時全門斉射は原則禁止(へたすると縦揺れのピッチング応力以前に砲塔周辺や艦体にダメージ)、元々主砲は横を向けて砲撃し反動は左右に揺れるローリングで逃がす前提なので。大和型に強引に積んだ場合横向きでも全門斉射したら海面や被弾損傷によっては復元限界超してそのまま転覆する危険性も捨てきれないくらい。
 そんなもの大和型では不安すぎて積めないため信濃は通常の46cm、改大和近江ですら長砲身化しただけの予定とどう考えても「大和型と同一の艦体」では無謀すぎるというのが特記するまでもなく常識だった模様。

 正確な超大和型の場合、全長と若干の全幅が増えた分甲板のスペースに余裕ができ、さらに巨大化した主砲塔の違和感も適正サイズで多少は相殺。大和型に積むから可動範囲的に厳しかった長10cm連装高角砲塔も余裕をもって配置でき、もう少し距離を開けて安全性確保したり高射装置さらに増設、機銃座盛るスペースも。
 そして相対的に同サイズでも艦橋構造がやや小さめ(に見える)、アウトレンジ思想なら違法建築まではいかないまでも艦橋の頂上高がさらに追加されたと(さすがに部屋でなく見張員程度)。

 加えて艦の総排水量も51cm砲防御はさすがに過剰すぎなので46cm防御…を多少下げて、リベット廃止で溶接加工すればさらに軽量化。復元力対策と速度落とさないため全長伸ばすとその分容積も増えるのでバイタルパート増やしたり水密隔壁効率化に三重底や魚雷対策、対空火器その他自動化の重量に回して強化。
 大和で発覚した問題や要改善点も解決すれば防御性や効率も大幅に強化され、最後の決戦兵器に恥じないスペックになったと。まあ本音は米軍式に徹底したダメコンシステムにレーダー連動系、統合火器管制システムにブリッジの防弾区画増設など参考にできたら大幅に性能向上する部分は多々あるんですが気合いと訓練でどうにかなる思想が邪魔して…
 そんな正確さを求めるなら当然ではあるものの徹底検証で立体化していたら開発に掛かる時間と労力も半端なく、完璧にできたとしても知名度的に大和並みの売上は無謀で…そもそも資料写真から図面引きはできても当時の艦政本部の設計や構造傾向トレースして違和感なくまとめるには職人でなくデザイナー方面の才能が求められるので。しかも癖がなく文句が出ない範囲で収めるのは情報の取捨選択とセンスで性格的な向き不向きまで要求されるという。それを艦船模型なんて売り上げに関しては常時厳しかった狭い業界内で求めるのは酷な話で…
 本格的に作るとしたら社風と傾向からアオシマが本気を出した場合か、もしくは艦これ紀伊がヒットしてしがらみのないマックスが何かの間違いで島風のようなキット出したときのみと。もしくはフジミが正しい考証で作り直し尾張として発売で。
 最近プラモに手を出したマックスは精密さと細部考証がやや甘い反面、接着こそ必要でもNEXTよりさらに組みやすい大型スケールとある程度初心者に近い層向けでコンセプトはかなり良く。ただキャラ人気の島風繋がりで場所も取る島風の大型キットとなると需要が想定より若干…
 あとはブキヤが手を出すと元々架空ジャンルでリアルさ追求が売りなのでとんでもない物体作りそうですが、まあ畑違いなので…N-ノーチラス号出してくれただけでも御の字でアンケで要望でている羅号のほうを出してもらえたら。
 WoWsも既に架空艦投入しているのでソ連艦ネタ切れになったら紀伊も出しかねないんですが、こちらもプラモ見て誤解して長10砲架のほぼ大和型にしてくる可能性がかなりorz

 艦これの紀伊もおそらく担当されるしずまよしのり氏がしっかり資料調べる派なら最近は遊び心のアレンジは加えていても艤装形状にはこだわっているので長10砲塔にしてくれそうですが、時間がなく画像ググっただけだとA型改3をフジミオリジナル造形と知らず描きそうな不安も。あれが資料に基づいた形状でないと知っているかがかなり大きく。
 名あり艦としては帝国海軍最後の戦艦艦娘になりそうなので突貫作業せずしっかりこだわってくれることを祈ります。最低でも副砲は載せず長10を秋月砲で描いてくれさえすれば…

◇3/30(水)

AGP那珂改二は3/26発売 →電ホビYOの玩具箱さん

 届いたのでざっと感想。可動範囲や外見は他のレビューサイト記事にある通り。
 良かった点としては、塗装に関しては量産品としてほぼ理想の品質、現時点で色移りもなし。体型バランスや造形面でも不満点なし。アームや艤装の拡張性も及第点。
 サービス仕様として通常艤装のさらに後ろに無改造で金剛型や大和型の艤装を重ねて装備可能。

 そして問題点あれこれ。実際見て噴いた腰関節なんでこんな構造にw 今回戦艦と身長差を出すためか全体に小柄、手首パーツすらかなり小さく造形されているんですが…スカート裏側が謎の盛り上がりにジョイントが埋もれるような構造、ここの縦が設計ミスで長さ不足。
 それで腿を大きく動かすとスカートと干渉して応力で尻ジョイントごと分離脱落するわけですが、この直前に斜めに応力が掛かるため軸受け側が破損する模様。案の定亀裂が入ってました。
 応急対処として、スカートの上面から出っ張っているジョイントの肌色部分を押し込むと干渉しなくなり脚を振り上げても脱落しなくなります。
 代わりに支えがなくなり割れていることもあってぷらぷら・胴体内細い軸のみになるため腰回転ができるようになるものの不慣れだと折る危険性が若干。ポーズの時は押し込んで普段は多少出っ張らせておくと干渉で半固定状態になり安全、スタンドなし自立時も安定します。
 製品の過半数と思われる設計ミスらしき初期不良なので、亀裂入っていたら連絡後サポート送りで。

 肩関節は今回はずれ引かなかったのか接着並みに動かない症状もなく、肘と首上下がやや軋む程度。後頭部軸の左右可動がやや緩めでしたがポリシート片を挟んで解消。
 他の部分ではヒールがデザイン上か微妙に低くなっているので自立はなんとかできるもののバランスが悪く、せっかくつま先稼動で調整できるのだからヒールが0.5mmくらい高ければ寄り安定したと。
 そして板で指摘されてない仕様の問題、バンダイは軸に返しを付ける設計癖があるんですが、これ脱落防止<<付け外しに苦労するというデメリットのほうが大きく、肩武装と魚雷発射管はドライヤー持ってこないと困難。硬いのに無理矢理はめようとすると持っている他の部分が壊れそうで凹側調整に。一応玩具カテゴリですがここまで高額帯フィギュアだと子供の比率はかなり低いわけで…付け替え時に他の部分が繊細すぎて破損の危険があるくらいならポロってくれたほうがまだましに。
 手首も今回小さいせいで余計に嵌めにくく、灰色のブレスレットパーツは紛失しやすいので要注意。というか付け替えはまず落とすという前提で箱の上で。
ジョイントも外荒見えにくいので不慣れな場合は動かせる角度に注意。干渉で縦稼動は微妙な範囲ですが…

AGP那珂改二 レビュー写真02 AGP那珂改二 レビュー写真01  あと問題というほどではないんですが、兵装類の設置が軸と凹でばらばら。ここは武器側凸と径の規格統一しておいたほうが互換性出てプレイバリュー真下と思うんですが…
 ついでに袖の目立つ灰色凸ですが腕はオレンジリングの所で袖から独立して回転します。正面から非武装で撮影したいときは後ろ側に回して隠しておけば目立たず。
 あと手そのものが小さいためせっかくの持ち手が…ビームサーベルがせいぜいで銃器系は厳しいサイズ。金剛型の細すぎるうえ貫通穴の持ち手よりはましですがもう少し太い手持ちに対応してくれても…
 総評としてジョイント問題さえなければ造形や品質はほぼ完璧に近いという非常にもったいない出来でした。

艦NEXT紀伊のキット内容はランナー細かいせいで主砲は差し替えで「大和の46cm三連装砲塔は含まれず」という汎用性のなさ。これでは超大和型として考証ミス(副砲全撤去してない・高角砲が大和型信濃用の砲架・配置も大和のまま)なのに46cmに戻して改大和型にすることすらも…orz

 以下毎度のフジミの長10と計画艦の考察不足に関して愚痴。
 中央構造横の高角砲基部はMランナー1枚、副砲塔も細かい部品詰めたKランナー×2と…この分割なら普通に長10は砲塔にして正確な考証案の配置でもたいしてコスト変わらなかった気が。
 これはもう…紀伊を名前だけしか知らなかった初心者くらいしか需要がなく。僅かでも考察したことあったら高角砲の形状とか配置に違和感が残るレベルでかなり悩むと。

 おまけに取説の解説文が適当にググった程度+コストの都合で変更できないキットと辻褄合わせて故意に史実改変とか色々酷い。キット設計する前に国会図書館で現存の部分資料と関係者の証言くらい目を通すべきと。
 副砲二基廃止は大和の改装時から、残り2基も撤去検討したものの長10の製造済み本数不足と大規模変更の余裕がなく見送られただけ。
 砲架A型改3は最新鋭でなく現物作る前の未成仕様、ないよりましで既存の砲架を3.2mm鋼板で囲んだ程度。
 「大和型と同等」は金型の都合で近くはあっても反動計算から全長は確実に増加。51cm連装も大和型に載せるためでなく三連装が不可能な艦体になるため設計流用できる範囲に収めた結果。あと試作呼称は「×仮称甲砲」でなく「○試製甲砲」、自動化で重量増えた点も触れず。wiki等専門家でない趣味の人が書いた記事鵜呑みに改変までと何考えて。@主砲が正式に完成採用されていたら「45口径二式51cm連装砲」(※ほぼ完成していた中止年が昭和17年(1942)=皇紀2602年=二式)という名称になっていたと。
 手抜きにしてもググっただけよりは計画艦をキット化するならそこらのプラモ業界で有名な評論家で構わないので参考意見くらいは訊いてからにしてほしかったと。

 超大和型に関しては同型艦に実戦時の差異もなく同一形状で出す意味がないので、いっそ超大和型二番艦「尾張」も「別の考証案」として副砲は全部抜いて長10砲塔を甲板と副砲位置配置で出し直してもらえないものかと。切実に。
 新規金型なんてLランナー×3のみ、大和の金型流用3種類目でさすがに減価償却も粗方ペイしたと。Dの甲板・M機銃座構造物・Tの副砲基部の変更と長10砲塔×12個ランナーだけ新造すればいいので、甲板・Rランナー程度の大1枚・高角砲ランナーでいけるはずですが。

 今回の紀伊キットは(自称)と付く状態で、砲架採用と兵装配置が大和型そのものの仕様から「主砲塔を51cm連装砲に載せ替えた改大和型・近江(最終改装時)キット」と表現するのが正しく。せめて長砲身と元キットの大和用砲塔ランナー付いていれば「改大和型としてなら」完全に近いキットとして需要もあったんですが金型に手を加える必要ないのに何でそこをケチって…
 新発見の写真資料から立体に反映するスタッフはいても文字資料当たって計画艦の配置案考える担当者おそらくいないと。
アオシマですら由良はアルペ枠で出すまでキット皆無だったくらいで各社図面や写真もない艦は専門外、本当に金型の償却で思いついただけな気が。せっかく出すなら時代背景と運用思想から煮詰めてこだわってもらいたかったんですがその点ブキヤのように変態的なくらい設定と造形の機能性にこだわる社員いれば好評になっていたはずですが…

 超大和型としての考証が間違っていることに目をつぶるとしても、根本的にデザイン面で「80%以上が前に出た大和キットそのまま流用」「高角砲の配置も同一で遠目に主砲身が2本になっただけの大和にしか見えない」「至近距離で観察して高角砲の違いが判っても独自デザインが潰れた角形でダサい」「超大和型といったら秋月型の主砲塔そのまま載せのイメージ強いのでまずそこに違和感」「艦隊決戦兵器に副砲残しても、魚雷特攻しない米艦が射程まで近付いてる次点で護衛が全滅して戦術的敗北中」ともう愚痴しか出ないのが(個人の感想)orz
 一報ではかなり期待してたんですが、昔のキットではできていたことを何で失敗した1/500のほう準拠にしたのかフジミさんの当事者に小一時間どころか半日問い詰めたいところ。
 褒められる点といえば51cm砲が細部造形追加されて出来はいいです。正規に艦名付けての商品で内容正しいかはともかく紀伊の知名度「だけ」は上昇に貢献してくれました。
 これでA型改3をオリジナルでデザインした担当者満足したら次はまともな内容で出し直して欲しいと。造形精度や分割構成に関しては大きな欠点もないので売り上げ不振は長10を秋月型採用の砲塔A型準拠にせず配置も手抜きしたせい。未成艦の人気がなかったと言い逃れせず猛省してもらいたく。

◇3/24(木)

・最後に残っていた旧海軍戦闘艦艇の海防艦志賀は敢えなくスクラップとして消滅したとばかり思っていたんですが…一部は那須戦争博物館(※個人経営)に流れ着いて保管されていた模様。
 当時のリベット工法処理の現物が判る艦艇模型(特に超大型スケール自作)制作者にとっては非常に貴重な資料。ちなみに艦首部は早期リタイアしたせいで一番遺物の多い陸奥も現存してます(陸奥記念館)。

◇3/23(水)

・棚から落下破損した艦船模型の修復を試みるも「並みの苦労では修復困難」という結論に。
 接着部分や精密すぎる部品が多いため新造よりも手間と時間が掛かり気力と忍耐が持ちません。
 「とにかく完成して飾ったら破損させないことが最重要」という当たり前の結果。完成した艦船プラモは地震や掃除中引っかけ対策で台座にしっかり固定・ガラス戸付きでければ透明ケースで保護(しない場合ホコリが積もって大惨事)、その上でケースを棚に仮固定を。

 あと経年でシール剥がれや水転写デカールは紫外線で割れる旭日旗ですが、個人ブログの方の艤装品の表現 その3「軍艦旗と旗竿」という記事に掲揚位置やシチュエーションのまとめが。マニアでないとしらそん状態で一応知っていたほうが役にたつ豆知識。

・いつもの長文、「艦艇模型の艦これ仕様」という制作時に手抜きできる口実と魔改造アレンジ等あれこれ(開閉)、4600字


◇3/16(水)

・不本意にも世界一の文章量で超大和型戦艦紀伊について語られているホームページを達成しているわけですが…
 ただでさえマニアックすぎる艦なうえ仮想戦記でない史実準拠のほうで延々考察するような人は数えるほどしかいないわけで、こだわるにしても普通模型のほうに手を出して立体で考証するので文章で長々語る人はいないだけとも。
 だいたいトンデモ仮想戦記でなく本来の紀伊(第798号艦)が全艦艇で一番好きで51cm連装砲×3基と長10cm連装高角砲「砲塔」×12基は譲れないと固執する熱狂的ファンがどれだけいるか…。マニア以外は超大和型と聞いても「艦名紀伊(仮)・51cm砲と長10積んだ大和よりデカい計画艦」程度と。
 wikiすら不正確な書き流し程度、プラモメーカーですらコスト削減の金型流用最優先(大和の金型から大幅に配置変更すると高く付くという理由)で考証適当という有様。
 再現命の古参硬派モデラーは計画艦や未成艦に見向きもせず、ライト層は(火力が)最強の戦艦というネームバリューでメーカー品組むだけで設計が適正かどうかは気にしてないという。未成艦の場合詳細資料がないため艦の外観を古写真から忠実に再現でなく、当時の延長であり得たif情勢や既存技術を元に逆算し制約や運用面から艦政本部が設計したであろう最終的な配置と選択を自力で考察する必要があるので…

 ちなみに艦NEXT紀伊は3/28発売。大和のまま配置に長10cmはフジミ独自デザインのA型改3、案の定というか…公式写真ですら主砲身が一本足りない大和にしか見えないという。だから長10cmは砲塔で副砲位置にも載せて甲板配置にしておけば差別化図れたものを…。ついでに「未製艦」とか業界の人なら普通しない誤字してる始末。

 そして気付いてしまった事実、大和型の艦体・副砲2残しに長10砲架×12…改大和型「近江」だこれ( 主砲が46cm三連装→51cm連装・砲架+2基追加状態になっているので末期に改装で載せ替えたとして近江"改"くらい。

 艦NEXTはスナップフィットなので塗装必須の艦船模型まったく作ったことなくてもブキヤプラモ作れるなら余裕で組めます。百均ニッパでガンプラのみの場合はゲート処理とか模型の基本くらいはググってから推奨。
 無塗装でもそれなりですが部分塗装やウォッシング・ウェザリング入れるとより見栄えも向上。ちなみに普通の艦船模型はすべて灰色一色だったり艦底パーツだけ赤くらいなので全面塗装必須にグレードアップのためエッチングや真鍮挽物砲身に置き換えたりとだいたい模型沼の深淵、別売りで買い集めたパーツが本体価格の数倍掛かっているとかざら。

◇3/11(金)

信濃はご存じ大和型戦艦三番艦を急遽中止して改装した正規空母。完成前回航中に半ば自滅で撃沈されるという運1確実な不幸艦。推定深度5kmの日本海溝付近で沈んだせいで距離的には近い割りにサルベージ以前の問題で未発見。大鳳は座標こそ残っているもののこちらも翔鶴共々マリアナ海溝の底と不幸空母は軒並み深海に。

 艦これのコンバートは元々信濃用に開発されていたため、信濃(未改造)→信濃改(装甲空母・装甲厚く燃費の悪い大鳳程度)と戦艦信濃(大和型戦艦・微妙に耐久増えた程度)という感じに。

 たぶんノーマルで軍艦色、改で進水時には既に塗られていた迷彩色(弓道着がづほ改カラーに)。戦艦は空母と違い迷彩する必要ないので(戦艦に見せかけようと塗ったパターンもあるくらい)普通の大和タイプで標準色。
 末期の伊勢・日向などは油不足で動けず浮き砲台状態だったので見落としてもらえる僅かな望みに賭けて戦艦でも迷彩、米軍にカモの樹木が枯れてるなんてビラ撒かれる始末でしたが…
 空母の甲板に迷彩とパターン塗装施すのは最優先被攻撃目標かつ鈍足紙装甲・少しでも甲板損傷したら離着艦できず戦力外のお荷物にしかならないため。
 当時から迷彩に劇的な効果はないと判ってはいたものの何もしないよりは…というダメ元だった模様。グリーンは南洋で多い濃霧時に紛れやすい、停泊時に泊地の山林(熱帯雨林)に紛れて迷彩効果を高める、ついでに欺瞞パターンで他の攻撃優先度の低い艦種と誤認されたら儲け物程度。

 艤装は艦これ的には正規空母かつ以前の初期案から変更なければ赤城・加賀デザインの系統(緋袴・肩甲板に弓)、戦艦のほうも大和型準拠になると思われます。信濃までは「大和型(※三重底化・装甲厚減少と微変更)」。

・史実の海軍軍備補充計画で大和型以上の戦艦はマル3計画[大和・武蔵]以降、マル4計画[信濃(110号艦)・四番艦(111号艦・未成のまま解体)]、マル5計画[改大和型1隻(797号艦)・超大和型2隻(798号艦・紀伊、799号艦・尾張)]という予定だったため、信濃とその次111号艦までは大和型。

 ※大和型:45口径46cm三連装砲×3・15.5cm三連装副砲×2・12.7cm連装高角砲×12
 改大和型:50口径46cm三連装砲×3・15.5cm三連装副砲×2・長10cm連装高角砲(砲架A型改3)×10
 超大和型:45口径51cm連装砲×3・長10cm連装高角砲(砲塔)×12

 信濃以降は艦名最終決定されてませんが、紀伊・尾張といえばもう超大和型として知名度が定着、同じく廃案になった八八艦隊計画から引き継ぐとなると111号艦・改大和型は旧「駿河」(神戸川崎予定)と旧「近江」(長崎三菱予定)から選択。
 建造割り当て工廠は横須賀海軍工廠「信濃」、呉海軍工廠「大和・紀伊・111号艦」、長崎三菱(艤装は呉)「武蔵・797号艦」、新設予定の大分大神「尾張」。
 民間建造のこだわりや規模と立地的に有力候補は武蔵後に長崎で建造した改大和型は「近江」、呉で実際2割くらいは建造進んでいた大和型四番艦(111号艦)は残りの「駿河」という可能性が高く。この2隻は逆もありえる範囲。

 ※改大和型797号艦はどうやら空いたドックに割り当てる予定だったらしく(ほぼ大和型なので図面通りなら艦体どこが造っても同じ)横須賀・呉・長崎とこれだけ諸説あり。
 横須賀→空母が専門・信濃用新造の第六ドックも周辺設備がカツカツだったのでおそらくその後は修理用、呉→作りかけの111号と紀伊で手一杯、佐世保→軽空母と駆逐軽巡メインで唯一戦艦担当した武蔵ですら艤装のみ、舞鶴→駆逐専門、神戸川崎→超戦艦を造れるクレーンと長さのドックなし(潜水艦その他量産で忙しい)、と消去法でおそらく最終的に建造専門の大型船台が空いた長崎。

 まとめるとifで超戦艦(全7隻)が勢揃いした場合、大和型「大和・武蔵・信濃・駿河」、改大和型「近江」、超大和型「紀伊・尾張」という面子に。

 @「播磨」は石川島播磨的に候補には挙がるんですが、史実でなく現在の艦これの場合は創作物で播磨といったらレッドサン ブラッククロス鋼鉄の咆哮など国力とか技術力の限界を投げ捨てた頭おかしい巨艦の代名詞的イメージが定着してしまっていて覆しようがなく。
 紀伊が51cm三連装砲のトンデモ戦艦と誤解されるようになった元凶?は不沈戦艦紀伊。RSBCのほうは意外にも史実仕様。
 駿河と近江は前後もしそうですが、超大和型といえば昭和末期以降のイメージでは紀伊・尾張で定着しているので史実ベースなら播磨の出番なし。むしろ何かの間違いで末期にコラボした場合用で温存すべき艦名、おまけにどちらの作品も超大和型(紀伊型)は別に存在。あと駿河と近江も双胴のほうのイメージで…

◇3/8(火)

超大和型戦艦一番艦「紀伊」(第七九八号艦/A-150計画)の兵装を妥当な範囲での確定内容まとめ

 主砲塔:51cm連装砲(45口径)×3基 ※重量・艦体サイズ的に確定
 副砲塔:なし ※1947竣工予定・末期の運用思想では不要なため
 高角砲:10cm連装高角砲(65口径)砲塔A型×12基 ※大和の12.7cmも12基、最低でも同数を搭載・射撃統制可能
 機銃:25mm3連装機銃×52基 25mm単装機銃×6基 ※仮で大和最終時と同数、25mm以下は効果ないため除外
 艦載機:瑞雲12型×6機 ※観測機では撃墜され意味をなさず航空攻撃時の補助戦力、補用機込みなら+1機

 以下いつもの長文、紀伊の搭載兵装(おもに長10cm連装高角砲・砲塔型)に関して運用上の配置・装甲等。
 未成艦のため情勢の前提として、if戦史で一時的に太平洋の米機動部隊壊滅に成功。日米均衡中で再編のため建造期間が可能、兵装関連の開発とそれまでの戦訓から設計改善する時間的余裕あり、資源は南方の通商路の安全を概ね確保でき潤沢、設計通り資材調達と保守整備の維持が可能だったという想定。
 全長は大和(263.4m・全幅38.9m)以上かつ建造船渠の事情で270m〜1割増しとして全長289m程度が妥当、〜300m以内が限度。三連装51cm砲(※これを出すと火葬戦記突破して鋼鉄の咆哮や紺碧の艦隊の艦が解禁されるレベル)が却下されたことからも、300m超えは一から艦体設計が必要になるうえ資材・設備・工期等様々な理由で困難。
 呉のドックが作業エリア含め全長314m・幅45m・横須賀の信濃用第六ドックが336m×62mで、当時不可能な財力と資材でなら物理的にはそのあたりまでの全長は可能。そんな重量バランスや内部構造から見直し必須な物体設計していたらまず終戦に間に合いませんが…
 そして造船の神様と呼ばれても時代の流れに晩年頑固爺と化していた平賀中将は1942年死去。1947竣工なら基礎設計は大和型を転用しつつも溶接全面採用ほか革新的な先進技術やダメコン重視も取り入れ大艦巨砲主義は維持しつつも軽量化と建造コスト多少は節約、拡張性も残した柔軟な設計されていたと。

 大和と同規模準拠とはいえ、若干大型化する主砲塔で乗数的に反動と爆風が増す51cm砲を最優先に、自動化でさらに増えた砲塔付随設備と弾薬艦内移動関連の重量でこの程度は増すと。そして安定性からあれでもコンパクトに詰め込まれていた大和(全速で回避しながら砲撃が可能なくらいの安定性)より多少余裕を持たせると砲塔の高角砲や各種シールド、水密隔壁やダメコン関連大幅増にレーダー関連等最新機器を積む余裕も。
 速度も直進のみなら巨艦になるほど効率が上がり、溶接全採用なら一部使用だった大和より大幅に軽量化と被弾時の周辺被害減少。
 そしてこんな怪物艦を長期行動や長距離突撃なんてさせようもないので燃料・弾薬補給や交換砲身・作業設備等は専用作業艦でも多めに作って随伴や寄港予定地待機で構わないと。
 あと艦隊編成は旗艦紀伊・正規空母2隻(艦戦特化)・秋月型6隻・高速戦艦1〜2隻・他重巡軽重で艦攻は全部叩き落とす気概で輪形陣組むと米国自慢の機動部隊がずたぼろになるという逆七面鳥撃ちに。真似されても最初から足止め艦隊決戦想定なら支障なし。

 ちなみに大和は予定繰り上げで手が足りず徴用工が多く加工品質が悪い部分がかなりあり、急な対空重視へ改装のため急造箇所も多く。長10cm要望したものの現物不足で却下、副砲も本来は全基撤去のはずが即時用意できる高角砲が足りず2基は放置、機銃のシールドも間に合わず流用だったりつけなかったりという世知辛い有様。武蔵なんてさらに時間と機材不足で大和より対空火器少ないという。

 紀伊の場合は三連装機銃もないよりましで配置踏襲して全部載せ、シールドもすべてに設置。ただこの「シールド付」は元々「×防御 ○防煙」で…敵機の機銃掃射で普通に貫通される紙装甲以前の問題(厚さ3.2mm)、砲煙や排煙が流れ込んできて咳き込んだり視界不良を防ぐためだけのもので、投下後の攻撃機に接近された時点で映画「男たちの大和」のような惨状になります(装甲施すと1基あたりが重すぎ総重量で不可能なため世界共通)。

 高角砲は長10cmでも砲架のシールド式は同様の紙装甲、これが「密閉砲塔」なら駆逐艦用のため一部が二重構造、爆弾の破片や機銃弾程度ならぎりぎり防げる範囲に。そもそも51cm砲を搭載すると爆風が46cm砲よりさらに跳ね上がるため砲架では被害が出る恐れが。機銃座も当然全周シールドでないと回り込んだ爆風でも大惨事(機銃射程では基本主砲撃たないにしても)。
 元々帝国海軍は戦艦以外は魚雷満載に大口径主砲載せるためトップヘビーで重量を火力に回しすぎ重巡ですら主砲装甲平均25mm(米艦はもっと厚め〜2倍)、駆逐は波よけ程度の3.2mm規格の鋼板だけ、艦体ですら20mmあればいいほうで普通に機銃掃射が貫通という有様。※戦艦でも艦橋など上部構造の外壁も重要区画以外は重量の都合で同じく3.2mm多用。

 秋月型は防空戦闘メインのため高角砲が潰されては話にならず、末期ということもあり航空機がヤバいと判りきっていたためあの駆逐にしては大型の砲塔形状に。砲架式と見比べると判りますが最低限のカバー必要部分よりさらに外周を覆ってます。
 ちなみに旋回動力も長10cm砲塔は20kw電動機、これが砲架型(大鳳用)だと15kwに落として軽量化。砲塔の場合は半自動装填・仰/俯角も高出力で機敏。
 搭載重量に余裕のある紀伊なら装甲厚増やしさらに高出力の発動機もしくは個数追加した可能性大。紙装甲では不安なので動力の強化と同時に装甲を多少(25mm〜50mm)は付けた10cm連装高角砲塔「砲塔B型」を開発する可能性も。それ以上はさすがに数載せる分重すぎ復元力に余裕のある超大和型でもトップヘビー問題が発生しそうなので。全幅増やして低下する速度を高圧缶積みまくって補えば無茶もできそうですが燃費と安定性は…独逸製工作機械必須。

 これらの最新兵装をすべて搭載、建造時の工員技術も完璧なら文字通り帝国海軍最後にして世界最強の火力と防空火器を備えた戦艦が完成していました。
 問題は米国と比べかなり遅れていた自動化とレーダー、連動システム面で…。紀伊が建造される世界情勢=開戦が遅れて猶予があったかちょび髭がミスせずソ連を追い込めた状況、旧軍最大の問題は情報と兵站軽視・精神論・外交下手ですが上手く立ち回り独逸謹製の最新機器や工作機械を大量導入できていたら最大級の戦艦という利点を生かした驚異的な防空能力も真価を発揮したと。史実の技術レベルでは世界屈指のハード設計完成度に部品精度とソフト面が追いつかずorz 先進国でも充分進んでいたほうなんですが米国と独逸が突出しすぎ…というか帝国が軽視しすぎ、陸海で予算の取り合いや重複ジャンルを個別発注の余計な浪費に、見た目でよく判らない安全性方面や根性と訓練で補わなくてもそれ以上に高性能な先進技術を軒並み軽視していたのでorz

 仮にif歴史で紀伊が奮闘、空母も対艦攻撃諦めて艦戦ガン積みに敵空母群は高速艦で足止めして護衛戦艦ごと主砲で粉砕戦略ができていればあるいは…それでも米帝プレイに押しつぶされて勝てはしなくても世論の厭戦気分引き出せて講和に持ち込めた可能性も僅かに。あのチート生産力は戦略兵器一隻や二隻で覆せるほど甘くないんですが。
 ターターまでいかなくてもレシプロ機なら問題なく一掃できる対空システムさえ構築できたら(ぶっちゃけパクって当時の米軍と同等でも)人的被害が甚大かつ戦艦が一周して有効なのでは?と勘違いしてくれて隔週刊空母やめてモンタナ級開発に注力してくれたら儲けものという感じで。

@過去ログ含め度々興味のない人にとってはどうでもいい駄文(最近は長すぎた場合折り畳み、ページ内検索で「開閉」が付いたリンク)で艦これの世界観や艦娘に関する設定考察や推測を長々と書いてますが、「艦これ・紀伊に関しての設定や考察アイデア」は権利主張しないので自由に使ってください。
 艦娘の紀伊は本家運営や絵師がおもに艤装の配置案を参考に拾ってくれたら理想なんですが、世界観や艦娘に関しては公式があえて細かい設定してないのでそちらは二次創作のファン小説でも書いている方用に。
 考察が自分のイメージに合っていたり納得できる部分あったら転用なり独自解釈で一部だけ使うなりご自由に。誰でも思いつきはする物も多いので特に引用時の表記やコメントなしで結構です。
 過去ログ見返してみたら無駄に文字数だけは多く、以前のものと一部内容重複していたり読みにくかったりと駄文ですがSS書く予定もなくチラシの裏で消えていくには微妙にもったいなかったのでリサイクル歓迎で。

 「紀伊」に関しても実際の艦で仮想戦記に出す場合も、トンデモ仕様でなく史実準拠艦としての紀伊なら配置案も参考自由で。というかこれは必然でこの配置と採用兵装に行き着きますが。
 イラストや渋マンガで艦船キット版そのまま描くなら立体物としての意匠のほうは(C)F-toysさんは明記で。兵器自体に著作権はありませんが、最初に理想の配置を製品立体化してまとめてくれたので意匠権に配慮はもちろん敬意と感謝を表して。
 個人的に紀伊には「51cm連装砲×3」「長10cm連装高角砲(砲塔)×12」を前後の副砲位置と甲板左右各3・上部2で配置するのが超大和型として完璧なシルエットなので賛同者増えるのは大歓迎。
 一人でも多く史実準拠で考証した紀伊にこだわりのあるファンが増えて欲しい、それだけが私の望みです。

 艦娘のほうもオリジナルで出す場合、艤装の配置や設定面も転用ご自由に(気に入らない部分は改変OK)。まず知名度がマイナー枠にもほどがあるのでもっと紀伊の存在を知ってファンが増えてくれたら…。搭載数と艦娘アレンジした配置なら基本情報なので艦としての意匠権関係なく特に何の表記もいらず。
 ちなみにオリジナル艦娘の艤装を想像する場合、実際に砲塔を動かしたときにどの方向まで動いて狙えるか、視界や砲の死角や一斉射撃の門数や弾幕に影響ないかも考えてデザインすると合理的で自然なスタイルに。

 あとF-toys製「戦艦大和の生涯」(※公式)に含まれる第七九八号艦が実質最新考証版1/2000紀伊横から撮影の完成形。
 フジミさんが金型の都合で大和そのままキットに主砲51cm連装砲…はいいんですが、長10がオリジナル砲架シールドに載せ変えただけになっていて個人的には非常に納得いかず。
 理想像はこのF-toysさん製のような長10cmは「砲塔」で旧副砲位置×2・甲板上に×6・上部×4を置いて合理的な検証と一目で紀伊と判るシルエットを再現したこちらの最新考証を取り入れた配置。
 元々紀伊好き自体がマニアックなうえ某商業仮想戦記の影響で鋼鉄の咆哮並みの艦だと思っている人が多数いるので、「史実の計画案で予定通り建造された場合」を機能・運用面と当時の最新兵装から逆算してほぼ決定稿にまとめ上げたこちらのデザイナーの方はかなりのマニア。マニアでなければ信濃と紀伊を入れたラインナップなんて出しませんが。
 製品の仕様上フルハル・洋上2種展開でカラバリ欲しかったという感じで迷彩版もありますが、こちらはスタッフのノリなので個人的にはちょっと…。空母はともかく防空戦艦が泊地で熱帯雨林に紛れてやり過ごす意味は皆無、しかも隠れようのないレベルの巨体。仮に迷彩施すにしても武蔵のような夜間の視認度下げるためか洋上欺瞞パターンと。

 艦体サイズはさすがにコストという最大の壁で現在までに各社から発売された超大和型のキットはすべて大和型流用、実際は前述のように若干大型化していたはずですがそこはさすがに大型金型を専用で作るなんて採算取れそうにないため再現は厳しく。普通の艦船プラモですら爆売れするわけではなくペイするために年単位見込んでいるので…


そして以上を踏まえて艦これ版「艦娘の超大和型戦艦・紀伊」に関して。
 所持装備(5スロ):51cm連装砲 10cm連装高角砲(集中配備) 15m二重測距儀+21号電探改二 25mm三連装機銃(集中配備) 瑞雲12型 (※初期と改装時所持合わせての理想)
 設計的には大和の系譜なので艤装デザインも51cm連装砲塔は三連装46cm砲と同様のマウント方式、第三砲塔だけ横しか向けない設計ミスしているので基部を背面に伸長して真後ろも指向できる構造かねんどろいどのようなアーム(もう少し正規のごついフレーム)で頭越しに前方射撃可能に。

 長10cm連装高角砲塔も主砲塔と並んでデザインの命なので、左右に分かれた船首部分(大和の1.5倍は伸長)の甲板に段差付けて各2・横置き妥協で副砲のように船腹設置各1。主砲基部を横に張り出して干渉しない内側船体に甲板設置で各2・リアの肩後ろあたりの高くなった部分に各1、で全12基が旋回範囲確保したまま無理なく配置可能。
 空いた隙間スペースにはデザインくどくならない程度に三連装機銃(シールド)で。こちらは全載せ無理なのでまあ程々に。

 これに艦体が大和は身体のやや後ろで途切れ上から見て「コ」のようになってますが、背面左右に後ろに張り出した艦尾と飛行甲板を左右対称に付けて艦尾側やや短め「H」型シルエットにすると決戦兵器に恥じないボリュームに。
 立ち絵的には艦体接続部を多重可動にして、左右艦体を下に向けて艦首が海面ぎりぎりポーズなら大半の砲塔が画面に収まり強そうなボリュームに。
 もしくは上部の主砲基部フレームはリア接続そのまま、下部を金剛型のように追加で上下分割して左右の艦体を金剛型のように独立稼動させれば甲板や長10や機銃配置するスペースも大幅増。
 バンダイのAGP部署が実績ありその道のプロなので相談して立体で実際可動しても不自然でなく完成度の高いデザインにして欲しいくらいですが。むしろ2万の大台でも構わないので目玉商品として製品化前提で。

 服装も大和と同系の紅白制服、別に坊ノ岬行ってないので片ニーソでなくせめて普通のニーソかタイツに。もしくは極端に艦齢短かった大鳳が実艦は大和型と全長たいして変わらないのに「駆逐艦の方ですか?」な体型だったので、いっそ同じく駆逐艦体型でスパッツでも。グラーフもですが未成艦や短命だった最新鋭艦は開き直るほど実戦してないせいか片ニーソ組以外基本パンツ見せない方針っぽく。あと袖口が多少姫袖とかだぶ袖だとなお良し。
 艦体すら完成していなかった未成艦ということでもう清霜がキラキラした目で夢を実現した駆逐と勘違いするようなロリ艦でも(個人の感想)。既に国内戦艦は紀伊と信濃以外出尽くしてしまったので(残りは本当の概要決定程度)、超巨大な超戦艦艤装と小柄なキャラというギャップができるのは最後の紀伊しか残ってなく。

 キャラ的には史実絡みがないとはいえ実装済みの艦娘もイラストに合わせたキャラ付けが大半で、所属/従事した任務・乗員の小ネタ・姉妹艦・元同部隊艦へ言及程度。
 基礎艦体だけで未成のグラーフ、沈んでおらず今でも健在のアイオワ級まで実装と「沈んだ艦の魂」という前提は既に崩れてアイオワは生き霊かつ春には各鎮守府に現れる分霊乱発状態。
 つまり計画されていた艦への人々の思いから概念が生まれた付喪神的な出自でもおかしくなく。
 戦中世代が後から耳にして「最後の超戦艦が完成していたら大活躍したろうに…(妄想)」や、各出版の火葬戦記や小説類読んで「51cm連装砲は浪漫、高角砲で対空無双とか最強戦艦っぽい?(誇張)」など勘違いした最強厨の願望や大艦巨砲主義浪漫への熱望を集めて回って艦娘の大型建造ドックにぶち込めば存在しなかった架空装備すら作れる妖精さんなので普通に生み出してくれると。
 そして過去からの転生でなく初めての誕生かつ艦本体もなく艦娘が初なので着任した提督が初めての上官・艦娘も全員初対面。生まれたてなので人生経験なく天然電波になるか、仔猫のような何にでも興味を示す天真爛漫、人間関係まったく判らないので超人見知りなど性格は色々想像できて。

 セリフまわりの絡みも艦娘との関係も知り合いこそいないものの全員艦娘になってからは初対面のようなもの。
 従姉妹くらいの大和や武蔵に憧れたり武勇伝を何度もせがむ、同じ長10砲塔持ち繋がりで秋月姉妹にコツを訊いて回ったり対空射撃訓練に勝手に混じって叱られる(燃費的に)、出自的に仮想戦記小説好きだったり間違った知識でツッコミ入れられる、ゼロから戦艦になったようなもので清霜がキラキラした目でしょっちゅう困るような質問しつつついてくる、信濃と戦艦として当時活躍したかったねーと黄昏れる、大鳳と駆逐艦のryで親近感(RJも)、現代文化的に仲の良いネット仲間漣や同人作家秋雲先生、紀伊国と言えば伊勢の隣で地元ネタや同席した師匠に瑞雲はいいぞと勧誘される、すべてが初めて見る物なので唐突に予想外の艦娘の所に出没して和ませたりハプニング…などなど。
 当然自分に関しては51cm連装砲の威力・長10cm砲塔満載の防空能力も自慢しまくり、数々の小説での活躍を自慢して暖かく頭なでられたりツッコミ入れられたり。あと戦後艦どころか現代っ子なのでイージス欲しいとかミサイル積みたいは普通に言いそう。

 ネガティブ面では設定された兵装のスペックと経験の差から本来単艦で無双できる性能を引き出せず秋月防空CIのある大和くらいに収まり褒められはしても内心本当の力が出せたら…となったり、空気読まない艦娘に実戦経験もないくせに!とケンカの勢いで言われてガチでへこむ、誰?という感じで愛想笑いされたり無視はされなくても仲間内で固まっているときぼっち、燃料使いすぎて足りない・砲身焼け付いちゃった!?とミスをやらかす、当たれば一発で沈められるのに!と半泣きになりつつ外しまくる(当たると見事な一発撃沈に大はしゃぎ→油断するなと叱られるのがお約束)、帝国海軍最後にして最強の戦艦!と名乗ってしまい霞や矢矧にシメられる、攻撃機なんて余裕!→なんでこの人達避けてくるの!?(村田殿や友永殿)と演習中破、など別にセリフも過去に縛られているわけではないので着任してからの人間関係ややらかしそうなことで絡みはいくらでも。

 要するに早く紀伊を実装して欲しいというだけの話なんですが! 沈んでないため出現マップや作戦の制約もなく、もう唐突に作戦と関係なくイベントの度に掘りマスが変なところにあるイベントの風物詩艦扱いでもいいので…

◇3/5(土)

・ヒからフジミ模型の開発担当者の方が写真投稿で艦NEXT紀伊の細部彫刻済み51cm連装砲と高角砲(製品版はほぼこの造形)。
 主砲塔のほうは文句ないんですが…やっぱり長10cm連装高角砲が砲架A型改3(想像図)にorz
 ご覧の通り砲架型に爆風・破片避け全周シールドを追加した物体、改3は「戦艦」信濃設計当時に計画案のみだったため旧版の時点からフジミの想像したオリジナルデザインで外観資料は存在しません。
 12.7cm連装高角砲より砲身が太く長め、接写して判る細部が微妙に違う程度なので差異を出すため角張ったデザインにしてます。以前からなのでこの方でなく前の1/500超大和型担当者と思われますが。
 元々紀伊は最後の艦隊決戦兵器として計画された未成艦(予定では1947竣工)、コスト度外視なら秋月型採用で実績もあった10cm連装高角砲「砲塔A型」のほう採用したと。信濃(戦艦)は大和型で再設計せず載せられるのが砲架しかなかっただけ。余裕さえあれば防弾性能・装填/給弾間隔・旋回動力規模と全体的に劣る砲架にするメリットはなく(砲架式は設置が楽・軽く動力も小規模で・予備弾が少なく直撃時の誘爆率が低い)。
 何度も主張しているように性能的な観点に加えて見た目の差異的にもここは砲架でなく砲塔型を採用するべきだったと(秋月型用砲塔そのままの外見でいいので)。
 旧キットでは副砲撤去できていたのにそこで金型制作費ケチって強引に大和型配置のまま主砲塔と高角砲だけ差し替えという手抜きが納得いかず。
超大和型戦艦紀伊(第七九八号艦)最新考証版  あと単艦特攻でもしない限り重い割にリスクが増して使う場面はない副砲いらないので…。副砲射程に敵艦=射程の短い重巡以下で護衛重巡やそれこそ高速戦艦の出番。超大和型の本分は敵戦艦を一撃確殺、自艦は沈まないよう徹底的な艦隊防空込みの対空防御。

 理想はやはりこの最新考証版配置。これに加え長10cm砲塔は甲板の前後4基は元副砲位置左右やや後ろ程度に配置して割り当て方向の明確化と防御面に配慮、上部砲塔も基部を張り出し旋回自由度もっと確保、空いたところはそれこそ三連装機銃盛ったら完璧に。F-toysのモデルも竣工時といった感じなので完成していたら最終仕様はさらに防空戦艦化が進んでいたと。

・またすごくどうでもいい長文、艦娘の艤装で不自然な部分や動力・重量まわりの考察(開閉)、6800字

◇2/23(火)

艦娘の兵装サイズと威力考察、いつもの駄文※大幅脱線(開閉)、7100字 →wiki大日本帝国海軍兵装一覧


◇2/21(日)

・艦これ改(vita版)のアイオワようやくネタバレ。
 以下いつもの真っ黒駄文で個人の感想と今後のしずまよしのり氏デザイン超戦艦への要望
 キャラデザ的には無難なアメリ艦、艤装のほうも主砲は16inch=41cm砲なので大和式にマウントする必要もなく標準的な配置。第四主砲塔ないので空いたスペースに詰め込むのはありなんですが、さらに後甲板or艦橋や4連機銃の集中配備など盛って他の砲塔容積くらいボリュームあったほうがより見栄えのバランスは取れた感じに。
 普通すぎてあまり強そうには見えないというか…元々アイオワはそこまでハード的には強くなく(パナマックス制限に詰め込み、電探・自動化・対空システム・ダメコン等見えない重要部分が近代化)、ライバルも大和でなく金剛型&長門型想定設計なので史実艦通りとも。ただ改二でここにトマホークのランチャーをガン積み見越したデザインだったら色々な意味で噴くんですがw

 あと大和もですが前甲板+艦体部分短かすぎ、全幅と同じか短いという寸詰まり(細い艦体に強引に積んだアイオワ級だから故意?)になっているので紀伊の時は前後の長さ1.5倍くらいにしてくれたら。
 それこそ前甲板には甲板直と段差付けた副砲位置で2基ずつ長10cm連装高角砲塔載せてくれてもいいくらいで、主砲の前後に余裕できれば長10を下部の左右で4(※艦娘アイオワもその辺りに5inch砲2基は確認)、大和の対空機銃座のように張り出し甲板もしくは舷側に甲板自体を造形で前後に分けて4基積めば夢の高角砲塔12基で完全再現も。
 スペースの都合で艦娘の七割以上が搭載兵装半減やら対空火器省略されているので信濃や大和改二含め初期デザだった大和以上に新規デザインする大和型以上の超戦艦は数の省略控えめで搭載兵装を描き込んでもらえると嬉しく。
 毎回デザイン的に後部甲板忘れ去られるか申し訳程度なんですが後部に張り出して飛行甲板や高角砲載せで有効活用できる上から見て「コ」でなく前が長め「H」に近いシルエットにしても。
 基本的にしずま戦艦は背負いハンガーから繋がった基部より後ろ活用せず装甲板やフレームだけが多いので、アーガマ級でいうエンジンブロックなしのようなシルエットで前々から重量バランスおざなりと。最後の戦艦なのでボリュームも自重なしで扶桑さん並みに画面占拠する勢いで盛って欲しいところ。

 元からイラスト専門の絵師はプラモや立体造形に興味ないと二次元の嘘でごまかせるため実際立体になったときの可動域や兵装の運用、攻撃されたときの角度別迎撃なんて想像もしないわけで、むしろフミカネ氏のような立体想定して玩具化の分割やパーツ構成・金型考慮まで設定書出してくる万能タイプが稀少なんですが。その点神姫シリーズのデザイナーは大半がそのジャンルでは一線級なうえメカも少女も描けて本職ロボ絵だったりプラモやフィギュア方面も趣味が高じてプロ並みだったりと異常な戦力が集結してましたが。
 いわゆる超戦艦(大和以上の超々弩級戦艦クラス・アルペで広まった割りにやたら使い勝手いい呼称w)を制限なし・AGP前提でフミカネ氏に任せた場合、超戦艦どころか超兵器的な見た目の物体が完成すると思われます。
 自重しないなら武装脚ユニット、副腕自重にしても金剛改二のような武装アームorアクティブシールド、史実全武装載せはもちろん大型化した左右艦体に霧まがいの展開ギミックや戦艦でも手持ち砲、可変でビーグルとか超戦艦と呼んでも名前負けしない物体が。
 ビス子はあれでも他の絵師に合わせてかなり自重しているので(ほぼ裸から装甲の塊まで多芸)、少なくとも脚部とリアが盛大にボリューム盛られるうえ可動域や運用想定して設計されるのでバンダイとAGP商品化前提で相談すると最終形態的な代物に。
 米艦娘は元々米国が多民族国家なだけに持ち回りか艦種別で他の絵師担当にしそうですが(しばふアイダホ、くーろくろエンプラ、UGUME重巡、コニシ軽巡、イチソ駆逐など)。
 ほか未実装国でまともな超弩級戦艦まで造っていたような国はフランスとイギリスくらい、微妙ラインでソ連、スペイン、オーストリア、ギリシャなどが各1〜2隻程度。おまけに中華版の戦艦少女が既に粗方国際色豊かに実装済みで後追い感が。本家日本発というのを生かすとなると未成艦や計画艦上等で展開が無難に。1/8ログに未実装・未成艦まとめてありますが米艦祭りしなくてもまだ国内大型艦の弾は残って。

◇2/19(金)

・小ネタ:史実の「弩級戦艦」=ドレッドノートクラスの戦艦(旧型の河内・摂津)、それより以前の小口径舷側砲を満載したようなタイプが「前弩級戦艦」(三笠とか初瀬の世代)。
 WW2開戦前あたり以降の帝国海軍の戦艦は金剛含めすべて「超弩級戦艦」に分類、弩級戦艦以前は全部退役か予備艦。
 それを逸脱したレベルの巨艦、ぶっちゃけ大和型を「超々弩級戦艦」と呼ぶこともあるんですが(人によっては41cm砲で超々弩級・大和を超々々弩級なんて謎呼称に)、46cm砲なんて積んだ戦艦はほかに現れなかったためわざわざ分けなくても大和型で通じるのでことさら別枠で分類することは少なく。
 これが計画・未成艦含めると仮想戦記常連のトンデモ大艦巨砲主義海戦開幕で紀伊・尾張・モンタナ・H44など怪物クラスがこのカテゴリ。というか日本以外は最新計画艦でも41cm砲予定だったのに46cm砲普通に運用中→51cm砲も造る余裕さえあれば積んでいたとか骨の髄まで大艦巨砲主義。

 アルペジオの場合は歴史関係なしに艦の姿取っているだけなので超弩級=大戦艦、大和型=超戦艦という判りやすい呼称を採用(それ以前に旭日シリーズが厨二的にすごいという意味合いで連呼w)。文字数少なく字面で強そうと判るので便利。さすがに戦史マニア相手に使うと噴飯物ですが普段の通称としてならこちらのほうが使い勝手はよく。
 というかフジミが紀伊を名乗る改大和型ver1.5的物体をブログで事前発表したとき普通に「超戦艦」と使って。

◇2/15(月)

・vita版先行実装艦は米アイオワ級戦艦一番艦「アイオワ」で確定、春イベでブラゲのほうもアイオワ実装。
 本気でそろそろ紀伊か信濃を…。信濃なんてスタンバイ中発言から二年半近く経過。

 ついでにフジミの艦NEXT「超大和型戦艦紀伊」が案の定ほぼ大和キットのままでは総不評というorz
 副砲塔降ろして長10cm連装高角砲「砲塔」×12基搭載で発売までに作り直してくれたほうが…。3月発売予定なので手後れで強引に大和キット+長10砲架A型改3と主砲ランナー追加だけリデコで濁すつもりっぽいorz 早々とパケ絵完成済みですがこだわるところが違うと小一時間ry

 副砲なしに甲板に長10置いてるだけましな旧1/700キット(たった2年前)すら「長10cm砲架A3×4・51cm連装砲×1の小ランナー」3枚追加、甲板パーツに設置穴4個あけただけで残りは大和と同一なんて事してましたが何故ほぼ全流用で超大和型としては考証ミスの塊だった1/500の配置でわざわざorz →理想の超大和型最新考証版(F-toys)
 最後の希望はフジミから秋月型出てるので長10砲塔だけ付けてくれたら救済策になるんですが…問題はあのキット甲板丸ごとのランナーに高角砲4セット分詰め込んでいて金型新造もしくは謎の駆逐甲板付き3枚必要という。
 ぶっちゃけ主砲を46cm三連装→51cm連装・高角砲座を12.7→10cm砲架・艦尾甲板周辺武蔵に置き換えた大和最終時キットなのでこれで紀伊を名乗るのは複雑な。
 遠目に差異が「主砲身が一本少ない」だけ、近くで見ると「砲架シールドが角張っているような気がする」程度というのがもう。

 「超大和型紀伊」としてなら、1.副砲の位置に長10砲塔、2.誇張でもいいので主砲身太く長くしたコンパチパーツ付きでアピールする、3.長10cm連装高角砲はシールド砲架A3でなく砲塔型にして一目で判る差異を出す、4.同じく艦橋周辺の長10は一部甲板に設置して遠目でも違いが判るようにする…が最低条件と。

◇2/7(日)

・2/7(日):ワンダーフェスティバル2016[冬] 幕張メッセ →電撃まとめあみ(新ブロ)ギガジン

 コトブキヤ可動関連、FA:Gはバーゼラルドとフレズヴェルクの無彩色原型展示。メガミデバイスも前回は仮ヘッドでしたが4キャラパネルと試作で展示。

 プラ神姫の白子・黒子も展示。顔の印象は当然変わってますが外見とクオリティは完璧、不安なのは間接強度と摩耗耐性だけなのでなんとかしてもらいたいところですが。もういっそ腕と腿は本家と同じ高強度ABSの無垢パーツにしてポンチ別売りでハトメ留めでも。
 人気所リファインして慣れたら最難関のバイクペアに挑んでもらいたいところ。プラモならデザイン的には可能なフィル山さん(レラカムイ)もワンチャン(商品化アンケに賭ける)くらいは…。ただリペ含め発売済み神姫は全96種+未成4(バイクと武器ペア)なんてことになってるので順番回ってくるのは一体いつに。

 ダライアスバーストからfigmaアイアンフォスル。Ti2なら納得できるんですが(むしろ欲しい)、何故「figma」枠でヒストリカを…という物体。いや嬉しいんですが初弾でこけて続かないのが怖すぎるのでそこは出し惜しみなしで名物グレートシングが欲しかったとorz 
 ヒレ・口と砲塔だけ動けば充分なので普通にコスト減らして本体非可動フィギュア枠で出してくれても。客層が求めてるのは高額フル可動よりデカ物お魚艦隊を並べたいんですが。


・フジミの艦NEXT超戦艦はプレートもでかでかと「超大和型戦艦 紀伊」塗装済み見本展示
 あー…案の定また改大和型ver1.5状態(副砲塔積みっぱなし、全部上部構造に10cm連装高角砲が砲架A型改3)でしたorz 以前の1/500キットそのままの配置。
 艦体サイズは金型の都合で仕方ないにしても何で紀伊名乗りながら無用の長物の副砲を。おまけに大和の流用だからと機銃座を艦橋周辺の甲板に集中配備で…売りになるシルエットの差異を出すならそこは長10砲塔を置くべきと。
 このまま強行するなら本当に「秋月搭載型の10cm連装高角砲(砲塔A型)×12基分のランナー」付けて欲しいんですが。入手面倒なあれさえ揃ってるなら買って自力で大規模改装して本来の超大和型A-150仕様に。

 個人的にはFトイズのこの配置が理想、次点で連斬。兵装に割く重量に余裕があるなら旋回速度・給弾と装填間隔が段違いで多少の防御はある砲塔、邪魔な副砲も撤去すれば爆風半径広すぎの主砲と同時使用はしないので甲板前後にもう少し対空兵装置くスペースも。
 根本的に砲架A型改3は開発中止になったため外見資料残っておらずフジミの想像デザイン。前のキットでパケ絵は長10砲塔なのに現物砲架は本当にショックが…というか1/700なのにNEXTで前より考証古くなってほぼ改大和型とか何考えて。これではリニューアルする意義が考証ミスで台無しになっただけという。塗装前提なら旧キットのほうが配置がまだましとかどうなって…
 前キットのパケ絵CG(松野正樹氏デザイン)配置そのまま製品化してくれたらベストだったのに何故出来上がった中身のキットはあんな事に。

 もういっそ高角砲塔は第一・二副砲の位置に正面1基、その左右甲板各1(計6)、艦橋構造横の甲板に間隔開けて左右舷中央各1、上部構造に左右2基ずつ(全12基)、空いた空間にシールド機銃座満載の方がバランスもよく。
 紀伊のコンセプトは「大和以上の対空防御と主砲破壊力を備えた防空戦艦」なので、主砲による対艦戦闘以外の敵機襲来時には最重要兵装の高角砲の効率最優先にしてもおかしくはなく。
 初心者にとって定価高め帯なので最新の考証準拠でもう少しデザイン的に大和と違う部分のアピールをするべきだったと。
 あといつもキットで機銃の銃身がオーバースケールしてるので、こんな時こそ主砲身を強調した長めでもっと太い物と標準で2種類付けても。

 「10cm連装高角砲は砲塔で」「副砲はなくす」「下段高角砲塔は甲板に配置」「太めの主砲身をコンパチで付ける」これだけで売上が大幅に変わるのは確実なんですがフジミさん史実艦の資料は収集反映しても計画艦の考証担当者いないんですかorz

 ぶっちゃけ現状で発売されたら「大和の主砲と高角砲を配置そのまま交換しただけ」なんてことになるので、全塗装前提でアオシマの総旗艦ヤマトのほう買って魔改造して霧の超戦艦キイにしてもスクラッチの手間は大差ないなんて事に。「スナップフィットかつ成形色で手軽に再現できる」の売りを肝心な部分が再現できず要大改造なんて仕様はあんまりな…

◇1/31(日)

フジミ模型のブログにWF冬の新製品の発表展示が概要だけ発表。
 >○1/700艦NEXT 1航戦所属空母・超戦艦

 …超戦艦!? アルペ枠なら総旗艦ヤマト型の呼称ですがスナップフィット取り入れた初心者向けスケモシリーズ(大和・武蔵発売済み)なので…艦体流用の超大和型が濃厚(艦本体の大型化は予算的に無理なので仕方なく)。
 たぶん金型減価償却でもう一種類出せるやつあったー的な判断、紀伊がリニューアルで出ること自体は嬉しいんですが…過去ログでも散々不満漏らしている、以前発売の1/500で「副砲載せ・高射砲を砲架A型改3 ※1/700は副砲→長10砲架」をやらかしたフジミですorz
 大和や武蔵はしっかり新考証で新たに判明した部分改修してるので、超大和型キットもしっかり10cm連装高角砲は「砲塔A型」にしてもらえたら嬉しいんですがタイミング的に既に試作原型完成済み。担当に重要ポイントを熱く直訴する紀伊ファンでもいない限り前回同様「大和型最終の主砲身と高角砲(砲架)を差し替えただけ」の改大和型ver1.5的な物体をお出ししてくると思われますorz
 アオシマだったら頭おかしい(最上級の褒め言葉)レベルでマニアは大喜びの悪乗りオマケ付けてくるんですが、フジミは…よく言えば確定資料に忠実(その割りに意図的な強調で砲身直径とか細かい部分のスケール感変更)・悪く言えば面白みがないので独自考証が必要な部分があると触れずにスルーかおざなりになるという方向性の違いが。

 高確率で長10は中途半端に角張った砲架シールドで12.7cm連装高角砲座と見た目大差なし。副砲塔位置(揚弾/機銃弾薬区画の直上)の重量も給弾も理想位置ですら砲塔型採用しないのはおかしいと思わなかったんですかねあれ。
 51cm連装砲も砲塔が46cmと同一形状とサイズで前盾形状も同じく平面長方形・試製の二番砲身穴塞ぎなくし中央に若干寄せただけ形状、前の1/700は観測望遠鏡が中央に変更されていたので原型流用にしても追加ランナーで金型新造なのに何でそこで手抜きを。
 砲塔側面の前方も他艦の連装砲のような角度を大きく付け正面面積減らすのが妥当なんですが何でやる気なく3門用の前盾スペースそのまま2門なんて見た目で貧相になるやっつけ仕事を…。大和型艦体に積むなら砲塔全体を一割くらい大きくしてもいいとは思うんですが。砲身もフジミのキットに砲身の精密さは誰も期待してないので前キットより太いくらいでも文句は出ないと。というか初心者向けなら細い棒パーツでしかないので主砲はスケール準拠・大幅に太さ強調版で2種類付けてくれても。それ以上こだわる人はどのみち真鍮パーツ置き換えするので。

 どうせ新金型で作るならこだわって欲しかったんですがもう賽は投げられたので…新考証仕様で採用されているか、当日現地で物申す人がいて修正することを祈るしかなく。未成艦は担当にもう少し徹底考証するスタッフを…
 高角砲を全部砲塔にしても本体の変更点は艦橋周辺の基部程度でほかそのままなので、差分パーツ自体は差し替え主砲塔と合わせ1ランナーで済むと。艦載機は前キットが零偵と零観各2機でしたがまあここは晴嵐とか瑞雲だったら嬉しい程度で余裕なければそのままでも。
 ぶっちゃけ昔の連斬が完成品ということ抜きにしても後発プラモ以上の人気維持しているのは「見た目で大和との差別化」という点で…。長10の上部構造6基は基部のスペース作り直し的に砲架で妥協するにしても、甲板直設置と副砲位置は砲塔の外見にして欲しいところ。もしくは1枚ランナー付けてお好みで、で秋月砲ずらっと付いていればまあ…。装備セットは含まれる秋月砲の数が少なくて12基揃えようとすると複数買いであまり置き換えしない余剰が山のように出るという。

◇1/28(木)

・艦これの超大和型戦艦「紀伊」妥協デザイン案 ※実艦での理想配置はFトイズ最新考証版の紀伊(下)
 何度か長々と語ってますが妥協するにしても絶対に入れて欲しい部分を。
 A-150計画案の搭載兵装は51cm連装砲×3基・長10cn連装高角砲塔×12基。wikiは以前誰が書いたか長10が秋月型(4基)より少ない門数にしてましたが控えめに直されてもまだ5〜6基表記しか。大和ですら12.7cm高角砲を×12基積んでいたのにそれより減るはずもなく。というか副砲全廃止で搭載量に余裕あるので可能ならそれ以上に増やすと。

 艦娘にする場合はベース設計大和さん艤装として、あまりに寸詰まりすぎデザインに余裕がなく艦体の可動部も仕込みにくいためAGPですら砲塔こそよく動くものの艤装の自由度がいまいちで写真でもあまり見かけなくなっているという。せめて金剛改二くらい分割可動部でも入れて全長を伸長、上から見て正方形でなく幅そのままの長方形に近いボリューム持たせたほうが配置自由度も高く。

 主砲塔3基は同タイプのマウントにしても、背中の第三砲塔が角度限られ全門同時斉射できない構造欠陥なのでねんどろいど版のようにリフトアップか、せめてもう少し背中側に基部を張り出して真後ろに水平射撃できるように伸長(可能ならそこから基部のアームでオーバーハングして頭上越し正面射撃)。これで実際の艦が同航戦なら3基とも向けて砲撃できる状態が可能に。

 10cm連装高角砲は例によって「シールド砲架型」では見栄えと旋回・防御性能悪いうえ大和の12.7cm高角砲と外見上の差異が少なくぱっとしないため、秋月用の「砲塔」(※艦これでいう秋月砲の見た目)採用が最重要。
 重量とスペースに余裕さえあれば上位互換。A型改3砲架は「甲板に据え付ける一枚板の盾のみ連装砲架A型(初期)よりはまし」というだけで砲塔の機構自体積めるなら当然そちらのほうがよく。
 ちなみに10cm連装高角砲(砲架)は砲身〜砲尾まで剥き出し・左右のスペース(真後ろは無人・右が信管手・左が旋回手・射手)に申し訳程度の箱状装甲板で波と破片避けを付けただけ(機銃掃射は完全に防ぎきれず)。初期仕様がA型、A型改1(大淀用)は砲塔のようなスリットの付いた前面装甲板(でも紙装甲)あり・半砲塔のように基部もあるのも特徴。砲尾側は非装甲の開放型でノーガード(リアル妖精さん射手・操作要員+必死に走り回って弾薬運んだり伝令伝えて作業するため)。A型改2は後期の改良型で大鳳に搭載、ほか陸上でも運用
 A型改3が「戦艦」信濃用、空母(※調達できず12.7cm連装高角砲×8)に変更されたため詳細不明・おそらく重量との兼ね合いで大和搭載12.7cmのような全周シールド(ださい)になったという推測。
 「砲塔」の場合は揚弾機から装填楽でスペースに余裕も多少あるので効率化図れ(砲架は旋回だけ発動機・ほか弾薬運びから装填照準まで全部人力)、動力も大型で機敏に旋回とある程度の装甲も確保できるんですが、全体での重量が嵩む(奥行きも砲架の2倍・幅1.5倍くらい)・大規模改装工事が必要とやっつけで大和型の高角砲位置にそのまま載せるのは無理だったという。
 基礎設計こそ大和型準拠とはいえ一から設計した紀伊なら余裕があるため常識的に考えて砲塔。おまけに51cm砲発射の爆風では高角砲も密閉型砲塔でないと、シールド(背面剥き出し)では退避したところで構造物からの反射だけで人が吹っ飛んで大惨事になる可能性が。三式弾ぶっ放す段階で艦内に戻っていたら肝心の対空迎撃が出遅れるという。あといちいちバケツリレー式に弾を運んでくる砲架では史実のように弾幕に切れ間が頻繁に。
 艦橋構造物上部の4基だけは被弾爆発したときの周辺耐久性的に給弾室と揚弾装置がない砲架シールド付きでもよさそうですがデザインの事情で混ざると見た目的にちょっと。

 艦娘の大和さんの場合は実装がゲーム初期だったため共通フォーマットがこなれておらずファッション重視で、未改造が対空火器皆無、大和改で12.7cm連装高角砲×6(実際の大和最終12基)・20mm三連装機銃×4基(同52基)だけという…非常に貧弱。
 ここ一年ほどの改二や新艦はしっかり砲門数や対空火器の有無はある程度省略はあってもこだわっているため、紀伊も長10cm砲塔は可能な限り盛って欲しいところ。
 あと艦娘の主砲は砲室だけで下部揚弾筒なしでも平気で謎装填してるので長10を全部砲塔にしてもデメリットなし。いちいち艦内通路で弾を運んだり弾薬庫へ誘爆しないため実際の艦と比べたらすごく安全。なので大破しても脱げて焦げるくらいで済んで撤退できるとも。誘爆轟沈しそうな魚雷満載の艦は五体満足で生還できてるのも謎ですが。

 大和改の基本準拠で秋月砲を両舷各3基(詰め込まず広め間隔と張り出し・もしくは小甲板増設で)+前甲板の副砲位置2基で合計8基。元々大和さんの艤装は副砲が前後に1門ずつあったものを艦体左右分割で両方前方に載せているため、ここを2段(甲板と主砲軸巨大ナット付近)にして2基ずつ+後方2基か、主砲塔マウントをもう少しせり出して回転に干渉しない部分に甲板造形してそこに左右2基ずつ追加すれば史実計画の全12基満たすことに。帝国海軍最後の戦艦なのでもう省略せず載せて欲しいところですが。

 あと艦娘本体的には巨女枠はもう大和と武蔵で間に合ってるので、大和さん(263m)と大差ない大鳳(260.6m)があの小柄さ・艦齢0ということもあり、戦艦も一隻くらいは大鳳くらいの外見年齢設定に超巨大艤装というギャップを狙ってくれても(個人の感想)。
 服装的には大和さん制服タイプの流れとして基本デザインそのままでアレンジ、姫袖やだぶ袖で一見駆逐のようなかわいい系にまとめてもらえると大変嬉しく(個人のry)。清霜が「やっぱり駆逐艦でも戦艦になれるんだー!」とキラキラした目で見て本人困惑してそうな感じに。
 流れ的に絵師はしずま氏が濃厚ですが、新規絵師なんて冒険されても困るのでもしくはフミカネ氏だと最終形態的な全盛りフル武装も得意なので理想なんですがしずま氏でも搭載砲塔数だけちゃん描き込んでもらえれば…

 米艦は嫌いまではいかないんですがそこまで興味もないので…1/6ログ未実装艦にまとめてありますが残る艦艇で何としてでも実装して欲しいのは紀伊だけ。未成?でもさすがに五十万トン戦艦H44は計画というにも無理すぎるので。紀伊は資源と時間さえあれば完成させられた範囲。

◇1/25(月)

深海棲艦と米艦その他の考察あれこれ(常識的な世界情勢準拠)以下格納(開閉)

・たまに艦これ板にも着ぐるみスレ立ってますが人によってピンキリで…ヒメインで活動されてる夕立時雨の方が飛び抜けてクオリティが高く。
 ちなみにヒ全般ですが縮小表示されてるので画像のURLをコピー→別タブでアド貼って末尾のjpgに「:orig」を追加するとオリジナルサイズで表示されます。定番ですがたまに見るだけだと気付いてない人も。

◇1/16(土)

・いつものどうでもいい考察長文、艦娘の戦闘距離と存在意義
 光線級スレで貼られていた照準可能距離概念図(人間:高さ1.7m→地平線まで5km・光線級高さ3m見通し距離(+6km)11km・重光線級高さ20m見通し距離(+16km)21km)が、艦娘も人間サイズなため全高1.7m以下で同等の直線距離。
 これを参考にすると実際に艦娘が交戦する距離が物理的大きさと地理の制約から逆算できることに。

 ※艦娘の戦闘距離や兵站戦略等考察(長文すぎたので以下折り畳み)←クリックで開閉格納

◇1/12(火)

・また恒例の長文、何度目かの紀伊について長々語り →過去ログ12年後半
 以前の「幻の超大和型戦艦」プラモ(※追記、後日艦NEXTが出たためこちらは旧キット)は金型流用の都合で超大和型というより改大和型ver1.5的な仕様しか出てないためFトイズ製の艦船キットが最新考証版。
 艦艇プラモは長年固定層のマイナー向けだったため開発予算も限られ細く長くが基本、数十万〜数百万の金型をそう気軽に作れるはずもなく近年CADや3Dプリンタで手間削減できてなんとか新規金型の敷居が下がったような気もする程度が現状。そして艦これ効果でこの特需を逃したら企画通らないから今のうちという感じで先行投資的に各メーカー乱発しているのがここ数年。
 フジミ製プラモはブーム以前のため、1.大和の金型流用のため艦体サイズが同一。2.同じく金型の都合で新造は差し替え用の追加ランナーに限られる(というか大和のパーツ全部入り)。3.スタッフ=最古参マニアだけに細部再現は徹底していても未成艦とか資料ない物体はよく判らない(なので去年まで数十年出せなかった由良)。4.要望多かったから作ってみただけでガチ検証する予算と意欲がなかった…という感じであんな妥協案に。

 そのためフジミ製は超大和型なのに超してない大和の艦体、とりあえず主砲塔を紀伊のシンボル的な51cm連装砲に載せ替えてみるという妥協。長10cm連装高角砲…は艦橋周辺の基部を大和最終艤装から金型流用するとスペース的に載せられないため12.7cm高角砲と同じシールド(空母信濃用のA型改3・計画のみで想像図)タイプ、外すのも面倒だったか全盛りのほうが喜ばれると思ったのか副砲すら撤去せずそのまま搭載、針鼠の機銃座群もそのまま。
 そのため出来上がったものは「大和に詰め込んだため主砲塔が46cm砲準拠サイズのままで若干小さい」「同じく長10を12.7と差し替えでシールドにして詰め込んだため見た目の差異があまりない」「結果、遠目には主砲の本数が減っただけの大和に見える」という結果に。
 1/500は最初から基本大和最終で46cm三連装砲→51cm連装砲・12.7高角→長10シールドに載せ替えただけ、1/700はパケ絵イメージでは長10砲塔なのに実際の制作時コストで断念したのかキットはシールド砲架というあんまりな…。先に刷ってしまいパケ絵差し替える予算もないというこの界隈では間々ある話で。

 その点おなじく艦体こそコストの事情で流用でもスタッフが変態的にこだわって検証したのが2005年の連斬シクレA-150計画の紀伊。元々分割トレフィグ式だったため細かいランナー分割が幸いして差分増やせた模様(+当時映画のスポンサー出資で開発費支援あり)。
 ただ「護衛艦艇が排除するため重いだけで使わない中距離・中型艦以下用の副砲は外す」は間違ってないんですが…なんでそこ何も載せずに長10×12基を集中配備。しっかり長10を秋月型の砲塔で造形しているのにこれだけ急造感丸出しで惜しすぎるという。射撃指揮装置の割当と距離的には確かに妥当なんですがあと一歩デザインに面白みを…

 そして2014/10/20に発売されたFトイズ製艦船キットコレクション「戦艦大和の生涯」(※完売)の超大和型七九八号艦(1/2000)が最後発・最新考証仕様の超大和型。
 このメーカーも変態企業(褒め言葉)で小スケールなため融通も効いて、こちらも立体金型でコスト掛かる艦体はともかく艦上構造物ほぼ新造するというこだわり、一番気に入っている紀伊の立体モデル。

 計画通り再現すると艦体も大和の2〜3割くらい大型化していて差異が図れるんですが、どこでもつきまとう「金型コストの事情で流用」。最大サイズなうえ他艦に流用できず金型の減価償却も厳しいという。あるとすれば超戦艦が暴れ回る仮想戦記の類が映画やアニメ化したときコラボ商品程度、数年前までアルペや艦これのヒットなんて予測不能な時代だったのでそんな冒険はできるはずもなく。
 @wows未成どころか架空艦平気で投入してるので紀伊も実装されたらトランペットあたりからワンチャン。ただ元から資料少ないのに海外で日本語不自由ではプラモ参考にしてしまい長10シールド式にされる恐れがかなりorz

 51cm連装砲も本来は「何このデカい主砲」となるところがこちらも大和サイズに合わせたバランスに造形したため46cm砲身より微妙に太く長い程度。モデルでしょぼく見えるのは実質主砲塔全体が縮小されているため。単純に砲身だけ太くすればいいという物でなく手動装填できないため設計中だった新型自動式揚弾装填機構や各部の強化・必然的に51cm防御施すと一目で判別付く程度に大型化すると思われ。
 長10cm連装高角砲も最新考証版は空母用の砲架A型改3(シールド)と違い動力・給弾・装甲に余裕のある秋月型用「長10cm連装高角砲塔A型」と、理想のデザイン採用かつ左右5基+前後の副砲位置で現用艦に通じる配置。
 ただ集中配置も余裕のある超大和型だから甲板や上部構造において盛大にぶん回せるわけで(12.7のような旋回遅い欠点なしで機敏)、縮尺再現して大和に置くとスペースが足りず衝撃波半径考えると銃座近くに設置する余裕もなかったという感じで。
 51cm砲も口径+5cmは単純計算で微妙に増えたどころではなく破壊力と質量は桁違いに跳ね上がって…当たりさえすればバイタルパートでも無関係にあらゆる戦艦を一撃大破・高確率で撃沈させられる物体。三連装51cm砲にすると最低全長400mは欲しいトンデモ仮想戦記になるので非現実的として、連装二門遅延発砲でも…たぶん急造の単装や連装機銃は衝撃波で薙ぎ払ってしまうため前部と後部にシールドなしでは機銃座盛れないとも。機銃座要員は出番まで退避にしても細かいパーツ歪んだり弾薬箱吹き飛んでそうな。
 その結果Fトイズの採用案では中途半端に載せるくらいならシンプルなデザインと判断したか細かい機銃なし、どのみち牽制程度で当たっても落ちなかった例すらあるくらいとまあなくても…といった感じでこうなったと。実際建造されていても運用してみないことには最適な配置判らないので「超大和型戦艦(紀伊型)一番艦紀伊(竣工時)」としてのモデルならおそらくこの姿が最も正解に近いと。

 そんな紀伊の魅力は、余裕さえあれば建造され帝国海軍最後にして最強の戦艦になっていたという最強厨的な立ち位置、文字通り一撃必殺・大艦巨砲主義を形にしたような主砲(三連装で積めないような物体を一門減らしてまで載せるという火力全振りな浪漫)、秋月型防空駆逐艦(長10連装×4基)3隻分の長10砲塔ガン積みという後期の艦載機に対応した対空特化、最強の主砲と対空要塞を兼ねた超々弩級防空戦艦という浪漫の塊。
 存在意義が「一撃必殺・防空特化」というシンプルさからくるバランスと、主砲と並んで特徴の長10砲塔多数を全方向に向けて警戒体勢できるこのまとまりが好きな人にはたまらないシルエットに。
 大和は本来「最大の巨艦でなく46cm三連装砲を積める最低限界のコンパクトさ」をコンセプトに設計されたため確かに密度的には大和のほうが重量感がありますが見た目は個人の好みの問題なので。
 まあ史実の末期は大和型打ち切りどころかそもそも空母以前に駆逐が足りないという惨状だったので…そんな余裕どこにもなかったんですがifで航空全盛前に完成していたら米海軍びびってモンタナ級量産→超弩級殴り合いもあり得たかもしれない世界線が。その場合絶対波状攻撃に物量ですりつぶしにきて個艦として最強でも戦略的にはどのみち…
 仮に完成していて途中で米最新鋭艦を鹵獲でCICやレーダー技術パクる→ミサイル登場世代までに航空機を防空艦で叩き落としまくれば、攻撃機が輪形陣抜いても長10針鼠で防いで沈まない・アウトレンジの真価を発揮して空母群に迫って沈めまくる、艦隊決戦に殴り込み掛けて戦艦相手に無双…というまさに仮想戦記的な活躍もスペック的には。そしてその先までとことんやらかしてしまったのが紺碧とか鋼鉄の世界w
 押しよせる敵攻撃機を「たかが一門の砲でry」をあそこまでいかなくても×12基で撃墜、航空攻撃通じず当たったら最後の巨砲を放ってくる超弩級戦艦を沈めるとなると米軍でも艦隊決戦は避けるレベル。

◇1/8(金)

Iron(個人情報集めないchrome)の広告ブロックをadblockからギガジンが勧めまくっていたuBlock Originに変更(マイリスはadbの物そのまま流用可能)。
 実際想像以上に快適、adb迂回仕様の広告も容赦なく範囲とカット。おまけにソースから発掘しなくてもGUIでごっそり削ったり外部読みに行っているドメインカット出来たりと使い勝手が良く知名度は低いものの上位互換、乗り換えても不自由なし。負荷の少なさ売りにしてますがそれより最初は戸惑うものの一通り把握すれば使いやすいインターフェースが魅力。
 ただ範囲指定はjavaオンにしてないと機能しないのでjsoffも入れたらボタンでオン/オフ切り替え出来てすごく便利に。重くなるのでリスト購読せず自前マイリスのみで使ってますがしつこい広告までさっぱり駆逐。


◇1/6(水)

・艦これ未実装艦 →wikipedia:大日本帝国海軍艦艇一覧
  ※大正〜八八艦隊計画以前のWW2未参加旧型艦・艦砲未搭載・補助艦艇以下サイズ/非戦闘艦は除外

 運営が実装予定と明言:大和型戦艦三番艦/空母「信濃」 超大和型戦艦一番艦「紀伊


 まだ未実装の駆逐艦姉妹艦:
 睦月型「12夕月」    特T型「6東雲・8白雲」   特U型「3朝霧・4夕霧」

 初春型改「6夕暮」   朝潮型「7夏雲」   陽炎型「7夏潮・8早潮」

 夕雲型「7大波・8清波」

 神風型(※旧型)「6追風・7疾風・8朝凪・9夕凪」

 完成艦/実戦投入:
 大鷹型軽空母「3冲鷹」 改造軽空母5「海鷹(あるぜんちな丸)」

 香取型練巡「香椎」 旧戦艦/工作艦「朝日

 水上機母艦「(旧型)若宮」 水母/給油艦「能登呂

 峯風型駆逐艦(※旧型/12隻+改峯風型3隻) 樅型二等駆逐21隻・若竹型8隻

 秋月型「5新月・6若月・7霜月・9春月・10宵月・11夏月・12.満月(未成)・13花月」
 +他名あり未成艦26隻 ※うち7隻は改秋月型

 海防艦(建造中未成含め181隻):
 甲型×55[占守型×4/4(完) 択捉型×8/14 御蔵型×6/8 日振型×6/9 鵜来型×20] 丙型×59 丁型×65/67

 松型※通称雑木林「5桑・6桐・7杉・8槙・9樅・10樫・11榧・12楢・13桜・14柳・15椿・16檜・17楓・18欅」

 橘型「1柿・2樺・3橘・4蔦・5萩・6菫・7楠・8初桜・9楡・10梨・11椎・12榎・13雄竹・14初梅 +未成9隻+中止33隻」

 潜水艦:各タイプたくさん、伊号(伊1〜伊506※欠番あり、未成含み128隻)・呂号(呂20〜呂501※59隻)・波号(波101〜201で21隻、+未成30隻・計画40隻)

 その他未成艦:
 空母/改鈴谷型重巡「伊吹」 天城型巡洋戦艦/赤城型空母「天城」 雲龍型空母「笠置・阿蘇・生駒・鞍馬」

 大淀型軽巡「仁淀」 香取型練巡「橿原」 明石型工作艦「三原・桃取」

 鷹野型給油艦「鷹野・潮見・高浜・大須・大間・竜舞・塩瀬」

 ※番外、加賀型戦艦「土佐」 戦艦「三笠」※筆頭武勲艦/現存

 艦名未定の計画艦:
 大和型戦艦(四番艦/111号艦)駿河? 改大和型戦艦(797号艦)近江? 超大和型戦艦(二番艦/799号艦)尾張?

 金剛代艦型戦艦 改大鳳型空母×5 G14型空母×2

 B65超甲型巡洋艦(超甲巡)×2 改高雄型重巡×4 改利根型重巡×2

 改阿賀野型軽巡×7 815号型軽巡洋艦×4 J-27潜水母艦×3

 改秋月型駆逐艦×7〜16 改夕雲型駆逐艦×8(山雨 秋雨 夏雨 早雨 高潮 秋潮 春潮 若潮)

※追記:その後実装され除外
 :陽炎型/6親潮 特U型/5天霧・6狭霧 神風型/1神風・2朝風・3春風・4松風・5旗風
  特T型/7薄雲・10浦波  初春型/5有明 朝潮型/8峯雲  睦月型/6水無月
  夕雲型/5巻波・9玉波・10涼波・11藤波・12早波・13浜波・15岸波・16沖波・18秋霜
  秋月型/3涼月・4初月・8冬月 白露型/8山風※全姉妹艦コンプ

  海防艦:1占守・2国後・3八丈・4石垣 1択捉・2松輪・3佐渡・7対馬・9平戸・10福江 1日振・2大東・3昭南 1御蔵・6屋代

 松型/1松・2竹・3梅・4桃  丁型/第四号海防艦・第30号海防艦

  水母:日進・神威 潜水母艦:迅鯨・長鯨  大鷹型軽空:1大鷹・2雲鷹・4神鷹(シャルンホルスト)
  潜水艦:伊47・伊203・伊400   他:特務艦宗谷

 実装済みの艦より強力な艦は信濃と紀伊だけ。発展型未成主力艦の残り艦名は候補案。
 ローテ要員で役に立ちそうなのは雲龍型の未成四姉妹、4スロ仁淀、伊402くらい。潜水武勲艦は伊10・伊27・伊38・ネタ的に伊33あたりは来てもいいと。

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